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個人輸入代行の『舶来屋』がお薦めする「 ドコモ 」関連の書籍をご紹介しています。


著書名 ドコモとau (光文社新書)
著者名塚本 潔
出版社 光文社
ASIN 4334032788
装丁 新書
価格 ¥ 735
感想文概要:大局的にケータイを見てみる。
本文:2002年から2004年にかけての両社の戦略や方向性などを描いた本。ちょうどその時期に大手CPと仕事をしていた私にとっては、「あの時のあれはそういうことだったのか」と、業界裏事情がよくわかった。単一の視野しか持っていなかったために不可解だったことにたいして、納得がいく説明が得られた。

携帯ビジネスがどのように特殊かが分かり、どのようなリソースの動きかが分かる良著。特に無線の方式がどのようにコンテンツに影響を与えるかなど、携帯電話にまつわる複数の方向からの視野を持つためには必読とも言える。

概要:2年前の出版ですが、今読んでも色褪せていません
本文:モバイルナンバーポータビリティ開始以降、
auの好調さとドコモの一人負けが目立っています。

本書ではそうした現在に携帯電話業界が形作られるまでの
背景が分かりやすくまとめられています。

2年以上前の出版ですが、内容は色褪せていません。

KDD、DDI、IDOが合併してKDDIが誕生した経緯に触れ、
iモードで飛躍したドコモのFOMA立ち上げにおけるつまづき、
着うたやデザイン戦略を生かしたauの躍進と、
内容は時系列に沿って進められていきます。

ソフトバンクもとい旧ボーダフォンはほとんど触れられておらず、
物足りないと思う方もいるかもしれません。
それでもドコモとauの2社の比較に絞られていることで、
両社の違いが鮮明に浮かび上がり、読み易くなっていると思います。

概要:まるでプロジェクトX
本文:ドコモとau、それぞれが直面した問題とその克服の過程が
当事者のインタビューを踏まえた会話文形式の構成による臨場感溢れる文体で描かれている。
本書は、この分野の本でありがちな単なる技術的な比較や解説といった表面的な内容(←それはそれでいいのですが)にとどまることなく、
モノづくりの現場で実際に繰り広げられたストーリーを追う一種のノンフィクションドキュメンタリーであるといえよう。

書名から受けた第一印象では、対比というより対決や決着をつけるようなものかと思っていたが、終始全くそういうことはなかった。
読後の爽快感も、きっとそんな著者の中立的な立場と文体によるものだろう。

日本におけるMNP開始まであと少し。
本書は出版時期もさることながら、前述の通りキャリアの良し悪しをメインテーマに扱っているわけではないので、
直接的にはキャリア選択の一助になるとは思わない。
だが、各キャリアの秘める熱い思いを感じ取れることは間違いない。
そして、それはきっとキャリア選択の一助になることだろう。

概要:携帯電話のメーカーは?
本文:この本は、比較的分かりやすく書いてあると思います。今や携帯電話業界の上位をゆく2社のさまざまな形態や技術方針、そして最終的にはどちらの携帯を自分で選ぶかなど、これから初めて携帯を手にする人、機種変する人などは必見だと思います。

概要:ドコモとauの違いが良く分かります
本文:携帯電話の最大大手であるドコモと、ドコモを追撃するauの違いを、歴史、戦略、通信方式、端末メーカーなどの違いから読み解いていく。
この本を読むことにより、これまで、デザインや通信範囲のなど漠然とした違いしか見えていなかった両社に、実は大きな違いがあることが理解できる。
2006年には携帯電話の会社を変えても、それまで使っていた携帯電話の番号を変える必要のないナンバー・ポータビリティがスタートする。それに伴い、多くの人が、携帯電話の会社を変えることになるであろう。そういう状況に備え、デザインやカタログ上の機能だけでなく、この本で説明されている様々な違いを理解しておくとよいのではないだろうか?

著書名 NTTドコモ リアルタイム・マネジメントへの挑戦 (B&Tブックス)
著者名
出版社 日刊工業新聞社
ASIN 4526052027
装丁 単行本
価格 ¥ 1,470
感想文概要:まさしくリアルタイム!!ITの可能性を実感できる一冊です。
本文:ドコモのようなサービスを展開している企業にとって現場で起こっていることをリアルタイムに情報として把握するということが、経営する上でいかに重要なことであるかを理解させてくれるとともに、そういったビジネス上の課題を解決するに当ってIT技術がコアのテクノロジーとして本当の意味で役に立つことを実感をさせてくれる1冊です。
ただ単に何かのプロセスを置き換えるのではなく、ITを使って業務の流れを変えるという"ITの真の可能性"をリアルに実感させてくれる本です。

概要:青本
本文: ドコモ社内では赤い本(NTTドコモ強さの秘密―情報システムによるビジネス大革命)の続編として出された青い本と名が通っているのがこの本です。 さて、この次に出るのは何色の本でしょうか。

概要:ドコモのシステムはすごい!!
本文:マネジメント情報と会計情報を切り離すことはその利用目的や求められる精度の違いから誰もが思うこと、それをリアルタイムマネジメントシステムとして実現させたドコモのシステム「DREAM」はすごい。ここで使用されたアイデアは大いに参考になる。特に全社員にデータを入力させるためにスケジューラーを使うアイデアは「目から鱗」の思い。システム導入の成功話だけでなく苦労したことも書いてあり共感できるところが多い。同じ悩みを持つ私には大いに参考になった一冊。

著書名 ドコモを育てた社長の本音
著者名立川 敬二
出版社 日経BP社
ASIN 4822244970
装丁 単行本
価格 ¥ 1,575
感想文概要:本当に本音?
本文:1998年〜2004年というケータイのまさに普及期、そして転換期とも言える時期に社長を務めた本人の弁をまとめた一冊。
便利なものを超えていまや生活必需品になりつつあるケータイの育て親。そしてその先をも見据えたビジョンを垣間見ることができる一冊でもある。

概要:最低な内容、元社長の大星氏の真似ごと
本文:ドコモの創業期から、社長を務めた大星氏の著書の真似事にしか過ぎない。

著者は、確かに社長を務めたものの、いわゆるNTTからの落下傘。
ましてや、iモードは、著者がドコモに入社以前より、
大星氏が榎氏を抜擢し、推進した賜物であり、

著者は、規定路線に従っていただけ。それを、いかにも自身が業績を残したように語るのには、不愉快な気持ちを覚える。

また、上場についても大星氏が既に96年頃から準備を指示していたものである。

著者は、ドコモを成長させたと言うが、時価総額、利益ともに著者の在任中に大きく減少し、企業価値を低下させた戦犯である。

そのような人物が書く、この本は読むに値しない。

概要:タフな社長の思考回路がおもしろい
本文:ドコモショップ運営を外部に委託したり、幹部を育てるドコモ塾が社内でも秘密だったりと、独特の組織作りが勉強になった。アナリストとの格闘、海外メーカーとの標準化争いは、なかなか表に出ない世界だけに、非常に面白い。国際戦略の失敗で1兆円損した話は言い訳にも聞こえるが、一つの携帯を世界で使えるようにしたいという立川社長の思いは分からないでもないかな。

著書名 NTTドコモ強さの秘密―情報システムによるビジネス大革命 (B&Tブックス)
著者名
出版社 日刊工業新聞社
ASIN 4526042765
装丁 単行本
価格 ¥ 1,470
感想文概要:ALADIN赤本
本文:友人から聞いた話ですが、現在でも情報システム部システム企画第一担当では「赤本」と呼ばれ、初めてALADINに携わる人が熟読しているそうです。私も読んでみましたが結構面白かったです。

概要:BPRの数少ない成功例!
本文:景気低迷が続く今こそ、ビジネス・プロセスのリエンジニアリング(BPR)が必要であるにも関わらず、数年前に経営改善手法として注目されたBPRという言葉は、今や、すっかり聞かなくなってしまった。数年毎に新しく取り上げられるこうした経営改善手法も、日本では、一時的に大きく取り上げられ、盛んにセミナーなどでも紹介されるが、企業での本格的な取り組み例が、あまり無いままに、ブームが終わってしまうという、その繰り返しであった。そんな中で、BPRブームに乗ってではなく、あくまでも、経営的な必要性から取り組んだ、本書で紹介されている抜本的な業務改革は、結果として、BPRの数少ない成功例と言える。その現場レポートとも言える内容は、興味深い。

著書名 DoCoMo FOMA使いこなし裏マニュアル!
著者名小板橋 英一, ユービック,
出版社 マガジンファイブ
ASIN 4434061984
装丁 新書
価格 ¥ 1,260
感想文概要:
本文:

著書名 ドコモが銀行を追い抜く日 (PHP Paperbacks)
著者名岩田 昭男
出版社 PHP研究所
ASIN 4569652395
装丁 単行本(ソフトカバー)
価格 ¥ 1,000
感想文概要:ドコモの戦略とクレジット業界の勢力図がよく分かる
本文:通信事業とクレジット事業というのは非常によく似た業態とのことです.会員を増やし,ネットワークを張り巡らし,そして代金を回収するというスキームは確かによく似ています.そして,このスキームを利用してドコモがどのようにクレジット業界に殴り込みをかけているか,それを迎え撃つ3大メガバンクはどのような戦略で対抗しようとしているのかというのがよく分かります.

クレジット業界の事はあまりよく知りませんでしたので,新発見がたくさんありました.例えば,クレジット業界というのはVISAやマスターといったブランドとカードの発行業務を行うイシュアー,加盟店業務を行うアクワイアラーで成り立っているとか,ドコモはiDというのをやっていますが,これはVISAやマスターというのと同じブランドの名前であり,しかも,クイックペイやスマートプラスと同じような少額決裁システムの名前であるというような話です.

金融業界がドコモの参入によってどの方向へ動こうとしているのかを知るのに,最新の状況がまとめられており,非常に参考になります.


概要:かざす!少額決済の攻防
本文:この価格のペーパーバックスにしては、とっても
おもしろかったです。お買い得本。

「かざして」「少額決済を」「安全に、どこでも、誰でも」
できるための、「ユビキタス決済の」プラットフォームを構築し、
さらに、周辺ビジネスの裾野を
広げ、国民文化を(良くも悪くも)作り上げる、ドコモとその他
のキャリア。それに対して、その勢力にあいのりすべく、再編に
いそしむ、旧来からの金融業界とクレジット業界。

この辺が、丹念な取材と、緻密なファクトのつみあげで、近未来の
「この辺」の勢力図を読み解こうという、なんともスリリングで
おもしろいテーマです。

がんばれ、ニッポンとエールを送りたいところですが、アジアの
一角と日本という狭い範囲での規格標準化、ドミナント争いで
あることも、本書で見えてきました。そのうち、世界標準が上陸し、
ドミノ式に海外勢に押さえられてしまう、なんてことがないことを
祈るばかりです。

概要:金融業会の再編をドコモを軸に描いた良作
本文:「塗り絵」を買いに本屋にいったはずなのに
ついつい仕事柄、こういう本があるとかってしまいます。

なんだかんだいって、「ドコモ」ときくと「あ、携帯キャリアだよな・・」
とおもっちゃいますが、ついにドコモが金融に手をだしはじめたという
事実・経緯をしっかりちゃっかり、解説されている本です。

うーん、au,vodafoneだけじゃなくて、ドコモもがんばっているなぁ・・
と妙に感心したほんでした。

内容としては、ドコモを機軸に金融業会の再編の様子を描いている良作と言えると思います。

概要:ドコモ版「ダ・ヴィンチ・コード」
本文:ドコモの金融戦略の全貌がよく分かる本です。ドコモは成長性の高いクレジット事業に直接参入することで新しいタイプの銀行を打ち立てようとしていています。しかも、通信事業者がもつインフラを活用して独特のクレジットスキーム「DCMXミニ」を発明するなど、本気でクレジット事業を収益の柱にしようとしています。これに対して大手カード会社は危機感を深め、クイックペイ、スマートプラスといった別のケータイクレジットを仕立てて攻防に備えているというのです。最初何気なく読んでいたのですが、いつのまにか、銀行再編、メガバンクの思惑まで話が及び、現在、進行しているクレジット戦争の内情が手にとるようにわかり、まるでダ・ヴィンチ・コードを読んでいるようでした。業界関係者だけでなく、ノンフィクションノベルとして一般の人も読んで楽しめると思います。

概要:現況をよく理解整理できる
本文:ちょっと前までだったらいろいろな技術はほとんどが「実験段階」ばかりであっらが、ここへ来て、急に「実用化」に至ったものがたくさんある。ときに、電子マネーによる決済機能の進歩は大変な変化である。
だんだんわからなくなってしまったりする。金融の仕事をしていて私でさえ、ちょっと目を離したすきに変化があり、理解についていけなくなる事態も起きる。
本書はそうした方々へのよき「まとめ整理本」となるであろう。

著書名 ドコモ急成長の経営―企業価値創造と社会貢献の理念
著者名大星 公二
出版社 ダイヤモンド社
ASIN 4478320942
装丁 単行本
価格 ¥ 1,680
感想文概要:「やる気」が出てくる本でした。
本文:強力な指導者(社長)によるトップダウンの成功例であると思う。

スピード経営や出る杭になる、など今の企業には過去の常識にとらわれない新しい起業体質が要求されている。と、一般的に言われているが、この本に書かれたトップの考え方は、まさにそれを実現したものであり、こういった成功例が、今の常識や風潮の基礎になっているのではないかと思えます。私が一番共感を覚えたのは、デジタル化が進んでいるが、最も重要な点はアナログであるという部分。企業人として、人間として大切な部分がこの本で改めて感じる事ができました。ビジネスマンとして生きていく中で、参考になる部分や、共感を持てる部分が必ず見つかると思います。きっと「頑張るぞ!」という気持ちが出てくると思います。あとは、行動のみ!


著書名 「2010年」―NTTドコモの未来ビジョン「MAGIC」
著者名
出版社 NTT出版
ASIN 4757100221
装丁 単行本(ソフトカバー)
価格 ¥ 1,680
感想文概要:
本文:

著書名 ケータイ業界52人が語る「戦略」の裏側
著者名石川 温
出版社 毎日コミュニケーションズ
ASIN 4839922675
装丁 単行本(ソフトカバー)
価格 ¥ 1,575
感想文概要:多分、筆者はケータイが相当好きな人なんだろう
本文:タイトルだけ見ると、インタビュー記事をまとめた安直本
かと思って読んだが、筆者なりに消化して、自分の表現
で書かれているので、読んでいておもしろかった。
例えば、
ワンセグ端末は売れているが、意外に見られていない。
ソフトバンクは、社長を含めて一般消費者の視点をもって
いるのが強み。それは、ドコモやauと違って、研究開発部
門を持たないから。
クレジットではおサイフケータイは苦戦。複数の電子マネー
を持つようになれば強くなるだろう。
2008年3月時点では、まだ古臭くなっていません。

多分、筆者はケータイが相当好きな人なんだろう。読んでい
て、そういう感じが伝わる。
ただし、わが国メーカーの競争力強化のため、Media FLO
をわが国でも採用すべきというけと、それは日本のパソコン
メーカの競争力強化のため、Windowsを採用しろというよう
なもので、CDMAについでクァルコムを喜ばせるだけだと思う。

概要:「賞味期限」に注意!!
本文:2006年〜2007年にわたる、ドコモ・au・ソフトバンクモバイル・Willcom、既存の
携帯電話事業者4社の新通話プラン、ターゲットとするユーザーや訴求ポイント、
開発に対する考え方や投入する機種、広告戦略に至るまで描かれているのに加え、
健闘しているイーモバイルのサービス開始までの流れや、経営破たんが懸念される
アイピーモバイル(このレビューを書いた現在では自己破産してしまったが…)の
状況も含め、携帯電話に興味を抱くパワーユーザー層の知識欲を満たしてくれる
本。進化のスピードが恐ろしいほど速い業界であるが故、残念ながら来年の今頃
にはこの本の中身の多くは古(いにしえ)のものになってしまうだろう。

2007年度中に読むなら★★★★★、それ以降なら★★☆☆☆です。

著書名 ケータイの未来
著者名夏野 剛
出版社 ダイヤモンド社
ASIN 4478321221
装丁 単行本
価格 ¥ 1,890
感想文概要:あまりに夢のない未来
本文:冒頭に 2020 年におけるケータイのつかわれかたをえがく 「小説」 が書かれているが,それを読んでいきなり,がっかりさせられた.そこに書いてあることは,研究レベルではいますでにほとんど実現されていることである.まったく夢が感じられない.しかし,著者はつぎのように書いている.「人間の基本的なライフスタイルや考え方は,半世紀単位でも思ったほど変わっていないように思える.[中略] 今現在の生活者である我々がピンと来ないものは,10 年〜20 年経ったとしても使われることはないのではないだろうか.」冒頭の小説はこのかんがえにもとづいて書かれたということだろう.通信インフラとして出発し i モードによって IT インフラとなったケータイだが,現在すでに,おさいふケータイがだいぶ普及し,つぎのステップはそれを「生活インフラ」にすることだという.日本ではまだクレジット・カードが普及していないというところに目をつけて,それをケータイのうえで実現しようという戦略はしたたかなものである.

本書でおもしろいところは,第 3 章におけるテレコム業界批判である.顧客ではなく「業界のため」を第 1 にかんがえる体質やをするどく批判し,それにたちむかったことで i モードを成功させたと自負している.また,WAP (ケータイ Web 標準) に関して,標準化会議における日本人の影の薄さを指摘している.また,技術の優位性こそすべてという「技術単独信奉」を批判し,FOMA においてそれが成果をあげたことをのべている.ほかにもおもしろい内容がふくまれているが,ここまでにしておこう.


概要:DoCoMoの戦略を知りたい人には最適
本文:NTT DoCoMo執行役員がDoCoMoの戦略について語っている本なので説得力がある。
簡単に言ってしまえばiモードでITインフラを構築したので、次はそれを利用するためにFelicaチップを搭載したケータイにより生活インフラに展開をする、ということである。
使われている図にオリジナルのものが見受けられ新たな気付きがある。

そのためスコアは+1とし、それ以外は期待通りであったためスコアは4としたい。

これからケータイを使ったビジネスに関わろうとする営業系のひとは読んでおいたほうがいいかと思う。
逆に技術的なことを求める人には物足りないと思う。




概要:Docomoの描く未来からケイタイの未来を想像できました
本文:−Docomoの描く将来が分かりやすく描かれていました。
 はじめの一章目の「ケータイの未来 2020」に本書のエキスが凝縮されています。
 私には描かれた未来像は既に実現されているに近いものを感じ、やや期待外れでした。
 その点は著者も認めているところで、曰く「既に実装されている機能で人はほぼ満足しているのだ」と。だから今後は機能よりも形状に進化を見出していきたいと。
−形状の進化に関しては、いくつかアイデアが書かれており、ディスプレーをホログラフィ技術でブレイクさせたいなどが一例です。

概要:iモードしかけ人が立ち上げた新サービスとは何か
本文: 本書は、iモードしかけ人が目指すケータイの近未来戦略と、遠い未来の予言が両方収められています。

 そうそうたるクリエータを率いて立ち上げる新サービスとは、いったい何か。興味津々で読みはじめましたが、本書の完成に3年もかけているうちに、実は、新サービスはもうスタートしてしまいました。
 答は、おサイフケータイです。

 このおサイフケータイを普及させるための様々な工夫が本書で明かされていますが、ここは割愛。

 もう一つの、ケータイの遠い未来の予言は、興味深いものでした。
 意外にも、著者はケータイが人間の基本的なライフスタイルを変えるとは考えておらず、端末ハードはともかく、携帯電話機の根本機能自体はそう変わらない、と見ています。

 私がとても興味深く感じたのは、夏野氏が読者を納得させる方法です。
 何しろ、iモードが海のものとも山のものとも分からない時期に、あのお堅い銀行関係者を納得させ、iモードスタート時のケータイバンキングの協力を取り付けた夏野氏です。その後、銀行が参加するなら……、とケータイ用サイトを開設してくれる企業が続出したのが、iモード成功の一因になりました。
 正確には覚えていませんが、『iモード事件』(松永真理著)の中に、夏野氏と一緒に銀行関係者と打ち合わせた若手社員が、
  「夏野さんが話すると、催眠術にかかったように相手がウンという」
と報告する場面がありました。

 本書も論旨に無駄がないだけでなく、ある時は数字を用い、ある時は感情に訴える内容で、読んでいると著者といっしょに通信業界の閉鎖性に憤慨している自分に気づいたりしました。

 あれ? 知らないうちに、夏野さんガンバレって応援してるなあ。
 私はウィルコム利用者で、カミさんはauなんだけどなあ。

 説得されていると気づく前に納得していた。
 本書を読んで、そんな体験をお楽しみください。

概要:3年以上をかけて書く内容だろうか
本文:あとがきに完成までに3年以上かかったとある。
本人が携帯電話の世界はドッグイヤーどころではなくマウスイヤーだと言っているのに。

書いてある内容はオペレータとして日本の携帯電話業界を牽引してきた視点からのもので、世界の状況を正確に把握しているとは思えなかった。国内向けの本なのでそのような記述をしているのかとも思ったが、筆者が海外の展示会等で講演するときも同じなので本当にそう思っているのかもしれない。

護送船団方式で守られてきた日本の業界は閉塞感が漂っている(銀行やゼネコンのこと)と言っているが、個人的には日本の携帯電話の世界がまさにそうなのではないかと思う。たとえどんなに技術力がありすばらしい製品を作り出す力があろうとも、マーケット(エンドユーザ)が望むものを提供することができなければ市場では受け入れられない。そのような力はオペレータからの注文を受けて製品を開発する(オペレータからの開発委託:ODM)をしている限り身に付かないだろう。
筆者は日本のケータイは世界で最先端なのだから通信方式が3Gで共通化されたからこそ世界に打って出ていくべきだと言っている(そしてそれは成功するはずだと思っているらしい)。
しかし、日本のケータイは多品種少量生産を目指した開発が進められてきている(成熟産業では当然ではあるが)。ところが世界の携帯電話市場は未だに成長産業なので大量生産が要求される。そして現在世界でトップクラスのシェアを誇る携帯電話メーカーは多品種大量生産を実現している。Nokiaなどは年間50機種以上の新機種を発売し、年間の総生産量は3億台を超える。海外メーカーは大きな都市には自社ブランドのショップを既に構えており、日本メーカーが海外に進出するにはこのようなネットワークを一から構築しなければならない。
良いものを作りさえすれば売れるという考えが間違っていると筆者が自分で書いているのに、日本メーカーの海外進出に関してはなぜか当てはまらないようだ。

日本におけるケータイでのICカード決済を導入するくだりは興味深かった。技術的な問題ではなく、デファクトスタンダードとなる方式を見極めてFeliCaの採用を決めたということらしい。

そういえば「ケータイの未来 2020」という筆者による小説が冒頭にあるが実はこの中のいくつかの機能は海外の携帯電話では利用可能なサービスが含まれている。そう、これは世界の視点で見た携帯電話の未来ではなく日本のケータイの未来なのだ。

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