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個人輸入代行の『舶来屋』がお薦めする「
ジョナサン
」関連の書籍をご紹介しています。 |
| 著書名 | ジョナサン・ストレンジとミスター・ノレルI | ![]() |
| 著者名 | スザンナ クラーク | |
| 出版社 | ヴィレッジブックス | |
| ASIN | 4863320930 | |
| 装丁 | 単行本 | |
| 価格 | ¥ 1,680 | |
| 感想文 | 概要:英国魔術の精神に駆りたてられ、ブリタニアを助けるノレル氏 本文:1806年秋--ナポレオンの最も恐れていたネルソン提督のなきあと、フランスとの戦況は悪化し、イギリス政府は国民の非難の的となっていました。ただし、この世界の歴史はわれわれの歴史とは魔術に関しては異なっていて、魔術の理論や歴史は学校でも少しは教えられており、魔術自体は衰退していたのですが理論魔術師や文献魔術師は街にあふれていました。実際に16世紀頃までは魔術師や妖精たちが歴史の表舞台に立っていたようです。そんな頃、20年ものあいだ自宅にこもって魔術を独学で研究していたノレル氏は、ただ一人の実践魔術師として名乗りを上げます。イギリスに魔術をよみがえらせ国家のために役に立ちたいという野望のためにロンドンの政界へと入り込んでいきます。しかしノレル氏の行なった魔術が原因で、異界の種族からの不穏な動きが起こり徐々に人間界へと忍び込んでいきます。 周辺人物もきっちり書込み、丁寧な語り口で物語は進んでいくのですが、19世紀初頭のイギリスの街角に浸れるほどの歴史小説的な濃密さは何故か感じません。それはノレル氏に、物語世界に引きずり込むような魅力を感じなかったからかもしれません。世間知らずの学究派でありながらも他の魔術師と知識を共有するという動きは全く無く、逆に己の信条のため彼らを排除することに奔走し、その一方では国を動かしたいという野心がはびこり、愛すべきキャラクターとは言えず、ちょっと捻れてます。書きこめば書きこむほどノレル氏が浅薄に映っていくという印象でした。また魔術や異界の描写は絵的には壮麗なのですが、漫然と語られて懐の深さは感じることができず、どちらかといえば珍談奇談に近い感じです。第1部は、もうひとりの若い方の魔術師が予言を聞くシーンで終了し、第2部に期待といった感じでしょうか。 | |
| 著書名 | かもめのジョナサン (新潮文庫 ハ 9-1) | ![]() |
| 著者名 | リチャード・バック, 五木 寛之, Richard Bach, | |
| 出版社 | 新潮社 | |
| ASIN | 4102159010 | |
| 装丁 | 文庫 | |
| 価格 | ¥ 500 | |
| 感想文 | 概要:危険 本文:精神的真実について 気付きはじめた人が 気付いているということを 確認するための本 それ以上でもそれ以下でもないが そういう確認作業というのは 何度やっても喜びであり 喜びは自信となり 全ての原動力になるのではないかと思われました。 真実とは? 完全とは? 著者の主張は時に和音となり、また不協和音となり 心地よく感動の音が響いていた。 ただ・・・ 考えているだけで 食わなければ餓死してしまう ジョナサン 私は君に いいしれない嘘っぽさを感じたんだ 私はスピードの塊じゃない 思考でも感情でもない かもめも私も形を持ってる 現実を否定するな 否定の上に幸福はない 概要:印象深い本です。 本文:もう10年以上前に読んだと思います、 内容が忘れてしまいました。 だけど、強い感銘を受けた印象があります。 たしか、原著でも読みました。 もう一度読んでみたいです。 子供にも読んでもらいたいです。 概要:なにか違うと思う 本文: 高みをめざして努力する姿は良いと思います、が読んでいて「上から見下ろしている」感がどうしてもぬぐえませんでした。食べること、人間でいうとお金をかせぐために働くこと、日常的なことを劣ったこととして、そこからかけ離れたところを飛ぶジョナサン。 彼に仲間でき、その意志が引き継がれるところでお話は終わるのですが、上述した日常を徹底的に切り離しているスタンスは最後まで変わらず、日常から得られるものに全く目を向けていない点が鼻についてしまうのです。ジョナサンを高みにあるものと表現するためだけに、わざわざ比較対象として普通のかもめたちを置いているように感じました。 概要:信じ続ける強さ 本文:多くのカモメは生きるために食べ、そして飛んでいます。 そこに生きる意味や飛ぶことの意味を追求しようとはしません。それは、そうしなくても十分生きていくことが出来るからです。 主人公のカモメが追い求めようとしていることはとても崇高なことで、多くのカモメは首を傾げます。 現実生活に余裕がない私にとっては、ステップの遥か先を行くジョナサンはとても羨ましく思えました。 ただ、そのステップへの最初の入り口は本当は、私のすぐそばにあるんだということを教えてくれたような気がします。 それは周りに影響されずに自分の追い求めることをただ単に信じ続けるということ。 その強さを本書から、学ぶことができました。 概要:Interesting gull Parable 本文:I liked this book. It was so fast to read less than 40 minutes and the nice Seagul pictures were placed ok throughout the book. It is a simple story and at times it is kind of corny, but overall I really enjoyed it. The first section is really good, the middle one, so-so, the third ok. If you read it to your children they might understand a little. | |
| 著書名 | 宇宙(そら)にお願い―夢を実現させる方法 | ![]() |
| 著者名 | ジョナサン ケイナー | |
| 出版社 | 説話社 | |
| ASIN | 491621756X | |
| 装丁 | 単行本 | |
| 価格 | ¥ 1,260 | |
| 感想文 | 概要:さすがジョナサン 本文:宇宙にお願いできること。 いろんなことを引き寄せれること。これはいろんな本が述べている通りです。 しかし「その反面の危険性」。 不可能なことをお願いしすぎるのもよくないし、時にヘンな中毒症状(依存、過信、妄想、思い込み)の原因となりうることを、きちんと述べてあります。 このみんなが危惧する危険性をわかりやすく書こうとされたんだな、と思いました。 お願いすること、あきらめること。 そのバランスを受け入れられることが大事で、 悲観的になりすぎもしないし、楽観的(妄想)になりすぎもしないのが大事だと、思えるようになりました。 さすがジョナサンです。 でも、この種の本、全員共通しているのは「自分が生きている現実への感謝から始まる」ということです。 現実への感謝は妄想を起こしようがないですし(笑)。 実行できる自分が幸せだと感じました。 概要:期待ハズレ 本文:夢のある話を読みたいと思い買いましたが、最終的には失敗でした。 途中までは夢と希望が芽生えそうな話しが分かりやすく続くのですが、最後の最後で大ドンデン返しがあります。自分の生活や人生に潤いや安らかさを求める為なら絶対に読んではいけない本です。 自分に厳しく人生の甘さを修正したい人には良いかもしれません。 概要:私の感想ですが 本文:ジョナサンは星占いのサイトでも、ときどき短いながらも心にしみる言葉を拝見していましたので 何かジョナサンは私たちに伝えたいことがあって本を書いたのだろうなって思っていましたが 本を読んで、彼の思いやりの心を感じることができて、温かい気持ちになりました。 途中で、「確信」することは危ないこと、正義を確信することが多くの残酷な戦争の原因になっているという指摘を聞いて、精神世界や宗教のみならず、生き方においても「疑念」を持つこと、つまり、はっきりしないものは、しばらくそのままにしておく心の姿勢が大切なんだなって思いました。私などは、つい自分が正しくて相手が間違っていると思ってしまうことがありますが、天使は決して誰も批判したり裁いたりしないという言葉を聞いて、それは事なかれ主義ではなくて、とても深いものの見方なのだろうなって感じました。 私がこの本を手に取った動機は、本のタイトル通りに、宇宙(そら)にお願いして自分の願いを叶えたいと思ったからですが、「正しい、間違っているとすぐに決め付けないこと」「他人を裁いたり批判したりしないこと」という天使の言葉のほうが私個人にはとても大切なメッセージでした。 それから、ちょっと不思議なことですが、「自分が一番願っていることは何?」って自問自答してみたら、何を天使にお願いするかということよりも、天使といつもお話していたいなっていうのが一番の願いのような気がしました。モノや出来事をプレゼントされるのも嬉しいですが、こんなに無私の気持ちで私たちに接してくれて願いを叶えてくれようとしてくれる天使といつも一緒にいられることを実感できるのがとても幸せです。 宇宙にお願いすれば、夢が実現する − そういうこと自体がとてもありがたくて、夢が叶う前に感謝の気持ちで幸せいっぱいになります。 概要:『願い』の本質を見極める意識の改革本 本文:いわゆる世俗的な願望を叶えたい、、、と思っている方に是非、読んでもらいたい。 読み進めていくうちに、本当に自ら欲する願いは何か?を考えさせられる、奥の深い内容です。 読み終えた後、きっと余計な願いは消え、崇高で一皮むけた自分自身に気付くでしょう。 自分と向き合い、『願い』とうまく折り合いを付ける方法-とも言えます。 風水やおまじない的な『○○をすれば、何何が叶う...』という類いの本とは全く違いますし、巷に溢れるその手の本でどれだけ心が惑わされ、無駄な事をしているか...(信じる者は救われるとも言いますが...) ジョナサンらしい深淵で思いやりに満ちた言葉使いで、本当に守護天使さまとお話している気分に、、、。 手のうちが明かされた時には?どうしてかわからないのですが、涙が流れてきました。 世界中の天文学者がいくら研究してもわからない、『宇宙に存在する(重力)のある、無』こそがそうなのでは?と思わずにはいられません。 我が家のバイブルにします。 概要:やるじゃん、守護天使。 本文:正直、私はスピリチュアル関連の書物は苦手。 天使というモチーフは愛すべき存在だけれど、 それを扱った本は読んだ後、ちょっぴり食傷気味になってしまう。 だからこの本をすすめられた時は、はっきり言って 「最後まで読みきれるかな…」と思った。 ところがところが。 この著者、面白いじゃないですか。 スピリチュアルってこんなに面白いの? 私が今までチラ見してた本って、何だったんだろう。 翻訳本にありがちなまわりぐとい感じや、 文章としてどうなの?的なところがない。 引っ張ってくるたとえ話(寓話)が面白い。 押し付けがましいところもないし、 読んでみて「いっちょやってみるか」と思えた。 よし、私も宇宙にお願いしてみるかっ。 | |
| 著書名 | ジョナサン・ストレンジとミスター・ノレルII | ![]() |
| 著者名 | スザンナ クラーク | |
| 出版社 | ヴィレッジブックス | |
| ASIN | 4863320949 | |
| 装丁 | 単行本 | |
| 価格 | ¥ 1,890 | |
| 感想文 | 概要:「魔術は実践してこそ、理論もずっと理解しやすくなります」 本文:第2部はジョナサン・ストレンジが本格的に登場します。彼も独学で魔術を学んだのですが、こちらは天才肌で研究2年目で召喚魔術を施行できるほどです。ライバルの出現を恐れていたノレル氏も、ストレンジの聡明さと魔術のセンスの良さに惚れ込み夢中になり師弟関係が結ばれます。膠着していたヨーロッパの戦況もストレンジの参加で新たな展開がもたらされ、ウェリントン卿の部隊にストレンジは従軍し魔術の実地修行をこなしていきます。もちろん、その間も異界の種族の動きは止まらず、魔術師たちのごく身近へも忍び寄っていきます。 スペイン独立戦争とワーテルローの戦いでは、ストレンジは敵兵への魔術による直接的な攻撃を潔しとはせず、どちらかといえば戦略的な魔術を披露し戦功をあげます。花々しい剣戟・戦闘型ファンタジーは望めませんが、ここでも第1部から貫かれる悠然とした著述スタイルで繰り出される絵画的で壮麗な魔術は堪能できます。(ただナポレオンに関してはその姿を拝めるどころか垣間見ることすらできません。)そしてストレンジの活躍により、ふたりの魔術師の間に見解と気性の違いが存在するのも明らかになっていきます。戦場での経験でストレンジは独自の考えで独自に行動することに慣れてしまい魔術の実践に自信を持っていきます。ノレル氏の取りまきによる工作活動もあり、秘密主義的なノレル氏との間には亀裂が生じていきます。そういう二人の葛藤は非常に丁寧に興味深く描けていて、呼応しあう人間の感情が組み込まれ、ようやく物語としての体裁を帯びてきます。 | |
| 著書名 | 死者の書 (創元推理文庫) | ![]() |
| 著者名 | 浅羽 莢子 | |
| 出版社 | 東京創元社 | |
| ASIN | 448854701X | |
| 装丁 | 文庫 | |
| 価格 | ¥ 840 | |
| 感想文 | 概要:ダークファンタジー登場 本文: 十年以上前になんの予備知識もなしにこの作家のデビュー作にぶつかった時にもあまりに衝撃的過ぎてただただ圧倒されましたが、今回も同じでした。何回読み返してみても、ストーリー展開もさることながら、プロットに、描写力に、巧みな言葉遣いに、そして独特のタッチに、やっぱりただただ凄い、才能ってこういうことをいうのだなと絶賛の言葉以外に送る言葉が思いつきませんでした。完璧すぎます。 ストーリーは、ダークファンタジーの名にふさわしい不思議な物語。有名な映画スターの息子トーマス・アビィは、有名人の息子ということにうんざりし続けていたが、彼にとっての永遠の文学的アイドルにして謎の多い童話作家のマーシャル・フランスの伝記を書くべく、同じくフランスの熱狂的なファンの女性と一緒に彼が終世住み続けたゲレインの町に赴く。町へと行く前にフランスのエージェントだった男からいろいろと情報を仕入れたいた二人は用心深く町へとついたが、いきなりフランスの娘に正体がばれ、状況は思いがけない方向に転がっていく。村人の態度にいぶかしいものを覚えながら、伝記に着手するトーマスはだんだんと何かがおかしい事に気がつき始める。アメリカの田舎町を舞台に展開される不思議な物語。 前半はスロースタートですが、中盤からはページを繰る手をとめさせてくれません。 海外小説を読む愉しみをとことん味あわせてくれる一冊です。最大級のお勧め作品です。 概要:誇大妄想小説 本文:原題は主人公が崇拝する童話作家フランスの代表作「The Land Of Laughs(笑いの郷)」。主人公は恋人と一緒にフランスの住んでいた町に行き、伝記を書こうとするのだが...。文体はサリンジャーを意識したものか軽口体。有名な俳優を父に持つ主人公が、そのコンプレックスを振り払うための自立の物語かと思いきや、町の様子がおかしい事に気付き始める...。 ここから先は詳しく書けないが、作者が物を書く者に特有な「ペンの力への過信」を持っている事が分かる。私は途中で仕掛けに気付いたが、この作品の構想は妄想の中から産まれたと言って良いだろう。恐怖感を感じるどころか、バカバカしくて最後まで読むのに苦労した。運命論に対する深い考察もなければ、風刺性も感じられない。 本作の発想は小学生レベルのもので、それを何となく当たりの柔らかい文章にしただけである。作者の未熟が産んだ、誇大妄想小説。 概要:ジョナサン・キャロル入門書 本文:途上で明かされる世界観をどう受け止めるかで評価は極端に別れてしまう作品でしょう。 自分としてはそれをオチ的な扱いにはせず、主人公のドラマや表現へ至るプロットとして活用しているので高評価。 延々と付きまとう不安感は他に類をみない程。 ただ、展開に対するキャラクターのリアクションがどうにも不自然なため感情移入に繋がりにくかった。 心理としてはもっと疑問を持つだろうとか、責めるだろうとか、諦めるでしょうとか、諸々。 ジョナサン・キャロル入門書としては最適(個人的にはキャロル唯一の傑作)。 読者各々の評価は別にしても有意義な読書体験が出来ると思います(映画なんて媒体だとこの内容は難しそう)。 概要:惹句にひかれたが・・・ 本文:前評判がとても良い作家。 ホラーだと覚悟して読んだ。表紙の絵も怖いし。 (表紙の絵が一番こわかったかも) 読了後・・・ファンタジーのように感じた。 けれど、文章は物凄くうまい。 伏線の使い方が すばらしい。文章に無駄が無い。 最後の数ページで ビックリさせられたが、 結末の予測はできた。けれど、まさかね、と理性が 否定しているところへ この筆力で ねじこまれた感じだ。 しつこいようだが 近代作家、現代作家の中で この文章力はピカイチだろう・・・感嘆。 概要:思い出すだけで、戦慄が走ります 本文:最初は、あまりにゆっくりした展開に、う〜ん・・・と思いながら読み進めるのだが、後半はもう、ページをめくる指が止まらなくなり、瞬きするのも惜しいくらいだ。 ラストの衝撃的なシーンは、自分のなかで映像化され、その恐怖に戦慄が走る。 映画化のオファーがありそう・・・(でも映画化したら、すこし違うラストになりそうで、それはイヤかも)。 若干、ジャパニーズホラーに通ずる感がある。 視覚的とかじゃなくて、感覚的に追い詰められていくようで・・・。 これは、サスペンスが好きな方には、ぜひ一読して頂きたい作品。 心から、オススメします。 | |
| 著書名 | ジョナサンと宇宙クジラ (ハヤカワ文庫SF) | ![]() |
| 著者名 | ロバート・フランクリン ヤング | |
| 出版社 | 早川書房 | |
| ASIN | 4150115842 | |
| 装丁 | 文庫 | |
| 価格 | ¥ 840 | |
| 感想文 | 概要:読後感のすばらしい一冊 本文:伊藤典夫編・訳のヤング短編集。 とにかくスィートという前評判だし、この新装版のカバーのスィートさときたら! 読んでみると、スィートで、ほろ苦くて、ときどきシビア。 刺すような痛みさえあって、切なさが全体に覆っている。 「リトル・ドッグ・ゴーン」はまるでロードムービーのよう。ラストで思わず涙した。 そして「いかなる海の洞(ほこら)に」の壮大さはどうだろう。 出足はどこにでもある、気まぐれな恋愛譚。 それがどんどん様変わりしていき、ラストの荘厳さに息を呑む。 この短編を編んだ伊藤さんの訳者あとがきがほんとうにいい。 どんな経緯でロバート・F・ヤングに出会って、 それをどんなふうに訳して雑誌に持ち込んだか。 目を皿のようにして海外作品を読み、深く作品と関わり、 それを日本に紹介していった翻訳家たちの、 瑞々しい当時の仕事振りがうかがえる。 新装版になっても、 1977年当時のあとがきを収録してくれた ハヤカワ文庫に敬意を表したい。 新規で追加された久美沙織さんの解説もよかった。 結構、後付の解説で読後感が台無しになることがあるけれど、 この本はそんなこともなかった。 余韻に浸れた。読後感のすばらしくよい一冊。 河出書房の「奇想コレクション」から刊行予定の ヤング短編集「たんぽぽ娘」が待ち遠しい。 伊藤さーん、ホントにがんばってください! 遅筆だからとか言わないで。 概要:SFらしくないけど、心の温まる1冊 本文:本書は、全部で10の短編が収録された短編集です。 収録されている短編は以下のとおりです。( )内は短編のページ数 (1)九月は三十日あった (34ページ) (2)魔法の窓 (20ページ) (3)ジョナサンと宇宙クジラ(66ページ) (4)サンタ条項 (22ページ) (5)ピネロピへの贈り物 (16ページ) (6)雪つぶて (9ページ) (7)リトル・ドッグ・ゴーン (64ページ) (8)空飛ぶフライパン (20ページ) (9)ジャングル・ドクター (38ページ) (10)いかなる海の祠に (94ページ) 心に残る作品の揃った短編集ですが、あまりSFらしくない作品 が多いので、コアなSFファンの方が読むと期待外れかもしれません。 ほぼ全ての作品の舞台が、地球です。(3)が太陽系と(7)が深宇宙。 宇宙人(生物)やらアンドロイドなどが登場する作品もありますが、 悪魔や妖精が登場するファンタジーのような作品もあります。 軍隊や戦争とは無縁。悪者を退治するような要素もなし。 もちろん、科学的な問いかけや問題追及、ビックリするような SFならでは新発明も無しです。 SF的要素は脇役扱いですが、心に訴えてくる内容の濃い短編集です。 悪い意味ではなく、甘酸っぱい純愛小説のようなテーマが流れています。 全ての作品に、女性を愛する男性が登場します。それも、とても純粋に恋する 好感度の高い男たちです。人が人を好きになるって、とても気持ちのいいもの なんだと改めて思い出させてくれる本であり、心に潤いをもたらしてくれる 作品集です。 | |
| 著書名 | お母さんをえらぶ赤ちゃん ~ママ、またボクを生んでくれる?~ | ![]() |
| 著者名 | ||
| 出版社 | 説話社 | |
| ASIN | 4916217365 | |
| 装丁 | 単行本 | |
| 価格 | ¥ 1,260 | |
| 感想文 | 概要:赤ちゃんたちの驚くべき記憶。男性にもおすすめ。 本文:知り合いが出産するので、プレゼントとしてこの本を 購入してみました。(一緒に自分の分も) この本の作者のHPで紹介されていることもあり、前々から気になっていましたが、 これは出産する女性やお子さんのいる女性だけの為のものではないと 思います。読むことですごく癒され、プラスな気持ちになれます。 私の周りにもこの本のような体験をしている人が実際何人もいるのですが、 こんなに沢山の赤ちゃん達が、生まれる前に色んなことを考えたり選択したりして この世に出てきているという体験の数々は、本当に柔らかく包まれる感じに なれます。出産を控えた奥さんがいる男性にもおすすめの一冊かもしれません。 概要:■育児にちょっと疲れたら…■ 本文: 我が子はとても可愛いけれど、時々とっても理解不能な生き物に見えてしまったり、 育児の楽しさよりも、辛さが目に付くようになってしまったお母さん。。 ちょっと一息ついてこの本を読んでみてください。 読み終わる頃には、 ささくれ立った気持ちがほんの少し温かさを取り戻しているはずです♪ 著者はイギリス人で占星術師です。 ウェブサイトに寄せられた、『ママ…僕…お母さんを選んで生まれてきたよ…』という手記から全世界に広がりました。そのほかに寄せられた手記によって構成されています。 宗教的な考え方が強い内容も手記の中には含まれており、 私には少々難解なものもありましたので この評価としました。 概要:驚きました! 本文:私の友人の子供が「僕はお母さんを、たくさんのお母さんの中から選んだんだよ。」と話したらしいです。そして、私の友人はこの本に出てくるような話を聞かせてくれました。すでに本を読んでいた私は、思わず彼女に「こういう本を知ってる?」と聞きましたが、私の友人はこの本の存在も、ジョナサンケイナーのこともまったく知りませんでした。 正直あまり信じられなかったのですが、ここに載っている話は本当なんだと確信しています。 概要:不思議だけど素敵な物語 本文:生まれる前の記憶があるという人たちの話が中心です。 どうしてこの世に生まれてきたのか? なぜこの両親なのか? 親は選べないというけれど、本当なのか? いわゆる常識とは違うけれど、ここには真実が隠れているような気がしてなりません。世界中の人が同じような体験をしているというのも興味深い点です。興味のある方にはとてもおすすめです。 概要:神秘的な気持ちになれます 本文:とても神秘的な気持ちにさせてくれる本です。さまざまな胎内記憶をもつ子供の言葉を通して、それを追体験しているかのような気分にさせられます。胎内記憶はふつう2-3歳までに消えてしまうものらしいですね。ある知人は『ママのおなかは暗くて、寒かった』と言われたとか。 来月生まれる子供にも『どんなだった?』と将来ぜひ聞いてみたいと思います。 | |
| 著書名 | ジョナサン・ストレンジとミスター・ノレルIII | ![]() |
| 著者名 | スザンナ クラーク | |
| 出版社 | ヴィレッジブックス | |
| ASIN | 4863320957 | |
| 装丁 | 単行本 | |
| 価格 | ¥ 1,890 | |
| 感想文 | 概要:木は石に語りかけ、石は水に語りかける。空に記された言葉を読み、雨に問えと伝えろ 本文:いよいよ第3部では、12世紀から15世紀まで北イングランドと妖精界を統治した魔術師<大鴉の王>にストレンジが迫っていきます。ストレンジは、異界の種族からの魔の手が身内にも及んだあと、ノレル氏の規制や制限にとらわれずに魔術の論理的な検証をしたいとの思いが強まり、ついにノレルと訣別し旅立ちヴェネツィアへたどりつき、禁じ手の妖精召喚の研究に没頭していきます。異界の種族との戦いはどう展開するのか、二人の魔術師の関係はどうなるのか、はたして大鴉の王の予言通りに新しい王は降臨するのか、ようやくプロットが走り出す感じです。(ヨーロッパを放浪するバイロンも登場するのですが、ここでも本書のスタンスは貫かれ、蘊蓄を得る類いのエピソードはありません。) 以上、全3巻、丁寧な作りと長大な語りとなっていますが、200年前のロンドンやヴェネツィアの街頭や人々の醸し出す濃密な空気があふれているかというと意外とそうではなく、これだけの大作にもかかわらず歴史的な重厚さはあまり感じませんでした。数多くの脚注を含めても魔術の体系的な説明はまわりくどいわりには不十分な感じもあり、そのノスタルジックで古典的で散漫な語り以外、ファンタジーという枠を超越することはないように思えます。端役も含めて多数の登場人物の描写は非常に丁寧で、脇役の小悪党どもも印象深いのですが、全編を通して細やかな感情の揺らぎや生命の躍動感が溢れているかどうかは別問題だと感じました。絵的には印象的なシーンはいくつもあり、正統ファンタジーの労作であることは間違いないのですが、純粋に壮大な語りを楽しむという余裕が読み手には必要かもしれません。すると魔術にかけられ魔術については何も語れなくなる人々のように、異界に引きずり込まれていくのでしょう。 | |
| 著書名 | 空に浮かぶ子供 (創元推理文庫) | ![]() |
| 著者名 | 浅羽 莢子 | |
| 出版社 | 東京創元社 | |
| ASIN | 4488547044 | |
| 装丁 | 文庫 | |
| 価格 | ¥ 903 | |
| 感想文 | 概要:現実とホラーの世界の共存 本文:うぉ〜。こうきたか。こうきましたか!! 「炎の眠り」で、何かこう、現実離れした悪夢の世界をふんだんに見せつけてくれた次の作品で、いきなり現実的なホラー! 現実の世界にこれだけホラーをスライドできる人もなかなかいないと、思います。 前作にも出てきた「フィル」が自殺し、フィルの残したホラー映画の続編をウェーバーは撮り始める。 そして、次々におこる不思議なこと。 死んだはずのフィルが、映画館の映像の向こうから語りかけてくるシーンは、すごかった! 概要:ダークなファンタジー 本文:作品が進むにつれ、度を増すジョナサン・キャロルの奇妙な世界観。 どんでん返しや、常に根底に横たわるダークなイメージ。 好みがはっきり分かれる作家であろう。 ただし、物語の一部として必ず挿入される『幸福感』を こうまで描き出せる作家はほかにいないと思う。 | |
| 著書名 | 黒いカクテル (創元推理文庫) | ![]() |
| 著者名 | ジョナサン・キャロル | |
| 出版社 | 東京創元社 | |
| ASIN | 4488547109 | |
| 装丁 | 文庫 | |
| 価格 | ¥ 756 | |
| 感想文 | 概要:未成年の飲酒は、建て前で禁じられています 本文:「死者の書」以来の愛読者で、新作が出る度むさぼるように読んで来たものの、「空に浮かぶ子供」で一気に熱が醒め、それっきり。久々に手にしたのが、これ。短編は、初めてだ。サキ、ロアルド・ダール等を彷彿とさせる奇妙でブラックな味わいは、健在。しかし、圧巻はやはりタイトルにもなった中篇だろう。濃厚な人間関係にこだわる著者の本領発揮。偶然出会った人物が、実は自分ととても深いかかわりを持っており、その後の人生におたがいが大きな影響を与え合う。というキャロルお得意の展開に、ぐいぐい引っ張られて行く。結末はやや尻すぼみで、それはほとんど全ての作品に共通しているのだが、笑って許せる読者は、キャロラー(そんな言葉は、ない)の資格ありと思う。帯に書かれた桜庭一樹の「ほんとうにあぶない本は、最初の一行でわかる、と思う」が、いい得て妙。 | |
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