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個人輸入代行の『舶来屋』がお薦めする「 しんぶん 」関連の書籍をご紹介しています。


著書名 新聞ダイジェスト 2009年 01月号 [雑誌]
著者名
出版社 新聞ダイジェスト社
ASIN B001N01CMG
装丁 雑誌
価格 ¥ 870
感想文概要:
本文:

著書名 モンスター新聞が日本を滅ぼす
著者名高山 正之
出版社 PHP研究所
ASIN 4569698336
装丁 単行本
価格 ¥ 1,260
感想文概要:もっと読んでもらいたい本です
本文:私もそうでしたが、大多数の日本人は新聞やテレビ等の報道が偏向しているなんて思ってもい
なくて、それを否定する話題は本当に少ない。最近でこそインターネットが広まり誰もが発信
者になり得るようになってきたため、少しずつ変化しても良さそうな物だが完全に信じている
人はこの本で言っている様な記事をちょっと読んだだけでは気にも留めない。
反対意見の主張も知っておこう、とか、話題の一つとして、とか、どんな動機でも良いからこ
の様な本を手にとって知ってもらいたいですね。
ちょっときつい表現が多く朝日読者には嫌悪感を抱く方が多いと思いますが、そんな方にこそ
読んでもらいたい一冊です。


概要:これ一冊で充分です
本文:朝日の醜悪さやTBSの稚拙さを入り口に近代日本を知ることが出来、また
散漫にある情報を一冊にまとめた秀作です。
自虐っていうけど何?とかホントってなに?と最近の報道やネットでみる情報の量に
迷子になってたのですが、まさに一刀両断。なるほどねーっとうなずきます。
この本で情報を整理できたので、黄さんや石平さんの著書も理解できました。

概要:的確にして痛快で小気味よい「朝日新聞」批判
本文:実に痛快な本である。
「馬鹿」な者には馬鹿にした言葉遣いはするものの、感情的に口汚く罵るのではなく、客観的に事実を述べて非難してゆく。
各話題が簡潔に短くまとめられているのでテンポよく読み進められる。

天下の捏造新聞「朝日新聞」を始めとする報道機関とは言い難いマスコミを話題の中心に据えてはいるが、話題はそこにとどまらず「堕落した警察」「税金逃れの海外移住」「恥を忘れた日本人」「腐りきった官僚」など、幅広く日本の問題点に言及している。

切れ味鋭く実に的確で辛辣な文章は「よくぞ言ってくれた!」という感じで実に気分を壮快にしてくれる。

また、本題からはそれるものの戦後のマスコミ報道の嘘を理解するために解説される、第2次世界大戦に至る世界の、特にアメリカの動きは、各国の取った行動の本当の理由を理解するのに不可欠なものが簡潔に述べられており、優れ物である。これだけでもこの本を買う価値がある。

概要:では何故モンスターになったの?
本文:朝日新聞が親中国、売国新聞になった理由、その辺を詳しく書いて欲しかった。
朝日新聞の報道が偏っているのはわかる。
その理由を知りたいが一行も書いてない。

概要:中共に軸足をおくモンスター新聞社による産経排除の動き
本文:本書は、朝日新聞、NHK、TBSなど大手サヨクマスコミの歪曲報道を糾弾
する書です。特に朝日は、日本人・日本政府は全て悪、一方、中共・韓国は
全て善という立場で捏造記事を乱発し、日本を貶め続けているのだと。中で
も見逃せない動きは、中共政府に擦り寄る形で大新聞社である朝日、読売、
それに大手経済紙の日経が加わり,産経新聞を排除する動きがあるのだと。
将にこれこそいつも新聞社が糾弾する大政翼賛体制と呼ぶべきものです。

著書名 日本経済新聞の読み方
著者名
出版社 日本経済新聞出版社
ASIN 4532313899
装丁 単行本
価格 ¥ 1,000
感想文概要:なんとなく日経読んでるかたは一読してみるとよいですね
本文:前半は主に紙面の構成やどのページにどんな記事があるかを解説し、後半の章には2007年のニュースを日経紙面に書かれている記事を元に分析しながらまとめてくれています。

今まで日経新聞読んでた方で、もうちょっと効率良く読めたらな〜なんて思っている方には、なにかしらの速読に繋がる足がかりになるんじゃないでしょうか。

また、2007年の経済界やトレンドの動向などのデータがほしいかたにもオススメですね。新聞10部買うより安いですし。

概要:これは使える
本文:この本、侮れない。
なぜなら、日経新聞の見方が変わるから。

ビジネスマンであれば、日経新聞は毎日読んでいると思うが、構成は意識していない人が多いのではないだろうか。
しかし、構成を意識して読むと、実に効率的に読める。
また、経済の見方や経済指標の関係が簡潔に記載されている。
これは使える。

1000円。安い。

著書名 新聞と戦争
著者名朝日新聞「新聞と戦争」取材班
出版社 朝日新聞出版
ASIN 4022504420
装丁 単行本
価格 ¥ 2,415
感想文概要:絶対忘れないよ。
本文:朝日がいままでやってきた日本および日本人に対する反日行為を絶対忘れないよ。

概要:満州開拓団の壮行会を主催していた!!!
本文:■ 【見開き二頁で読み易い】
1931年に引き起こされた満州事変に始まり、’45年に敗
戦を迎えた大東亜戦争に至る凡そ15年間における朝日
の報道と新聞社という会社の社会文化活動を600ページ
の著書としたものです。「はしがき」にあるように「社会の
軋みと記者の身悶え」を表現したという、見開き2ページ
毎の小話にして、それぞれに写真を付け、文字も大き
く、文章も読み易い内容になっている。

■ 【ノモンハン事件の記述が無いが? 】
全編24章に分けられ、ほぼ時系列に章立てされている
が、時には次の章で時代が遡って、頭の体操にはよい
が、論点に戸惑いを感じる。何故か、’39年の満州での
物量が故に日本が敗北した「ノモンハン事件」の記述が
無い。ノモンハンでの敗北の反省があれば、二年後の
大東亜戦争開戦も無いとの俗説もある。朝日はノモンハ
ンを報道していなかったのかのだろうか?

■ 【満州開拓への提灯持ち 】
現在まで尾を引いている内容もありました。第九章「満
州開拓」です。’39年6月の「満蒙開拓青少年義勇団」の
壮行会の主催者が朝日新聞社だったことです。満州移
民は、’36年に政府によって500万人移送計画とされ、そ
の国策の提灯持ちを朝日はしていたのです。その他、満
州開拓関連の啓蒙書、小説の出版、、満蒙開拓の父と
された農本主義者の「朝日賞」授与(’41年)などです。

■ 【残留孤児支援への責任は? 】
45年ソ連参戦により、関東軍は持久戦を叫ぶ一方、幹
部家族は避難列車で早々に帰させ、20万の開拓団が残
されたことは、周知の事実です。往時の「壮行会」主催
の事実を知ると、現在の帰国残留孤児老後保障への取
組や、国家賠償支援原告団などへ朝日は、如何程に関
わっているのか?現在の残留孤児への取組み(支援活
動)を如何に継続しているかを知りたいものです。



概要:『太平洋戦争と新聞』を読みましょう。
本文:「私が小さい頃、祖父が口癖のように言っていたのを思い出します。朝日の論調が変わったら気をつけろ、と」。

この一文から始まるのでそれは徹底的に自分たちが書き散らした記事について痛烈な自己批判・総括が行われるものだと期待して頁をめくっていくと本当にガッカリさせられます。てっきり580頁もあるので、当時の新聞記事を歴史的資料として、この記事とこの記事が悪かったとそのまま転載して、そのうえで背景を分析、どこかどう間違っていたのかという具体的批判が行われるのかと思いきや、そこはおざなり。こんな記事を書きましたというだけで当時の威勢のいいスポニチ真っ青の見出しなどの資料が添付されていないために、「こんな考えをもっていた記者もいたのですが、結局だめでした」といった自己擁護がだらだらと続いているだけ。この程度の反省しかできずに今後、朝日新聞は堂々とうしろぐらいところなく民主と自由のためにペンの力でもって戦い続けられるのかと非常に暗い気持ちになりました。

少なくとも世論を煽りに煽って戦争突入への「空気」を作り出したのは、そういう記事が「売れた」という身も蓋もない事実、戦争で焼け太ったということを書かなければ説得力ゼロであります。

もしも、この手を手に取ろうと迷われている方がいらっしゃるなら『太平洋戦争と新聞』(著)前坂 俊之 をお勧めいたします。

著書名 改訂新版 朝日新聞の用語の手引
著者名朝日新聞社
出版社 朝日新聞社
ASIN 4022289147
装丁 単行本
価格 ¥ 1,680
感想文概要:
本文:

著書名 ネット時代 10年後、新聞とテレビはこうなる
著者名藤原 治
出版社 朝日新聞社
ASIN 4022502320
装丁 単行本
価格 ¥ 1,470
感想文概要:見えた、朝日新聞の倒産
本文:この本の版元は朝日新聞社出版部である。
おそらく、朝日新聞の中堅社員が「このままでは、朝日はネット時代を生き残れない」と危惧し、頭の固い年寄り幹部を啓蒙するために、元電通総研社長という、権威ある著者を担ぎ出して、ネット時代において、紙の新聞を配達するビジネスモデルがいかに時代遅れかを語らせたのだろう。

しかし、本文を読むと、800万、1000万という膨大な読者を持つ朝日、読売は、世界にほかに類例がない「戦艦大和級」の巨大新聞社のために、ビジネスモデルの切り替えができないだろう、と悲観的だ。

著者は、グーグルのようなただ1つのサイト「eプラットフォーム」(仮称)から、新聞記事もTV番組も広告もすべて検索して見るようになる、と予言したあと、結論として、日本人にとっての「eプラットフォーム」の支配者になるのは、新聞社、テレビ局、ネット企業などのうち、「豊富な人材、コンテンツ、経営能力を持つ会社のうちどれか」とぼかしている。

しかし、民放テレビは、企業スポンサーを顧客とするB to Bだから、消費者個人相手のB to Cが重要になるネット時代には経営能力が乏しい。新聞社は、個人への宅配で売っているのでB to Cだが、広告は個人ごとに細分化されておらず、特定地域の読者全員に同じ企業の広告を見せる「マス広告」ばかりで、要するにB to Bだから、これも経験不足だ。

結局、視聴者個人から受信料を集め、視聴者からの苦情や質問やリクエストに丁寧に答えるB to Cに励んできたNHKが、動画コンテンツの豊富さもあって有利なのかと思えるが、民間企業として利益を上げた経験のない、一種の「お役所」だから、これも苦しい。

結局、いまのところeプラットフォームの支配者の最有力候補は、グーグルか、このアマゾン(か、両者が合併した「グールゾン」)だろう。

いずれにせよ、朝日新聞社に未来はない。


概要:ホリエモンの言う「メディアとネットの融合」とは何かを示した本
本文: ネット社会がもたらす構造変化を論じたものとしては、あの「ウェブ進化論」などと同種のもの。ただ、既存メディアの雄ともいえる電通出身の著者の目から見た近未来の分析というのが興味深い。
 2011年のテレビ地上波の完全デジタル化が、我々の考えている以上に劇的な変化をもたらすことを提示し、現状分析を行った上で、その行く末を大胆に予測する。ホリエモンが盛んに言っていた「メディアとネットの融合」というのは、具体的に何かということが本書に示されている。
 特に広告に関して「スペースを取る、埋める」といった概念が、ネット社会ではまったく意味をなさなくなるという指摘はインパクトがあった。新聞やテレビという既存の大メディアの問題点についても、豊富なデータや資料に基づいてリサーチされているので、こちらの方も面白い。
 さまざまな規制によって守られてきた第四の権力「マスコミ」にも、いよいよ本格的な変革の時が訪れるということをひしひしと感じさせられた。

著書名 1日1分!英字新聞プレミアム2 (祥伝社黄金文庫)
著者名石田健
出版社 祥伝社
ASIN 4396314531
装丁 文庫
価格 ¥ 780
感想文概要:初心者向けの分かりやすい本
本文:単語の意味も本の右もしくは下に記載されているため辞書を使う必要がなく英文を無理なく読めました。
初心者の方でも英文法をしっかり勉強している人、特に構文を勉強している人であれば十分読みこなすことが可能です。



概要:「1日1分」ではなく短期集中本です。
本文:英字新聞を読んで挫折した人、しばらく英語から離れていてリーディングの勘を戻したい人、
TOEICのリーディング対策で通勤時に何か読みたい人、など、さまざまな人に役立つと思いま
す。すでに英字新聞を読みこなしている人には必要ありません。

そもそも、日本語の新聞でも読まないような経済や政治の記事を英語で読もうとしても挫折す
るのは当たり前です。私も続いたことがありません。その点、この本は、文庫で持ち運びも楽
だし、一記事あたりの文章自体が短いので、さらっと読めます。英字新聞にチャレンジしたい
と思っている方の入門書としては最適なのではないでしょうか。

いくつかの単語が何度か重複して出てくるようになっているのは作者の工夫だと思います。例
えば、この本であれば、「サブプライムローン」のような単語が自然に覚えられます。

使い方としては、本のタイトルの1日1分ではなく、ある程度の分量を一気に読むのがよいと
思います。著者も冒頭で4日間で読み切ることを推奨しています。1日1分を続けるのって意
外に大変なので、全体を速読して、できれば2−3回通読するのがよいのではないでしょう
か。

著書名 新聞再生―コミュニティからの挑戦 (平凡社新書)
著者名畑仲 哲雄
出版社 平凡社
ASIN 458285446X
装丁 新書
価格 ¥ 798
感想文概要:ビジネスではなく「営み」として新聞を再考
本文:序章を読んで「はっ」とした。今までどれほどの「新聞斜陽説」を読んだか知れないが、確かに「産業」としての新聞という意味合いに過ぎない。中央の大新聞人から「終焉論」が出る中、著者はそれらの議論に「『営み、表現としての新聞』の意味合いが込められてない」として、地方紙という『周縁』から本来の表現としての「新聞」の可能性を探った。

3本の事例が掲載されているが、「鹿児島新報」廃刊の瞬間から始まる。会社がつぶれたのに、記者たちは明るい。私がここ数年見た大手新聞記者たちの「もう新聞はだめだ」という嘆息とは対照的だ。ほかの事例研究もいずれも示唆に富む。半年で休刊に追い込まれた「みんなで作る滋賀新聞」について、著者以前に学問的調査を誰もしていなかったことに驚いた。県紙を立ち上げるという数十年ぶりのイベントですら注目を受けないほど新聞研究は流行らないということか、そして、記者クラブや、創刊間もない新聞の選挙報道を禁じる法の存在など、新陳代謝のないこの業界の硬直性を感じさせた。

今の新聞は「記者と読者」、「生産者と消費者」ときっちり線引きをしているが、本書の3事例はいずれも、その線引きを金の問題でやむにやまれず、かつ意図的に曖昧にすることで「共同体内の表現の場」であろうとした。それは、新聞の「新聞業」が極大化した現在、古くも新しい「新聞」像に立ち返ることが新聞が生き残る道なのかも知れない。新聞問題をウオッチする上で、頭に非常に新鮮な本だった。

概要:ジャーナリズムの逆襲
本文:本書は、現役のジャーナリストであり、東京大学大学院情報学環でジャーナリズム論を研究している著者の修士論文を短縮し、再構成したものである。

本書では、地方紙というジャーナリズムの周縁において、「新聞という営み」を再認識、再構築しようとするジャーナリストたちの奮闘ぶりが、生き生きと描き出されている。質、量ともに豊富な事例研究は筆者のジャーナリストとしての力量が生かされている。しかし、本書の価値をより高めているのは、本書が単なる事例研究の集合だけではなく、こうした事例をジャーナリズム論の中で位置づけようとする理論的な考察が行われている点にもある。つまり、著者は、正統なジャーナリストでありながら、正統なジャーナリズム研究者であるという、我が国においては貴重なポジションから議論を展開している。

加えて著者は、新しい世代のジャーナリズム研究者、林香里准教授の門下である。林准教授のジャーナリズム論の基本的な認識の一つは、意識活動としてのジャーナリズムとシステムとしてのマス・メディアの峻別である(この認識は、林准教授の師匠である花田達朗早大教授にその源流がある)。林准教授は、この両者が一体化した現在のマス・メディア状態を「マス・メディア/ジャーナリズム」と定義して、その周縁にこそジャーナリズムが宿る、というテーゼを追求している。その意味で、前提とする認識では「マス・メディアの側のジャーナリズムに対する優位」もしくは「マス・メディアによるジャーナリズムの浸食」があった。

本書は、こうしたマス・メディア/ジャーナリズムの対抗関係を背景にしながらも、現代のマス・メディア環境の中で、衰退しつつあるシステムとしての「新聞社」(マス・メディア)に対して、ジャーナリズムの側からアプローチすることで「新聞」として再生する可能性を示唆する。林准教授のアプローチを踏襲しながらも、そこに独自の視点を提示することに成功している。マス・メディアというシステム運動によって浸食され続けてきたジャーナリズムの側からの、逆襲の宣言でもある。

新聞とは何か、を再検討することは、遠回りのようかもしれないが、新聞が生き残ることノウハウを考えることより以上に、新聞の再生に繋がるだろう。


著書名 1日1分!英字新聞プレミアム (祥伝社黄金文庫)
著者名石田 健
出版社 祥伝社
ASIN 4396314299
装丁 文庫
価格 ¥ 780
感想文概要:
本文:

著書名 新聞の時代錯誤―朽ちる第四権力
著者名大塚 将司
出版社 東洋経済新報社
ASIN 4492222774
装丁 単行本
価格 ¥ 1,785
感想文概要:新聞業界の閉鎖性を糾弾する一冊
本文:高杉良「乱気流」で著者を知り、「日経の黒い霧」からの連読。
著者は日経の元敏腕記者でしかも部長職まで勤めた人物だけに、新聞業界に関する見識と現状への問題意識が高く、本書でいわば「告発」している新聞の「時代錯誤」への指摘・考察は深いものがあります。
特に5章〜8章にかけては、戦後の新聞業界を取り巻く環境(独禁法特殊指定などの法制度)の変化の経緯が細かく解説されていて、大変ためになります。当初は他の製品との抱き合わせでタナボタ的に適用された再販制度が、結果的に業界の既得権の象徴となっているあたり、自らを変革できない「日本的なもの」を新聞業界に感じてしまいます。このような体質の業界に真のジャーナリズムは期待できるのでしょうか?
ちなみに、日経VS大塚氏の戦いについては私は大塚氏を全面的に支持しますが、その前提で本書に一言。本書では日経の社内株式保有制度の瑕疵について、細かい法解釈議論を展開しながら指摘し、日経の体質を批判していますが、重箱の隅をつつきすぎているような印象を受けました。新聞業界についても「錯誤」を指摘するだけでなく、今後どうしていけばいいのかという視点を期待したのですが、最後にほんの少し書かれているだけ。「日経の黒い霧」と併せて読んだためか、著者の日経批判もなにか私怨を晴らすためのような気がして少し食傷気味です。
著者ほどの経歴と経験、知識があるなら、いつまでも日経批判本でメシを食うのでなく、そろそろ「あるべきジャーナリズムの姿」を提起するような前向きな著作を期待したいのですが。


概要:日経の問題点
本文: 戦前、毎日新聞は、高学歴、高所得、財閥、海軍、欧米寄り、都会的な朝日新聞に部数競争で勝つため、農村、アジア、苦学そして陸軍寄りの姿勢をとり、最後は陸軍のお先棒をかつぎ、日本を戦争そして敗戦に導きました。
 戦後の新聞業界で、日経新聞が、売らんがために、魂を売り渡し、偽情報を乱発して恥じることがなく、第二の敗戦といわれる戦後経済の破綻を招いた主犯であることが、この本を通じてはじめてわかりました。
 戦前、毎日に追従してしまった朝日、読売が、今度は日経に追従し、一緒にネットサービスANYをしているのは、情けない限りです。そんな視点を持てたのもこの本のおかげです。
 昔、大企業の役員から、ウォールストリートジャーナルやフィナンシャルタイムスと比べ、日経の記事の確度が低く困ると聞かされたことがありますが、この本で内情を知り、なるほどと思いました。
 大変、示唆に富む本です。

概要:規制緩和と情報開示は、まず櫂から始めよ
本文:著者曰く、時代から取り残され、規制緩和が一番求められて
いる業界は新聞業界なのだと。この指摘に強く賛同します。
再販制度や記者クラブという前代の規制制度に守られており、
改革の話が俎上に上がった際には、言論の自由と盾に業界
が一致団結して反対の大合唱。政治家や役所、一般企業に
対して事ある毎に情報開示や構造改革を煽る新聞社は、非
上場であることを盾に自社の経営情報は全く開示されていな
い実態。規制緩和と情報開示という文言は、新聞社にお返し
したいと思います。まずは櫂から始めよ。
余談ですが、名古屋女性拉致強盗殺害の容疑者の一人は
朝日新聞の新聞拡張員でした。各社が朝日の名を報じたの
に対し、当の朝日は単なる新聞拡張員の文言でお茶を濁し
ました。文化大革命がリンチ殺人であった本質を知りつつも
賛美し続けた朝日の隠蔽体質は変わってないと感じました。

概要:大新聞のやりたい放題はいつまで続くのか?
本文:著者は日経の株主として2003年の株主総会で、私物化の限りを尽くした鶴田氏の解任を提案した。だが、日経はその彼を懲戒解雇したのだ。

著者も懲戒解雇撤回の訴訟と、子会社の不正経理事件でこうむった被害100億円の損害賠償を求めて株主代表訴訟を提起した。

結局鶴田社長は会長だけでなく相談役も退任したことから和解し、著者は復職を果たす。


日経新聞が現経営陣によって私物化されている現状の告発が主体となった本だが、全体的にはタイトルどおり新聞という権力への批判となっている。

社会の木鐸たる新聞社のあまりの閉鎖的な現状に、改めて驚きあきれるばかりだ。

「第四の権力」などといわれるが、それを担うのは国民から付託を受けたわけでもない、民間企業の偏差値秀才たちだ。

今まで、競争原理にさらしたり、株式の流動性を高めて株主によるチェックを働かせようという試みはすべて失敗している。そのたびにヒステリックなキャンペーンを繰り広げる。

つまり彼らは何の外的統制も無いままに権力だけを行使しているということなのだ。許されることだとは私は思わない。

ネットの進展によって、新聞が世論を誘導すること、あるいは新聞のやりたい放題はどんどん困難になっていくと思うのだが、新聞という権力のやりたい放題はしばらくは続くのだろうか。

公取委の竹島委員長の「この問題が消えてなくなることはもうない」という言葉に期待したいところだ。

概要:再販制度の経緯だけでも一読の価値
本文:言うこととやることが違う。
最近、新聞に対してそんな感じを抱く人もいるのではないか。

著者によれば、それが日本の新聞というもので、ジャーナリズムとは無縁、
その体質は戦時下の言論統制、1940年体制が起源であるらしい。
地方紙の一県一紙という妙な不文律もそれ以来だという。

また、社説では舌鋒鋭く対象を批判するのに(例えば説明責任など)、
自身に問題が起きた時には何故か同じ論理は適用されない
(朝日のNHK番組改変報道をめぐる自己検証記事が好例)。
問題の数々は枚挙に暇がないが、
それらは全て「言論の自由」という錦の御旗のもとに
新聞社が普通の会社になることを拒んできた結果といえる。

2006年に新聞業界を慌てさせた、
再販制度における特殊指定見直しの問題。

新聞のなりふり構わぬ見直し阻止の動きは、まさに暴挙であった。
紙面を反対意見のみで埋める、支配下にあるテレビも同調させる、
最後に政治家を巻き込んで、独禁法改正をちらつかせることで
公取委を屈服させたことには怒りを覚えたものである。

再販制度とその中の特殊指定とはどのようにして始まったのか。
本書ではその経緯が詳しく述べられていて、貴重である。
再販制度の件は、
そもそも言論の自由だの宅配制度維持などとは関係なかったことがわかる。


自らの変革を否定し続けることで、「時代錯誤」となってしまった新聞。
著者は普通の会社になれと叱咤するが、
果たして新聞自ら変わることができるのか。
外からの圧力なしには変わらないような気がするのである。


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