ご来店ありがとうございます。舶来屋は薬事法を遵守し名称および効果効能を一切表示致しておりません。商品名を表示したり「育毛」や「ダイエット」等と表記することは薬事法第68条「未承認医薬品の広告禁止」違反となります。



薬・医薬品の個人輸入代行業



[個人輸入代行ホーム] [よくあるご質問] [価格の問い合せ] [商品のご注文] [特定商取引法表示]


個人輸入代行の『舶来屋』がお薦めする「 医療 」関連の書籍をご紹介しています。


著書名 医療の限界 (新潮新書 218)
著者名小松 秀樹
出版社 新潮社
ASIN 4106102188
装丁 新書
価格 ¥ 735
感想文概要:医療が直面する壁
本文: 「医療崩壊」の著者による新書。
 大病院の部長という重責を担いながら、講演活動や執筆活動に取り組む著者の主張が前作に比べて解りやすく書かれている。その論調は医療をとりまく、患者意識や報道、死生観に焦点が絞られており、社会論のような様相を呈している。
 医療崩壊の要因は既に多数論じられているが、その大元として、著者は患者と医療の齟齬を上げている。これをなるべく少なくするために、もしくはその齟齬を明らかにするために、国民的議論を提唱している。

 主観的感想だが、医療が直面している壁、医師不足、患者意識(消費者意識への変質か?)の変化や報道の無責任などは、医療のみならず、日本社会が抱える行き詰まりそのものであると思える。医療崩壊は国民の生死を分かつ重大問題なのに、社会が対応できない。社会が機能不全に陥っている現状をまざまざと見せ付けていると思える。
 医療崩壊を画期として「報道の責任」や「患者の倫理」が認識され、医療に対して、医療従事者とともに報道や患者・国民の社会的責任が立ち上がってくることになればこれほど素晴らしいことはないのだが・・・。

 楽観的すぎる感想を述べましたが、医療問題に留まらない内容を含んだ著書です。

概要:医師サイドからの反撃
本文:医療事故についての、医師側から見た意見が書かれているとみていいだろう。


本書で強調されているのは、医療というものが完璧に安全で、必ず死から救ってくれるものだというのが幻想だということだ。
医療というのは性質上、患者の体を傷つけるのだから、必ず危険があるのだ。

そこを無理に完璧な安全を求めるから、やむを得ないような結果まで、患者が死んでしまったならば過失致死に問われたりしてしまう。
そんなことをやっていたら、医師になるものは誰もいなくなってしまう。
今の司法で起きているのは、国民の単純な感情への迎合である。

今の医療の体制にも大きな問題はある。
医師の教育などには特に改善されるべき点がたくさんある。

だから今の医療崩壊をなくすために必要な組織改革と法改正と国民の認識の転換が急務である。


我々の持つ「医療への過度の期待」が大きな問題をはらんでいることがはっきりと見えてくる。
メディアではあまり取り上げられない医師の声は貴重だ。

ただし、ところどころ医師の側に偏りすぎではないかという意見も見られる。

あと、名前を借りるためでしかないような、あまり意味のない引用もやめた方が良かったような気がする。

しかし、医療問題を考える上でコンパクトにまとまっている本であることは間違いない。

概要:医療と人生について考えさせる良書
本文:『医療崩壊』には及ばないが、今の日本の医療が抱える深刻な問題を分かりやすく論じた良書だと思う。特に本書は、「医療の限界」、つまり、「人は必ず死ぬ」「医療は不確実だ」ということに焦点を当てており、読者に自分を振り返ることを促す内容になっている。

10年ほど前、近藤誠医師の『患者よ、がんと闘うな』を読んで、「よく生きるためには、死を受け入れなければならない」ということを痛感した。本書は、日本人の死に対する心構えのなさが、いかに医療をゆがめ、崩壊の危機を招いているかを、わかりやすく説いている。司法への批判も、的を射ている。

一般論として、ものを論ずるとき、各人が自分の立場を擁護するのは当然だ。それをタブー視したら、言論の自由は死んでしまう。本書は、医師によって書かれたにもかかわらず、よく客観性を保っている。医者や病院が治療の失敗をごまかすことは、過去にしばしばあったし、今でもあるだろう。著者はそれを認めつつ、解決策を提示している。批判は、具体的にするべきだ。「旧弊な医師はやめさせて、新しく民主的な医師を養成すればよい」というような案は、まともな頭の産物とは思えない。

今でも、患者の言うことになかなか耳を傾けない医者に不満を抱くことはあるが、近年、医者の患者に対する応対は、目立って良くなったと感じる。にもかかわらず、医者への攻撃は、かえって強まっているようだ。本書への論評を読むと、私には、多くの人が自分の一番痛いところを突かれていきり立っているように見える。

著者は、さまざまな本を引用、紹介していて、いずれも著者の思考過程をたどる上で興味深い。

最後に一言、割り箸事件の原告は、単に「医師の責任の有無」を争ったのではない。男児が死亡したことに対して9000万円近い賠償金を要求したのだから、医師に少しでも責任があれば、過失相殺が問題になるはずだ。


概要:残念ながら、前著から進歩無し・・・
本文:前著『医療崩壊』のマイナーアップデートです。
前著には★★★★をつけましたが、1年後に出版された本書には★★2つです。
理由は単純。「進歩が無い」からです。

幸運にも前著と本著の発行の間に著者の講演を直接聴く機会を得ました。
講演も踏まえて、本書を読むとよく分かったのですが、著者の考え方の根底には何やら、本当の「医療正義」とは無関係な何かが見え隠れします。

医療はあくまで、患者の生命・健康を守ることが、第一義です。
無論、それは患者(=病客)のあらゆる注文に応える事とは似て非なるものです。
患者の言うことなら、何でもカンでも聞けばいいものではありません。
ただ、そのことが患者や患者の家族が医療に「期待してはいけない」ということにはならないはずです。

事実、私自身、現場の医師達は、社会的に「いじめられた」から声を上げだしたのではないと思っています。
医療政策や医療を取り巻く風潮が、医療を歪め、その実害が正に「患者に」及ぶようになり、
医者個人の「努力」だけでは患者を守りきれなくなってしまった、責任を果たせなくなってしまった、からこそ医師達が発言しだしたのが実態です。

医療に必要とされているのは、第一に「患者を守る」システムであり、「医者の免責システム」ではないはずです。
そういう意味で「医者を責めれば、患者を守るシステムが構築できる」と勘違いしているマスコミや警察の発想は本末転倒です。
しかし「免責システム」があれば患者を守れるかと言えば、やはり答えはノーです。

東大を卒業し、虎の門病院にお勤めになっている著者は「医師免責システム」を構築し絶対に自分に火の粉がかからない環境を目指しているのでしょう。

医者を責めれば医療が良くなるとは思いません。しかし、医者が取るべき責任から逃げ出しても、医療は良くなりません。
講演会で飽くまで「免責システム」を主張する著者に、私は医者として違和感を覚えました。

概要:治療前に現実的リスクを知り、心構えする
本文: 医療=いかなる事態が治療中に起きても、その危機を回避でき、それができない場合は医療過誤として医療従事者が多大な責任を負う。
 司法・メディア(世論)・患者とも、これが常識として刷り込まれているが、医療従事者からすれば、毎回不確実な自体に備え対処し続けており、ミスでなくとも患者の期待する結果が得られぬ場合が往々にしてあるのが実際のところ。
 その不確実の結果を、現在のように医療従事者個人の責任とするのではなく、不確実因子を少しでも減らす為に、その原因をフィードバックしたシステムを構築し、犯人探しゲームはやめようとの主張に大いに賛同した。
 著者の勤める虎ノ門病院では、その方向で努力されており、情報公開、調査委員会、医療安全推進委員会、報告制度などにより担保されている。
 公的病院であるからこそできるのだろうが、医療費予算の分配を、このシステムや患者と医師が対立しない補償制度に費やすことなく、開業医に偏った現状のままであれば、「立ち去り型サボタージュ」は減らず、米のように医療は金持ちだけが受けられるもの、になるのではないかと危惧する。
 世論が誤った選択を続けないよう、広く読まれて欲しい本の一つだ。

著書名 医療崩壊―「立ち去り型サボタージュ」とは何か
著者名小松 秀樹
出版社 朝日新聞社
ASIN 4022501839
装丁 単行本
価格 ¥ 1,680
感想文概要:「医療と患者の齟齬」
本文: 「医療崩壊」が社会問題であることを決定付けた本。
 大病院の現役部長が執筆したことで、「現場から発言する医師」が台頭する契機ともなった。今更ながらレビューを書くのはためらわれる記念碑的著作であるが、今から「医療問題」を考える人は一読されることをお勧めします。入門書としてはアクが強いですが。
 
 本書の結論は「医療と患者の齟齬」を何とかしないと医療崩壊は止まらないということである。 医療問題をかじった者なら、つい、「医師を増やせ」、「診療報酬の引き上げを」と具体的な要求に走りがちであるが、著者はさらにそれらの政策を可能にする「世論」を形成するにはどうすれば良いかまで踏み込んで提起をしている。
 「医療と患者の齟齬」の原因についての推論も、報道や死生観などを踏まえて広角に論じられているが、著者の社会認識はかなり厳しく、展望も厳しく捉えている。正直、悲観的な気分になる印象もあるが、軽い希望よりはよほど、現実の役に立つ視点を与えてくれる。
 
 部分的には開業医をなみするような記述や、リーダーを求めるような記述は違和感も感じるが、それらを含めて極めて率直な本である。
 責任ある立場の医師が実名で語る覚悟の本であり、そういった部分も含めて一読の価値が間違いなくある、と思える。

概要:医療崩壊への解決策を提起した、熱のこもった名著
本文:「はしがき」によると、本書は「研究でも評論でもない。第三者的意見ではなく、現場の医師としての立場の意見である。危険な状況にある日本の医療を分析し、崩壊させないための対策を提案した」とある。そのように読まれるべきだ。

医療訴訟が多くの医師の士気を損ない「立ち去り型サボタージュ」を招いているという著者の指摘には、納得がいく。「日本全国で、勤務医が、楽で安全で収入の多い開業医にシフトし始めた。今、日本全国の病院で医師が不足している。小児救急は全国的に崩壊した。産科診療も崩壊が進行している。」 (p.158)

本書は、意見を述べる書、言い換えれば論争の書である。こうした本を読むには、まず、その論旨を把握しようとするのが、基本的な作法だろう。「言い訳しようとしているのではないか」「人を見下しているのではないか」「何か裏の意図があるのではないか」などということに気をとられながら読むと、全体として何が書いてあるかわからなくなる。それでは、何万冊読んでも得るものは少ないだろう。

著者は、医師の「情」が医療崩壊を招く大きな要因になっているということを、冷静に述べている。その「情」を述べた部分に触発される医師が多いとしても、「だからこの本に「理」をぶつけるのはほとんど不可能だ」としたら、読者が「理」をぶつけるためには、著者は自分が「理」と信ずることの一部を書かずに済まさねばならない。日頃、「情」に支配されていると、他人の言葉にも「情」しか見えなくなりがちだ。いきり立たずに、考えてみてほしい。

まともな読書もまともな言論もなかなか行われない、わびしい現状の中で、「言霊のくに日本の問題解決能力に期待して努力を続けたい」(はしがき) と述べる著者に敬意を表し、心から声援したい。


概要:全ての国民に向けた問題提起
本文:日本でも社会問題となりつつある医療崩壊について、臨床医の立場から問題点を整理し、行政的な解決策を提示した本。問題の社会的重大さに比して、現場をよく知る医師によって書かれたこうした本はまだまだ少ないだけに、日本の医療システム問題を考える上で貴重な書である。私は医療関係者ではないが、そうした一般の人々がこの問題の現状を理解するにもためになる本である。

本書は特に、医療ミスに対する医療関係者の刑事的・民事的責任が非常に大きくて曖昧であることを問題点として大きく取り上げている。こうした問題は、特定の分野において医療従事者を確保することを困難にしたり、関係者が萎縮することによって医療の質を下げる恐れが大きい。医療ミスの問題は、医療・警察・司法・行政の問題が絡み合っており、現行の法体系に基づく個別事例の裁判というミクロ的な方法では社会全体にとって望ましい基準が作られるとは期待できない、という著者の主張は説得力がある。

本書の後半では、病院と診療所の診療報酬の格差問題、イギリスの医療崩壊やスウェーデンの補償制度、大学・医局の問題、厚生労働省の問題にも触れており、医療システムの問題を俯瞰するために有用である。

本書は豊富なケーススタディーに支えられている反面、マクロ的なデータによる裏づけや、財政面を考慮した医療システム全体の資源配分の問題については十分な言及や分析はなされていないように感じた。診療報酬の問題に関しては筆者の日本医師会に対する遠慮も感じられる。しかし、本書はあくまで一臨床医による考察であり、こうした点は必ずしも本書の価値を下げるものではないだろう。


概要:医療現場に、絶滅したはずの「知識人」がいた
本文:これは、すごい名著で、大感動。
これほどの素晴らしい本が、ノンフィクション系の賞をなぜ取らないのかな。(いや、私が知らないだけで取っているのか?)

著者は現職の泌尿器科医だが・・。それとともに、社会に対して、自分の専門知識と、自分が蓄えた幅広くて見識高い学識を元に、自分の意見を強く主張していく、真の意味での「知識人」だ。(嫌味なく、ちらつかせる、文系的教養も素晴らしくかっこいい!) 

こんな立派すぎる「知識人」が、日本にまだ、いたとは・・。渡辺淳一とか、医者出身の作家たちは何してるんだよ。あんたらが、やるべき仕事だろう、こういうのは。「ボケちから」だかなんだか言ってる場合じゃないだろう。

この本の主張は、本来十分な予算を与えられていない医療の現場の人々が、「被害者に同情的すぎる」マスコミ、警察、検察などに、「本来、個人が責任を取ることはできない、システム的なミス、人員的に必然的に発生するミス」にまで、過大な責任を取らされ、刑事被告人にまでされていることに恐怖を感じ・・。

そういったリスクが高い、外科や産婦人科や小児科、総合病院の現場から、どんどん逃亡していっているというものだ。

彼らの逃げ場は、開業や、民間クリニックでの勤務だ。そして、彼らに逃げられて、ますます人員が少なくなった総合病院は、さらに運営が苦しくなるという、悪循環。
おそろしく説得力がある筆致であり、そしてこの国の医療の将来が恐ろしくなる。

医師等を攻撃する人々は、「過剰な安全幻想と不老不死願望」をもっているが、著者は「医療は、本来的に人体に侵入的なものであり、必ずリスクを持っている。そして人間は必ず、死ぬものだ」という。

この本は本来、検察官向けの意見書として書かれたという。

また、最後の章は「新聞記者などのジャーナリストたちは自分で考えておらず、空気のような『世論』しか書いていない」というジャーナリズム批判であり、編集担当の朝日新聞社の編集者と大議論となったという。
「編集者と対立した」という経緯を、そのまま著書に書けてしまう、著者の覚悟と迫力もすごい。

是非、著者の意見が、この国の医療の将来を変えるために、受け入れられてほしい。


概要:自分自身
本文:自分の顔がはがれても

以外に他人の顔がそこにあったりするよ

血液型と生年月日で人を理解してるような人間がいる現代

本当に頑固になる必要があるか

立ち去った跡に残った物こそ謙虚になればいい。

そうすればもっと肩から力を抜けるシステムになる。

著書名 <業界の最新常識> よくわかる医療業界 (業界の最新常識)
著者名川越 満, 布施 泰男,
出版社 日本実業出版社
ASIN 453404044X
装丁 単行本
価格 ¥ 1,365
感想文概要:入門書としての価値は高い
本文:ほんとうに片隅だと思いますが、医療業界で仕事をしている身として、振り返ってみると病院、あるいはそれを取り巻く環境をあまりにも知らなさすぎると思い、入門書の意味合いで購入。案の定自分の無恥さを改めて知りました。医療業界を取り巻く、流行りの言葉、基本となる業界が詳しく記載されている。MRとかまったく存在意識したことなかったなぁ。また最近の政府の動向も改めてイメージがつかめた気がします。客観的に見た、IT化、電子カルテ化のメリットも見直せた気がする。入門書としては最適だと思います。病院の方々と接する機会のある人は是非一読しておくべきだと思います。

概要:網羅性は評価できる
本文:医療をとりまく様々な情報・知識を幅広くとりあげてくれている。たしかに医療の矛盾については語られていないかもしれないが、医療業界とは何かを勉強し始めた入門者にとっては参考になる記述が随所に盛り込まれています。医療現場で働いているのか、医療制度の問題に取り組むのかでは、まったく思考スタイルが違うので一概にこの本がいい悪いは評価できないと思います。

概要:丁寧に作られているが、真実に迫ってはいない
本文:本書は医療業界を浅く広く解説している。また、丁寧に作られた本だとも思う。

大雑把に医療業界を把握するには適しているが、業界にいる人にとっては少々物足りないのではないかと思う。

ほとんどがオモテの話でウラの話にはほとんど言及されていない。

ウラの話とは何か?

一例をあげれば矛盾だらけで不自然極まりない医療行政の問題がある。
現在、医療業界を牛耳っているのは厚生労働省であることは疑いようもない事実だが、彼らについての記述はきれいごとで終始している。もう少し本音を書いても良かったのではないか?

現在厚生労働省が強引に行っている、1)院外処方の推進(年間3兆円以上の医療費増加を伴う)と2)ジェネリック医薬品の推進(医療費抑制を大義名分としている)という二つの矛盾する政策の真の理由については多少ぼかしてでも良いから書くべきではなかったか?

この二つの矛盾する政策はの本質は医療業界の二つの新興勢力、すなはち1)調剤薬局業界と2)ジェネリック医薬品業界に対するあからさまな利益誘導的な政策だということは多くの医療業界の人間が感じていることだ。

これらの矛盾した政策により厚生労働省の人達はすでにメリット(天下りなど)を受け始めているし、国民はデメリットを強いられている。

ただこの本について言えば、著者はいわゆる医療コンサルタントといわれる人達なので、このあたりの内容が限界なのかもしれないとは思う。

概要:業界人でもここまでは知らない
本文:私自身17年も医療業界に特化して関わってきたにも関わらず、今回の本を読んで知らない事の方が多いのには参りました。
あいまいに知っているという事と知って理解しているのとではビジネスにおいては天と地ぐらいの差があります。
この日本でも最も参入しにくいと言われている医療業界には金の卵が眠っています。これを掴み取るきっかけになる本だと思います。はっきり言ってあまり他の業界の人に読ませたくないですね。


著書名 誰が日本の医療を殺すのか―「医療崩壊」の知られざる真実 (新書y 180)
著者名本田 宏
出版社 洋泉社
ASIN 486248171X
装丁 新書
価格 ¥ 819
感想文概要:医療の現況・背景を知る啓蒙書として
本文:日本の医療崩壊の真犯人として「厚生省」を槍玉に挙げる人は多い。
特に、医師・医療従事者にはその傾向が濃厚である。(それ自体嘆かわしいが・・・)
確かに国家の根幹たる「医療」「福祉」の政策をミスリードしてきた罪は重いが、
官僚だけが国賊だったのだろうか?
中医協もしかり、医療政策機構もしかり、武見亡き後「医療政策」の背後で暗躍してきたのは、
製薬業界であり、医療機器業界であり、さらに言えば、政治的に発言力を強めてきた財界そのものである。
(むしろ、彼らの政治的努力には見習うべき要素もある。)

しかし、私はコミュニストではないが、「資本」の自由意志に政治の理念まで売り払ってしまったのでは、
国家経営は成り立たない。
天下りや口利きの甘言に欲望を委ねてきた官僚の失われた「理念」や「志し」という精神論を
無視するわけにはいかないが、では、医師や医療従事者は政治的努力をしてきたと言えるのだろうか?

医師・医療従事者が目の前の患者さんや臨床に心血を注いできた歴史は誰も否定しない。
(三流のマスコミ・ジャーナリストが訳知り顔で否定していることが腹立たしいが・・・)
しかし、気が付いてみたら、いつの間にか医療は国家予算の「お荷物」のレッテルを貼られてしまっていたのである。

「データが古い」等と揚げ足を取る向きは、さしずめ「新興福祉産業」(グッ○○ィル?)あたりの
人物だろうと勘ぐりたくなるが、医療が崩れた経過をレトロスペクティブに把握する上ではどうでも良いことである。

なぜ医療が崩壊しつつあるのか、なぜ医師が不足しているのか、分かりません、という無邪気な国民にとっては、必読の書とも言えよう。

著者はNPO法人「医療制度研究会」を率いており、物言う外科医としてご活躍されている。
医療へのさらなる提言を願い、心からエールを送りたい。

概要:医療への認識を新たにしました。
本文:一気に読みました。この本には、それだけの力があります。現役の外科医が日本の医療が抱える問題をずばりと、解説してくれます。

僕も、看護師の大変さには共感していましたが、医者は高給取りだしえらそうだし…みたいな偏見を持っていました。確かに、著者も医者の中に一種のスノビズムが存在することを認めてはいますが…日本の医療の現場がここまで悲惨な状況であるとは知りませんでした。

医療報酬は世界標準に比べて低く、患者の医療費負担は最も高く、医師や看護師の一人あたりの患者数は異常に多い。この不埒なまでの現状に怒髪天を衝く思いでした。

道路特定財源の一般財源化が決まりましたが、ぜひとも医療費へ多額の配分をして下さるように望みます。

僕自身、国家公務員のお肉系部門で働いていましたので、当直勤務あけのつらさはよくわかります。当直勤務明けの医師が引き続き勤務し、手術まで行っているのは同情する前に恐怖を感じましたね。とてもそんな精神状態でも肉体的な健全さもあるはずがないですから。

医療費亡国論も根拠のない暴論だと言うことが分かりました。しかし、自分が同じ目にあわない限り真剣には考えられないというのは、人間の悲しい宿命ですね。拉致問題しかり年金問題しかり、医療問題しかりです。たった180日で顕著な回復の見込めない者には、医療保険の適用が打ち切られるというのにはビックリしました。いかに自分が無関心であったか。

JRの事故にしてもそうですが、大きな神経的なダメージを負われた方というのは、根気よくそれこそ何年ものリハビリを通じて、わずかずつの回復を成し遂げてらっしゃいます。たかが半年で回復できるなら、リハビリなんて必要のないレベルの人しか救われないって事になります。こんな恐ろしいというかおぞましいことを、日本政府はしているのですね。

公共投資が雇用の創出につながるとか言うのなら、そのケインズ主義を医療業界に振り向けて欲しい。ハローワークには、看護師の求人が何ヶ月前の分からずらっとならんでいます。多くの人が建設業界から医療業界に移り、人手が足りるようになれば医療事故も減っていくことでしょう。ぜひ、一読して欲しい一冊です。

概要:医療費亡国論こそ亡国論
本文:「医者を増やせば医療費が増える。医療費を削減するためには医者を減らせば良い。
医療費をはじめとする社会福祉費はほっとけば増大して国を滅ぼす。」
時の保険局長の吉村仁氏の医療費亡国論がその後の厚生行政を支配し、その結果医者の数は確実に減り医療崩壊が起きた。厚生官僚の一つの判断の誤りが一国の医療を破壊する恐ろしさ。その誤りを後から指摘是正できない官僚組織。
対して道路をはじめとする公共事業費は他国と比し突出して多い。当然、公共事業費を医療に回せば良いのではないか。
色々のと考えさせられる本である。
多忙な勤務医であるにもかかわらず、これだけの本を書くとは驚きである。尊敬に値する。医療問題に関心のある全ての人にお勧めである。

概要:新聞にでてました。
本文:新聞に記事が出ていました。
改善されます。
疑問
1、日本って景気よいときはどうぞどうぞでわるいときは自助努力・・・
2、気にならない知らないところからこっそと税金アップ・・・
納得しづらいです。





概要:医者本人でなく別の立場から語らせた方が効果があると思う
本文: 本書に書かれていることは恐らく事実なのでしょう。医療現場のハードワークの実態、患者の持つ安全神話のプレッシャー、医者という職業が決して「おいしい」仕事ではないということ・・・・。全体的にはとても説得力がありました。

 しかしながら、いくつかの点においては違和感を覚えました。
 一つ目は「医者が高給取りではないということ」。気持ちは分かりますが、月給取りでもほんの一握りのトップ企業のサラリーマンと比べてはいけません。医者ご本人が自ら特権階級であることを自認していることがバレてしまいます。これでは読者の共感は得られません。
 また、「医者は仕事に比べて給与が少ないと言うならば、どう見てもリッチな開業医から取ってください」と言いたくなります。外と比べる前に自分の業界の中から見直すべきです。

 二つ目は、やたらに公共事業との比較を行っていること。日本医師会の回し者のような印象を受けました。圧力団体同士の税金の奪い合いのような印象を持ちました。

・・・・・とここまで書いてみると、本書が純粋なジャーナリストの著作であれば、もっと説得力が増すのではないかと思いました。
 医療を巡る問題は深刻です。でも自分の利害に絡む医者が声高に叫んでも世間の共感を得ることは難しいと思います。医療業界をあげて、まずはジャーナリズム(マスメディアからミニコミに至るまで)を味方に引っ張り込む戦術を取った方が良いのではないでしょうか。

著書名 ベーシック 医療問題 (日経文庫)
著者名池上 直己
出版社 日本経済新聞社
ASIN 4532118107
装丁 単行本
価格 ¥ 1,050
感想文概要:問題点が分かりやすく整理されている
本文:医療政策の第一人者、慶応大学の池上直己教授が医療問題について
まとめた第3版(2006年度改革対応)です。池上先生の論文は
非常に難しいのですが、本書はとてもわかりやすくまとめられています。

日本の医療問題をざっくり知りたい方にはオススメです。


概要:今回の改正の冷静な分析
本文:落ち着いた語り口で、感情的にならず、複雑な今度の医療制度改革のからくりを明らかにしている。今回の複雑な改正の全体像は、この本だけではわからないが、この改革の詭弁を理解するには大変いい。また医療従事者が読んでも将来像が見えない改革であるだけに、この法案がどれだけ現実味をもって討論されたのか、疑問に思う。医療問題に対する著者独自の解決策も提案している。医療は、生活上の基本的に維持しなければいけない物のはずが、サービス業という言葉に踊らされて、対価を払う物というロジックで改革が進められていることの危うさと、年金と同様に、金額の規制にだけ目がいっているあやまった改革方向が理解できる。あまりに淡々としているので4としたが、これだけ腹が立つ物を、これだけ冷静に書けることは素晴らしい。よりグローバルには”改革のための医療経済学”をすすめる。今回の改正が如何に表層的か、理論的に理解できる。

著書名 医療情報 (医療情報システム編)
著者名日本医療情報学会医療情報技師育成部会
出版社 篠原出版新社
ASIN 4884122917
装丁 単行本
価格 ¥ 3,150
感想文概要:繰り返しが多い
本文:繰り返しが多くまとまりが悪いと言わざるを得ません。筆者が多くすぎなのでしょう。過去に出題されたことがない分野や、関係のない会議の歴史に何十ページも割かれているかと思えば、現実の運用上の注意点がおざなりになっていたりと、ややバランスも悪いです。情報もやや古い。
とはいえ、最も網羅的に書かれた本ですから、経験豊富な人のレクチャーを受けながら使えば大いに味方になってくれるでしょう。

著書名 医療立国論―崩壊する医療制度に歯止めをかける!
著者名大村 昭人
出版社 日刊工業新聞社
ASIN 4526058807
装丁 単行本
価格 ¥ 1,890
感想文概要:総論賛成、各論、、、う〜〜む、
本文: 現役医師(教授)の意見としては恐らく革新的な名著であると言えます。指摘も適切ですし、行政(厚生労働省)の矛盾も的を得ていると思います。そういう意味で総論は大いに賛成です。本著では、単なる問題提起だけに終わらずに改革案としての方針を示していますが、その部分においては、具体性は乏しく各論的には難しい部分も多いように思えます。やはり医療は国家の関与するところが大きいので、そこまで世論を喚起し、国を動かしていくことが必要だと思います。本著では医療と科学の融合を謳った部分も多いですが、現在介護ビジネスが崩壊寸前であることを考えると、もっと介護ロボットなどの開発普及に力を入れたり、遠隔医療(ロボット手術や監視・管理システムなど)の分野にもさらに普及が求められる分野ですから、縦割り行政の壁を無くして経済産業省と厚生労働省がタッグを組んで、日本的医療立国を目指して欲しいです。日本は、世界一高齢化が早い国です。その事実を逆手にとって、寧ろ高齢化社会で培われたノウハウや技術は、将来的には中国やその他の海外へも普及輸出できるものになるはずです。

概要:感情的にならない説得力のある議論
本文:現在の医療危機の起点から説き起こし、米国、英国、カナダの医療制度とも比較しながら、過去・現在・未来へと射程を伸ばし、「医療立国」として立つべき日本医療の姿を追究しています。大学病院のなかで働いてきた著者ですが、大学病院に関しても、先進諸国の医療制度に関しても、メリット・デメリット、長所短所ををきちんと押さえ、豊富な資料とともに冷静に議論を展開しています。医療問題を医師が論じると、どうしても医師寄りになり、わがままなのは患者、それを焚きつけるメディアの極悪、と自己弁護に走りやすい現在、著者のような論者は貴重だと思います。
患者が納得して読める本ですし、もちろん一般読者が読んで利するところ大の良心的な著作です。

概要:日本の医療の根本的な問題を明解に分析
本文:現在の日本の医療の根幹で、まとめて語られることのなかった部分が明解に分析されています。問題提起だけに終わることなく、将来への処方箋まで示されています。
昨今の医療不信の風潮の中で、医師が主張せずに萎縮医療に走ることが結局国民のためにならない、形式だけの欧米追随は日本の医療制度を崩壊させるとの主張は、米国で臨床医として医療に携わり、その後日本での医学教育にまで関わった立場での論調であり説得力があります。
医療にかかわらない人にも是非読んで貰いたい本です。

著書名 まちの病院がなくなる!?―地域医療の崩壊と再生
著者名伊関 友伸
出版社 時事通信出版局
ASIN 4788707691
装丁 単行本
価格 ¥ 1,995
感想文概要:社会の病気は病院では治らない・・・
本文: 日本の医療が崩壊しつつあることが極めてよく理解できます。

 かなりまずい状況になっております。

 原因は、病院・行政・住民(患者)の三者のコミュニケーション不足によるところが大きく、お互いを理解し合い、ムリを言わないことと行動で示すことが重要となります。

 解決のためには、病院にかからなくてもよい健康な体を作ることが第一ではないでしょうか。


概要:国民の問題
本文:非常にバランスが良くかかれている。
医師に肩入れすることもなく、政治を一方的に叩くこともなく、地方公共団体病院勤務の事務方を悪と決めつけていない。どの利害関係者も「良いところがあるし、悪いところがある」としている。

特に同意できるのは、「国民に責任がある」と明記している点だ。
多くのマスコミはこれを口にできない。政治家も口にできない。公務員も。でも、当たってると思う。国民・地域住民が理解すれば、政治が変わり、行政が変わる。マスコミだって変わるだろう。その結果、地域医療や公立病院も変わる。

地域医療を生かすも殺すも住民次第。国の医療も同じ。医療なんて困ったときにしかお世話にならないから、みんな人ごと。困ったら困ったで犯人探しを始める。よくて署名運動で「ほしいほしい」とみんなが言う。そうすれば手に入ると思っている。でも、そんな人たちが実は加害者でもあるのに。

概要:「医療崩壊」を訴える二通りの人々がいる・・・・・
本文:・・・・・ひとつは実際に医療者側として医療現場に携わった経験から訴える人々。
 そしてもうひとつは医療コンサルタントなど、例えば自治体などからの依頼を受けて「再建(?)ビジネス」に携わり、それによって報酬を受ける人々。
 後者の人々の主張することが間違っているとは言うつもりは無い。実際この筆者の主張にも賛同できる点は多い。ただ実際に特定のコンサルタント業者などと「組んで」仕事をしている方は、どうしても自己の仕事を正当化させる方向に論理が走ることは避けられないことがある。こういった点を踏まえてこの辛い評点だと思って頂きたい。この場はオープンなのでこういう意見にもいくらでも反論してもらっていいし、他の方の(ちょっと奇妙なぐらい?内輪の方?)高評価も否定するつもりはない。
 いま財政難の、多くの公立病院にも「官から民へ」の波が押し寄せている。ただ闇雲な民営化が100%正しいのかどうかは、いま起こっている波が一段落する2〜3年後にはより意見は整理されるだろう。そのときにこの筆者の「仕事」もより正確に評価されるのではないだろうか。
 

概要:目から鱗が落ちた気がする。
本文:自治体病院の経営についてコスト面ばかりを強調する論調が目立つ中で、地域医療の水準を引き上げ良質な医療を提供するためには、住民の理解と努力が不可欠であることが良く分かった。また、行政の側ももっと医療の現場を理解することが必要であることも分かった。

概要:自治体病院の問題点を分析。
本文:著者は城西大学准教授(専門は行政評価、自治体病院)。
自治体病院の勤務経験を持ち、夕張市病院経営アドバイザーを務めていたこともある。
豊富な実例を提示し、自治体病院の問題点を分析、その解決法を提示してゆく。
自治体病院の崩壊は、その地域の崩壊でもあるという危機感。主張は、はっきりとしている。
「自分の都合しか考えない社会」では、自治体病院の存続は難しい。
医療崩壊について、行政との関係等を考えさせられる一冊です。

著書名 貧乏人は医者にかかるな!―医師不足が招く医療崩壊 (集英社新書 413I)
著者名永田 宏
出版社 集英社
ASIN 4087204138
装丁 新書
価格 ¥ 693
感想文概要:問題の理解に役立つ
本文:医療の問題を理解したくて読みました。
医師不足の問題と原因が書かれていて参考になりました。
「今後こんなふうに問題は悪化するだろう」といった文が随所に
ある反面、「じゃあ、これからどうすればいいのか?」といった
側面が弱いかな。ただ問題を理解するにはいいと思います。
ただ、この手の本は、いろんな本を読み比べないといけないかなーと思う。

概要:医者が余っているなんて嘘です。
本文:

 人口あたりの医者の数で日本は先進国ではありません。国家は国民の
健康をはじめとする、安心と食をはじめとする安全を供給、保証することが
国の責務だと思います。
 病気になって辛いときに安心して、いつでも病院に罹る事ができて、経済
的にも保険で標準の医療を受けられるはずでした。
 しかし、最近の報道を見ていると、小児科、産婦人科など、国の将来を
左右する病院が医者不足になっているとされています。
 なぜ、医者が不足しているのか、今、日本の医療は何が問題か提案して
いる本です。

概要:医師不足は一体誰が招いたのか?
本文:根源的命題に「医療費は抑制すべきか?」という問いがある。
病気は予防第一であり、早期発見・治療が医療費を低減する一方で、
不幸にも病気やケガに見舞われた時の充分な診療、手厚い看護は誰もが望むところである。
予防医学を敷延し医療費を抑制しようとする政策の一方で、疾病に対し充分な医療費を投じ
国民の生命を守ろうとする政策は「医療費」の観点から一見、矛盾しているようで、
本来は両立すべき医療政策である。

「予防」と「治療」への政策認識を混同して(させて)、「医療亡国論」を振りかざしてきたのは、
他ならぬ厚生省であり、その失政を責める声を医療現場で聞かない日がない。
政治の誤謬を激しく責め立てるのは、昨今のマスコミの得意分野だが、
その大衆迎合的な尻馬に乗って厚労省をこき下ろす医療者は多い。
確かにA級戦犯は厚労省かも知れないが、本当に彼らだけに責任があったのか?

高度経済成長やバブルに国家を挙げて心酔していた日本人は、
果たして本当の高齢化社会の到来を洞察していたのか?
人口構成を見るとベビーブーマーが高齢化すれば、社会保障費が高騰するのは中高生でも想像がつく。
私自身20年来「医師数が増えて何の問題があるのか?」と周囲に問うてきたが深刻に回答する医療者は皆無だった。
医療が崩壊し始めてから医学部の定員を増やしても、彼らが一人前になるのは10年先のことだ。
日本はこの先長い「医療砂漠」をあえぎながら歩き続けねばならない。

「医師不足」を軸に医療崩壊の真相と医療失政を追及する著者は医師ではない。
公平な視点と冷静なデータ解釈に基づく論理は、現場を熟知しながら
医療を客観視できる著者ならではの説得力があり、秀逸である。

難点を言えば、第4章の虫垂炎の記述に誤解がある。
誤診率が15%というのはCTや超音波の普及率の高い日本には当てはまらない。
他項が精確なだけにもう少し緻密な検討ができなかったのかと惜しまれる。

概要:医療崩壊の足音を正確に聞き取るための一冊
本文: 本書は、国の医療政策に翻弄され運命を変えられた、医療情報研究研究者による医師不足時代の原因分析と為しえる対策の提示の書である。
 本書の概要を意訳すれば以下になる。
 医者が増えると患者が増える、すると医療にかかるお金が増える。国家財政からの持ち出しが増える。それは拙い。そうだ医学部の定員を減らせば、医療にかかるお金が減らせる。日本の財務官僚の頭が良いのか悪いのか。
 映画の赤ひげ、白い巨頭の財前教授、手塚治虫のブラック・ジャック。こんな医者は物語には必要であっても、街には必用ではない。通院できる地域に、並みの腕を持ち、街に暮らす医師が必要なのである。そして、大きな街にはより専門的な医師がいることが。
 しかし、もうそんな世界には戻れない。医師を育てるには時間がかかる。少子化で子供も少ない。少ない子供から医師にばかり人は回せない。
 医科医師の不足による医療崩壊、歯科医師の過剰による歯科医療経済の困窮、計画経済は不能にしてももう少し早く政策転換を行うことは可能だったと思われる。
 医療崩壊の足音を正確に聞き取るための一冊です。

概要:貧乏人は医者にかかれない!
本文:医療には金がかかる。金をかけないためには医者を減らせば良い。
厚労省は意図的に医者の数を削減してきた。その成果は上がり、先進国の中では医者の数が少ない国の一つになった。
他の医者の少ない国と同様、医療崩壊の国となった。
現在の日本の医療崩壊の原因を医者の数を中心に解説した本である。
貧乏人は医者にかかるなではなく、かかれない時代の到来がすぐそこまで来ている。
読んでいて背筋が寒くなる内容である。
しかし、このような体制を誰が望んだのであろうか?
現在の医療制度を考える上では必読の書と言えよう。

著書名 医療格差の時代 (ちくま新書 (731))
著者名米山 公啓
出版社 筑摩書房
ASIN 4480064370
装丁 新書
価格 ¥ 714
感想文概要:医師の現状を簡明にわかりやすく
本文:医師の労働環境について、著者の見聞にデータを加え記されている。日本の「どこでもいつでも100%助われる医療」という不可能な目標のために献身し、まさに死屍累々という医師たち。「かぜも高血圧も医者にかかって根治するわけじゃないから、かかるのはやめようよ」という提言にはまったく同感。

医療も科学なのだから、過去のたくさんの失敗があり、今も失敗が続くし、失敗しなくなったら、医療の進歩は止まる。「なぜ医療過誤をいたずらに穿るのがよくないか」を説明するのに、本書は極めて明確な回答を示している。内容はコンパクトにまとめられており、現在進行中の医療危機を理解するのにはいい本になっている。

機関 機器 事務 後期高齢者制度 法人 保険 事故 高額 費控除 高額費 用語 センター 国際福祉大学 後期高齢者 法人社団 日清食品 川崎福祉大学 自立支援 先進 器具 ミス イラスト 日本 国立国際センター 過誤 再生



医薬品個人輸入代行
グランズレメディー
書籍案内 2 3 4 5
メディスネット
どんどんCORP
萬屋自由人
個人輸入代行専科
薬とサプリメントの輸入物産