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個人輸入代行の『舶来屋』がお薦めする「 ノルウェイ 」関連の書籍をご紹介しています。


著書名 ノルウェイの森 上 (講談社文庫)
著者名村上 春樹
出版社 講談社
ASIN 4062748681
装丁 文庫
価格 ¥ 540
感想文概要:切ない物語
本文:飛行機の天井のスピーカーからビートルズの『ノルウェイの森』が流れてきたとき、
僕は18年前の二十歳の秋を思い出して激しく動揺した。

高校時代に自殺した親友キズキと、その恋人の直子と、僕、そして同じ大学のミドリ。
キズキの死は直子に深い傷を残していった。

冒頭から「記憶は確実に遠ざかっていく」と直子は過去の人として描かれ、
第一章は「直子は僕のことを愛してさえいなかったからだ。」と結ぶ。
回想という形ではじまるこの物語は、「僕」の二十歳の大学生の若さゆえの葛藤と、心の揺れの生っぽさを追体験していく。
静かともいえる描写の中ここに描かれているのは報われない愛。
第一級の切ないメロディ。

登場人物は、みな刹那的で、受身の生き方をしているように思う。
記憶が薄れていくことが冒頭で提示されているだけに、直子との静かともいえる回想は無常観とともに心にしみる。

概要:80年代不良文学
本文:大学は勉強をするところで、
女性と懇ろねんごろになる所ではない。
1987年当時ハードカバーで購入したが
捨て本となってしまった。

概要:東洋作家としての”ハルキ ムラカミ”
本文: 村上春樹という作家に対して西洋かぶれしているという批判がなされるのをよく耳にする。
 事実彼の作品の中には欧米、とくにアメリカにおいて生み出された大衆文化への嗜好がよく見られる。その上彼独特の気取った文体もあいまって好意的でない人には白人至上主義的なナルシストにしか思われないかもしれない。
 しかし、彼は本当には非常に東洋的な思想背景を持った作家ではないだろうか、と私は思う。この作品においては特に顕著にその一面がでているようだ。この作品に現れている無常観、虚無感、縁起的な考え方はまさに原始仏教における考え方そのものではないだろうか?気づいてか気づかないでかはわからないが、彼は自身東洋的な一面を世界的な普遍性を持つ大衆文化でつつみこんで世界中に発信しているのであるのではないか?
 

概要:切ない気持ちになる、喪失の物語
本文:ワタナベ君と、亡くなった親友キズキの恋人直子との関係が淡々と描かれる物語。

キズキが死んだ時、ワタナベ君は大きな喪失感に包まれる。
直子にとってはそれ以上の、まるで自分自身を半分損なってしまった様な
どうしようもない程の喪失感。

ワタナベ君は直子と共に互いに損なってしまった心の部分を埋めようとしたのだろう。
けれどもキズキと直子の関係は、他人の理解をはるかに超え強いもの。
あるいは直子はキズキだけを自分の人生の中心に置いた、純粋で弱い人なのかもしれない。

努力だけではどうにもできないものが人生にはあると示唆しているようだ。
運命のようなもの、人の気持ち、流れ去る月日など。

読後はたまらなく切ない気持にさせられる。
それでも一種の明るさというか清涼感のようなものも含まれるのは
ワタナベ君の同級生、緑の存在があるから。

季節は人間の意志とは関係なくまわる。
冬がくれば枯れ落ちる運命の草木。そんな事を考えると物哀しい。
しかし風雪にさらされているその枝のなかでは
やがて生命の輝きを見せる新芽も同時に存在する。
緑は名前といいその存在が、前向きな力、生命力、明るい予感といった物の象徴なのだろう。

20年前に読んだが少し過剰な性描写があったのを覚えていた程度。
今回読み直してみて良かった。
基本的に悲しい物語は好みではないのだけども、
春樹の作品で一番印象深いものはどれと問われれば、
それはノルウェイの森になる。

代表作といわれるだけあると思います。







概要:ハードル上げすぎちゃったなぁ・・・
本文:著者の作品は今回初めて読みました。
代表作と言われてますし、評判がかなりいいみたいなので、
かなり期待しちゃったので、うーん・・・って感じでした。
まず、登場人物の会話が人間っぽくないし、みんな妙に理屈っぽくて個性がないというか、
ぼーっと思い返して見ると印象に残る人物が居ないように感じました。
(鮮明に思い出そうとすれば一応覚えてるんですが・・)
自殺してしまった人や、その人達との関係にも感情移入ができませんでした。
まあ、当然主人公にとって悲しい思い出っていうことは理解できるって程度。
ただ、結構引き込まれる雰囲気は確かに有るような気がします。
ストーリーやキャラクターじゃなく、この雰囲気 空気を楽しむ作品なのかな?
別に読みづらいわけでもないし、悪くはなかったです。
ただ、ちょっと期待が大きかったのでやっぱり星3つがMAXカナ・・


著書名 ノルウェイの森 下 (講談社文庫)
著者名村上 春樹
出版社 講談社
ASIN 406274869X
装丁 文庫
価格 ¥ 540
感想文概要:心が動きました
本文:心が動きました。

純愛の物語と言うよりも、喪失の物語と言えると思います。 

物語を通じて緑の存在が救いです。
緑の生命力が、主人公・僕の生きる力になっていると思います。

本当に大きな喪失は、時間と共に解決していくしかない。
どんなに心にポッカリと穴が開いても、記憶はいつか遠ざかっていきます。
記憶が遠ざかっていく事実におののきながらも、人は生きていける。

ポッカリと開いた穴に飲み込まれないように支えてくれる存在がいてくれること。
こんなに素敵なことはないと思います。

概要:80年代からの不良文学
本文:80年代発売当時「ハードカバー」にて購入したが、
捨て本と化した。程度の低い本である。若年層の精神レベルを
馬鹿にしたような不遜な本である。

概要:本書は本当に「恋愛小説」なのだろうか?
本文: ノルウェイの森は はたして 恋愛小説なのだろうか?

 本書のコピーは「100%の恋愛小説です」というものだ。このコピー自体も村上が作ったことは有名だ。僕らはは 本書を恋愛小説として認識し、恋愛小説として読んだわけだが 一歩引いてみて いったい本書は本当に恋愛小説なのか 今ではよく分からない。

 今振り返ってみると 本書では本当に人が死んでいく。死んでいく理由も恋愛が原因では全くない。一人一人が 自分の中に「地獄」を抱え、その「地獄」の為に滅んでいく話だと言っても良い。
 そのような中で 生きている間は肩を寄せ合って生きていく姿には今なお感銘を受けるが 果たして その姿が「恋愛」なのだろうかと考えてしまうからだ。

 本書であまた語られる「恋愛」の中で 一番 生気があるのは おそらく「僕」と「緑」との恋愛だろう。本書の中で唯一「死の匂いがしない」登場人物は緑だが 彼女と「僕」との恋愛は生き生きしている。
 但し 村上は その「恋愛」ですら 最後の場面で 結末を放り出している。その結末と 本書の冒頭の飛行機の場面を重ねると 既に 不吉な雰囲気が色濃いのだ。

 本当に 本書は「恋愛小説」なのだろうか?もし そうだとしたら それでは「恋愛小説」とはいったい 何なのだろうか? 
 

概要:フランス人監督が日本で映画化
本文:するらしいですね。多くの春樹ファンは嫌がるでしょうが僕は期待しています。

僕は(このレビューを書いている今)十代ですが、村上春樹にはノルウェイから入りました。この本が「ただの恋愛小説」なら星五つつけるわけがないわけで、いわゆる「恋愛」を扱った小説ではあるけれど、その主題は別のところに置かれているように思います。もちろん恋愛の本質は捉えられていて、「恋愛というのは人間の感情でしかなく、そこには教養こそあれ幸せは存在し得ない」という姿勢を提示しています。しかし、この小説が素晴らしい理由はそれだけではなく、あくまで「娯楽小説」である点、ではないかと。主人公である「僕」は現実には絶対に存在しないタイプの人間として描かれているし、周りの人々も一般社会から見れば変な人ばかりで、ファンタジーとしての「ノルウェイの森」を際立たせています。


あまりに若いうちに読んで世界観に共鳴し過ぎるのもマズイし、かといって年をとってから読むにはクサ過ぎる、そんな小説。小説を小説として考えられる人には面白い作品なのでオススメです。

概要:どこがいいのかわかりません
本文:どこがいいのかわかりません。
話の展開は御都合主義ですし、構成力の無さには呆れます。
村上氏のいつもの文章のきらめきもありません。
いったい何が言いたかったのか、
とにかく読むだけ時間の無駄だと思います。


著書名 ノルウェイの森〈上〉
著者名村上 春樹
出版社 講談社
ASIN 4062035154
装丁 単行本
価格 ¥ 1,365
感想文概要:年末読書三昧
本文:ほぼ二十年ぶりの再読。高校を卒業し、横浜の大学に入学した時に買った本書。ずっと家の本棚の中にいました。今回二十年ぶりに上巻を読み返してみて、記憶に残っているのが、右翼の学生寮と自分のお小遣いで玉子焼き機を買う女の子の話の二箇所だけだったので、本当に新しい読み物として再読しております。村上節は健在で、地下水脈のように彼の文章独特の言い回しが流れており、静寂な世界観が繰り広げられています。まるで枯山水。所々にアクセントがあり、そこで読み手がグットくる仕掛けとなっています。いい読書体験が出来ています。

物語の話は下巻を読んだあとで、下巻のレビューで。

概要:一番好きな小説です
本文:2ヶ月に1回くらい読み返します。
読むたびに切なくなり、深く考えさせられます。
生涯絶対に手放せない本です。

概要:大人になってから読み返しても、解りません。
本文:10代の頃、初めて読みました。その時の私には
「直子は僕のことを愛してさえいなかったからだ」の意味するところが理解できませんでした。
30代後半になって読み返してみましたが、やっぱり解りませんでした。
「さえ…」というからには、それ以上の気持ちを持っていてくれていると思っていたという事になると思うのですが…。なぜ、「さえ」という言葉を使ったのか…。
ストーリー全体は一読する価値はあると思います。


概要:恋は哀しい、恋愛でない恋はもっと哀しい
本文:初めて読んだのは発売当初。奇しくも同年代。最初はさっぱり良さが判りませんでした。
暗く重苦しく、そして伝えようとし合わない、噛み合ない流れに、イライラとしたものを感じました。

でも、よく考えれば人はそんなに饒舌ではなく。
20歳前後の恋愛なんて、恋愛なんだか欲情なんだか自己の確認なんだか...そういえばちゃんと伝えることさえ出来てなかったと、時を経てやっと気づきました。

村上さんがこの物語を書いた年頃に、改めてじっくりしっかり読み直しました。
そうして改めて思ったのが「恋は哀しい」っていうこと。
でも「恋愛でない恋は、もっと哀しい」です。
恋って、重たくて苦しくて、すごく邪魔なこともあります。でも、恋したい。
だれかに自分を欲してほしい、この切なくて折れそうな思いを、理解してほしいと願うもの。

それゆえに、押しつぶされたり、思いを伝えることに回りくどくなったり、命も投げ出したくなったり...。

あぁ判る、この不器用な思い。
でも、底に流れているのはあの、なんとも言えない軽く明るい「ノルウェイの森」

魅力的な本です。
魅力的すぎて、時々思い切ってじっくり読まないと、浮上できないような気がします。

概要:読むほどに深く理解できる作品です。
本文: 小説の中に何度か登場するトーマス・マンの「魔の山」の中で主人公が向かったサナトリウムと、「ノルウェイの森」の主人公ワタナベ君が向かった「阿美寮」が重なる。対象が異性・同性の違いことあれ人里離れた山奥で暮らす、病的な人物たちを描く。

 ただ、ノルウェイの森に出てくるレイコさんや直子は正常と病との間にいる。どちらも過去を引きずりながら精一杯生きようとする。

 「ノルウェイの森」を読むのはこれで3度目。20代の頃は主人公な直子の気持ちが良く分かった。30になって読むと、レイコさんの気持ちが良く分かるし、2人を慮ったやさしさと気配りのうまさを特に感心して読んだ。読むほどに深く理解できる作品です。

著書名 ノルウェイの森〈下〉
著者名村上 春樹
出版社 講談社
ASIN 4062035162
装丁
価格 ¥ 1,365
感想文概要:年末読書三昧
本文:約20年ぶりの再読。本書は恋愛小説として読まれているのであろうか。結局ワタナベ君は緑さんとうまく行ったのであろうか?本書の最後にも出てこないし、現在のワタナベ君の記述にも出てこない。ワタナベ君の周りは「死」であふれている。これでもか、というくらい「死」が出てくる。その「死」から受ける、彼の喪失感が物語の根本をなしていると思う。その喪失感に対抗することなく、喪失感が彼を運ぶまま、生きているのではないか。この物語の中に、ワタナベ君の意思を感じるところが少ない。彼は意思を持たず、まわりに迎合することなく、生きている。この生き様は覚悟のいる生き様である。キズキ君が亡くなったあと、彼はこの生き様を選んだのである。
大学入学前に読んだのにも関わらず、私はこんな生活をしなかった。いやできなかった。そこまでの覚悟は無かったし、一個人として自立していなかった。本書を再読して思ったことは、恋愛小説というよりは、青春時代をいかにして生きるか、を皆に問いかけている物語だと思う。その問いかけに対して僕たちの生き様が答えとなるのである。


概要:何も残らない
本文:残念ながら何も心に残りませんでした。
官能小説と恋愛小説の境目のような感じがしました。

今まで男性作家の恋愛の話はあまり読んだことがないので、
男性側から見た恋愛はこういうものなのかなとも思いました。

概要:青くさくて、感傷的すぎる。記憶ってそんなもの
本文:村上春樹って名前がやたらと一人歩きしいるが、私は村上春樹の本ほど予備知識なしに読んだ方が断然楽しめるものはないと思う。 事実、私は恥ずかしながら中学生まで外国文学しか読まない西洋コンプレックスばりばりの文学少女だったので、たまたま家にある『ノルウェイの森』を読んだとき、村上春樹なんて名前まったく知らなかったし、これがベストセラーなんてことも知らなかった。
だから、よく見る評価で“これがベストセラー?”とか“これが純文学?”とか“これがノーベル賞候補の作家?”とか書いてあるととても違和感を感じる。
そういう先入観なしに読んだら、ビックリするくらい自分の中にスルスル入ってくる奇妙な小説なのに・・・・。これはまぁ人それぞれだろうけど、私は少なくともこの露悪的なほど感傷的で理不尽な小説に物凄く感動したのを覚えている。
死人が多いとか、整合性がないとか、そんなこと他の小説でも山程あるし、性描写も特に過激だとは思わなかった。そんなことよりも、ただただ胸が痛くなった。 直子はキヅキや姉の亡霊に囚われ続けていて、本当に人を愛せなくなっていたのかもしれない。そんな静かな生を感じさせる直子を、唯一救えたかもしれないワタナベ君が、鮮やかな生を感じさせる緑に惹かれていく過程。そして直子やキズキが何故死ななければいけなかったのかの徹底した"分からなさ"は、この奇妙なストーリーだからこそリアルに浮かび上がってきて、痛々しい。
人の記憶なんて不確かなものが多い。事実、自分の胸にしまっている大切な記憶や思い出を掘り起こしたら、『ノルウェイの森』の様に奇妙で生々しいものが出来上がってしまうんじゃないかと思う。私は、この小説はワタナベ君が直子のことを忘れないために、書いた小説なのだと思う。 だからこそこれ以上ない位感傷的なのだ。大人になるとよくわかるけど、過去の記憶を思い返すときほど感傷に耽ることはないのだから。実際にあの時の中に身をおいていたころ、自分がどれ程青くさくて愚かなのか分かっている人はいない。

概要:読むほどに深く理解できる作品です
本文: 小説の中に何度か登場するトーマス・マンの「魔の山」の中で主人公が向かったサナトリウムと、「ノルウェイの森」の主人公ワタナベ君が向かった「阿美寮」が重なる。対象が異性・同性の違いことあれ人里離れた山奥で暮らす、病的な人物たちを描く。

 ただ、ノルウェイの森に出てくるレイコさんや直子は正常と病との間にいる。どちらも過去を引きずりながら精一杯生きようとする。

 「ノルウェイの森」を読むのはこれで3度目。20代の頃は主人公な直子の気持ちが良く分かった。30になって読むと、レイコさんの気持ちが良く分かるし、2人を慮ったやさしさと気配りのうまさを特に感心して読んだ。読むほどに深く理解できる作品です。

概要:不可解から深い感動へ
本文:本の虫だった子供のころにはじめて読んで、まるでワタナベ君に愛着がわかず、親近感も持てず、全然わからなかった。わからない上に、自分のものの見方がわからなくなり、現実にどう対応していいかわからなくなり、自分はおかしくなったのかと思った。セックスの描写にも頭がパンク状態だった。
再び読むのが怖かったが、本は捨て(られ)ずに押入れに入れていた。

それから20年近くたって再び読んだ。じっくり向かい合って。
・・・・・・胸が苦しいほど没頭した。
今になってこんなに面白く大好きな本になるとはなんとも不思議。

ワタナベ君は、私が子供の時には未知で不気味な人だったが、今は、そうなりたかったような、そして自分はなれなかった冷めてゆるぎない自分を持った憧れの姿になっていた。

著書名 ノルウェイの森〈上〉 (講談社文庫)
著者名村上 春樹
出版社 講談社
ASIN 4061848925
装丁 文庫
価格 ¥ 490
感想文概要:年末読書三昧
本文:ほぼ二十年ぶりの再読。高校を卒業し、横浜の大学に入学した時に買った本書。ずっと家の本棚の中にいました。今回二十年ぶりに上巻を読み返してみて、記憶に残っているのが、右翼の学生寮と自分のお小遣いで玉子焼き機を買う女の子の話の二箇所だけだったので、本当に新しい読み物として再読しております。村上節は健在で、地下水脈のように彼の文章独特の言い回しが流れており、静寂な世界観が繰り広げられています。まるで枯山水。所々にアクセントがあり、そこで読み手がグットくる仕掛けとなっています。いい読書体験が出来ています。

物語の話は下巻を読んだあとで、下巻のレビューで。

概要:一番好きな小説です
本文:2ヶ月に1回くらい読み返します。
読むたびに切なくなり、深く考えさせられます。
生涯絶対に手放せない本です。

概要:大人になってから読み返しても、解りません。
本文:10代の頃、初めて読みました。その時の私には
「直子は僕のことを愛してさえいなかったからだ」の意味するところが理解できませんでした。
30代後半になって読み返してみましたが、やっぱり解りませんでした。
「さえ…」というからには、それ以上の気持ちを持っていてくれていると思っていたという事になると思うのですが…。なぜ、「さえ」という言葉を使ったのか…。
ストーリー全体は一読する価値はあると思います。


概要:恋は哀しい、恋愛でない恋はもっと哀しい
本文:初めて読んだのは発売当初。奇しくも同年代。最初はさっぱり良さが判りませんでした。
暗く重苦しく、そして伝えようとし合わない、噛み合ない流れに、イライラとしたものを感じました。

でも、よく考えれば人はそんなに饒舌ではなく。
20歳前後の恋愛なんて、恋愛なんだか欲情なんだか自己の確認なんだか...そういえばちゃんと伝えることさえ出来てなかったと、時を経てやっと気づきました。

村上さんがこの物語を書いた年頃に、改めてじっくりしっかり読み直しました。
そうして改めて思ったのが「恋は哀しい」っていうこと。
でも「恋愛でない恋は、もっと哀しい」です。
恋って、重たくて苦しくて、すごく邪魔なこともあります。でも、恋したい。
だれかに自分を欲してほしい、この切なくて折れそうな思いを、理解してほしいと願うもの。

それゆえに、押しつぶされたり、思いを伝えることに回りくどくなったり、命も投げ出したくなったり...。

あぁ判る、この不器用な思い。
でも、底に流れているのはあの、なんとも言えない軽く明るい「ノルウェイの森」

魅力的な本です。
魅力的すぎて、時々思い切ってじっくり読まないと、浮上できないような気がします。

概要:読むほどに深く理解できる作品です。
本文: 小説の中に何度か登場するトーマス・マンの「魔の山」の中で主人公が向かったサナトリウムと、「ノルウェイの森」の主人公ワタナベ君が向かった「阿美寮」が重なる。対象が異性・同性の違いことあれ人里離れた山奥で暮らす、病的な人物たちを描く。

 ただ、ノルウェイの森に出てくるレイコさんや直子は正常と病との間にいる。どちらも過去を引きずりながら精一杯生きようとする。

 「ノルウェイの森」を読むのはこれで3度目。20代の頃は主人公な直子の気持ちが良く分かった。30になって読むと、レイコさんの気持ちが良く分かるし、2人を慮ったやさしさと気配りのうまさを特に感心して読んだ。読むほどに深く理解できる作品です。

著書名 ノルウェイの森〈下〉 (講談社文庫)
著者名村上 春樹
出版社 講談社
ASIN 4061848933
装丁 文庫
価格 ¥ 490
感想文概要:年末読書三昧
本文:約20年ぶりの再読。本書は恋愛小説として読まれているのであろうか。結局ワタナベ君は緑さんとうまく行ったのであろうか?本書の最後にも出てこないし、現在のワタナベ君の記述にも出てこない。ワタナベ君の周りは「死」であふれている。これでもか、というくらい「死」が出てくる。その「死」から受ける、彼の喪失感が物語の根本をなしていると思う。その喪失感に対抗することなく、喪失感が彼を運ぶまま、生きているのではないか。この物語の中に、ワタナベ君の意思を感じるところが少ない。彼は意思を持たず、まわりに迎合することなく、生きている。この生き様は覚悟のいる生き様である。キズキ君が亡くなったあと、彼はこの生き様を選んだのである。
大学入学前に読んだのにも関わらず、私はこんな生活をしなかった。いやできなかった。そこまでの覚悟は無かったし、一個人として自立していなかった。本書を再読して思ったことは、恋愛小説というよりは、青春時代をいかにして生きるか、を皆に問いかけている物語だと思う。その問いかけに対して僕たちの生き様が答えとなるのである。


概要:何も残らない
本文:残念ながら何も心に残りませんでした。
官能小説と恋愛小説の境目のような感じがしました。

今まで男性作家の恋愛の話はあまり読んだことがないので、
男性側から見た恋愛はこういうものなのかなとも思いました。

概要:青くさくて、感傷的すぎる。記憶ってそんなもの
本文:村上春樹って名前がやたらと一人歩きしいるが、私は村上春樹の本ほど予備知識なしに読んだ方が断然楽しめるものはないと思う。 事実、私は恥ずかしながら中学生まで外国文学しか読まない西洋コンプレックスばりばりの文学少女だったので、たまたま家にある『ノルウェイの森』を読んだとき、村上春樹なんて名前まったく知らなかったし、これがベストセラーなんてことも知らなかった。
だから、よく見る評価で“これがベストセラー?”とか“これが純文学?”とか“これがノーベル賞候補の作家?”とか書いてあるととても違和感を感じる。
そういう先入観なしに読んだら、ビックリするくらい自分の中にスルスル入ってくる奇妙な小説なのに・・・・。これはまぁ人それぞれだろうけど、私は少なくともこの露悪的なほど感傷的で理不尽な小説に物凄く感動したのを覚えている。
死人が多いとか、整合性がないとか、そんなこと他の小説でも山程あるし、性描写も特に過激だとは思わなかった。そんなことよりも、ただただ胸が痛くなった。 直子はキヅキや姉の亡霊に囚われ続けていて、本当に人を愛せなくなっていたのかもしれない。そんな静かな生を感じさせる直子を、唯一救えたかもしれないワタナベ君が、鮮やかな生を感じさせる緑に惹かれていく過程。そして直子やキズキが何故死ななければいけなかったのかの徹底した"分からなさ"は、この奇妙なストーリーだからこそリアルに浮かび上がってきて、痛々しい。
人の記憶なんて不確かなものが多い。事実、自分の胸にしまっている大切な記憶や思い出を掘り起こしたら、『ノルウェイの森』の様に奇妙で生々しいものが出来上がってしまうんじゃないかと思う。私は、この小説はワタナベ君が直子のことを忘れないために、書いた小説なのだと思う。 だからこそこれ以上ない位感傷的なのだ。大人になるとよくわかるけど、過去の記憶を思い返すときほど感傷に耽ることはないのだから。実際にあの時の中に身をおいていたころ、自分がどれ程青くさくて愚かなのか分かっている人はいない。

概要:読むほどに深く理解できる作品です
本文: 小説の中に何度か登場するトーマス・マンの「魔の山」の中で主人公が向かったサナトリウムと、「ノルウェイの森」の主人公ワタナベ君が向かった「阿美寮」が重なる。対象が異性・同性の違いことあれ人里離れた山奥で暮らす、病的な人物たちを描く。

 ただ、ノルウェイの森に出てくるレイコさんや直子は正常と病との間にいる。どちらも過去を引きずりながら精一杯生きようとする。

 「ノルウェイの森」を読むのはこれで3度目。20代の頃は主人公な直子の気持ちが良く分かった。30になって読むと、レイコさんの気持ちが良く分かるし、2人を慮ったやさしさと気配りのうまさを特に感心して読んだ。読むほどに深く理解できる作品です。

概要:不可解から深い感動へ
本文:本の虫だった子供のころにはじめて読んで、まるでワタナベ君に愛着がわかず、親近感も持てず、全然わからなかった。わからない上に、自分のものの見方がわからなくなり、現実にどう対応していいかわからなくなり、自分はおかしくなったのかと思った。セックスの描写にも頭がパンク状態だった。
再び読むのが怖かったが、本は捨て(られ)ずに押入れに入れていた。

それから20年近くたって再び読んだ。じっくり向かい合って。
・・・・・・胸が苦しいほど没頭した。
今になってこんなに面白く大好きな本になるとはなんとも不思議。

ワタナベ君は、私が子供の時には未知で不気味な人だったが、今は、そうなりたかったような、そして自分はなれなかった冷めてゆるぎない自分を持った憧れの姿になっていた。

著書名 海辺のカフカ (上) (新潮文庫)
著者名村上 春樹
出版社 新潮社
ASIN 4101001545
装丁 文庫
価格 ¥ 740
感想文概要:ぼくはアンチ村上春樹でしたが、この作品は紛れもない傑作です
本文:全ての物語、全ての登場人物は、かつて分けられた自分自身を探す旅を続けます。本作はその旅の物語です。
シェイクスピアが随所に散りばめられていたり、カフカ少年が図書館で読む本が、夏目漱石だったり千夜一夜物語であったり、読者の目を欺く仕掛けがたっぷりと仕掛けられています。
でも、そんなイコンはこの小説の中であまり枢要な存在ではありません。

プラトン「饗宴」をモチーフにしていることがわかれば、この作品の持つ言葉の力や構成やキャラクターに対してその計算され尽くした言葉の選択に驚かされます。

これまでの、他者を見下し、関係を構築することを拒否し、希薄な人間関係の中で、自らの内面にも無関心な、「落ち着かない」などという意味のない言葉でしか感情を表現できない村上春樹の作品とは全く異質な、というより正反対なアプローチの本作に対しては、従来のこうした表層的な言葉の羅列が好きな読者からすれば裏切りにも近い受け止め方をしたのもよくわかります。レビューの評価が割れていることがそのことをよく表していると思います。

しかし、本作は傑作です。
素晴らしい。

概要:余韻。
本文:村上春樹氏の本を初めて読みました。
なんとも不思議。
確かに性描写が非常に多いです、私は過激すぎるものは苦手な部類です。グロテスクな描写もあります。
でも止められない。
読みだとすと次へ次へと進んでしまう。
不思議な力があるみたい。読み終えた後、数時間たっても余韻が抜けません。
物語に入り過ぎてしまうので、出来るだけ家で読むようにしました。


感じ方は人それぞれですので、やはり嫌いな方もいるでしょう。
でも私は友人に勧めたくなりました。そして感想を聞きたくなりましたよ。


概要:おすすめです。
本文:登場人物のキャラクター設定が、とても奇抜。まず、そういう設定を置いて書ききってしまう筆力に脱帽です。
15歳の田村カフカ少年の老成した感じ、大人顔負けの自己規制、行動力、判断力。そうなった背景があるにしろ、60歳を超えてるナカタさんが文字が読めず、会話のしかたも素朴で素直な感じ。この年齢とキャラの対比が面白い。

他の登場人物サイキさんや、大島さんの設定もかなり超個性的。

しかも、これらの主要な登場人物は皆、なんらかの問題や弱点を抱え、社会的には弱者の部類に入る。子供、老人、50過ぎの複雑な過去のある女性、ネタバレになるので書かないが、大島さんもそう。

しかもカーネル サンダース やジョニー ウオーカーまで出て来るので笑ってしまった。
これらはトリックスターとして書かれてる。

神話をベースにして、様々な古典を読み込みながら、宮崎駿の物の怪の世界じみたエンターテイメント性を付加してる。よーく、読むと、つじつまの会わないところや無理のあるところもあるけど、そこはそれ、読んで楽しむものですから。

身体感覚の扱い方、性への態度、音楽への視点、善悪の基準については、かなりはっきりした作者の視点が出てる。
そこに、はっきりとした「現代性」を感じる。

もりだくさんながら、優れたエンターテイメントなのですっと読める。
哲学や、神話学、心理学、音楽の知識の背景を持って深読みしようと思えばできるようにも構成されてるのは、さすが。

概要:「大人になること」よりも、「大人になった後」が読みたいんだよ。
本文: 「15歳」の少年が大人になることをテーマにした小説。文字を無くした男、エディプス・コンプレックス(=「父殺し」)、夏目漱石論(「三四郎」と「坑夫」の比較論)など、その他色々な文学的モチーフが重ねられるつつも、メイン・モチーフとしては、残酷な「世界」「他者」と少年がいかに向き合うようになるかが、いつも通り内向的で非現実的なストーリーで語られる。

 明らかに、発表当時に不可解で血みどろな事件を色々と起こしていた「壊れる10代」をターゲットにして「大人になること」を一生懸命に語ろうとした作品なのだが、不幸なことにこの作品は実際に壊れている10代よりも、「大人になりきれない自分」に若干ナルシスティックな魅力を感じる20代〜40代の読み手に熱狂的に支持されたのだった。もちろん、そんな読み手達を相手にして「大人になること」を語る意義は十分にあるが、一番読んでほしい読者層に届かなかったことは、作者とこの作品の不幸な点だろうと思う。

 この「ブンガク的」で居心地の良い内向的世界が、本来「大人」であるべき年齢層の日本人に受ける状況は決して健康的ではない。(村上作品の効用の1つには、「大人であること」に疲れた大人達の癒し本としての効果がある。)そろそろ、僕らには「こんな時代に大人であること」を愚直に考えた文学作品が必要なのではないか。だって、村上春樹がトップランナーになってからこっち、僕らはもう20年くらい同じトラックの上をグルグル回ってるんだぜ。

概要:世界そのものを味わう
本文:村上作品の「世界の終わり…」のように、登場人物の話が平行して進んでいき結果的に交わるところが楽しめます。
万人受けではないと思いますが、小説に現実やリアリティを求めるよりも、その世界観そのものを味わうことに意味があると感じます。例えば、図書館の縁側から見える庭、森の中の静けさ、『海辺のカフカ』のメロディーや、絵の中から向けられたまなざし…。
想像するそれらは想像でしかないけれど、確かなリアリティを持って物語の世界を静かに語りはじめます。そこに耳を澄ますと色々なものが見えてきます。
ちょうど風の音を聞くように。


著書名 『ノルウェイの森』を英語で読む (MURAKAMI Haruki TUDY BOOKS)
著者名塩濱 久雄
出版社 若草書房
ASIN 4948755982
装丁 単行本
価格 ¥ 2,940
感想文概要:逐語訳以外は誤訳?
本文:塩濱久雄氏は逐語訳(literalな訳)以外は誤訳と称しているようであるが、翻訳技術の中には、interpretativeな訳もあることをご存知だろうか?貴殿は、どこで翻訳技術を学ばれたのか知れないが、大学受験の減点法の英訳しか知らないのでは、ないだろうか?大学の英文学部では、加点法の翻訳技術が教えられるべきであり、作者が誤訳と称している部分には、翻訳者の工夫や苦心の跡が伺える。中高生に教えているような英作文の技術しか教えられないようでは、貴殿の大学の学生さんが可哀相である。

著書名 ノルウェイの森 1 (1) (講談社英語文庫 51)
著者名村上 春樹, アルフレッド・バーンバウム, Alfred Birnbaum,
出版社 講談社インターナショナル
ASIN 4770022328
装丁 文庫
価格 ¥ 735
感想文概要:人間とは
本文: 人間模様が入り組んでいるお話です。恋で自分を見失っていく人。誰よりも極上の愛を手にいれようとする人。かつての恋で見失った自分を取り戻した人。そんな女性3人に異性としてより人間として慕われる主人公、僕。人に干渉せず、自分の世界を大切にしつつ、少し距離をおいて人と接していける僕。coolなのでもなく、大人なのでもないけれど、人間は限りなく一人なのだと分かっているのでしょう。心は自分だけのものだと。勝ち続ける事に人生の意味をみいだすエリート男性。彼を慕う女性。規則に従って生活していく男性。個性が入り混じった作品です。彼等の心を読み解くと、人間の弱さが痛い程分かっていくように思います。

著書名 冬の光―ノルウェイの幻想…
著者名長谷川 朝美, 斎藤 久美子,
出版社 愛育社
ASIN 4750000205
装丁 単行本
価格 ¥ 1,365
感想文概要:
本文:

の森 国旗 首都 文化 森の妖精 の首都 地図 画像 ママ 人形劇 映画 映画化 民族衣装



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