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著書名 マンスフィールド・パーク (中公文庫)
著者名ジェイン オースティン
出版社 中央公論新社
ASIN 4122046165
装丁 文庫
価格 ¥ 1,500
感想文概要:英国女性作家の大きな源流
本文:『美しきカサンドラ』に収められている作品群のなかでは、彼女の知性、聡明さ、そして洞察力は、未だ荒々しさが勝っている技術に若干削がれている感もありましたが、本書の中では、磨かれて完成の域に達しつつある技術を得て、オースティンの才能が大きく開花しています。
主人公のファニー・プライス、そして彼女が心を寄せる従兄のエドマンド・バートラムを中心に物語は展開されていきますが、その他の人物達もそれぞれ主人公と同様の存在感を以って描かれています。個々の人物には読者が様々な感情を抱くような性格が与えられてはいるものの、それは、物語の中心が曖昧であるということでは決してなく、書物が一つの世界と為されるための重要な役割を担っているためです。
意見を異にする方々も多いかもしれませんが、偉大な作家と云うものは、作品世界を大きな総体として描くことに才能を発揮することができ、オースティンもその例外でないのではでしょうか。そして、それを可能にしている要素が、前にも述べた彼女の三つの才能です。詳細と全体の両立、その困難をオースティンは成し遂げており、彼女の業績は男女を問わず、後の英国の作家達に受け継がれる大きな遺産となりました。オースティンの鋭い観察力を育てた要因の一つが、二十世紀まで続く英国の悪しき家父長制度にあるというのは皮肉な話ではありますが。
ヴァージニア・ウルフの言葉は、オースティンの評価を極めて的確に表しています。「今までどんな小説家も、人間の価値をあやまりなくとらえて、それをこんなに利用したことはなかった。英文学において、最も好ましいものの中に数えられる親切、真実、誠実からこのように逸脱しているものを彼女が明示するのは、誤ることのない心、つきることのない正しい鑑賞力、厳しいまでの道徳性といった護符を背景にしてである」。

概要:あと何回読めばいいのやら
本文:人がどれほどうつろいやすかということ、そしてうつろいやすさの絶対的な要素としての《時間》の強大さというものがほぼ登場人物全員とプロットに底流している。うつろいやすくないのは常に価値判断を見誤らないように努力して生き続ける主人公のファニー・プライスだけだ。
 一見、最後には善が勝つという勧善懲悪のストーリーのようだがそうではない。そうでなくしているのは、各登場人物のもつリアリティと厚み、作者の物語および人物に対する距離の置き方だ。
 ファニー以外のすべての登場人物はその欠点を露わにするように描かれている一方で、それらの欠点は悪としてではなく、人間らしさとして提示されている。例外はミセス・ノリスでこれほど卑しい人物の例は文学上、そうそうないのではと思わされるぐらいだが、物語りにユーモアというスパイスを加えている。バートラム家の人たちのファニーの捕らえ方は物語の進行とともに変化するのだが、ミセス・ノリスだけが最後の最後までファニーを嫌い、その嫌い方が断然、面白い!
 奥ゆかしさ、思慮深さ、信念の強さといった美徳を兼ね備えたファニーはある意味、そうした美徳ゆえに一番リアリティに欠ける人物ともいえる。
 ではファニー・プライスは何かということになるが、台風の目のようでもあり、リトマス試験紙のようでもあり、真空のようでもある。この小説の不気味さはこのへんにあるような気がする。この不気味さの正体を知りたいから、もう一度読みたいのかもしれない。
 イギリスを舞台に、200年近く前に書かれた小説だが、ファニーの「性格」といい、愛よりも資産や社会的地位の維持、もしくは向上のためになされる結婚とその弊害は今の日本人にも親近感をもって読める。200年たっても人は同じ愚行を繰り返しているのか、とオースティンは嘆くだろうか。それとも技術革新が起きて、政治、社会は変化しても、人の心理だけは普遍/不変ということなのだろうか。


概要:主人公二人は地味ですが・・・
本文:やっと文庫になりましたね。
上下巻に分かれることなく一冊になったものの、値段は1500円と文庫にしては高めで、分厚いです。
後書きで訳者が書いている通り、「マンスフィールドパーク」は「自負と偏見」などに比べ主人公カップルは堅物で、非常に地味です。
私などは主人公よりもミス・クロフォードの方が魅力的に思ったほど。ただ、臆病でも、誰よりも慎重で堅実に振舞う主人公には芯の強さがあります。
「自負と偏見」や「説得」などに比べ恋愛要素は薄いですが、その分オースティンの哲学のようなものを感じました。



著書名 SONYA’S SHOPPING MANUAL 101 TO 101―ソニアのショッピングマニュアル〈1〉
著者名ソニア パーク
出版社 マガジンハウス
ASIN 4838718209
装丁 単行本
価格 ¥ 1,890
感想文概要:こういうカタログがほしかった
本文:紹介されているものの中にはSOLD OUTの印があるものもあるとはいえ、
日常生活で役立つスタイリッシュなものが厳選されており、
通常カタログ的な本には目を通すだけの私が熟読しました。
セレクトした理由も明確で、わが家のお買い物バイブルとなっています。

I, II につづくさらなる続編を期待しています!

概要:モノに対する深い愛情が感じられる本、本自体がインテリアになる本
本文:著者である超人気スタイリスト、ソニア パークさんは、
メンズライン好きなので、ユニセックスのアイテムも多数掲載されており、
男が読んでも楽しめます。

女性はみな買い物好きですが、
このお方は筋金入りの"超"がつきます。
そして、モノに対する深い愛情を感じます。
この買い物経験を通じてセンス、審美眼が養われ、今のお仕事に役立っているわけですから、とても素敵だと思います。

あとがきを読んで、
僕も学生時代にバイトで貯めたなけなしのお金で、
コムデギャルソンのスーツを買って初めて袖に腕を通したときの感激を思い出しました(今でも大切に持っています)。


<この本の私的楽しみ方>

・シティホテルに宿泊したとき、そのホテルが各アイテムにどこのブランドのものを使用しているかチェックする。

・紹介されているアイテムは一流ブランドで値がはるものが多いが、
「なぜこれだけ高くても売れるのか」
を考える。
そこには、品質、作り手のこだわり、コンセプト、デザイン、ストーリー、歴史・伝統、マーケティングなど、
人をひきつけてやまない"付加価値"が存在する。

例)クリスチャン・ルブタンの靴
※官能的(センシュアル)な靴。
つま先が浅い(toe cleavageな靴、胸の谷間のような靴)→"足指の谷間が見える"ほど浅いつま先
すべてのソール部分を赤くペイント
ルブタンは自分の靴を"FOLLOW ME SHOES"(ついてきて…の靴)と呼ぶ
→外観もとてもセクシー。女性の多くがルブタンを「決め靴」「勝負靴」にする所以。

・平林奈緒美さんの装丁がとてもおしゃれな本なので、
部屋のマガジンラックの中に入れてインテリアとしても活用。

著書名 パーク・ライフ (文春文庫)
著者名吉田 修一
出版社 文藝春秋
ASIN 4167665034
装丁 文庫
価格 ¥ 410
感想文概要:そのぐらいかも
本文:本書は芥川賞受賞の表題作ともう一つ「flowers」という作。
最近の芥川受賞作が小説の巧みとしてではなく、社会的現象を描写するものとして褒められるようになった現在に、この作品は目立つ。やはり、芥川賞審査員の評判を調べると、特に村上龍の評判は社会的現象に拘るみたい。その視点からみると、ここにレビューを書いた多くのお客さんは何も感じないというのは当然だろう。何も説明をしなく、何も解決を上げない。退屈な人生を生きている主人公は、その退屈に生き延び続くというような内容だ。
しかし、大事なのはその退屈の世界。主人公のまわりの世界はいつも鋭く描写されていて、主人公と同じ目で世界を見てるように読者を魅惑するのはすぐれていると思う。特に描写で微妙なニュアンスを告げるのは得意。

本書を読むのは、『7月24日通り』や『春、バーニーズで』などの作品を読んだ後ので、作者の才能がおそらく本書にキチンと発揮されてないかもしれないと感じる。しかし、この作者の進化について学びたい方へ、この本をすすめる。

概要:高度である。奥深くそして素晴らしい。
本文:本作は芥川賞受賞作である。
語彙が簡単で読みやすい。しかしその深さは計り知れない。一回の読みで内容を把握するのは不可能で、本質を掴むためにはきっと何十回も読むだけでなく、注意深く人物を観察しないといけません。登場人物が魅力的で、表現が素晴らしい。
一読だけでは、ただ単に書き連ねたものにしか見えないが、注意深く見れば、なぜこの人物がこう喋ったのか。が多少なりとも見えてくる。しかし正直言うと面白いものではありません。ただ素晴らしいものなだけでしょう。
表現が簡単にも関わらず素晴らしい。それが本書立派なところだと思った。

概要:後味は・・・ない。
本文:世界観が身近なためか、スラスラと読みやすい。
舞台となる場所が近所だったり、
よく行く場所だったりして身近な感覚はあるものの、
読み終わった後に雰囲気にごまかされているような気分になりました。
あまり印象には残らない気がします。


概要:良くも悪くも芥川賞受賞作品レベル
本文:読んだ後に何も残らないという芥川賞作品の伝統を見事に踏襲した作品。
作者は芥川賞を相当意識したんではないかということが、読んでいて痛いほど伝わってくる。
芥川賞とはこんな作品ですという見本だな。


最近評判のいい「悪人」は未読だが、これを読んだ当時(4年前)には、
この作者に可能性は微塵も感じられなかった。

概要:何も起こらないし、何も残らない小説ですね
本文:正直言ってパークライフを読みきっても何も感じなかったです。
その後のflowersは読みませんでした。。
何も起こらない小説です。保坂和志さん小説のように何も起おこらないけど、心に残るというのでもないです。

著書名 ソニアのショッピングマニュアル 2 (2)
著者名ソニア・パーク
出版社 マガジンハウス
ASIN 4838718217
装丁 単行本
価格 ¥ 1,890
感想文概要:ライフスタイルの提案書
本文:第一弾に続き購入。

本書で紹介されているアイテムには、
とても庶民では手が届かないモノも多くある一方で
(2,016,000円のティファニーのラインブレスレット、1,638,000円のパテック フィリップのカラトラバ、178,000円のグィディのブーツ、
1,323,000円のエルメスのバーキン、81,900円〜のヤード・オ・レッドの万年筆、1,575,000円のノールのバルセロナカウチなど)、
スウォッチや無印などのアイテムも掲載されている所に好感が持てます。

ソニアさんは、
・メンズライン好き
・アウトドアブランド好き(パタゴニアやモンベルなど)→機能性及び、環境に対する企業の取り組み姿勢などを評価
・レザー好き(「タピールのレザーケア製品」も掲載←レザー製品を大切にする男性へのギフトに最適)
・デザイン性+機能性の両立が必須
の印象。
本書が男性読者でも楽しめる所以です。

自分が好んで選んだこだわりのアイテムを愛し、末永く大切に使用する、
アイテムの作り手やヒストリーに想像をめぐらせる、
そして、愛するアイテムに囲まれて生活することで幸せな気分を味わえる「心の贅沢」、
そんなライフスタイルを提案してくれる一冊として僕は読みました。


概要:渋いセレクト
本文:第1弾も読みましたが、第2弾も出たのですね。
相変わらず、渋くてシックなセレクトです。

アマゾンを見てびっくりしたのは、
この本の中にあったローズバッドバームが買えること!
問い合わせ先は載っていましたが
近所のドラッグストアにはないだろうなぁ、と
あきらめていた矢先に!

感激です。

本の内容ですが、
洋服のほかにも下着、靴下、ストッキング、
お鍋、バケツ! コーヒーメーカー、冷凍うどん、
歯磨き粉など幅広いセレクトですが、
そのどれもシックで素敵です。
写真の撮り方とすべて背景が黒、というのも
しまって見える秘訣か、と思います。

第1弾で楽しまれた方ならオススメです。
ミース・ファン・デル・ローエのバルセロナシリーズなども載っていて、
女性だけではなく、男性も楽しめるような、
ちょっぴりメンズライクな、格好いいものがたくさん載っている本です。

本の中でソニアさん本人も仰っていましたが、
メトロセクシャルの方にもオススメです。

著書名 ジュラシック・パーク〈下〉 (ハヤカワ文庫NV) (ハヤカワ文庫NV)
著者名マイクル クライトン
出版社 早川書房
ASIN 4150406979
装丁 文庫
価格 ¥ 663
感想文概要:再読に耐える面白さ
本文:
本書は初めて読んだのは10年以上前だが、映画がとても面白かったので、原作を読んだところ映画を上回る面白さであったことを記憶している。

今回、作者の最近の作品であるPreyを読んで、何だか本書に似ているなと思ったのを契機に再度読み返してみたが、結末がわかっていてもやはり面白かった。

Preyと似ていると思ったのは、何れも作者の「現代科学が人類の制御できる範囲を超えて暴走しているのではないか」という問題意識が反映された作品であるという点だ。Preyではナノテクノロジーがテーマとなっているが、本書は遺伝子工学だ。何れも科学から生み出された産物が制御不能となる様子が描かれている。

但し、本書はそのような問題意識を抜きに純粋にエンターテインメントとしても楽しむことができる。数千万年の時空を超えて恐竜が甦るというだけで、わくわくさせられる設定なのだが、そこに描かれる恐竜が実にバラエティに富んで実にリアルに描かれている。

史上最大の肉食動物であるティラノザウルスも怖いが、本書のチャンピオンは中型肉食恐竜で恐ろしいほどの知性を有するラプターだ。このような恐竜が本当に存在したかどうかはわからないが、実在したのではないかと思わせるような迫真の描写がすばらしい。

本書の中ではジュラシック・パークは最後に葬り去られてしまうわけだが、このような動物園があれば旅行代と入場料に数十万円をはたいても見たいと思う人は多いのでは。商業的には成功間違いなしという点ではハモンドの構想は正しいと思うのだが、やはり作者が描くようにこのような環境を制御するのは理論的に不可能なのだろうか。


概要:映画にはない魅力
本文:『ジュラシックパーク』といえば、映画が特殊効果で話題だったこともあり、原作はどうかと思いましたが、他の方のレビューをみて購入しました。

これで作者の作品を初期、中期、最新作と読みましたが、作者のスゴイところは科学は万能ではないこと、人間は自然の前では無力であることがテーマとして常に一貫しており、その線に沿って実にバラエティ豊かな物語を数多く生み出しているところでしょう。

映画を楽しめた人は深堀り出来るでしょうし、たかが恐竜映画と思って楽しめなかった人には新たな発見があると思います。

余談ですが、本作発表はバブルは崩壊したもののまだ熱の冷めやらない1990年であり、ジュラシックパーク建設への投資家は日本人であるという設定でリアリティーを出しています。余勢を駆って(?)作者は本作の次に『ライジングサン』を発表します。

概要:映画より面白い!
本文:僕は原作を読んでから映画を見ましたが、映画で見るより、この原作の方が数倍面白いと感じました。映画はエンターティメント色が強いですが、原作は科学的裏づけっぽいものがメインになっています。このくらいリアリティがないとSFは面白くない!映画よりマルコム博士がもっとクールです!マイクル・クライトンの最高傑作といってよいでしょう。SFの中でも秀逸の作品!

概要:科学SFの傑作
本文:映画版『ジュラシック・パーク』を10年前に観て、ふとしたきっかけで原作を手にとって読んでみました。
映画版と対照させながら感想を述べたいと思います。

原作ではクローン恐竜誕生にまつわる科学的背景がより詳しく書かれており、登場する恐竜の数や種類も映画版の比ではありません。映画版『ジュラッシク・パーク』では原作の場面場面を切り取ってつなぎ合わせたというのが印象です。当時のCG技術や2時間という時間尺の制約があったからでしょう。私は映画版『ジュラッシク・パーク』を高く評価していましたが、原作を読んでその考えが少し変わりました。原作の方が圧倒的にスケールの大きい壮大なファンタジーだったのです。

映画版と違って、原作では裏切りを働くネドリーが単なる悪党として描かれていないことと、反対にハモンドが原作では憎まれ役として描かれていること、さらに映画版ではトイレでティラノに食べられた弁護士のジェナーロが原作ではグラントと同じように活躍しているのには驚きました。

原作の導入部のコンピーのシーンは映画版『ロスト・ワールド』でオープニングに使われ、翼竜ドームやボートでの河くだりのシーンは映画版『ジュラシック・パークⅢ』で使われていました。

以上から分かるように、原作「ジュラシック・パーク」は映画版3部作のいいとこを全て含んだ、非常に豪華な作品なのです。


概要:科学SFの傑作
本文:映画版『ジュラシック・パーク』を10年前に観て、ふとしたきっかけで原作を手にとって読んでみました。
映画版と対照させながら感想を述べたいと思います。

原作ではクローン恐竜誕生にまつわる科学的背景がより詳しく書かれており、登場する恐竜の数や種類も映画版の比ではありません。映画版『ジュラッシク・パーク』では原作の場面場面を切り取ってつなぎ合わせたというのが印象です。当時のCG技術や2時間という時間尺の制約があったからでしょう。私は映画版『ジュラッシク・パーク』を高く評価していましたが、原作を読んでその考えが少し変わりました。原作の方が圧倒的にスケールの大きい壮大なファンタジーだったのです。

映画版と違って、原作では裏切りを働くネドリーが単なる悪党として描かれていないことと、反対にハモンドが原作では憎まれ役として描かれていること、さらに映画版ではトイレでティラノに食べられた弁護士のジェナーロが原作ではグラントと同じように活躍しているのには驚きました。

原作の導入部のコンピーのシーンは映画版『ロスト・ワールド』でオープニングに使われ、翼竜ドームやボートでの河くだりのシーンは映画版『ジュラシック・パークⅢ』で使われていました。

以上から分かるように、原作「ジュラシック・パーク」は映画版3部作のいいとこを全て含んだ、非常に豪華な作品なのです。


著書名 失点・イン・ザ・パーク
著者名ECD
出版社 太田出版
ASIN 4872339592
装丁 単行本(ソフトカバー)
価格 ¥ 1,365
感想文概要:real なラッパーのほんとのところ。
本文:ECDのアル中話がリアルに描かれていて面白かった。
小難しい小説でなく、読みやすい。

MIC握ってるECDを見る時、ECDの昔の音源を聴く時、
何か今までと違った音や言葉が見えてくるような気がした。

和製HIP-HOPを語る上で、はずすことの出来ないアーティストの本。
和製hip hop好きは読むべき!

概要:本当に美しい。
本文:ただの記録・・としては読めませんでした。読んでいて、何故か、心地よかったです。何となくで、曲を聴いていた自分が、CDを繰り返し聴くようになりました。何だか、よく分からない気持ちのまま、本を読み終え、分からないのに、何故だか、「美しい」と思える作品。

概要:失いながら生きる
本文:アルコール依存症に苦しんでいた時期のECDの記録。失恋、失禁、失業、あまりにも赤裸々だけども、露悪的ではなく淡々と記されている。
ECDIARYを読んで共感を得た人は読むべき。

著書名 ディズニーのマジカルパーク わくわくナビゲーションブック (コナミ公式パーフェクトシリーズ)
著者名
出版社 コナミ
ASIN 4775301101
装丁 単行本
価格 ¥ 1,260
感想文概要:
本文:

著書名 ロスト・ワールド―ジュラシック・パーク〈2 上〉 (ハヤカワ文庫NV)
著者名マイクル クライトン
出版社 早川書房
ASIN 4150408378
装丁 文庫
価格 ¥ 714
感想文概要:映画とはかなり異なる
本文:1700語レベルの語彙で、14000語程度の長さの文章。映画を観てから読むと、その内容の違いに驚かされる。数学者マルコムとサラがメインキャラクターとなってサイトBに訪れる点は共通しているが、その後の展開は90%違う。ラストは特に異なり、ある意味残酷な気がする。ともあれ、語彙レベルの割には読みやすい文章で、これはこれで面白い。

概要:パニくるだけなら、映画で十分
本文:前作が意味深な終わり方をしていたので、ついつい買ってしまいました。
出だしこそ、数学者Malcomをして生物の絶滅についての新しい視点が提供され、作者は前作では語り尽くせなかったのだなと感心しながら読み進んだのですが、尻すぼみでした。

作者ならではの現代文明・科学への警鐘を期待したのですが、前作通りのパニック恐竜物語に止まっており、これでは何の為の続編だか分かりません。パニックを起こすだけなら映画の特撮の方が楽しめるでしょうし。また何故かまたしても登場する子供達もはっきり言って邪魔です。こういう余計な設定をするから「お子ちゃま向け冒険恐竜小説」になってしまうのです。

そこまでしてもう一稼ぎしたかったのか、と邪推すらしてしまいます。

概要:欠点だらけなのに面白さは抜群
本文:本書は前作ジュラシックパークの続編で、恐竜は全滅させられた筈だったが、実はある島で生きていて、その恐竜を調査するために島に乗り込んだというストーリーです。前半は動きがなく退屈しますが、さすがに島に乗り込んでからの、息つく間も与えないストーリー展開は圧巻です。ただ、今度の作品は、あまりにも恐竜との死闘の部分を盛り上げようとする作者の作為があからさまで、その点がかなり不愉快でした。
前作もそうでしたが、どうしてラプトルはあんなにも人間を襲うことに執着するのか、Tレックスは獲物でも敵でもない自動車を、なぜ崖から突き落とそうと懸命に努力するのかがどうしても理解できません。また、前作で恐竜があれほど危険だということが分かっていながら、なぜ毒針ライフル銃数丁だけの軽装備で島に入ったのか、銃が大好きなアメリカ人の行動パターンからは想像もつきません。
ただ一つ確かなのは、そういう設定にしないと恐竜と人間との手に汗握る死闘は起こりえず、小説にはならなかったということです。
そして最後の結末・・・思いもよらない結末に驚いたのは事実ですが、ちょっと都合が良すぎるのではないかと思ったのは私一人ではなかったと思います。作者の細かな配慮が不足した欠点だらけの小説だと思いますが、息詰るサスペンスはそういった欠点も吹き飛ばしてしまうでしょう。むしろ時間をかけて英語で読むよりも日本語で一気に読んでしまった方が楽しめると思います。

概要:Michael Crichton is an artist with words and worlds
本文:This could have been a formula book and maybe the skeleton is formula. Toss in people with different personalities and backgrounds. Isolate them and let them act and react to real and imagined dangers.
That is where the parallel ends. The book comes up with excellent theories and speculation. The characters vary differently than you would guess under stress. And there is a cliffhanger about every five pages with does not give you much time to get your breath. The descriptions of the environment give you enough details to get a good mental picture of what is going on. He does not over describe things to the point that you fall asleep listing to irrelevant details.

This story is full of thrills; great questions and holds your attention to the end.

Strange beasts are turning up on the shores of South America. Meanwhile other people independently realize that there must have been another location where dinosaurs were raised called “Site B”.

Does “Site B” really exist and if so what will they find there?
Worse still what there will find them?


概要:壮大な謎説き
本文:謎解きの要素は前作ジュラシックパークにもあったが、今回の謎解きはかなりスケールが大きく刺激的だ。
サスペンスフルな作品全体を通して「恐竜絶滅の謎」について奇抜な視点から迫っていくのである。
新しい学説とでもいっていいような根幹が作品に横たわっており、それに枝葉としてエンターテインメントの要素が加えられている構造なわけだ。

ラストは胸を打つソーンの台詞で締められていて、これもスケールの大きな作品のエンディングとして非常に感慨深い。

堅苦しいことは抜きにしても、凶暴無比のヴェロキラプトル、驚異の体色変化能力で迫るカルノタウルス、意外な母性愛を見せるT-REXと、ド派手な恐竜の描写も非常にリアル。

登場人物マルカム博士の恐竜絶滅の新学説の答えについては作品のなかで確かめてみてください。


著書名 マンスフィールド・パーク
著者名ジェーン オースティン
出版社 キネマ旬報社
ASIN 4873762251
装丁 単行本
価格 ¥ 2,520
感想文概要:忍苦の末に
本文:「高慢と偏見」のような華やかさはありませんが、1人の女性の幸せの軌跡が格調高く描かれています。
細やかな人物描写と辛らつな皮肉はジェーン・オースティンの作品中随一だと思います。

主人公ファニーの境遇は決して恵まれたものではありません。幼い頃、貧しさゆえに親戚に預けられます。

忍従し無力に見えるファニーですが、健全な常識とつつしみ深く感性豊かな性格が理解と共感を得ていきます。
ついは愛するエドモンドの愛情を勝ちえて、崩壊しかかった貴族の家を建て直すことになります。

ファニーの厳しいモラルが彼女自身を守ることになりますが、それに対する周囲の人々の、

豊かではあってもむしろ豊かさゆえに偽善や堕落に陥る様がシビアに描かれます。
また貧しい故郷の家族への情愛にホロリとしてしまいました。


概要:賢明で、気が利いていて、優しさに富み、皮肉なユーモアと精妙な観察力の遺憾なく発揮され
本文:頭は、細かい人間関係を掴むためにスローペースだったが、佳境に入るや、途中でやめられないくらいに夢中になってしまった。この作品は、一般的な人気の点では『自負と偏見』と『エマ』にもう一つ及ばないとのことだが、個人的にはその二作より、この『マンスフィールド・パーク』のほうがはるかに面白かった。

他の作品は他人事としてただ面白く読んでいたが、これに関しては我が事のように感情移入し、胸を打たれ、身につまされる思いがした。主人公ファニー・プライスは自分とは全く違うキャラクターだが、それを越えて深く理解でき、共感を覚えることができた。


概要:魔法使いがいなくても、自分の心の義しさで、幸せになったシンデレラ
本文:オースティンの作品はいくつか読みましたが、その中でも「マンスフィールド・パーク」は、一番にお薦め。翻訳も小説の性格を反映するような生真面目で読みやすい日本語です。

 舞台は英国イングランド中部のノーサンプトン州、時代は19世紀初頭、大陸ではナポレオンが勢力をふるっている時代。そうした歴史は知らなくても物語は楽しめます。小説の中には戦争のことなど、1文字も出てきませんから。

ヒロインのファニーは貧しく子だくさんの家庭から、准男爵の伯父の家に、養育のために引き取られます。屋敷の中では、シンデレラのように女中扱いはされませんが、准男爵の娘達とは、もちろん待遇が違います。けれど、近隣の家族からは、准男爵の家族として見なされ、またファニーもそれだけの品格を持っています。

ファニーは、内気で引っ込み思案で、准男爵家の中では最も立場の弱い人間ですが、心の義しい人間で、おどおどしながらも、常に正しい道を選び取っていき、その正しさが、最後にはファニーを幸せに導きます。勧善懲悪、で片付けられてしまうほど、単純な結末ではありませんが、多分に因果応報的な運命が、登場人物達を待ち受けています。

 この小説の映像化作品として、同じタイトルでBBC作成のTVドラマのDVDもあります。小説と映像、どちらを先に鑑賞しても、どちらもおすすめ。


著書名 ソニアのショッピングマニュアル
著者名ソニア・パーク
出版社 マガジンハウス
ASIN 4838715064
装丁 単行本
価格 ¥ 1,890
感想文概要:上質の女友だち
本文:押し付けがましくない。
ビバ!自分、もない。
それでもモノへのこだわり、いとおしさ、卓抜したセンスの良さは、
抑えた筆致、どこか男性的なデザインから立ち上ってくる。
ずっと大事に持っていたい本。


概要:生活も心も豊かになります
本文:買い物マニアなら、是非一読を。厳選されたアイテムとソニアのセンスが詰まっていて、寝る前に読むと、心が豊かになります。本のデザインも素敵で、そのままリビングに置いているだけでもちょっとセンスのいい部屋になります。写真もキレイ。

概要:ブランドの歴史もわかる。
本文:よくある有名ブランドのグッズ本とは違い、ブックのデザインが美しい。
読み手のことも考えて、1ブランド見開きでまとめられている。
内容は、メンズ・レディス問わず有名無名も含めて
ソニア・パークならではのセレクションで、見ているだけでも楽しい。
またブランドの紹介だけではなく、そのブランドの歴史や背景なども
わかりやすくまとめられている。
手に届かないブランドではなく、身近にあって買いやすいブランドが
多数収載されているのもうれしい。


概要:目の保養にお勧め。
本文:自分自身を楽しい気持ちにさせてくれる身の回りの物(衣食住)を集めた宝箱のような本。
手に取るまでは、著者の名前から、欧米で書かれた訳本か何かかと思っていたら、ソウル生まれ、ハワイ育ち、日本在住の女性が書いたものだったので、身近に感じるアイテムもあり、楽しく読むことが出来た。

概要:美しいカタログ
本文:生活全般の質を高めるような逸品が並んだ「美しいカタログ」だ。
当然、それなりに値が張るものが多いから、おいそれと買えるものじゃない。多くの品物は「いつかは買いたいなあ」と憧れつつ眺めることになるだろう。

ただ、サンスペルのカットソーとか、豆乳とか、お手頃価格の「気の利いた商品」も紹介されていて、思わずうれしくなる。
この辺りの筆者のセンスもステキだ。
どうやら筆者はメンズっぽい服装を好む方らしく、男性が読んでも十分楽しめる。


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