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著書名 テレビ進化論 (講談社現代新書 1938) (講談社現代新書)
著者名境 真良
出版社 講談社
ASIN 4062879387
装丁 新書
価格 ¥ 756
感想文概要:役人出身→学者の悲しいところ
本文:本書のキーワードは、
・「流通力の覇権」と「創造力の覇権」
・「次のテレビ」と「テレビの次」

これらから想像するものを考えてみて、なんだろうと関心がわけば、
本書を読んでみるといいでしょう。

全般的に博識で詰め込みすぎ位ですが、抽象的で、机上の議論に
しか見れないところが、役人出身→学者の悲しいところです。


概要:業界の商習慣・バイアスがよく分かります。
本文:・テレビがどう進化していくか・衰退していくかに非常に関心を持っています。現状の政府が脳死状態の日本を打破できるのは地上波で有力なアンカーマンが真っ当な世論を形成することだと信じて止まないからです。
・さて、私の目からは、衰退すべくして衰退して行っているテレビ業界は「どういう組織内ロジック」で動いているのか?に興味がありましたが非常に分かりやすかったです。これじゃあ、衰退するのも仕方ない。ゆっくりとした変化だが確実に広告収入は落ち込み、最後は茹でガエル状態となるのでしょうね。著者は映画業界になぞらえていますがその通りだと思います。
・本書の中でなるほどと思ったのは
 ー(著作権を言い訳に動かない業界のまとめとして)勿論、法制度そのものを論じるといっても、官僚組織の行動原理ではそう簡単にいかないことは既に説明したとおり。コンテンツ制作における混乱の中で、今も注目を集める「放送」の解釈問題はその好例である。著作権者の庇護者である文化庁と放送業者の庇護者である総務省の膠着状態の被害者は、サービス進化の停滞という負の影響を被る消費者である。(全くその通りですね。)
・また特にワイドショー中心に「なぜマスコミはココまで馬鹿なのか?」とよく疑問に思うのだがそれに対して
 −視聴者の意見を踏まえて番組作りをするノウハウが現状のところ欠如している (ニコ動のようなものをヒントにすれば色々なアイデアが浮かぶはずだろうが)
 ー逆に、TVを録画する用のHDDが売れているのは日本特有で、それは地上波の特にドラマが出来が良いからだと。(まあそうかもしれないですね。)韓国や中国人も好きな理由も分かります。
・また”編成表”(=TV番組表)に滅茶苦茶執着している、というのは言われてて初めて知りました。既にHDDに録画して保存しているので編成表なんてものは世の中に存在しなくても良いのだがTV業界はまだそんなものに縛られているのですね〜。原始時代のようで面白いです。
・TV業界が買収に抵抗し、著作権や放送権の解釈論議を言い訳に既得権益を守ろうとしても時代は進むのでしょう。確信しました。

概要:「テレビ」に留まらない内容
本文:テレビ放送と通信それぞれの定義と融合(あるいは棲み分け?)
について、ガッツリした論を期待していたが
ダイレクトにそこを言及した部分はそれほど多くない。
むしろネット系コンテンツの価値や流通方法についてを
浅く広くカバーしたという印象。

事例も、この種の「ギョーカイ」では
よく引き合いに出されるトピックばかりで目新しさはないが
コンパクトに復習・概観できるという意味では良い。

ここ数年のコンテンツライツについて振り返りたいという
「ギョーカイ」従事者は、頭を整理するのにジャストな作り。
本書を起点にして学びたい読者は、Wikipedia等の
サブテキストをあたりながらがいいような気がする。



概要:「テレビの次」のヒントをあたえてくれる本
本文:「放送と通信の融合」に関する本は何 10 冊かあるが,本書はそのなかでももっとも示唆にとんでいる.テレビの進化をかんがえるうえでコンテンツをどのように発展させていくかをかんがえることが重要なのはいうまでもない.しかし,著者はテレビ局や従来の放送・通信政策におさえつけられていた古典的な意味でのコンテンツ制作者を自由にすることを主張してはいない.むしろ,「次のテレビ」や「テレビの次」として,YouTube やニコニコ動画がしめしているような Web 2.0 的な方向をみている.「テレビの次」のビジネスモデルのヒントを Google や楽天にみている.とはいっても,よみおわると,むしろいろいろともやもやした感じがわきあがってくる.むしろ,そのもやもやをそだてていくことが今後のたのしみだとおもえる.


概要:コンテンツ産業発展の道筋を素描する
本文: 日本の国際競争力といわれているアニメ・マンガ・ゲーム・TVドラマ・芸能といったコンテンツが未だに過去の因習に囚われている問題点をわかりやすく解説している。その因習とはTV局、問屋流通・通信会社といったインフラ産業の基盤設備維持のためにコンテンツが縛り付けられているという産業構造の問題点である。筆者は経済産業省官僚として、日本国内のメディア・コンテンツ業界を横断的、縦断的に見てきた上で、世界で起こっている、インターネットで起こっている、ネットの仮想空間で起こっている新たな経済システムの進化に対して、日本のメディア・コンテンツ産業がいかに対応し、事業者の富(と国富)を増やしていくべきか?問題点の克服、そのために成すべき産業進化と業界協調・共生の道筋を提示している。
 歴史は繰り返すという視点から、映画産業とテレビ産業の競争から協調・共生へ変化した歴史を紐解き、さらに角川メディアミックス戦略(出版とTVと広告と芸能)をケーススタディにする点に筆者の明察を感じた。
 また、ニコニコ動画、キャラクター商品、CGM、フラッシュ職人等への言及が数多くあり。筆者のコンテンツ産業を捉えるフレームの大きさに感服した。
 だが、娯楽産業であるがゆえ、産業政策としては後回しにされるという筆者の指摘は今後のコンテンツ産業政策に暗い影を感じ、筆者が期待している総務省「通信・放送の総合的な法体系」についても、無用な政治介入があるのではないかと心配してしまう。
 次のハレー彗星がくるときも、日本のメディア・コンテンツ産業が存在し、進化したテレビがお茶の間に有りますように!と願い、テレビ世代だった私は、筆者の今後の活躍に期待している。

著書名 テレビの教科書―ビジネス構造から制作現場まで (PHP新書)
著者名碓井 広義
出版社 PHP研究所
ASIN 4569627862
装丁 新書
価格 ¥ 735
感想文概要:テレビの歴史を知りたいなら、まずこの本を
本文:この本の前編にある歴史は大変便利でした。

あと、視聴率などについても詳しく、テレビ好きの人は必見です!

また、簡単に番組の作り方も学べます!

概要:今こそメディアを考えるとき
本文: 戦争報道の姿勢などを見るにつけ、一昔前に比べてメディアの限界
が見えてきた。公共性という軸が揺らぎ、私企業という本質、さらに
は許認可を受けて初めて成り立つというその存在の根本のところである。

 本書は、テレビの歴史からはじまり、テレビビジネスの構造を
解き明かし、いろいろと問題を指摘されることが多くなった視聴率
の問題、さらにはドキュメンタリー番組の製作プロセスまで新書の
中に詰め込んだ力作です。

 逆にすべてが突っ込みが足りないということもいえますが、普段
みるだけで、あまり中身のことに思いが至らないテレビのことを広く
知る本としては丁寧に書かれた意欲作だと思いました。


概要:良
本文:businessとしてのTV。うちにはテレビ自体ないけど。でも、少しTVの見方が変わったかな?すべてにおいてお金が動いているように見えてくる。よ。

概要:よくぞ書いてくれました
本文:メディアリテラシーという言葉に違和感がずっとあり、“普通の視聴者”の視点ではない机上の研究、という感じがしていました。が、この本の筆者の立脚点が教員であり、かつ著名なTVプロデューサーであるせいか、説得力を感じました。学生達と“番組”を作るなど面白い試みだと思いました。TVの裏側、もっともっと書いてほしいです。

概要:著者から、ひとこと
本文: æ-¥æœ¬ã§ãƒ†ãƒ¬ãƒ"æ"¾é€ãŒå§‹ã¾ã£ãŸã®ã¯ä¸€ä¹äº"三(昭å'ŒäºŒå...«ï¼‰å¹'。今å¹'、ちょうどäº"十å'¨å¹'ã‚'迎えまã-た。はじめモノクロだったç"»é¢ãŒã‚«ãƒ©ãƒ¼ã«ãªã‚Šã€ï¼¢ï¼³ã‚„CSなど衛星æ"¾é€ãŒç™»å 'ã-、ã"のå¹'末には地上波デジタルæ"¾é€ã‚‚スタートã-ます。

 ã"の半ä¸-ç'€ã€ãƒ†ãƒ¬ãƒ"がæ-¥æœ¬äººã®ç"Ÿæ'»ã«æ·±ãæµ¸é€ã™ã‚‹ã®ã¨ä¸¦è¡Œã-て、テレãƒ"の影響力もまたå¢-大ã-てきまã-た。その一æ-¹ã§ã€ãƒ†ãƒ¬ãƒ"の“負の要ç' â€ã‚'含む「特性」にé-¢ã-て、è¦-è'è€...å'の持つæƒ...報は、まだまだå°'ないのが現状です。

 ã"のたび、PHPæ-°æ›¸ã‹ã‚‰ã€Žãƒ†ãƒ¬ãƒ"の教ç§'書~ãƒ"ジネス構造から制作現å 'まで』ã‚'出させていただきまã-た。市æ°'・è¦-è'è€...のためのメディア・リテラシーå...¥é-€æ›¸ã§ã™ã€‚テレãƒ"のæ­'史からãƒ"ジネス構造、そã-て番組の作られæ-¹ã‚'知るã"とで、テレãƒ"が送り出すæ!ƒ...å ±ã‚'鵜å''みにするのではなく、æƒ...å ±ã‚'自分なりに“読み解いて”もらうã"とã‚'目指ã-て書きまã-た。

 なぜ「è¦-è'率主義」がはびã"るのか、テレãƒ"から「やらせ」が消えない理ç"±ã€å®Ÿéš›ã®ç•ªçµ„作りの「裏å'」などが分かると、テレãƒ"の見æ-¹ã‚‚変わってくるはずです。
 学ç"Ÿæ™‚代から、æ°-になるæ-°æ›¸ã¯æ˜¼é£¯ã‚'抜いてでも買ってきまã-た。そã‚"なæ-°æ›¸ã¨ã„う“知のライãƒ-ラリー”に、自分の一冊ã‚'加えさせていただくã"とは、やはり嬉ã-いã"とです。

 出来れば、ã"の本ã‚'読ã‚"でくださったæ-¹ãŸã¡ãŒã€Œè³¢ã„è¦-è'è€...」、さらに「ãƒ-ロのè¦-è'è€...」となって、テレãƒ"ã‚'楽ã-みながらも、ã-っかり批評・批判ã-てくださるといいと思います。テレãƒ"もまた一つのæ-‡åŒ-であるならば、æ-‡å­¦ã‚„映ç"»ã¨åŒæ§˜ã«ã€ä½œå"ã«æ‹®æŠ-ã-うる批評の存在がå¿...è¦!ã ã‹ã‚‰ã§ã™ã€‚


著書名 テレビマガジン 2009年 02月号 [雑誌]
著者名
出版社 講談社
ASIN B001N01CPI
装丁 雑誌
価格 ¥ 980
感想文概要:
本文:

著書名 韓国&アジアTVドラマガイド vol.20―TV&DVD&K-POP&CINEMA情報誌 (20) (双葉社スーパームック)
著者名
出版社 双葉社
ASIN 4575450529
装丁 ムック
価格 ¥ 1,050
感想文概要:
本文:

著書名 決定版 ! 韓流純愛TVドラマガイド 2009年 02月号 [雑誌]
著者名
出版社 ダイアプレス
ASIN B001NFSAO4
装丁 雑誌
価格 ¥ 1,200
感想文概要:良かった
本文:アンティーク満載のDVDが素敵です。もう買いでしょう。購入して良かったです。

著書名 もっと知りたい!韓国TVドラマvol.28 (MOOK21) (MOOK21)
著者名
出版社 共同通信社
ASIN 4764131080
装丁 ムック
価格 ¥ 1,260
感想文概要:
本文:

著書名 テレビ番外地―東京12チャンネルの奇跡 (新潮新書)
著者名石光 勝
出版社 新潮社
ASIN 4106102889
装丁 新書
価格 ¥ 714
感想文概要:オビに偽りあり
本文:「ハレンチ学園」「ローラーゲーム」から「WBS」まで、元名物編成局長が秘話を大公開!・・・
というオビの惹句に魅力を感じて買ってはみたものの、「ハレンチ学園」については1ページ少々で、番組の内容にはまったく触れられておらず、「ローラーゲーム」に至ってはわずか6行ほどの記述しかなく、まったくの期待はずれです。

音楽賞のトラブルの話などは関係者名がイニシャルだったり年度も明らかにされていなかったりで、資料的価値もほとんどゼロ。しかも
「私が書いたのはテレビ界の裏話ではなく、(中略)番組制作の機能の一段面です」
とのこと。オビに書いてある「秘話を大公開!」って何だ。誤植か。
時間の無駄なので読むのをやめようと何度も思ったけど、レビューを書いてやろうと思い、その義務感でようやく読み終えました。

本人が最終章に書いている、
「思いつくままに、というかむしろ行き当たりばったりに、自分の思い出を綴ってきました」
という文が全体をよく表してます。元テレビマンの苦労話と自慢話。そういうのがお好きな方はどうぞ。

概要:新書なので写真はありませんが
本文:僕は正直今のテレビ東京は深夜や年末年始の実験枠でわけのわからない番組が時折飛び出す以外は、旅やら販促番組やら固定化してしまいあんまり面白くないと思っています。ハプニングも頻発し、本音も出る長い時間の生放送が減ってしまったせいではないでしょうか?

ただ黄金期の東京12チャンネルは信じられないほどすばらしかった。1日の半分は12チャンネルを見ていましたといえるほど他局と比べて面白い箱でありました。当時他局の1/3の制作費を逆手にとった「少ない予算で大きな企画」とかは名言でした(誰が言ったのか知りませんが)。

社内も外注の製作人にも、出る人にも才気あふれる人が多くてよかった。少ないカメラ数を補うハンディカメラの人も、東京タワー直下で窓の少ない社屋も、手書きテロップの人とかも、暗めの声で「ごらんのスポンサーがお送りしました」と言う年配の女子アナウンサーの方なども、みんな特徴的でした。

石光さんも編成局長だったため全体を見られているせいか、以前出た他の方の「東京12チャンネルの挑戦―300チャンネル時代への視点」よりも秘話的な裏話が多いような印象ですが、やはりメジャーな部分を多く取り上げている気がしました。東京12チャンネルの看板番組を知る人には、楽しい本だと思います。

本当はもっとマイナーな部分が支えていた面もあるので、本当は棟武郎さんとか、バラエティ系や変わった番組をやっていた人々のアイデアについて、あるいは経営眼的には、敏腕すぎた中川社長(当時)とかのビジネス的視点の本が見たいなぁ、などと思うのですが、新書だけに特にこの本自体には不満はありません。

著者が、最終章近く、大ヒットさせた輸入通販番組「テレコン・ワールド」を経て、最終的には系列通販会社へと移行していったところが時代を感じさせます。

テレビは2008年まで通販の世界が王道でした。この局の得意分野である”経済”の不況が迫る中、消費が冷え込み各局がパチンコと特定宗教関連組織のCMに頼り、視聴者が違和感を抱くという中、どのようにこれからのテレビが変わってくるのか、さて今のテレビマンに航海図は描けているのでしょうか。

概要:テレビはどうあるべきか
本文:

 インターネットの普及でテレビ自体を見る方が減って来ているそうです。
 本来テレビは何を報道して、何を伝えるべきか、考えさせる一冊です。
 私は、ほとんどテレビを見ませんが、晩ご飯を食べているときは、テレビを
見ています。最近は、お笑い、人をコケにする番組、スポーツ選手をオチョクル
番組などが多くて、ついテレビを消してしまいたくなります。
 東京12チャンネルは、独自の方針で、有名人が一般家庭に泊まったり、
温泉巡りをしたり、家族で安心して見ることができる番組があります。
 家族が茶の間で感心して見ることが出来るチャンネルが更にほしくなって、
テレビって何を伝えるべきか、考えさせられる一冊です。

概要:小なりといえども、意気高し……
本文:現在もテレビ東京(旧東京12チャンネル)の番組は異彩を放っている。
低コストというだけでなく、ヨソの局が一斉に同じような番組をやっている
国民的関心事のときに、
お笑いタレントの旅グルメを堂々とやっている。

かと思うと、ワールドビジネスサテライトという硬派の経済ニュース番組を
長く続けている。

テレビ局でも出版社でも、どんな会社でもそうだが、
小さいときは逆境を逆手に取ろうと、あの手この手でがんばる。
しかし何かが当たって少し大きくなると、売れた(ヒットした)前例のある
コンテンツが多くなる。

テレビ東京も、名物番組だった「テレビチャンピオン」がついに終わった。
一抹の寂しさを覚えつつも、
かつて(かろうじて今も)、反骨精神にあふれるテレビ局があったことを
懐かしく思い出させてくれる一冊だ。

メディアのあり方とは……というほど大げさではないにしても
少し考えさせられる本ではある。
そもそもメディアとはゲリラ的であるべきではないのか……と。



概要:テレビの進化は止まったか?
本文:テレ東創世記から始まる本書は、94年の著者退職までの歴史を振り返るが、テレビ産業が低く見られていた時代、生まれたばかりの「番外地」テレ東に入り、「番外地」だからこそできる一か八かの企画で、外すこともあったがスマッシュヒットを連発し続けた著者のテレビマンぶりは爽快である。同時期に編成局長を務めたフジの日枝氏しかり、変わり者がテレビの現場を仕切っていた時代だから、面白い発想が出てきたのではないだろうか。とりわけ、本書を読んでいると、「番外地」の悲しさで「金の為に…」取ったセオリー破りの苦肉の策が、意外なヒット、定番につながったケースが多い。「女子プロレス」など存在しないスポーツも作り、正月三が日の制作費を安く上げたいと「12時間ドラマ」、24時間放送の時間をなんとか埋めたいと「テレコン」…。

現状の、構造的に当たらない、変わり映えしないテレビを見るにつけ、人気産業になったテレビに優等生ばかりが入ってつまらなくなったのかなあ、と思う。優等生は得てして前例を踏襲してしまう。金が無くとも。広告収入が激減しているとはいえ、「苦肉の策」が取れない優等生なテレビ局は、このまま右肩下がりの道を歩むのだろうか。

著書名 英国テレビの大逆襲 (海外TVドラマ・マニアックスVol.3) (洋泉社MOOK 別冊映画秘宝) (洋泉社MOOK 別冊映画秘宝)
著者名
出版社 洋泉社
ASIN 4862483364
装丁 ムック
価格 ¥ 1,575
感想文概要:
本文:

著書名 テレビの嘘を見破る (新潮新書)
著者名今野 勉
出版社 新潮社
ASIN 4106100886
装丁 新書
価格 ¥ 735
感想文概要:ドキュメンタリー制作に関する雑感を書いたもの
本文:題名に偽りあり、というのが、このレビューでいちばん伝えたいことです。

TV全体ではなく、ドキュメンタリーだけが対象です。
また、制作者の論理だけが語られています。ドキュメンタリーの制作に関わってきた著者が、自身の制作の経験や、自身が視聴した作品について、そこで用いられた手法を解説しています。それに加えて、後半では、制作者の側でなされてきた、これまでの議論を並べ立てています。いずれも制作者の言い分であって、視聴者の言い分はひどく軽視されています。

結論でいきなり「メディアリテラシーを身に付けろ」とか言い出すあたりに、テレビ屋の高慢さを感じないでおれません。

『ドキュメンタリー制作者の言い分』というタイトルだったら、まだ納得づくで読めたように思います。


概要:タイトルに期待するも、結局は制作者側の論理で...
本文:過去に放映されたドキュメンタリー番組や映画などを例に、やらせ、捏造や誇張などの実例を挙げ、これらに対する様々な考え方を紹介した書。比較的平易な言葉で書かれており、多くの読者が理解可能。

『テレビの嘘を見破る』というタイトルから、これまでに知られていない手口などを紹介しているかと期待したのだが、挙げられている例は大々的に問題となったものや、非常に古いものがほとんどで、意外性に欠ける。また、このタイトルから、著者は視聴者側の立場で制作者側を糾弾するかのように予想されるが、最終的には『作り手の自由』、また資本主義の原理には逆らえないとする、つまり作り手側の論理ともとれる立場で主張しているように感じた。また、結局はメディア・リテラシー、つまり『視聴者の見る目を養え』というありきたりの結論に達しており、他の書と比較しても優れているようには感じなかった。

一応、作り手の自由にもルールが必要とは述べているが、『事実に忠実である』というルールにしても、作り手の主観にまかされるのでは意味がないように感じる。例えば、某テレビ局が『南京大虐殺はあった』という結論ありきで証拠を集めた場合、結論に合致していると思われるものは信憑性が乏しくても採用され、不利なものは除外し、かつ制作者は『事実に忠実である』と思い込んでいるに違いない。つまり、著者の述べる方法は一見正論のように聞こえるが、制作者側のモラルによってどうにでもなってしまうと思われる。現に、ドキュメンタリーかバラエティーかを曖昧にする言い逃れをしたり(元々これらに境界はないのだが)、前世思想や予言を増長させる番組がのうのうと放送されている。たとえバラエティーであって、制作者が注釈をつけようとも、前世や死後の世界、生まれ変わりを信じて自殺者が出るほど、映像の影響力は強い。

著者の策であれば、結局は視聴者自身に責任を委ねているのだが、最も影響力の強いテレビ側が、論理的思考を正しく学び、主観的な立場のみに依拠する政策手法を改善しない限り、騙される視聴者が後を絶つはずがない。したがって、本書は、テレビの放送内容を鵜呑みにしている一部の視聴者には、メディア・リテラシーを考える入門書にはなるかもしれないが、既に他の書を読んでいる者にとっては物足りないと感じるはずである。で、星3つの評価。

概要:10 年をかけてなお整理されていない 「やらせ」 問題の論点
本文:著者は「やらせ」の問題と必死にとりくみ,10 年をかけて結論をだした.すなわち,現場で撮ったナマの映像だけでは明確なメッセージをつたえることはできない.「伝えたいことがあれば,そのために考えられるありとあらゆる最善の方法を考える,というのが作り手の原点です.ただそれだけが,作り手の原点だと思い定めること.それしかないのではないか,というのが,私の現在です.」 10 年をかけたというが,まだ受け手を十分に説得できる論理はそこにはない.

しかし,もうすこし説得的にするためのヒントはあるのではないかとおもう.そもそもテレビは現実をすべてつたえることはできない.現実の一部を画面にきりとってつたえることができるだけであり,その時点ですでに,著者がくりかえし書いている「ありのままの事実」をつたえることなど不可能である. 著者はこの点を指摘していない.

著者が指摘している重要な点のひとつは,取材することによって取材される側に影響をあたえてしまうこと,たとえばカメラでうつされたひとがいつのまにかカメラを意識して演技してしまうということである.著者はまた,映像をただしくうけとるためには受け手がリテラシーを身につけている必要があるが,現在の日本ではそれがカリキュラムにとりいれられていない点を指摘している.著者はほかにもさまざまな重要な指摘をしているが,惜しまれるのはそれが整理されていないため,おおくの読者にはみのがされてしまうだろうということである.


概要:「やらせの現場から」が正しいタイトル
本文:ドキュメンタリー番組の制作に数多く携わった著者ならではの、
実際にやらせドキュメンタリーが作成される過程、
それに対する視聴者の反応や局の対応など、興味深い実例が紹介されている。
「やらせの現場」を垣間見ることができるという点で、貴重な作品であると思う。

反面、どこまでが「演出(=許される)」でどこまでが「やらせ、捏造(=許されない)」かの分水嶺については、
「後の宿題に…」と散々引っ張られた挙句、結局著者の見解が示されていない。
過去の議論の内容についても、数人の制作側の人物の私見を紹介するのみで、片面的である感が否めない。

結局何を言いたかったのかわからない、思いついたことを順番に書いたというタイプの作品であるといわざるを得ない。
作者は映像を生業としてきた者で、文章家ではないので、致し方ない部分もあるのかもしれないが・・・。

概要:普通の視聴者と制作者の感覚の違いがわかる
本文:本書は「テレビの嘘を見破る」という題名だが、実際には「ドキュメンタリー番組の"やらせ"や"演出"を検証する」内容である。つまり、ドキ
ュメンタリー以外の番組(ニュースやワイドショーなど)の検証は一切行われていない。本書の購入を検討されている方は、その点を十分踏ま
えて頂きたい。

本書の著者は、ドキュメンタリーを中心に番組制作を行うテレビマンユニオン社の番組制作者(取締役)だが、一般の視聴者と、ドキュメンタ
リー番組の制作者の間には、認識にも、意識にも、大きな隔たりがあるように感じられた。つまり、本書では、様々な"やらせ"や"演出"を取り
上げた上で、それらをドキュメンタリー番組に用いることの是非を議論しているのだが、本書の著者は、ほとんどの事項に関し、「ドキュメン
タリー番組としては許される範囲」と位置付けているのである。したがって、本書を読んでも、「どのような"やらせ"や"演出"が問題になるの
か」、「問題になる範囲と、ならない範囲の境界線はどこにあるのか」といったことを理解することはできない。

加えて、制作者側の一方的な論理に立っているため、視聴者にとってどのような番組が適切といえるのか、不明確極まりない。また、本書で取
り上げている事例の多くは、5年以上前に制作されたものであり、情報の古さを感じるものだった。


著書名 男よりテレビ、女よりテレビ
著者名小倉 千加子
出版社 朝日新聞出版
ASIN 4022504854
装丁 単行本
価格 ¥ 1,680
感想文概要:
本文:

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