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著書名 旅する力―深夜特急ノート
著者名沢木 耕太郎
出版社 新潮社
ASIN 4103275138
装丁 単行本
価格 ¥ 1,680
感想文概要:深夜特急の完結
本文:やっとこの本を読んで深夜特急の旅が完結したように思いました。深夜特急を夢中で呼んだ人なら楽しめる本だと思います。私も15、6年前に読み、旅の情熱を吹き込まれてからいろいろな街に行きました。ポルトガルのリスボンに行った時砲台の見える公園に立った時、沢木耕太郎もここに居たんだと思うと何か感慨深いものがありました。それは旅に出て本当に良かったと思う一瞬と沢木耕太郎への感謝の気持ちでした。

概要:出会った時が最良の時
本文: 僕は、26歳という沢木耕太郎さんがいうところの最もバランスの良い時期に、日本から飛び出せなかった人間だ。飛び出すことを考えないタイプの人間ではないのだが、その当時の僕はようやく定職についたばかりであった。
 だから、沢木耕太郎さんの本は読んではいたが、はっきりとしたひがみによる嫉妬心を抱いていた。「深夜特急」に刺激されて旅立った人達すべてが羨ましかったし、旅立てなかった自分に苛立ったりもしていた。
 この本は、そういう気持ち先走り型の中途半端な旅人に、何というかある種のなぐさめを与えてくれる。
 自分だけの旅を見つけられるかもしれない、あるいは、僕自身がたどってきたこれまでの道が、僕だけのかけがえのない旅だったのだのではないかと思える、そんな気にさせる本であった。
 まだ、読んだことがなかった(羨ましくて手が出せなかった)「深夜特急」を読み始めた。
 

概要:「経験が、感動や興奮を奪ってしま」う前に跳べ
本文:名作『深夜特急』シリーズ誕生の前史や創作過程などの余滴部分を記したいわば本当の「最終便」作。云うまでもないが、本書の前にまずシリーズ全作を読むべき。(但し、個人的にはシリーズそのものに関る部分よりも、作家沢木耕太郎が誕生するまでの「彷徨する姿」を描いた部分が印象的であったことを告白しておく。)

「旅する力」それは広く云えば「偶然に対して柔らかく対応できる力」(272頁)という一言に収斂されよう。本書を読んで、私も大学5年生になる直前の春休みに、バックパッカ−としてクラコフ(アウシュビッツ収容所)やベルリン(統一前の東西両市)をはじめとする欧州各地を巡り、ただひたすらに歩きまくった2箇月程の安旅行のことを思い出した。嫌なこともあった筈だが、帰国後の「一皮剥けた」感じも含め、今では私の原体験の一つとして全てが美しい思い出となっている。「もちろん経験は大きな財産だが、未経験もとても重要な財産なのだ」(236頁)。

私が氏の名前を初めて知ったのは、かつて父の書斎で偶々手にした「展望」1976年4月号の「長距離ランナーの遺書」を一読したときであるが、それにしても氏の明晰なそれでいて思いの籠った文体にはいつ読んでも魅了される。おそらくはより深き成熟に向かって今後も飛翔を続けるであろう氏の益々の活躍を楽しみにしたい。


概要:深夜特急を通した旅論
本文:深夜特急本編の秘話や裏話公開!というほどの内容ではないので、
過剰な期待は禁物だが、
深夜特急に即した中での、沢木さん自身の旅とは何かが語られていて、
旅をしたことがある人、深夜特急を読んだことがある人なら、
うんうんうなづきながら読めると思います。

私にとってはやや一般的な旅論的話よりも、
デビュー直後の沢木さんのライター活動が、
非常に興味深かった。

深夜特急をもう一度読みたくなりました。


概要:旅を通じた人生の本
本文:私は妻と子供2人(小学生)で2006〜2007年に1年間

世界一周に行ってきました。中南米〜アフリカ〜中東〜アジア。
経営コンサル・講演家の仕事を中断して。

当時はそれまでのダメ人生が好転していた時でしたが、
沢木さんも最初のピークの時、あえて捨てて旅に出た。
だから、あえて捨てて行くのだと。

結果は・・帰国後はスグに仕事も復活し、むしろ倍増。
私の本もベストセラーになり、妻と子供が書いた世界一周の本も出ました。

スゴイのは、世界の途上国にある日本人安宿には、かならず「深夜特急」があり
私もあらためて全巻を読み直しました。最高でしたね。

素晴らしいです。大人の深夜特急。

これは偉大な人生本です。



著書名 旅と鉄道 2009年 01月号 [雑誌]
著者名
出版社 鉄道ジャーナル社
ASIN B001MFTU08
装丁 雑誌
価格 ¥ 980
感想文概要:
本文:

著書名 タビと道づれ 4 (4) (BLADE COMICS)
著者名たなか のか
出版社 マッグガーデン
ASIN 4861275377
装丁 コミック
価格 ¥ 600
感想文概要:自分のいていい場所を求めて
本文: 謎は少しずつ解き明かされ、物語は終局に向けて主人公ともども疾走している感があります。タビとクロネ君の間に生まれた物語も中盤で結着がつき、ニシムラさんの過去と今を描く「ニシムラ編」が開幕します。

 12年前。
 自分の存在は劇で言うならば、一切のスポットライトのあたらない「その他大勢」であると信じていたニシムラ少年は、特別な才能も情熱も持ち合わせない自分がいない世界は何てキレイなんだろうと嘆息しつつ、虚しさと寂しさに満ちた日々を送っていた。
 自分はこの世界にちゃんと存在しているのだろうか――。
 自らの居場所を見つけられない彼にある日、急激に訪れた転機は、そういった疑惑を吹き飛ばし、自分が「この世界にはっきりと存在しており、そして、誰かに必要とされている」ことを信じさせてくれた。
 その日から彼は、自分に居場所をくれた少女のことを守り続ける「おまわりさん」となったのだった。

 けれど歳月は経ち、守ってあげたい少女への想いにいつしか「恋」という名がついたとき、彼女の傍らには自分以外の青年の姿が既にあり、ニシムラさんは再び「自分のいない世界」の美しさを認め、さんざんに嫉み、そして、絶望に苦しむのだった……。
 
 願い事が何でも叶う星の輝きを前にしたとき、彼はこの街が明日へ進まず、同じ一日を繰り返し続けることを願う。
――すべては、世界から忘れ去られかけた自分という存在を確かなものにしてくれた彼女の、その横顔をずっと見たいがために。

 誰も誰しも、生きている上で自分が「必要ない人間」「退場を命じられている脇役」ではないかと思うときがある。自分の居場所を捜し求めて、いまだ見つけ出せずにもがく人々にとって、ニシムラさんは他人とは思えないはず。「これは自分だ」と叫びたくなるかもしれません。
 彼と、彼のような人が、いつか必ずや幸せとともに「自分のいていい場所」を見つけられることを願わざるを得ません。私たちの手は何よりもまず、そこにいる誰かの手をつかむためにあるのだと信じたいから。

概要:願いという支配欲
本文:謎が謎を呼ぶ第4巻になってます。

手に汗握る展開!

それはハラハラドキドキ、ではなくて、
ドキン…ドキン…みたいな。

今巻はニシムラさんと道づれ(途中)。

カノコが見つけたもの、それから導かれるある疑念…
思わずゾクリとしてしまいますね〜。

一方、タビは嫌いだった自分をまた一つ乗り越えることができます。
そしてある人物に連れられ、航ちゃんへの道を行く…

それぞれの思惑が明るみに見え始め、急展開の第4巻。
さらなる謎と、人の願いの業の深さが垣間見える気がします。

心に染みるセリフの数々も素敵ですが、このゾクッとする興奮のような感覚を味わいたくて、読んでると言っても過言ではないかも?

たなかのか さん、大好きだー!!

著書名 ヨーロッパを旅してしまった猫と12ヶ月2009カレンダー C-214-NH
著者名
出版社 グリーティングライフ
ASIN B001BDEMP4
装丁 カレンダー
価格 ¥ 735
感想文概要:
本文:

著書名 黄金旅風 (小学館文庫)
著者名飯嶋 和一
出版社 小学館
ASIN 4094033157
装丁 文庫
価格 ¥ 790
感想文概要:西海の目映い海と、その影。
本文:著者の作品はこれが初読でしたが、ぎっしり文字の詰まったページと本の厚みにも関わらず、読み手を一気に引き込んで逃がさない文章の引力ともいうべき力を、久々に強く感じることができました。
鎖国直前の息苦しさの中、最後の輝きを放つ長崎、その水面下では権力者の思惑にまみれた切支舟狩りが行われている。登場人物の末路も様々。しかしタイトルにもあるように、この本は金色の光、希望の物語だと思います。故郷西海の、目映い夕景を思い出しました。

概要:読むの大変だけど、面白過ぎ。
本文: 傑作しかない作家と書いていた人がいましたが、まさにそのとおりです。日本にも外洋に出て行った大航海時代があったのかと知り、胸が躍りました。司馬遼太郎の「菜の花の沖」と読み比べると面白いと思います。著者の他の作品と共通するのは、自身の仕事を通し、社会を見つめて問題意識を感じ、時の権力者の考えに相容れぬものだったとしても、少しでも理想に近付くよう行動する、骨太の人達が描かれていることではないでしょうか。閉塞感を感じる日常の中で、元気をもらった気がします。史実を拾い上げ、丹念に調べて、創造を膨らませて作られる物語には、圧倒的な力を感じました。

概要:やはり飯嶋和一はすごかった!
本文:私の年間の読書量は150〜200冊ですので結構な読書家だと自負しています。そんな私が「まだかまだか!?」と常に新刊を首を伸ばし手ぐすねひいて待ち望んでいる作家は飯嶋和一と中村隆資のふたりくらいのものです。私の飯嶋和一に対する評価は「超々寡作なれども作品はどれも一級品」です。特に「雷電本紀」と「始祖鳥記」は衝撃的作品であり、私の読書歴の中でも最高評価に分類されます。さて本書「黄金旅風」は「雷電」、「始祖鳥」に続いて書かれた作品です。4年前の刊行直後一読し「雷電」、「始祖鳥」に比べると「一寸パワー不足、二番煎じ、尻切れトンボかなぁ」と感じ、必ずしも彼の作品としては高い評価を与えませんでした。つい最近、近々「黄金」の続編にあたる(らしい)「出星前夜」が刊行されるという広告が出た為、改めて「黄金」を再読してみました。…いやはやめちゃくちゃ面白かった。大変な筆力です。決して平易な文章、内容ではないのですが、いつまでも読んでいたい読書の楽しみにたゆたっていたいと思いゆっくり時間を掛けて読みつつも、いつの間にか時を忘れ我を忘れ気が付くと分厚い本を読み終えていました。こういう作品、作家はそう多くありません。…しかし、4〜5年毎に作品を発表しただけでその印税で生活できるのかなぁ(しかも残念なことに彼の作品は一般大衆受けしてミリオンセラーになるようなものではありません)と余計な心配をしてしまうのですが、もう少し筆まめになってもっと印税を稼ぎ、末永く傑作を世に送り出し続けていただきたいと望むばかりです。飯嶋和一さん宜しくお願いします!

著書名 ながい旅 (角川文庫)
著者名大岡 昇平
出版社 角川書店
ASIN 4041211085
装丁 文庫
価格 ¥ 620
感想文概要:気骨とか凛とか忘れ去られた矜持を思い起こす優れたドキュメンタリー
本文:終戦直前、撃墜された米軍機の将兵を残虐非道にも日本刀で殺戮した事件があったことは知っていた。また、その責任者が戦犯として処刑されたことも知っていたが、この本を読んで、責任者である岡田中将は無差別爆撃をして民間人を殺傷した戦争犯罪人として米兵を扱ったことがわかり自らの不明を思い知らされた。さらに国際法上の非道さを法廷で理論整然と述べ「法戦」で日本人と日本陸軍の名誉を守ろうとした姿勢にうたれた。このような姿勢のリーダーは近頃とみに少なくなったと思う。なにかしらの責任を背負う時、繰り返し読み返したい本となった。

概要:小さい頃世話になった名教師のアルバム写真を想いださせる岡田中将
本文:大岡昇平氏の戦争モノでは、多くの読者さんらは「野火」「俘虜記」「レイテ戦記」を思い浮かべられるんちゃいますやろか。わては、シニカルで、かつどこかフランス哲学か何かの描出的な心理描写の文章が大好きなんですけども、「俘虜記」の横に並んでおった本書も買うてきて、読みました。最初は、大岡氏の晩年の比較的小品、くらいにしか思っておらず、読み出させていただきました。

「野火」「俘虜記」も大岡氏の実体験に基づくノンフィクション的作品と、読者はどうしても思いますけども、ほしたら、本作は岡田司令官に基づくノンフィクション作品。大岡氏の岡田中将への強い共感が感じられて、実に懐が深い作品じゃ。例年終戦のころになるとテレビでみる太平洋戦争関連の番組は、ともすると重い感じがせんでもないですけども、本作は、そういう意味突き抜けた感じがする。死や戦争のおろかさを感じさせるというよりは、超越した、強靭な岡田資氏の精神がすがすがしく、かつ共感に満ちて強く感じさせられる作品なんですなあ。

巣鴨の、岡田氏の亡くなった跡を今度訪ねたいと思うと共に、大岡氏のあのクールな、特にかなり軍執行部への批判的な「野火」や「俘虜記」での文脈は、何ゆえやったのやろう、と思います。大岡氏も歳を重ねて、愛国的なものに共感を深めていかれはったのか?あくまで、岡田氏への個人的共感なのか?戦後の不安定な世相で、大岡氏も本心を書けへんかったのかも、ということをほのめかすくだりも本書に出てきとります。

本書冒頭にある、岡田司令官の家族写真と戦中、戦後の写真、この厳しい中にも優しさを感じさせる写真は、わての小さい頃の、小学校の校長の厳しさと優しさを想起。実に含蓄が深い、夏の宝物のような作品です

概要:岡田中将は立派だけど…
本文:無差別爆撃を実行した後日本軍によって捕らえられた米兵を、軍律法廷にかけず、処刑したために、戦後B級戦犯として裁判にかけられた、岡田資陸軍中将の、「法戦」を描いたものです。大岡昇平さんの、岡田中将に対する敬意に満ち溢れています。
たしかに、部下のしたことで自分は関与していないと、責任を逃れようとする司令官にくらべると、全ての責任を背負おうとした岡田中将は立派だと思います。

ただ、現代の私たちからは、日本軍も重慶爆撃などを行った以上、米軍の爆撃を非難することが道義的にどうかな、とも思ってしまいます。そもそも真珠湾攻撃はアメリカに対する不法な侵略だという認識がないために、アメリカに関するかぎり、日本が被害者という面で見がちです。あるいは、本土で制空権がとれないのに、戦争をやめられなかった戦争指導者に問題があります。これは岡田中将の責任ではありませんが。

概要:岡田中将の美しい生き方を淡々とした筆致で描く
本文: 映画『明日への遺言』の原作です。

 名古屋の空襲のときに、不時着した米兵を処断したという罪状でB級戦犯とされ、刑死した岡田中将の裁判の様子を淡々とした筆致で描き出していきます。岡田中将は、裁判で、部下をかばい責任はすべて己れにあるとしつつ、無差別爆撃をした米軍もまた国際法違反であることを論理的に訴えていった人物です。

 著者は、なるべく正確かつ客観的に戦犯裁判の背景や岡田中将の発言、家族とのやり取り、遺書などを記していきます。冷静な筆致だからこそ、極限状況に置かれた中での美しい生き方、武人としての責任の取り方が浮かび上がり、胸に迫ります。また岡田中将が戦時中に置かれた状況の困難さと決断と行為の意味について考えさせられます。

 本書は、映画の公開に合わせて出版された新装版です。活字も文庫本にしてはそれほど小さくなく、読みやすいです。

 ただ、本書に収録された学者の解説は少々蛇足のように感じます。著者の大岡昇平氏が、なるべく賢しらな道徳的観点を交えず、ただ岡田中将の生きざまを描写しようと徹したのに対し、解説は、現代の視点から若干頭でっかちの論評を加えているように感じ、本書の趣が損なわれているように思います。

著書名 旅と鉄道 2009年 02月号 [雑誌]
著者名
出版社 鉄道ジャーナル社
ASIN B001NYU0J8
装丁 雑誌
価格 ¥ 980
感想文概要:
本文:

著書名 キノの旅〈5〉the Beautiful World (電撃文庫)
著者名時雨沢 恵一
出版社 メディアワークス
ASIN 4840220131
装丁 文庫
価格 ¥ 536
感想文概要:きみは世界が美しいと思うかい?
本文:旅人のキノと人の言葉を話すモトラドのエルメス。
その彼らが旅をする第五弾。

―世界は美しくないしかしそれ故に美しい―

今までも、これからも、旅を続けるキノが言った言葉。
呼んだ人はどう思うでしょうか?

自分は、この巻を読んで思います。

人が生きるからこそ、世界は美しい・・・

概要:いつまでも手元に置いておきたい作品。
本文:「たかがライトノベルだし……」という方はおもいっきし損します!
 この作品は、最初、アニメで知りました。
 いいな、と思って本を購入したのですが、もう、アニメより断然いい!
 話はダークなのに、淡々とした文章で書くことによって、読みやすく、しかも、より感情がしっかりと表現されています。
 古本屋さんに持って行くときも、このシリーズはぜったいよけておきます。っていうか、古本屋さんにこの本が置いてあると「う~。なんで売っちゃうんだよ~(泣)」と、持っている本にもかかわらず買いそうになってしまうくらいに大好きです。
 一度、ご購入あれ。絶対、手放せなくなります!!
 

概要:印火
本文:5巻です。今回も一言ずつ…
・「ある時のこと」その子も立派になりました
・「人を殺すことができる国」ボクは死にません
・「店の話」頭良いんですね…って、おいおいマズイだろ
・「英雄達の国」バトルは「キノ」の真骨頂
・「英雄達の国」銃の腕前はキノの真骨頂
・「のどかな国」穴があったら入りたい?
・「予言の国」予言者に一言、一寸先は闇ってね
・「用心棒」師匠、世の中、金、ですか
・「塩の平原の国」家族は大切にね
・「病気の国」嘘は罪悪なのです。いけねいのでぃす
・「夕日の中で」美の価値は人其々、批評はダメです

個人的な意見ですが、師匠の連れはどうなったのでしょう?今後に期待ですか


概要:「キノの旅」は本文よりあとがきとプロローグ、エピローグが面白い。
本文:とまでは言いきらないけど(毎回実験的なあとがきで楽しませてくれてはいます)、第5巻の中ではプロローグとエピローグがいっとう好きなのは事実。「ボクはこれからもこれを見続けよう。ボク以外の世界中の人がこれを美しくないと吐き捨てても。そう思うことがこれ以上無いほどの間違いだとしても。ボクがこれを美しいと思うかぎり。」自分がどう感じるかは自分が決めることとして、世間のものの見方に影響されない揺ぎ無さに惹かれます。

概要:読まない人にはわからない。わかろうとしない人にもわからない
本文:時雨沢さんは、情景描写、話の続け方、読者の楽しませ方、複線の張り方、世界観の渡し方がとても上手いと思う。

なによりも、その脈絡無く話を出す事が出来る短編だからこそだせる、全巻を通した複線にはまいる。六巻を読んで、三巻のあれはそう言うことだったのか、と。もちろんそれがわかっていなくても話は自然である。だからこそそれに気づいた時には、その話の線の張り方の細かさに脱帽するのである。

 しかしこの本の中で何よりもお勧めするのが「あとがき」である。
話を読んで、感嘆のため息をついて、ふと「あとがき」を開くとその話にもう一度引き込まれてしまう。それだけで十分な存在感を発し、それがあることでさっぱりと読み終えることが出来る。

いろいろ言ったが何の事は無い、面白!いのだ。


著書名 接客テクを活用した 好感度119%の話し方-これさえ使えば人生も仕事もすべてうまくいく!(CD付き)
著者名森下 裕道
出版社 辰巳出版
ASIN 4777805158
装丁 単行本(ソフトカバー)
価格 ¥ 1,418
感想文概要:著者の接客の経験に裏付けられた非常に実用的な本
本文:ただの話し方本、と決定的に異なるのは、著者の接客の経験に裏付けられた上での「話しかた」を説く本である、ということだ。経験に裏付けられた上での心からの言葉、というのは本当に強い。私は素直な気持ちになって、この著者の言うとおり頁の右肩を折り、ひとつひとつ実践してみた。するとまさに!面白いほど人間関係が良くなった。人生で成功するための他のベストセラー本と根底で述べられていることは共通している、というすごさがあり、さらに、この本は実践できるように作られている、という点で他を凌いでいる。職場の人がこれを読んでいないことを祈り、ひとつひとつ実践しては、ほくそ笑む毎日である。

概要:またサクラか・・・
本文:レビューの悪用はやめてもらいたい。

数ページ読んだが違和感を感じ、すぐにレビューを精査してみて納得。
サクラを動員しないと売る自信が無いんですね。
最低です。

概要:わかりやすく、実践することで確実に効果のある内容です
本文: 好感度を相手に抱かせるための手法を9章に、要するに9つの方法を記述しています。文章は簡潔で判りやすく、誰にでも理解できる読みやすいものになっており、一日で一読できてしまいます。これは、逆の面で言えば、一読するだけではなく、何度か読んで頭に叩き込むことが容易にできることであります。これは重要です。余りにも自分に見合わないページ数の多いものを一読しても、なかなか人間とはその本の内容をインプットすることが難しい。だからといって、何度も読み返す気力もなくなる。それでは、その本を購入した価値がなくなります。情報とは見聞き読んで自分のものにすることではじめて、代価を分の価値を得るものです。
 そういった面で言えば、この本の内容は読みやすく判りやすいため、三回くらい読み返せば自分のものにできる容易さがあります。内容は、心理学の類の啓発本を読んでいる人には、基本的なことだと感じるでしょう。相手に好感度をもたらすこととは、心理学と密接な関連性があります。ですが、この著者は心理学の「し」さえも記述されていません。
 それは、恐らく著者自身が敢えて心理学という言葉を記さなくとも、だれにでも実践できることを目指しているに他ならないのでしょう。
 下手な凝った自己啓発本より、よほど身近に実践的に使える手法を判りやすく述べており、実際に実践すれば必ず効果のある九つの手法です。頁に実際に実行したら、折り目をつける箇所をわざわざつけているところも、なかなかよく考えられています。
 内容は本当に誰にでも実行できる簡単なことばかりです。ですが、その簡単なことができないばかりに、人生を損している人も多いはずです。実際にこの本を、三度ばかり読み返して実践してみてください。
 付属のCDは、実際に著者が講義をする形式をとっています。本の内容よりは些か内容が薄いですが、本と一緒にCDを聴くことで、モチベーションが湧いてきます。
 身近なことから、対人関係に於いて即効的に効果をだすには、こういった簡単なことを実践するだけで、自分の周りが変わりそれが結果的には自分に幸せというか、頓挫な人間関係を円滑にできるものと痛感できるでしょう。

概要:わかりやすく読みやすい
本文:口語口調で、森下さんの人柄がわかるような、とても読みやすい本です。
一つ一つの内容が、すぐに実践できることばかり。
本の前半に、ほめるテクニック、喜びを表現するテクニック、などが続き、
後半は、感謝する方法、相手をサポートする方法、自信を持って生きる方法、
が書かれています。
その中で、特に役立つなぁ、と思ったものは、
「その人を否定する言葉から入り、その後からほめるのはダメ!」なことです。
「はじめは苦手だったけど、実はいい人なんですね。」のような表現、
結構言っちゃってるなぁ、と思い、今後、否定的な表現を含めてほめるのは
やめようと思いました。確かに、否定語が入ると褒められている気がしないですね。

その他にもどれも楽しくためになり実践しやすい内容ばかりです。
どの世代の方にもおすすめできる本です。

おそらく、森下さんは、本に書いてあることを実践した先にある世界をわかってほしい、
そういう人が増えることを切に願っているんだろうな、と思いました。

僕もフリでもいいから、実践してきますよ!

概要:今までと違った感じ。
本文:今までの森下さんの本とは違いました。
こんなことまで書いて良いのと思わず思ってしまうことまで書いてあって。。。
ためになったし、感動しました。

著書名 まだ旅立ってもいないのに
著者名福満 しげゆき
出版社 青林工芸舎
ASIN 488379136X
装丁 コミック
価格 ¥ 1,260
感想文概要:。
本文:作者がこの作品を描いている精神状態を想像しながら読む、
というのがこの本の正しい読み方の作法かと思います。
ガロ的でいよう、非メジャーでいよう、他人とは違う自分でいよう。
そんな気持ちがそこかしこから溢れる漫画たちです。
読み取れるという事はつまり未熟だという事で、
漫画だけで読ませるにはこの人は若すぎたし普通すぎた。
ただ、「僕の小規模な失敗」と合わせれば、
後の生活エッセイへ続く作者の道程の指標となります。

概要:フカンゼン少年たちへ
本文:21世紀のつげ義春という声も聞こえる、福満しげゆきの傑作短編集。

『まだ旅立ってもいないのに』・・・。もうこのタイトルからして素晴らしすぎるではないか。このタイトルが自分を表現するのに最適な言葉だと自認する人々にとっては、内容も哀しいくらいに最適であると断言してしまおう。

もてなかったり、友達が居なかったり、それ故に毎日毎日沈んだ気持ちで過ごしていたり、そのようなことをテーマにした漫画は今までにも沢山あったが、意外にもキャッチーさを持つ絵と、奇妙でいながらたまらなくやるせない、でもやっぱりおかしいキャラクターたちの描写は、超一級であるとすら思える。

個人的白眉は、『僕たちは残尿感を感じる為だけに生まれてきたんじゃない』かな。

つげ義春2世? いやいや福満しげゆき1世だ。

最後にこの漫画を愛する全ての人々に捧げる意味と、ぬけがけを兼ねて一言。

これは僕のために書かれた本だ。

概要:なんでオレのこと描いてやがる!(笑)
本文:現代を生きる人々が抱えている倦怠感、「どうしようもなさ」、滑稽
さ、そして少しの光(幸福とか希望とか)を独特のタッチで描いた、福
満しげゆきの初単行本。

とにかく、「これはオレか!?」と思うくらいに共感できる、身近に感
じられる、理解できる。別に生まれが不幸とか顔が悪いとかじゃない。
だけど女の子の前だと上手くしゃべれなくて、部屋でひとりため息をつ
く。「はぁ~あ、彼女欲しいなあ」。

最近、オタクやダメ人間を描いたマンガには「ダメならダメで前向きに
いこう!」と開き直った作品が多いが、この作品の登場人物たちは違
う。決して「楽観主義」という言葉の利便性に頼ったりしない(頼るこ
とを知らない?)。それがまた「なんだかな~」と笑える。

読む人が読めば「こういうヤツらが社会をダメにするんだ!」と怒り出
すかもしれない。怒らせておけばいい。私に言わせれば、青年期特有
の、あの鬱屈とした毎日を否定する人間の方がよほど信用ならない。

今後に期待できる若手マンガ家の一人。あとがきも味わい深い。


概要:カバー通りの内容
本文:表紙を見てこの本に惹かれたあなた!間違いなくこの本はあたりです。表紙通りの内容です。躊躇することなく買うべきです! 私の好きな話は「僕たちは残尿感を感じる為だけに生まれてきたんじゃない」。私はこの青年にシンパシーを感じます。

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