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個人輸入代行の『舶来屋』がお薦めする「 安全 」関連の書籍をご紹介しています。


著書名 安全と安心の科学 (集英社新書)
著者名村上 陽一郎
出版社 集英社
ASIN 408720278X
装丁 新書
価格 ¥ 714
感想文概要:人間のミスを防止することを考えます。
本文:

 人間の誤判断や誤操作(ヒューマンエラー)があったとしても、間違いを非
難したり、責任を問う前に、確実に起こった事の詳細をつかむ事が大切です。
 事実をきちんと把握して同じ事を再度起こさないためにどうしたらいいのか、
そのために必要な、fool-proof、fail-safeの仕組みを作り上げる事が大切
なのです。
 日本人はミスを犯すと、ミスをした人を責めてしまいますが、何故ミスを犯
してしまったかを、組織的に議論して、ミスを再度起こさない事を組織として
考える事の重要性を教えてくれる一冊です。

概要:安全・安心について、科学史・社会史的に書かれています
本文:現代社会における安全・安心について、科学史的・社会史的な視点から述べられています。社会において、安全・安心とは何か。科学はどのように安全・安心を扱ってきたか。平易な文章で述べられています。

原子力問題、交通問題、医療問題など個別の問題についても章が割かれていますが、個別の議論よりも、安全論・安心論の基礎が述べられていると思ったほうがよいでしょう。

著者の村上氏の専門である科学史・科学哲学史の知見に基づくしっかりした議論になっており、安全問題に関心のある一般向けの本として大いにお勧めできます。

唯一気になる点としては、「聞き書き」のような、冗長な文章表現、余談への脱線が見受けられるところでしょうか。興味深いと感じるか、だらだらしていると感じるか、読者の感想の分れるところだろうと思います。


概要:安全と安心を原点から科学した本
本文: 現在、産業安全行政の一端に携わっているが、この行政においても「安全で安心できる」がキーワードになっている。
 しかし、「安全」や「安心」自体の意味を明確に理解しているかと言うと、なかなか難しいものである。
 そんな時、自ら関わっている「安全」や「安心」を別の角度から見ることができる本である。
 この本は、(産業安全だけでなく)広い意味の安全を対象にして、何が現代社会の安全を脅かし、安心を損なっているのか、という全ての人に影響する本である。
 「安全」とは何か。「安全」と「安心」の違いは何かなど分かりやすいヒントが多く得られる。
 「危険」と「リスク」の違いも分かりやすく理解できた。
 安全にするための対策である「フール・プルーフ」と「フェイル・セーフ」なども分かりやすい説明が書かれている。

著書名 安全とリスクのおはなし―安全の理念と技術の流れ (おはなし科学・技術シリーズ)
著者名中嶋 洋介, 向殿 政男,
出版社 日本規格協会
ASIN 4542902773
装丁 単行本
価格 ¥ 1,470
感想文概要:リスクに対して正しい認識を
本文:機械安全のISO部会に参加していた著者が,ISOの定義に従ってリスクについて丁寧に解説している.リスクの概念,リスクアセスメントの具体的な手法についてある.更にはリスクの概念を広く捉え,組織運営のリスク,リスクヘッジ,ヒューマンエラーなどについても解説があり,リスクリテラシーの入門テキストとしても良い.マスコミで事故や事件が報道され,短期間で問題提起はなされるが,リスクの観点から継続的に検証されることは少ない.一人一人がリスクに対して正しい認識を持つことが大切であり,本書は安全関係者以外の人にこそお薦めできる.

概要:安全と危険
本文:安全とは危険(リスク)が少ないものかもしれません。
安全規格の専門家によるわかりやすいお話です。


著書名 ここからはじまる 早わかり労働安全衛生法
著者名浅見 恵美子, 江原 努, 近藤 恵子,
出版社 東洋経済新報社
ASIN 4492270388
装丁 単行本
価格 ¥ 1,365
感想文概要:衛生管理者試験にもピッタリ
本文:労働安全衛生法関係の本といえば、法律の専門書か、社会保険労務士試験用のテキストなどが大半で
衛生管理者試験向けの「ちょうど良い参考書」はなかったと思います。
多分、この本も一般社会人か会社で労務を担当する方向けに書かれた実務書ではないでしょうか。
一般社会人向けのため、説明もわかりやすく「この本は、上手くまとまっているな〜。」という感じを受けました。
衛生管理者の試験を受ける方で法律の勉強は初めて・・・という方にはレベル的にも絶対に薦められる本ですね。
当然、実務にも使えますよ。

概要:図表が豊富なので、ポイントをつかむのに好適
本文: 労働安全衛生法は、複雑でとっつきにくい。
 まず、安全管理のための責任者の種類が多い。総括安全衛生管理者、安全管理者、衛生管理者、安全衛生推進者、衛生推進者だ。さらに下請けが混在すると、統括安全衛生責任者、安全衛生責任者、元方安全衛生管理者、店社安全衛生管理者がある。さらに産業医・作業主任者・コンサルタントなどが登場する。
 また、機械や有害物に対する規制も複雑だ。

 本書は、見開き2ページ毎に右ページに解説、左ページに図解・表があるので大変わかりやすく、ポイントをつかむのに良い。
 さらに、最近の製造現場では派遣労働者が多く、安全管理体制も複雑だが、この点についても重点的に解説してある。
 メンタルヘルス・喫煙対策・VDT作業についてもまとめてあり、実践的だ。


概要:とにかく、わかりやすい一冊です!
本文:安全衛生法というと、会社の人事総務担当者でもとっつきにくい感じがするものです。実は私もその一人でした。しかし、この本のおかげで今までの”モヤモヤ”が”スッキリ”に変わりました。この本は、知りたかった必要な箇所が簡潔な文章でまとまっており、また、いちいち文章を読まなくてもわかりやすくポイントが図解されているので、イメージで理解することもできる優れものです。特に、会社の人事総務担当者にはおススメの一冊といえるのではないでしょうか。とりあえず、会社の書棚に一冊置いておく価値はありそうですよ!

概要:安衛法を初めて学ぶ方に是非薦めたい一冊です
本文:会社から安全衛生委員を命じられ、様々な安衛法に関する本を読みましたが、この本ほど、わかり易く、簡潔に書かれたものは他にありませんでした。安衛法を初めて学ぶ方に是非薦めたい一冊です。

概要:安衛法を初めて学ぶ方に是非薦めたい一冊です
本文:会社から安全衛生委員を命じられ、様々な安衛法に関する本を読みましたが、この本ほど、わかり易く、簡潔に書かれたものは他にありませんでした。安衛法を初めて学ぶ方に是非薦めたい一冊です

著書名 安全。でも、安心できない…―信頼をめぐる心理学 (ちくま新書)
著者名中谷内 一也
出版社 筑摩書房
ASIN 4480064494
装丁 新書
価格 ¥ 735
感想文概要:信頼が安心を生む
本文:安全と安心。

我々技術者がよく陥りがちな幻想として、

「これだけいいものだから売れるだろう」

と、機能や性能がいいから認めてもらえるはずと思い込んでしまうことがある。

現実はそれだけでは売れなくて、顧客に認知してもらうための広報活動や、顧客のニーズに過不足なく応えていて、それでいてこれくらいなら出してもいいという価格かどうか。

そこまで条件が揃わなければ買ってもらうことができない。


安全についても、これだけ考えて対策しているから大丈夫、という判断はなかなかされず、結局信頼できなければ、本当に安全でも、安心できない。

安全は技術に対して、安心は信頼に対して定義される。


本書の要約はこれです。

あとは肉付けなんですが、少し読んでいてしんどくなりました。

事例の挟み方なのかもしれませんが。


でも、主張には納得です。

概要:安全と安心のギャップを埋める明快な書籍です
本文:安全と安心は対になって使われます、そのことは、安全だけでは足りない、ということです。では、安心を得るにはどうすればよいか?これを明快にした書籍です。
市民は勿論、専門家の人にも、役に立ちます。
値段も安いし、是非お勧め。

概要:信頼される人間を目指して
本文: リスコミ(リスクコミュニケーション)担当者や関心のある方に必読の書である。

 昨今、あっちでもこっちでも「安全・安心」と対にして使われることが多い。しかし、本書のタイトルのように、テーマによっては「安全でも、安心できない」市民が多いのである。安全は安心のために必須だが、それだけでは不十分。足りない要素が「信頼」である。

 信頼の第一歩を外部依存から説く。いわれて見て再認識したが、交通機関など多くの外部に依存して・信頼して私たちは毎日を生きている。その信頼の心理を、具体例を挙げて考察する。その中から、信頼を築く要因を分析して解説している。感情というシステムの重要性についても触れている。

 著者のご専門は、社会心理学。良著「リスクのモノサシ」でも感じたが、普通のリスコミ本と切り口が違うのである。考え方を論理的にわかりやすく提示いただいている。私も食に関するリスコミを少しだけ実践しているが、随所で「その通り!」と膝を打ったものだ。書名は懲りすぎでイマイチしっくりしないが、内容は間違いない本である。

概要:安全と安心の違いが理解できます
本文: 毎日口にして、人間の体を作り上げている食べ物についても産地偽装など
で不安が広がっています。
 安全のために行っている行為で不安になることもあります。
 水道水を安全に飲むために塩素を入れることで安全に飲むことが出来ますが、
塩素によってトリハロメタンが生成されてしまい、水道水を安心して飲むことが
出来なくなってしまいます。
 「自分の中にある相手の立場」を理解することで社会の中のリスクマネジメ
ントをもっと健全なものに出来ると著者は語っています。
 世の中の安心安全を語るときには、「自分の中にある相手の立場」をどう
引き出すことが出来るかがポイントだと私も思います。
 安心安全を語るときに必読の一冊です。

著書名 安全設計の基本概念―ISO/IEC Guide51(JIS Z 8051)、ISO 12100(JIS B 9700) (安全の国際規格)
著者名向殿 政男
出版社 日本規格協会
ASIN 4542404056
装丁 単行本
価格 ¥ 1,890
感想文概要:ISO/IEC Directive
本文:国際規格の基本であるISO/IEC Directivesをまず読んでみましょう。

ISO/IECDirectivesの安全に関する規格の例として、
ISO/IEC Guide 50,51、IEC Guide 104をあげています。

また、機械系の安全規格には、ISO 12100があります。

本書では、まず基本となるISO/IEC GUide 51, ISO 12100を解説しています。
ISO12100は機械系の安全規格ですが、最近の機械は電子制御するものが多いため、
電気による危険も考慮しています。

ps.
組込みシステムの技術者には、本書は必須のものと思います。

著書名 安全衛生3分間スピーチ (6)
著者名
出版社 中央労働災害防止協会
ASIN 4805909307
装丁 単行本
価格 ¥ 1,680
感想文概要:
本文:

著書名 安全管理の現場力―スタッフへのアドバイス (中災防新書)
著者名樋口 勲
出版社 中央労働災害防止協会
ASIN 4805909552
装丁 新書
価格 ¥ 945
感想文概要:労働安全相談者
本文:労働安全の専門家として、相談業務をしている。
要因への助言としては有用である。

しかし、ごみ固形化燃料(RDF)を貯蔵する貯蔵槽(サイロ)で、異常発熱及び爆発があり消火作業中の消防職員等が死傷した事故をなぜ防げなかったのだろうか。

自分の会社の仕事だけでなく、専門家として社会事象についての責任論を紹介して欲しい。

概要:労働安全のバイブル?
本文:労働安全コンサルタント試験受験の副読本としては一押し。

概要:労働安全コンサルタント受験ならこれ!!
本文:労働安全コンサルタント試験の副読本として高く評価できます。

著書名 安全学
著者名村上 陽一郎
出版社 青土社
ASIN 4791756797
装丁 単行本
価格 ¥ 1,890
感想文概要:安全工学ではない安全学という視点は少しは分かりますが。
本文:安全科学ではなく、安全工学だというのは、エンジニアには分かりやすい。
しかし、安全工学ではなく、安全学だというのは少し分かりにくい。
法律や制度が必要なので、安全工学だといわれれば、少しは分かる。
村上陽一郎の論点が、そうとも言い切れないところが少し不安だ。

抽象的な論議がすきなのはよいが、危険は現場で起きていると思う。
最初に、次の2人の書籍を紹介した意味も、不明確かもしれない。
辛島恵美子 安全学索隠
武谷三男 安全性の考え方


概要:著者の言う安全学の道は険しく遠い
本文: 著者は、現代において人間に被害を及ぼす危険の原因は、自然ではなく人間自身にあると事例を挙げて指摘している。
 そのようになった根本原因は、18世紀以来、人間の欲望を開放することが社会の進歩であり、その人間の欲望を抑制するものを神の代わりに人間の理性に求めうるという西洋文明の信念であると述べている。
 ではどうすればよいのかといえば、従来型の科学である物理学をモデルとする法則の科学だけではなく、生物学をモデルとしたプロセスの科学が有効である可能性があると述べている。
 問題の根本原因に対する著者の指摘は示唆に富んでいるが課題は重く混迷している。著者の言う安全学が学としてこの課題に挑む道のりは未だ険しく遠いように思う。

概要:学際的分野の新天地開拓に混迷さを感じさせる
本文:かつて『現代思想』に連載されていた文章を単行本にまとめたもの。「安全」を学際的にまとめようとした意欲作ではありますが、結局は「安全」の範囲をあまりに広汎に定義し過ぎて、安全工学などを支える思想を中心にした「安全倫理学」にとどまっている所は手詰まりを感じさせます。新天地開拓ということで、全体的に手探り状態で構想をまとめた感は否めませんが、取り上げているテーマの中での指摘は重要なものばかりなので、是非とも学問分野して発展させて欲しいのですが。

概要:散漫な印象
本文:膨大なページ数を通して語られることは決して多くない。航空機や医療事故に関して、原因をヒューマンエラーのみに帰することは間違っていること、安全の定義が主体によって異なるため、安全学には価値判断の対立がどうしても含まれてしまうこと、そのために「安全学」の解は一つではなく複数存在しうることなどである☆村上陽一郎は科学論の泰斗である。その彼がなじんだ分野から離れ、海のものとも山のものともつかない新しい分野を創造しようとしているチャレンジ精神は買うが、お世辞にも成功しているとは言いがたい。

概要:安全は学となるのか
本文: 筆者は,「安全」というものは「学」であるのか.科学として有効であるのかと問いつつ考察を進める.
 日本においては水と空気はタダというようのもので,安全というものも日常生活にあたかもあって当たり前との感があるが,筆者が言いたい「学」としての安全とは一体何なのであろうか。
 その答えをこの本からあなたは見いだせますか?

著書名 自転車の安全鉄則 (朝日新書)
著者名疋田 智
出版社 朝日新聞出版
ASIN 4022732474
装丁 新書
価格 ¥ 777
感想文概要:自転車に乗っている人みんなに読んで欲しい
本文:自転車が好きで良く乗るのですが、危うく事故しかけたことが何回かあります。
一回は、夜、無灯火で右側通行している自転車と正面衝突。
後は、車道を走っていて、いきなり左折してきた自動車を避けようと電柱に衝突。
路駐の車のドアがいきなり開いて、あたりそうになったこともあります。
いずれも軽症ですんだのですが、一つ間違えば大惨事。

守って欲しいです、ルール。というか、みなさんルールをご存知なんでしょうか?
自転車=歩行者 と考えている人多すぎ。ままちゃりがいけないのかな。
それに車は自転車見てないです。自転車が走っているのは気付いていても、
そんなに高速に移動しているとの意識が無い。

この本は、そんな自転車乗りの理想と現実を語っていて、すごく共感が持てます。
「自転車は左側を通行しよう」それだけでも随分事故は減ると思います。
自転車に乗る人はみんな読んで欲しい本なんだけど、自転車で右側通行するような
人は読まないだろうなぁ。できれば政府広報TV CMで左側通行キャンペーンを
して欲しいです。それだけで事故は随分減ると思う。

概要:まずは自転車=高速車という理解の定着を
本文: 自転車は車道で左側通行を、という本書の「鉄則」は非常にシンプルでありながら合理的で、たいへん納得させられる。

 しかしながら、著者が考えている「自転車」とは、クルマに代わるような移動能力を持ちつつ、走行リスクも高いだけに真剣な走行が必要な高速車である。その一方で、圧倒的に多くの人が「自転車」と聞いて普通に考えるのは、移動よりは輸送能力を重視した「ママチャリ」に代表される、気楽に漕げる低速車であるだろう。著者自身がこの区別をしつつも、本書の中では結局両者を同じ「自転車」としながら議論を進めるので、本書が主張する鉄則の意義や、対面通行の危険性などが多くの人には伝わりにくいような弱点を感じる。

 これも著者が言うように、「ママチャリ」というものが日本にしかない特異な存在であり、自転車行政を混乱させている元凶である以上、「自転車」についての考え方の違いをもっと読者に意識させる構成が必要な気がする。ドクター中松氏など、メディアの「トンデモ」を批判することにスペースを使うよりは、そもそも高速車とは、という説明から丁寧にしてほしかった。

 今後の議論の発展を願って、あえて星4つとした。

概要:自転車は左側を走りましょう
本文:自転車に対してでたらめな道路交通法のこれまでの経緯や現状の問題点についての氏の提言は、行政やマスメディアに対して、自転車乗りとして言っておかなければならないことだとは思いますが、私たちの日常生活に直接関わるものではありません。しかし、右側通行、歩道通行する自転車の危険性について、データを挙げて警鐘を鳴らしているところは、日常的に自転車に乗る者にとって最も重要な部分だと思いますし、右側通行や歩道通行をしている全ての人に、読んで欲しいと思います。

概要:非常に現実的な内容の本
本文:自分も自転車で車道の左端を走るが、その時の問題点が
「うんうん、そうなんだよ」とうなずける内容ばかりで同感。

路駐車の危険、歩道上の自転車レーンの危険、逆走自転車の危険。
どれを取っても現実的で共感を覚える。
この本を読んでみて自転車に関する法律を作るのはロード乗りが決めればよいのではないかと感じた。

概要:とにかく危ないです
本文:だいたい皆さんが語って下さっているので、
多くは書きませんが、私の住んでいる地区でも
自転車の歩道通行に関して、たいへん危険な思いをしてきています。
特に子供を連れている場合は、決して手を離すことのないように
気をつけており、外出時はそれこそ前後左右上下と120%の集中力で、
注意を払わないとならないくらいの状況です。
この本は歩行者、自転車双方の立場に思いやりを見せる
良い本だと思いますので、特に多くの行政の方達に
読んでいただきたいです。そして何卒ご対応をいただけますよう、
お願い致します。


著書名 日食観測マニュアル 安全に太陽を見る「日食メガネ」付き (アスキームック 星ナビ別冊)
著者名
出版社 アスキー・メディアワークス
ASIN 4048680005
装丁 大型本
価格 ¥ 980
感想文概要:夏休みの自由研究には絶好の参考書、なのだが・・・
本文:「皆既日食 2009(DVD付) (アスキームック)」がマニア向けと位置づければ、本書は初心者がターゲット。

ちょうど夏休みに入ったばかりの小学校高学年くらいの子供さんや、それに付き添う立場の若いお母さんを意識し、モデルさんにもその年代のひとを起用して、今回の貴重な天文現象をどうやって楽しみ、記録するか、砕いた説明をしている。
メインイヴェントの皆既日食だけでなく、夏の星座や、ちょうど09年夏に見頃の木星や土星も取り上げ、観察のポイントを解説している。夏休み中に全国各地で開かれるイヴェントの案内も嬉しい情報。
自由研究の宿題にはうってつけの参考書だ。

しかし、子育て時期もとうに過ぎ去った年寄りの目線で見れば、内容が必ずしも手放しで評価できるものばかりとは限らない。
巻頭のマンガで、若いお母さんたちを日食の解説会へ誘うのに、「(解説会の案内チラシを)へんなひとたちが配っていたの」と表現している。自分を貶め自虐的になるのはかまわないが、こんな表現では、アヤシゲな新興宗教に勧誘されたか、みたいに誤解してしまう。また、解説担当者のキャラデザインも、両の黒目がまるで極端な斜視になっているみたいな描き方で、ギャグとわかっていても親しみを持てる顔や表情だとは全然思えない。

最大の疑問は、「皆既日食 2009(DVD付) (アスキームック)」と同じく、月刊誌『星ナビ』の別冊との位置づけだが、それらは左綴じ右開きの造本なのに、本書はなぜか右綴じ左開きの造り。シリーズの一環としてなぜ統一しなかったのか。非常に疑問だ。

内容は存在価値十分なのに、本質と無関係の細かい部分で不満が多く残る。★1個減点止むなし、如何?

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