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個人輸入代行の『舶来屋』がお薦めする「
職場
」関連の書籍をご紹介しています。 |
| 著書名 | 不機嫌な職場~なぜ社員同士で協力できないのか (講談社現代新書) | ![]() |
| 著者名 | 河合 太介, 高橋 克徳, 永田 稔, | |
| 出版社 | 講談社 | |
| ASIN | 4062879263 | |
| 装丁 | 新書 | |
| 価格 | ¥ 756 | |
| 感想文 | 概要:結局は経営者の姿勢 本文:職場や人間関係を改善を、 社員個人の協力の問題としては、 結局何も解決しない。 例にあげられているように 社員がいきいきと働く会社では 経営者の意識が違っている。 職場が不機嫌ということは、 経営者が社員をコストと見ている ということに他ならないと思う。 概要:人は認知を求めているだけ。 本文:良本:経営者、会社員、学生は必読 著者作品は初めて、タイトルに引かれて購入。 【本書の役立て方】 まず、本書全体を通して云うと 先端事例から抽出した「社員に優しい」組織作りの新法則を提言している。 事例はIT業界・歯科医だが、大多数の製造業、サービス業でも参考になる。 と言うのも、もはやほとんどの業種が、大手メーカーからラーメン屋さんまで、 人に纏わるノウハウ、知的財産、コミュニケーション力が、その会社の商品・サービスに 変化して客に提供されるからである。 今迄は「5S+安全」「QCD」「顧客満足」が最重視され(会社存続にはどれも重要だが)、 社員同士が自然に繋がる仕組み作りは軽視されていた。 自社に応用する時は、自社が置かれている業界や顧客との関係を考慮に入れ、 自社に合ったやり方に加工して、小さい所から試験的に導入すればよい。 ただ、役所、公的教育機関、公共交通機関、建設業、農林水産業の場合は、 どうなのだろうか?、イメージが湧かない。 本書全体を通してのレビューは、他のカスタマーが言い尽くしているので、 以下、個別事例に関して申し上げたい。 【個別事例への見解、補足等】 1.公私混同状態を奨励するグーグル社について思うこと グーグル社は、公私混同を推奨することにより(日本では容認)、 社員同士がスライム的な融合を図り、 変形する細胞が仕事間の隙間を自動的に埋め、 衆知融合により新しい事業を作り出そうとしている。 公私混同型組織が従来の実績重視型組織より、 柔軟性と独創性を持っている事に、まず気付かされた。 現時点に於ける知的集約型組織の最強形態と思える。 ・タコツボ化させない仕組み ・一人でアイデアを抱えることを許さない仕組み作り(宝の持腐れ防止) ・アイデアお披露目社内サイト ・人が自然に繋がる社内に置かれたゲーム機、評判情報の共有、個室禁止 ・報酬は開発に没頭出来る環境 タコツボ化はどこにでもある問題であったが、 人に起因する問題であり、組織全体の問題として余り認識されず、 今迄取り上げられることが少なかった。 しかし、グーグル社の事例を知り認識を改めた、重要な問題であると。 米国発ベンチャー会社の初期段階は、ほとんど公私混同だったと思う、 しかし巨大化するにつれ実績重視型へ落ち着く、IBM,HP,Microsoft,Apple。 だがグーグル社は公私混同を仕組み化し維持している所が、 従来のベンチャー会社と異なり面白い、 今後の成り行きも注視して行きたい。 余計なお世話だが、一部補足しておきたい。 「公私混同状態を奨励するグーグルが昔の日本の会社のよう」とあるが、 表面上その様に見えるに過ぎない。 多分、高度成長期時代の「年功序列」+「終身雇用」+「社内運動会」型を 想定している思われるが、似て非なるものなり。 日本のは幕藩時代のお殿様を頂点とする厳格なピラミッド型であり、 それを維持するためなら、家来は腹をも切るという滅私奉公が美徳とされた。 そもそも公私混同という意識すら薄い。 もちろん例外もあるが、大多数はお家の為に生きていた。 高度成長期時代の「年功序列」+「終身雇用」制度も、 右肩上りの時代、ピラミッド構造を維持するために必要であっただけで、 社員の幸せのために出来た制度ではない。 「週休2日」 「フレックス勤務」 「有給(あっても使えない)」等はなく、 ただただ長時間勤務で会社の為にご奉公しただけ、そんな選択肢しかなかったのだ。 ---------------------------------------- 2.サイバーエージェント社について思うこと 本書では、社員同士が認知し合い自然にチーム化する仕組みの好事例と紹介している。 藤田社長のブログも拝見したが、パーティーも多い、 この会社に居たら気持ちは良いだろう。 日本の殆どの会社には、お互いを認知し合う仕組みもなければ、 それをモチベーションアップに活用する考えなんて全然無い。 社内ポスターは月間安全方針のスローガンやQCDスローガンだけ。 ミッションだって、天から降って来た「顧客満足・地域貢献・環境保全」等の スローガンしかない。あっても、従業員を大切にしますぐらいで、 スローガン止まり、本音は 一にも二にも 利益の最大化だ。 今後のIT会社はサイバーエージェント方式にならないと、 人が集まらず、力も出せないだろう。 なぜなら、社員の独創性や衆知の具現化が、開発するシステムの差別性を生むからだ。 この点では 日本にもグーグル社みたいな会社が生まれつつあると、大いに期待したいし、 日本の会社が進化変身するキッカケになればと思う。 しかし、3例目のヨリタ歯科クリニックの様に、「会社は顧客の為に存在している」 と云う認識がサイバーエージェント社には見えない。 あまりにも社員の意識が内向き仲間内過ぎる、 藤田社長の最近のブログを見ても、 「36歳の誕生日に36巻ばかり集めたマンガセットのプレぜントをされた」等、 自分ネタ・内輪ネタばかりだ、ブログだから当然だが、 アシスト社のビル・トッテン社長のそれとは大きく異なる(真逆)。 もう少し世の為、人の為というスタンスが必要では? 少なくても、誕生日には生んで育ててくれた親に感謝する気持ちを見せて欲しかった。 また行き過ぎた内向きの為、世間の常識とかけ離れ易いと思う。 案の定、同社が先日発表した 「婚活女性のための男性情報共有モバイルサイト 男の子牧場」 が不評をかっている。 内外のバランスを欠いた事例に変化してしまったが、 前半で抽出した法則の正当性を裏付けようとするばかり、 社員の本音・組織の裏面への追求が不足していたのでは? と悪く勘繰ってしまう。 ---------------------------------------- 3.「Fish!」のようなヨリタ歯科クリニックについて思うこと 事例を読んだ時、2000年頃に流行した「Fish!」に似ていると感じた。 「Fish!」でも医療機関を始め、魚市場、車ディーラー、飲食店等の 改善事例を挙げ、不機嫌な職場を活性化するには、 『社員同士が認知し合い、助けたくなる仕組み作り』が大切と説いていた。 本書はご機嫌な職場からそのエッセンスを抽出・公式化しているので、 事例紹介がメインの「Fish!」より踏み込んでいると思う。 私の元職場も不機嫌だった。 ・上司は「黙って俺の言うことを聞いていればいいんだ」 ・社員が客と喧嘩する ・指示を確認すると嫌な顔をする上司 ・経営者も個室に閉じコモッタまま ・全員タコツボ化状態、自分の仕事で手一杯、長時間残業 ・朝から挨拶に元気がない ・辞めて行く新人達 そんな職場で一人「Fish!」を始めた私だったが、変わらぬ職場に諦め退職、 仕事自体は好きだったので残念な思いがある。 事例でもそうだが、 経営者が組織の閉塞状態を何とかしたいと思わず、 日々やり過ごせればいいやと 忙しさに流されている限り、 特に中小零細企業に於いて、社員だけでは改善出来ないと思う。 大多数の経営者は本書を手に取ることもなく、 売上げ・資金繰りの事で頭が一杯だ、 余りがあってもゴルフ・高級車・クラブへ行ってしまう。 我々一般社員に出来ることは、隣人への挨拶と関心を持つことだけだ。 この事例では、むしろ中小零細企業は社長次第だと 改めて強調された感じを受ける。 ---------------------------------------- 以上、3事例、今回の大不況を受けてどのように進化(変化)しているか、 追跡調査をして欲しい。 「Fish!」も3作目まで続き、内容も1作目の対処療法から、 3作目ではお互いにコーチするまでに進化した。 次回作期待します!。 概要:原因分析を読んで自分の施策を推測すべし 本文:私は役に立ちました。 会社によって、人数や事業の規模や問題の種類は違うもの。 本書は個人目線の次の行動には触れていませんが かわりにヒントとなるの原因分析をしっかりしています。 答えはここから、自分で見つけた方がうまくいくと私は思いました。 本当に良い本です。 概要:分析は正しい、ではどうすればいい? 本文:社員が協力しあわない、不機嫌な職場が増えている。それは単に意識の問題ではないし、掛け声では解決しない。 お互いが提供できる資源を持ち、お互い「自分が資源を提供すれば裏切られずにリターンがある」という信頼がないといけない。しかし、信頼関係は構築するのも保つのもむずかしい。一緒に働いている期間が長ければ信頼しあっているとは限らない。 いくつか成功している組織の例が紹介されているが、自分の組織にどう適用したらいいか悩む人が多いだろう。一部分だけを都合よく適用することはできないからだ。 結局一人一人が変わらなければ職場は変わらない。だから、最後の章「協力への第一歩の踏み出し方」に記載されているように、起きていることの客観視や困った人に手を差し伸べる、ということから地道に始めることしかないのだろうか。 概要:相互扶助、思いやりの精神が成長の源泉!!当然のことを思い出させてくれる良書 本文:不機嫌な職場の原因として、本書では成果主義とビジネスの専門性、細分化の進展と、組織内のメンバー間の相互の結びつきの希薄化、断絶を挙げている。組織とは個々人の能力と相互の結びつきの掛け算で最適化されるのものだが、成果主義が実績評価の主流になったことや、人材の流動化進展、中途採用社員、非正規社員の増加、中長期的に相互に関わり持ちながらビジネスを遂行する環境が失われる傾向にあることがその傾向に拍車をかけているという。 更に責任だけ増えて、権限、報酬が横ばいまたは減少になった場合、敢えて、周囲に働きかえてまでも仕事を進捗させる意味も見いだせなくなっているという事情もある。 多くの場合、表面的には仕事が好きと言っていながらも、「やらされてる感」、「できればやりたくない感」「誰かが解決してくれるはず感」があり、消極的理由でやっているから、最も深い部分で、主体性を発揮しながら様々な障壁を超えるというパッション退化したのだろう。本書ではベストプラクティスとして、google、サイバーエージェント、ヨリタ歯科の事例を出し、社員各人のモチベーション、知識、知恵を組織として認知し、尊重し、活用することが重要かを説いている。 当然だがどんなに良い組織、制度(フレームワーク)を作ってもそれ自体が何ら作用するわけではない。結局はそこに属する人間がそのフレームワークを活用しなければ意味がない。どう活用をするにしても、その活用する人間が、その仕事を大好きであることが大前提で、自分の好きなことをみんなに広める、知ってもらおうとする、他人の考え、存在にもっと興味をもって見るということができる人材を育てていくことが、組織内の無用な壁を除去する大きなカギだと思った。 本書は社会心理学的なアプローチで書かれているが、専門知識がなくても充分読めるほど平易に書かれている。職場経験のある人には普くお奨めします。 | |
| 著書名 | ギスギスした職場はなぜ変わらないのか たった一人からでも始められる「職場活性化」の方法 (Nanaブックス) | ![]() |
| 著者名 | 手塚利男 | |
| 出版社 | ナナ・コーポレート・コミュニケーション | |
| ASIN | 4901491873 | |
| 装丁 | 単行本(ソフトカバー) | |
| 価格 | ¥ 1,365 | |
| 感想文 | 概要:組織の風通しが良くなれば会社も強くなる 本文:組織の閉塞感と社員の疲弊が叫ばれるなか、世界的な不況が追い討ちをかけ、組織という船はこの荒波をどのように乗り越えていくのか。 それは、我々一人ひとりがやりがいを持って楽しく働き、モチベーションを高められる組織風土を醸成するしかないように思える。 本書では、組織風土を変革していくための7つのフレームワークと32のTipsが紹介されており、アクションプランとして参考になるのではないか。 7つのフレームワークは以下のとおり ・「カベ」を低くする ・「情報」の流れと中身を変える ・人の「見方」を変える ・思いをネットワークで「共有」する ・やり取りの「方向」を変える ・「制約条件」を疑ってみる ・「個」の主体性を高める 著者も「風土改革に必要はことはシンプルなことばかり」と述べているが同感である。 普段、友人同士やサークルなどプライベートの場では自然に出来ていることが、組織になると難しくなってしまうのは、利害関係や責任、ポジション、プライド、私欲などが原因だろうか。 風通しのよい職場が組織にとってプラスになることは間違いないはずだが、これらが難しいのは何故なのか、明確な答えがまだ引き出せないでいる... 個人的には、「トップの絶対的なコミットメント」、「自主性と個の尊重」、「コミュニケーション」、「ビジョン」の4つが重要と考えている。 本書は参考になる部分もあったが、やはり柴田昌治氏の書籍(「なぜ会社は変われないのか」、「なぜ社員はやる気をなくしているのか 」等)の二番煎じになってしまっている。自然の成り行きかもしれないが。 概要:職場の環境改善を目指すなら読んでおきたい本 本文:飲み会や打ち上げの推奨、雑談タイムの設定、ブラブラ社員になってみることなど、 あえてムダをあえてつくることでコミュニケーションの機会を増やすことが 提言されていたり、人間関係の向上により職場環境を よりよくするための手法がさまざま紹介されている。 一般に個人の成果主義が主流となり、 個人のスキルの向上が重視されチームワークは軽視されるような流れがあり そこで起こった弊害に対して、本書では解決策が示されている。 風土改革「七つのフレームワーク」、職場が活性するすごい仕掛け (32のアイデア)を地道に行えば、 ギスギスした職場から、楽しく一致団結した職場に変わる手助けになる と感じた。 経営、人事、研修の三位一体となって取り組むことの大切さを教えてくれる ノウハウ本、実用書として有用。 リブウェル 牧野谷 輝 メルマガ『1日2秒で1冊!究極の成功法則365冊』 1日1冊ビジネス書を読み、その書評と名言を毎日1冊分紹介(無料) http://www.mag2.com/m/0000265234.html 概要:よりよい職場、職場風土作りに貢献できる人間になりたいと思わせる本でした。 本文:------------------------------------------------------------ 【一言:働きやすい職場を作りたい!どうしたらうまくいくかの参考になる本】 読む目安時間・・・1時間 ボリューム ・・・1ページ約400文字、1行39文字、240ページ。 【短評】 実現・行動・実践度・・・なかなか実践は難しいが参考になる ピンと来る度・・・新しく職場を作り直している環境には利用できるかも。 ------------------------------------------------------------ ***********【ビジネス本コンシェルジュ・石川の視点】********** ■自主的アイデアをつぶすな 失敗は、失敗ではなく成功できる為の方法を一つ学ぶことができる経験です。 失敗したら評価する大手企業もあるくらいです。 失敗を非難せず、今後同じ失敗をしなくてすむね、と考え 今後にどう生かすか考える風土を作りたいと思います。 これが社員がわくわくする必須条件です。 ■対話(コミュニケーション)の重要性 これを言うと、職場外のコミュニケーション(飲みニケーション)を 考える人が多いのですが、これは私は違うと思います。 職場で自分から部下、同僚、上司へ声かけしたり、 自分から挨拶したり、場合によっては上長が 話したい人を業務中に集めてミーティングを行うのが有効です。 前職では、よくセンター長(ゼネラルマネージャー 外人上司もいました)にあたる人が 年数回開催し、ざっくばらんに話しをしたものでした。 自分が働く会社では、どこで働いても、 そういった業務内のコミュニケーションも大事にできる職場にしたいと思います。 ■他人のせいにするな 悪いことは他人のせいにしがちですが、 何事も原因は自分なのです。 自分から変わろう、変化を楽しむ意欲がないと始りません。 自分が手本となり、それを他人が見ることで他人が影響され 間接的に変わるのを待つしか方法はありません。 他人が変わらない時期は、我慢の時期、神様から与えられた忍耐の時期 (我慢している時期にいろいろ考えることも自己の成長につながる)と捕らえ、 よい方向で考えると、あとあと自分にとてつもないプラスとなります。 会社の看板を背負わない自分株式会社として 会社に流されずがんばって生きたいと思いました。 ************************************************************** 職場や職場風土について考えさせられる本でした。 以前は外資系でシステムがなんでもそろっている環境、 今はシステムもそろっておらずなんでもやらないといけない環境、 人もそれぞれタイプが違います。 その中で、今までのいろんな経験を糧に、 よりよい職場、職場風土作りに貢献できる人間になりたいと思わせる本でした。 概要:おすすめ! 本文:仕掛け集はとても参考になりました。 小さくても、意味のあるアイディア集だと思いました。 簡単に読めるし、とてもおすすめです。 概要:滅多に人には本を貸さないけれど・・・ 本文:ギスギスほどではなくても、何となく澱んでいる職場で仕事をしている。もっと楽しく仕事をしたいと思っても、上司がしっかりしてないから…、と考えていた。この本の「たった一人からでも始められる」に引かれて購入。この手の本は精神論である場合がほとんどだが、見事に具体的方法が挙げられているのが気にいった。いくつかはやってみる気になった、ってことは、私はこの職場が結構気に入っているのかもしれない。気の合う同僚に本を貸す約束をした。 | |
| 著書名 | 人が壊れてゆく職場 (光文社新書) | ![]() |
| 著者名 | 笹山尚人 | |
| 出版社 | 光文社 | |
| ASIN | 4334034624 | |
| 装丁 | 新書 | |
| 価格 | ¥ 798 | |
| 感想文 | 概要:正社員の身分保証という観点は? 本文: 挙げられている事例は殆ど派遣切りに関わる話ばかりであり、著者の正義漢 ぶりがよく伝わって来ます。しかし、正社員についてはどうなのでしょうか? 組合が頑張った事例しか挙げられていませんが、現実の企業内組合などは 御用組合だし、個人加盟の組合に入ったりしたら、昇進などで間違いなく 差別を受けるのが実態です。 そして、「協調性がない」「経歴、学歴のわりには期待外れ」など、些細なこと に文句を付けて多勢に無勢で人を潰す、或いは仕事が行かないようにする、 これはどのような職場でも日常茶飯に起こり得ることなのです。ここら辺りを どのように捉えているか、著者からも見解が欲しいと思います。 ちなみに、私自身のレビュー一覧を眺めれば、何が根本原因で職場でおかしな 差別を受けて来たか、ご想像いただけるでしょう。解決策の決定版は、まだ見つ かっておらず試行錯誤の途上にあります。それは世の中の「差別意識」との闘い だからです。いや、もっと正確に云うと、人と極力闘わずに自分の存在価値を 社会に認めさせる為の方法論の模索と言い換えた方がいいかもしれません。 医師と弁護士と共に手を携えて、こうした、ちょっとでも規格を外したような人 への偏見が職場での待遇に影響してしまう事態の解決策を考えて行きたいと、 レビュワーは日頃から強く思っていますし、又協力いただきたいと切に願い ます。職場のメンタルヘルスに取組む産業医や労働問題に取り組む著者のような 弁護士、そうした人たちにかける期待は本当に大きいのです。 その期待を込めて星5つ付けました。 概要:『ER』に似てる 本文:過酷な仕事というとアメリカの医療ドラマ『ER』を思い出す 医者達の過酷な現実、毎日のような徹夜、モンスター患者、銃、訴訟社会、成果主義、権力争い、などなど 日々、生活どころか生死にさらされている 実際、ドラマ上では患者に撃たれて医者が死んだこともある ただ、ドラマの中の医者達はアメリカの文化のせいか、病院の中ですぐパーティーを開いたり、仲間がまとまって悩みを話し合ったりして前向きでいるのが救いだ それに比べて、日本は1人で悩み、孤立してしまうためか、どうにも『ER』の医者達よりも苦しそうだ 概要:日本のデジャビュ 本文:著者の笹山氏は正直、たいへんだと思う。本では論旨から、労働者が勝利したケースを取り上げているが、自分に都合のいいことしかいわない労働者や、あまりのことに書けない会社もあったことと思う。 さて、私は読んでいて非常に奇妙な感覚に陥った。契約法、労働基準法、労働契約法などは、過去の日本で「蟹工船」に代表される世の中の不合理を是正するために、先人達が文字通り命をかけて作り上げた法律として成立したはずだった。私が子供のころは社会科でそう習った。 ところが今の日本は、まるでそういう過去を忘れ、「そんなの関係ねぇ」と無知であることが正しいかのように、ふるまう。そして、再び同じような議論が繰り広げられていく。 規制緩和のかけ声は利益を出せない経営者に有利に働いたばかりで、世の中の弱い者にしわ寄せが、いっただけに終わってしまったのではないだろうか。 今の日本は、「コンプライアンス」、「CSR」、法の強化で「従業員の給料分の儲けすら出せない経営者が経営する会社」は、淘汰される規制強化が必要なのではないか、とすら思ってしまった。 概要:会社に雇用されている方は知っておくべきことばかりでしょう。 本文:著者は、1970年生まれの弁護士で主に労働問題で活躍されている方です。この本は、著者が扱った最近の特徴的な労働問題の実例が記されています。マクドナルド事件で有名になった「名ばかり管理職」への残業代支給ですが、マクドナルドで起きるずっと前から同様の事件は続いていたそうです。給与の一方的減額、パワハラ、解雇、派遣労働者の雇い止め、一日契約などが紹介されています。今のような時代、いつどんなことが身に降りかかってくるかわかりません。会社に雇用されている方は知っておくべきことばかりでしょう。また、著者のような労働者の人権保護のために働いておられる弁護士の方や文中で紹介されている個人加入の労働組合あることを知り大変感激をいたしましたし安心にもつながります。タイトルにもありますように、日本の労働現場が急速に険悪になっているのは間違いないと思われます。少しでも知識があればいざというときの泣き寝入りを防げると思います。 概要:構造的な問題についても目を向けるべき 本文: 内容は実務書に比べるとごく一般的な内容だが、具体的でなかなか面白い。正直、前半部だけなら座布団五枚で十分だろう。 ただ、筆者の見ている世界は一部の中小零細であり、労働市場のごく一部の世界だ。彼らの直面する問題は労働市場全体の構造的問題に起因するものであり、筆者の主張する「規制強化、労組重視」はむしろマイナスに働くだろう。 一応大手に勤める自分に言わせて貰えば、社内にはまったく仕事をしないにも関わらず一千万以上の収入を保証され、彼らを養うためにこき使われるフリーターが複数存在している。自分としてはそんな無能正社員はクビにしてもらいたいのだが、筆者はそれも救おうとするのだろうか。 | |
| 著書名 | あなたの職場をゴキゲンにする30の習慣 | ![]() |
| 著者名 | アクアネット代表取締役 民谷昌弘, ユーイズム推進室, | |
| 出版社 | 出版文化社 | |
| ASIN | 4883384047 | |
| 装丁 | 単行本(ソフトカバー) | |
| 価格 | ¥ 1,500 | |
| 感想文 | 概要:読みやすい 本文:漫画、本文、まとめと各項目がまとまっており、読みやすい。 概要:身近な話がよかった 本文:「いるいる、こんな人」 「あるある、こんな話」 「これっておれのこと?」 なんて身近な例え話がたくさんのっていて、自分やまわりの人のことを思い浮かべながら読みました。 この手の本は、そんなことできるかよ!みたいな理想論ばかりだったり、言葉をかえただけで同じことしか言っていない、なんてことが多い気がしますが、この本は違いました。 こむずかしい理論書や、最近の流行ワードばかり載せたものを読むよりも、この本で、普段の自分の行動を振り返る方が、役に立つと思います。 買って損はありません。 マンガもかわいいし、☆5つ。 概要:納得! 本文:ユーイズムはかつては日本人の美徳、常識とされていたはず。でも今のご時勢、皆忘れてしまっていることすら気が付いていないことにこれを読んで気が付きました。読みやすかったです。 概要:ゴキゲン 本文:文章と、わかりやすいマンガで理解が深まります。とても読みやすく、一気に読んでしまいました。 なんとなくわかっていたことでも、改めて文章で読み理解できたことや、なるほど。と感心することがたくさんありました。職場をゴキゲンにすることは相手のためでも、自分のためでもありますね。 早速実践してみます! 概要:様々な職種の方にお勧め出来ます 本文:絵を交えながらの説明もあり 最初から最後まで一気に読み進めました。 自分に照らし合わせながら考える事で 明日からの職場が「ゴキゲン」に出来ると 確信致しました。 価格は少し高いと思いますが それに見合う内容だと思うのでお勧めいたします。 | |
| 著書名 | あなたの職場のイヤな奴 | ![]() |
| 著者名 | サットン, I.R., | |
| 出版社 | 講談社 | |
| ASIN | 4062141361 | |
| 装丁 | 単行本 | |
| 価格 | ¥ 1,575 | |
| 感想文 | 概要:クソッタレは自分自身のなかにもいる 本文:パワハラがいかに職場を毒するかについての包括的な考察である。西欧にも、職場における陰湿ないじめ、というのがあるとは知らなかった。 この手の話は現実には非常に深刻な問題なので、リアルに語るほど暗く重くなりがちだが、もとはビジネス誌に掲載されたエッセイということもあってか、全体に軽妙なタッチなのが救いである。 本書でもっとも重要なポイントは、クソッタレ(=Asshole)はごく一部の気の短い、底意地の悪い上司たちのことではなく、どんな人間もクソッタレになる要素を内に持っている、という認識であろう。筆者も胸に手を当ててみれば思い当たる節はいくつもある。 いま問題を抱えている職場の改善にすぐに効果があるというものではないが、どんな職場にも常にその種の問題=クソッタレ問題が存在する可能性があるのだ、ということを認識するだけでも一読の価値はある。 概要:あなたの職場のイヤな奴 本文:本文より 中にはこんなメールをくれた人もいた。 「わたしも同僚も、あなたのクソッタレ撲滅ルールに深く共感いたしました。実際の話、わたしたちの研究室でも、アンケート調査を行って仕事の満足度を調べたい場合など、『あなたの上司はクソッタレですか?』という質問さえすれば、ほかには何も訊く必要がないほどです・・・・・・・・・・ということで、不快の念を引き起こす言葉かもしれませんが、このタイプの人間の本質を言い表すのに、”クソッタレ”ほどピッタリなものは、ほかには見当たりません」 わたしたち人間は、誰もがときとしてクソッタレになってしまう。正直に告白すれば、わたし自身、何度も罪を犯している。 心理学者によるさまざまな研究によると、ほぼすべての人間は、自分の態度や行動を曲解してーーーーたいていは自分に都合よく解釈してーーーー生きているという。 私がもっとも共感を覚えたのは、三つ目の、自分に都合のよい解釈。ここです。 あるベストセラーのなかに、こんなことが書いてありました。 『 高校を卒業したら、どうするのかね?』 『大学に行きます』 『 ふうん、馬鹿になりにいくんだね』 このことについて、作者は卒業しても米を作れ、といわれても出来ないからだろう。とそう思った。 ,なるほど、そういうことだったのか。自分に都合のよい方に解釈することなんだ。大学に行うと行かなくたって米は作れないだろうにね。 林選弱桑 この熟語を知ったのは揮毫してくれと頼まれたときのことです。意味はと訊ねると、ン十年前の辞書だったら載っていたでしょう。ある社長室の座右の銘として飾ってあったそうです。それをみた記者が、 『 意味はなんでしょう?』 『自分で調べなさい』でした。 概要:米国の職場文化がよくわかる 本文:「パワハラ」という言葉が日本でも市民権を得たように、「クソッタレ」はどこの国にもいる。日本人のあなたの職場にも、きっといるに違いない。しかし、日本と米国は文化の基底がかなり異なるために、クソッタレの発生頻度及び発生の態様に大きな違いが生じる。 米国の子どもは「人と同じことを言うな!」と言われて育てられる。 日本の子どもは「人と違うことを言うな!」と言われて育てられる。 米国のビジネスでは「居丈高に振る舞う」ことが好まれ、しばしば賞賛される。 日本のビジネスでは「謙虚に振る舞う」ことが好まれ、しばしば賞賛される。 このため、経営のタガが緩んだ組織において「低きに流れる」現象が生じたとき、日米では対照的な光景が出現する。 米国では、組織中に「クソッタレ」が跋扈し、組織の中を恐怖と不信感で染め上げ、生産性がガタガタになる。 日本では、組織中に「良い人」が跋扈し、組織の中で遠慮と牽制が蔓延し、必要ではあるが痛みを伴う改革が先送りされ、生産性が落ちていく。 日本の職場にも「クソッタレ」は必ずいるが、米国の職場に比べて発生頻度はかなり小さく、かつ「クソッタレ」度合いがかなり少ない。本書で紹介されている「米国版クソッタレ」のパワフルさに比べると、「日本版クソッタレ」はケツの穴が小さく(small assholeという表現が米語にあるのかどうかは知らないが(笑))、陰険である。 本書を読んで正直「アメリカでは務まらんなぁ」と思った。本書に縷々照会してあるように、「クソッタレ」はアメリカ人とっても苦痛なのである。同調行動に特化した日本人にとっては言うまでもない。 アメリカの職場の風景がよく見えてくる本である。 概要:自分自身を含めて誰でもクソッタレになる可能性がある 本文:本のタイトルから、ありとあらゆる職場のイヤな奴を集めた本かと思っていたら、この本でとりあげているのは、周囲の人間に迷惑をかけ、職場全体の生産性を落としている「クソッタレ」に特化した話だった。 「クソッタレ」について、いかにクソッタレが迷惑か、自分自身がクソッタレになる可能性、クソッタレがいる職場で生きていく手段をいくつもの観点から繰り返し描いているのだが、実例を交えながら展開されていて読みやすかった。 自分の職場にはこの本の中で描かれているような極端なクソッタレは存在しないと思っているが、クソッタレ診断テストをやるといくつかの項目に該当するものもあるから、自分自身を含めて誰でもクソッタレになる可能性があることを心に留めておきたいと思う。 概要:これぞ実務版組織論の最高峰 本文:この本が出たことで、職場の人間関係云々の不毛な本は全て 不要となった、と私は完全に宣言する。 かのチェスターバーナード大先生等のえらい学者が書いた 組織論をいくら読んでも職場の人間関係はいっこうによく ならない。 やっぱ、くそったれを排除するしかないでしょ。 本書のいいところは、くそったれがいくら仕事ができようが それを認めないところだ。 | |
| 著書名 | 職場活性化の「すごい!」手法 (PHPビジネス新書) | ![]() |
| 著者名 | 大塚 寿 | |
| 出版社 | PHP研究所 | |
| ASIN | 4569705812 | |
| 装丁 | 新書 | |
| 価格 | ¥ 840 | |
| 感想文 | 概要:自分自身が元気になった 本文:タイトルからすると、良くありがちな中味の薄いノウハウ本かと思ったが、リクルート時代の経験を踏まえ著者が経営コンサルティングの中で実践してきた知恵集であり、自分の職場でどう使えるのだろうと考えながら読むことができた。著者の提唱する『アナログ』的な手法の復活は大変共感するところであり、私自身がこれまで取り組んできたことに自信を深めることができた。業績の先行きが本当に見えない中で、職場を元気にすることがリーダーとして一番重要なことだと思っている。私自身にとってタイムリーな本であった。著書の師匠の語録が記載されていたが、その中の、『一条の光が信じられない大衆がいるからこそリーダーが必要』という言葉にはぐっと来た。 概要:人事部・総務部・経営企画室必携! 本文:ビジネスブックマラソンの「本日の一冊」で紹介されていたので、さっそく読んでみた。他のレビュアーの方も言われているように、コラムを集めた感じで読み易く一気に読めた。しかしながらその中味の質の高さ、バリエーションの豊富さにはびっくり。うちの会社でも早速使えそうなネタが色々あって、自律を促す魔法の呪文などは試してみようと思う。読み終えて感じたのは、この本は単なる小気味よい読み物ではなく、社内の活性化を何とかしたい人事、総務の「マニュアル・ネタ本・虎の巻」。特に周年行事の企画の立て方、社員図鑑は、これを知っただけでこの本のもとは取れた!感じ。 コンサルティングファームにウン千万円払い続けてもうちの会社は何も変わらないが、この840円の新書が説く実践論に可能性を感じてしまうのはどういうことなのだろうか。 概要:活用次第 本文:元リクルートのトップ営業で現在はコンサルタントの筆者が多くの職場活性化の具体的な手法を紹介されています。 どうしたら生き生きとした職場になるか、風通しのいい職場になるかを悩まれている経営者の方やマネージャーの方は多いと思いますが、明日にでもはじめられる事例や提案ばかりです。 しかし、紹介されている事例の多くがリクルート時代の経験に基づくものが多く、営業所などの単一職種が中心になって組織されている職場ですと適応しやすいですが、ベンチャー企業のような職種もバラバラで評価軸もそれぞれ違うような職場ですと導入しにくいような事例もあるとおもいます。 当然のことですが自社に合った工夫や定着のための努力が必要であるということを前提に読めば結構参考になると思います。 概要:久々にマネジメントに使える本です 本文:多くのマネジメントに関する本が、考え方や原則にとどまる中で、具体的な、そしてやる気になればすぐにでも取り組める手法が沢山紹介されている。また、本の中に収録されている「横山語録」は秀逸で、普段から若い人にわかってもらいたい内容が明確な言葉で語られている。特に「大事だからやるのではなく、楽しいからやる」これからの時代に大事なメッセージだと。この本の中身のいくつかのことに触発されて、思い切って部下をさそってランチにいってみたら、自分の知らなかった面白い話が聞けた。改めて「いろいろ考えるより、行動してしまうことが大事だな」ということもこの本から教わった気がする。 概要:自分好みの活性化策を参考にするのがいいかと 本文:職場活性化の具体策を、とにかく数多く紹介する一冊。 他のレビュアーの方も書いている通り、ひたすらアナログコミュニケーションにこだわった内容だ。 「寄せ書き」 「ガラス張りの会議室」 「いろいろなインセンティブ例」 など、なるほどと思わせるものから、 「社員旅行復活」 「一人ランチ禁止」 など、個人的にはちょっと困る(笑)ようなものまでいろいろあるが、バラエティに富んでおり読んでいて飽きないことは確かだ。 著者が所属していたリクルートの事例も多いため、 「リクルートでは、こういったことをしているのか」 という楽しみ方もできる。 最近、人と人とのつながりがむしろ求められるようになっているという。 そんな時代に、いろいろな発見がある一冊だと思う。 | |
| 著書名 | 職場はなぜ壊れるのか―産業医が見た人間関係の病理 (ちくま新書) | ![]() |
| 著者名 | 荒井 千暁 | |
| 出版社 | 筑摩書房 | |
| ASIN | 4480063463 | |
| 装丁 | 新書 | |
| 価格 | ¥ 735 | |
| 感想文 | 概要:実例をもとに分析する「職場の壊れ方」 本文:あとがきにおいて本書の筆者はこう述べる。「開業していていない医師は事業についてまった くの素人という意味でも、私は事業に関するなんらかを語る上でもっとも非常識な分類に属す る人間だろう。」(218p)たしかに、経営コンサルタントなどが書くそれならば話は簡単なの だが、なぜ産業医が書く『職場はなぜ壊れるのか』なのか。お門違いではないのか。 ところが、ぜんぜんそうではないのだ。本書を産業医執筆したということは、現代の労働問題 (=職場の壊れ方)が、過労死や過労自殺、PTSDなどの労働者が患う精神医療の問題にシフト しているということを意味する。近年、ニュースなどを賑わすようになった職場鬱などもその 代表的な一例といっていいだろう。PTSDとはそもそも、本書の冒頭で論じられているとおり、 ベトナム戦争の帰還兵が患っていたような病である。それは裏を返せば、兵隊さんが戦地で非 日常的な殺戮に直面したという苦痛と、現代の労働者は「ほぼ同等」の苦痛を味わっていると いうことでもある。 本書で筆者が指摘する原因は端的にいって、過剰な成果主義や成果主義導入によってもたらさ れたモラルの劣化した職場という現場にある。 僕が思うに行き過ぎた成果主義というのは、会社を滅ぼすと思う。だってそれって、会社とい う一つの「チームプレイ」を、すべて「個人プレイ」にするってことでしょ。自分の給与や評 価は自分の受け持った範囲によってのみ決定される。そうなると、隣の同僚のことなんてかま ってられないし、余計な干渉をされるとなるとむしろ邪魔になる。 ちょっと考えるとわかることだけれども、周りの同僚が自分と成績争いをする「敵」になるの かそれとも、目標を共有し歩みをともにする「味方」となるのか。 その考え方の違いによって、職場や仕事っていうもののとらえ方がガラリと変わってしまうの だと思う。 概要:自分自身に置き換えて読んでみました 本文:自分自身に置き換えて読みましたが、核心を突いている部分が 多々ありました。私自身も中途入社で数社(役所も含む)の会社 を経験しましたが、今の職場で起こっていることはまさに本書の 内容のとおりです。 職場が昔よりドライでクールになっているのはどこの会社でも 感じたものです。他人の評価が上がるのを嫌って、あえて「情報 を教えない」ことは日常茶飯事でした。コンサルタント会社では、 責任だけ押し付けられ、権限は全くない職場を経験済みです。 最高に笑ったのはゲーム感覚の人事考課です。会社で人事課は 絶大の権力を握っています。基本的な評価は人事課の意のまま です。評価に主観や感情が入りすぎるのは当然なことで、皆、 人事課の顔色を伺って仕事をしているのが実情です。情実人事 などないことを標榜してみても、結局要職はイエスマンや茶坊主 たちで固められてしまうという会社の人事は怖ろしいほどです。 ただ、基本的な問題解決策が示されていないことが残念でした。 「仕事はスキルにあらず、アート」というのはやはりサラリーマン として働いたことがない医師の言うことで、浮世離れ、現実離れした 考え方です。仕事がアート感覚でできるほど世の中は甘くはありません。 スキルのない人間などはけっして会社には必要ないのですから。 概要:成果主義はほとんど出てこない 本文:“看板倒れ”という言葉がこれほど相応しい本もない。 未読者のために説明しておくと、本書では人事制度そのものについての話は皆無で 「最近〜というケースが増えています」的な語りだけ。 しかも致命的なのは、著者が専門家ではないために、その原因を全部ひっくるめて とりあえず成果主義のせいにしてある。 多少なりとも労務に詳しい人間が見れば、それってむしろ日本型雇用の副産物 だろ!というものまで…。セクハラまで登場した時は思わず脱力。 「とりあえず成果主義が嫌な中高年が飛びつくだろ」的なタイトルをつけた編者の 罪は重い。 概要:問題提起としては良いが、結論がなぁ 本文:「成果主義のせいで職場が壊れている」と主張している本。 しかし成果主義は昔からある。「年功序列」だって「勤続年数が長い」という「成果」を評価していたのだから。 この本を読んで考え直した結果私が出した結論は、「年功序列でえらくなった人」が「部下の能力」を評価できるわけがないのに、その辺りを考慮せずに「能力主義」に移行したのが問題の本質だ、と言う事。本来なら「能力主義で評価できる人」を偉くし、それができない人を平に戻して『から』適用しなくてはいけない評価方式を、身分を変えずにルールだけ変えたために混乱が起こったのだと。野球のチームが突如サッカーのチームになれ、と言われたようなもので、監督だってうまく選手を評価できないだろう。 この本の最も悪い点は、上記のような「結論」を何も言わない点と、「おもう」「信じる」などの描写が多すぎる点。根拠が薄弱なので結論が出せないのだ、としか言いようが無い。もちろん、自分が勤務している会社に義理立てしている部分もあるだろうが。 提起している問題点は星5つに値します。しかし、論拠薄弱で -1点。結論がはっきりしていないので -1点。提示している資料や事例で +1点。そこから「あぁ、なるほど」と納得させる内容が『中間結論』としてさえ示されていないので -1点。合計星3つになりました。 概要:朴訥と成果主義に異を唱える姿勢が誠実 本文:産業医としての立場から、建前だけの大風呂敷を広げず 自分の立場では発言できない内容については口を挟まず 朴訥と成果主義に異を唱える姿勢が誠実である。 確かに「職をアートにまで高めよ」といった精神論的結論には 疑問符を禁じえないが、人事評価に王道が無い以上、 成果が出ているとは思えない成果主義を 批評していく姿勢は大事だろう。 | |
| 著書名 | ザ・チェンジ! ~人と職場がガラリと変わる12週間プログラム~ | ![]() |
| 著者名 | 門田由貴子 | |
| 出版社 | フォレスト出版 | |
| ASIN | 4894513439 | |
| 装丁 | 単行本(ソフトカバー) | |
| 価格 | ¥ 1,575 | |
| 感想文 | 概要:始めての本にしてはパーフェクト 本文:フォレストさんの本で、作者は門田由貴子さん。 正直、どうかな?と思って読んだが、 バランスの取れた良い本。わかりやすく 気負いもない。本当に最初の作品? 秀逸の出来に感激。 しかも誘導もうまく 組織票ももっているフォレストさん 売れるわけです。 概要:組織的にも感情的にも超現実的な変化のステップ 本文:どうすれば組織は変わるのでしょうか? 大人は変わることが出来るのでしょうか? 信頼関係は創ることが出来るのでしょうか? 組織改革やチーム作りで必ず出てくる質問に対して 論理的かつ感情的に分かりやすく示してくれています 普通に生活していると 『会社のルール=世間の常識』となっていて ある枠にはまっていることすら気付かないものです ストーリーも秀逸で 登場人物の誰かと似ている部分を発見することでしょう 『長(ちょう)』と名のつく役職の人や リーダーを目指す人は読んでおくことをおすすめします 個人的に感動したのは 第6週目、ひと目でズバリ!職場の姿 同じく第6週目2人のウルトラマン 第7週目ブキヨウ係長、涙の訴え 概要:仕事だけでなく、夫婦や家族関係にも大事なことがわかる! 本文:序盤の「コンノさん」とか「ヒキコモリ社長」なんてあたりがおチャメだなぁと思いながら読んでいましたが、読み進めるにつれて ・一般のビジネス書にないとっつき易さ ・基本となる人の話を聞く事の重要さ ・変革の進め方の概要 の3点にフォーカスした素晴らしい本なのだと気付きました。 例えば問題解決の手法ですとか、もっと深彫り出来るテーマが沢山散りばめられていましたが、それを解説したい気持ちをグッとこらえてキーワードの紹介だけに留め、変革がどのように進んでいくのかを読者に示す事に注力してあります。 このジャンルでは、ありそうでなかなか無い内容であり、多くの人が大枠を捉えるためにまず最初に手にとるべき本だと思いました。 また、問題解決の技法だけをいくら勉強しても、やはり小手先のテクニックだと思います。 勉強しているのに上手く実践出来ていない人が、そのテクニックをどのように使えばよいかを 知るには最適だと思いました。(意外と多いと思います) ちなみに本書の内容は仕事だけでなく、家族や夫婦の会話についても同じことが言えます。 私はこの本を読んで、妻との会話の仕方の中で、それぞれがやってはいけない事をやっていた事がわかりました。 今はザ・チェンジ!を妻にも読んでもらい、夫婦のコミュニケーションの仕方を見直しているところです。 最近はだいぶ夫婦仲も安定してきました。 概要:今の自分に必要なポイントが見つかる本 本文:『ザ・チェンジ』を読みながら仕事先のことを思い出して、社長が自分に 責任があると認めることと、役員にエンジンの核となる人が一人でも いることが大切だと思いました。 本当に沢山のエッセンスが盛り込まれている『ザ・チェンジ』は、 読むたびに、そのときに問題意識がある箇所にビビッ!と来る本だと 思います。 概要:是非 2回読んでみてください 本文: 私自身は、IT企業の管理職をしていますが、うつ病を患う社員が増え、 個人で産業カウンセラーの資格を取得しました。 会社は資格を認めませんが、いずれどこかで役立てたいと考えています。 この本と出逢い、役立てる為の方法を 具体的に知ることができ、嘆称しているしだいです。 著者の門田氏も、産業カウンセラーの資格をお持ちで、 心理学には造詣が深く、観察法、エンカウンターグループ、 行動療法、認知行動療法、論理療法なども随所で 当意即妙に応用されているように思いました。 この本を手にした皆さんに、お伝えしたいことは、 1回読んだ後に、著者がその域に達するまでに歩んだ、 苦労や反省、そこから得た人間性を考えつつ、 もう一度読んでいただきたいということです。 そうすると、1回目は面白かった独り言も、より深い 人間愛を伴った言葉として、心に響くのではないかと思います。 著者が組織改革のノウハウを通して伝えたいことは、 そこにあるような気がしています。 最後に、 評価は星5つ以上の内容であり、今後も門田氏が「勝利の女神」として活躍されることを 大いに期待しています。 | |
| 著書名 | あなたが職場で嫌われる理由―性格・タイプ別「人間関係」のコツ (PRESIDENT BOOKS) | ![]() |
| 著者名 | 内藤 誼人 | |
| 出版社 | プレジデント社 | |
| ASIN | 4833450380 | |
| 装丁 | 単行本 | |
| 価格 | ¥ 1,000 | |
| 感想文 | 概要:非常に満足できる1冊 本文:1000円という価格からは創造できないほど、充実した内容の本でした。 また、本書は、各テーマをその道のプロが解説を担当し、そのエッセンスが濃縮され、中身の濃い作りとなっています。 それから、ただ読み続けるだけでなく、ビッグファイブという特性判断を扱うパートでは、テストが実施できるようになっていて、その後の解説により、自分の長所・注意点が把握できます。簡易な判断テストですので、職場でもすぐに利用できると思います。 また、個室化現象、対話欠乏、評価不信、といった最近の職場に漂う不安要因を、10万人調査による裏づけで解説するパートもありました。大変説得力ある内容で、必見です。 そして、ビジネスで実際に成功している方々の交渉術の解説も、実践的なセリフの紹介が多く、参考になりました。 本書は、非常にお買い得な1冊だと思います。 【内容紹介】 ・鈍感力と敏感力、心のマネジメント ・ビッグファイブ理論タイプ別付き合い方 ・10万人調査!高生産人間vs低生産人間 ・相手は納得、あなたも安心の交渉術 | |
| 著書名 | 職場の人間関係づくりトレーニング | ![]() |
| 著者名 | 星野 欣生 | |
| 出版社 | 金子書房 | |
| ASIN | 4760826149 | |
| 装丁 | 単行本 | |
| 価格 | ¥ 1,890 | |
| 感想文 | 概要:最高に素晴らしい1冊。 本文:星野 欣生サンの待望の「人間関係づくりトレーニング」シリーズの第2弾です。 まだ全部読み終えていないんですが、実に素晴らしい内容になっています。 こういう素晴らしいエクササイズをより多くの学校・職場で導入してほしいと心から思います。 決して忘れてはいけない人としての大切な心をできるだけ多くの人に取り戻してほしいです。 この本には人が失いかけた何かを思い出させてくれるヒントが詰まっています。 | |
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