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著書名 ブランド―価値の創造 (岩波新書)
著者名石井 淳蔵
出版社 岩波書店
ASIN 4004306345
装丁 新書
価格 ¥ 735
感想文概要:一般的な良書
本文:ブランドという概念とその周辺に興味がある人にとって読んで損はない一冊、全体を通して読みやすく分かりやすい。特別目を引くようなものは無いが、入門書としては十分だと思う。

概要:ブランドが消費意欲にも制作者の思いにも、還元されることなく、どうして価値を持つにいたるのか?を追求!
本文: ブランドとは何か?
 よくあるブランドの本とはちょっと違う捉え方をしている。
 非常にデータや、理論をベースにして、独自の新しいブランド論に
 チャレンジしているし、ある程度それに、成功している。

 「ブランドが消費意欲にも制作者の思いにも、還元されることなく、どうして
 価値を持つにいたるのか?」というテーマと、
 「それは現実にどのような帰結を生むのか?」という問いを1章から5章までで
 実証しようと試みている。

 難しいテーマに取り組んでいる姿が見て取れて、しかも結構面白く、わかりや
 すく構成されている。さすが岩波!という新書の本である。


概要:記号論によるブランド概念の分析
本文:マーケティングの一分野であるブランド・マネジメントについて講学的に知ろうと読み始めましたが、説明のアプローチはかつての言語論や記号論そのままです。「ブランド」が製品の技術や使用機能の従属性から離れて生成発展していく説明は十分成功していると思いますが、言語論や記号論がない読者はちょっと辛いかもしれません。ただし、こういった一連の概念に慣れると応用が利くので、知っておく価値は小さくないと思います。


概要:三冊読み比べ
本文:ブランドの分野では、アーカーやケラーの本がスバラシイのだが、
他部門の社員にも薦められる安価な入門書を求め、3冊読んでみた。

まず阪本啓一の『ブランドの授業』は解り易いのがよい。本屋で
20分で読了できた。だが、残念ながら内容まで薄くなっている。
これでは雑談であり、とうてい「授業」とは呼べない。

それに比べ、田中洋の『企業を高めるブランド戦略』は中身が濃い。
そもそもブランドが何故効くのか、それを主観で述べるのではなく、
院生と一緒に実験を行なって明らかにしている。

それにケーススタディが実践的だ。「成熟した日用品市場に
海外メーカーが新製品を投ずるには、どうすべきか?」

「老齢化したロングセラー実用車がモデルチェンジするには?」
「バブル期に製品の改善を怠った調味料を再生するには?」などなど、
たいへん切実な問題を扱っている。しかも新書だから安い。

石井淳蔵の『ブランド』も新書だから安い。それに、ブランドが
商品から離れて一人歩きを始める過程の説明は、独創的であり、
気に入った。

ただ、いささか変わった本なので、気に入るかどうかは読者しだい。
この本はアマゾンで買う前に、書店で中身を読んでみるとよい。


概要:身近な商品のブランド力について多少は学べます。
本文:「ブランド」という身近でかつ難しいテーマについて勉強したく、この本を読んでみた。

具体例として身近な商品を大量に使っているため、分かりやすいといえば分かりやすいのだが、岩波新書らしい著者の主観的な研究内容といった感じで、客観的な根拠が多少弱いように感じられた。

第三章の「ニューコーク騒動」などというように、身近にある商品のブランドに関するエピソードはいろいろと学ぶことができるが、この本を読んでも、「ブランド」についての実践的なマーケティング力はおそらく向上しないであろうと思われる。

身近な例を用いて、「ブランド」を少し勉強してみたい、という人には比較的お勧めである。


著書名 企業を高めるブランド戦略 (講談社現代新書)
著者名田中 洋
出版社 講談社
ASIN 4061496247
装丁 新書
価格 ¥ 756
感想文概要:抽象的概念の説明も具体例やケーススタディも豊富で分かりやすい
本文:ブランドに関する様々な概念を紹介し、具体的な実例に当て嵌めて説明しています。
さすがに実務経験に裏打ちされた知識だけに、全体的に非常に分りやすいのですが、
所詮は概念であるが故に抽象的な言葉が頻出しているような印象を受けてしまい、
結局はどういった概念かを途中で忘れて何度か読み返してしまいました。
ブランドの何たるかを知ろうとして読み始める初心者を対象とした場合、
こういったマーケティングの本の宿命かもしれませんけど。
ただ、具体例やケーススタディも豊富なので、考えながら読むには最適の入門書だと思います。


概要:企業価値向上のブランド戦略の本質的理解
本文: 本書が素晴らしいところ
①ブランド価値概念に関する説明
②ブランドを資産概念に対する説明
③ブランドの適切な使い方を著者が熟知しているため
 我々にわかりやすく説明してくれています。
上記の点が素晴らしいです。 

概要:わかりやすいブランド本
本文:著者の田中洋さんの良いところは、難しいことをシンプルにわかりやすく書くところだと思います。
シンプルな表現で書かれているものの、きちんとした裏付けや根拠も感じさせ、奥深さも感じ取れます。
また、電通で実践をつんでから教授になっただけあって、大学教授が書くような学術論的な小難しい表現は少なく比較的わかりやすい内容になっていると同時に、ブランド論に関する必要最低限なことは網羅的に書かれており、ブランド論の全体を知るのにとても良い本だと思います。
新書サイズなので電車の中とかでも読みやすい所も良いですね。

とても良い本だと思うので、内容を再チェックし事例等を最新のものにして欲しいですね。


概要:三冊読み比べ
本文:ブランドの分野では、アーカーやケラーの本がスバラシイのだが、
他部門の社員にも薦められる安価な入門書を求め、3冊読んでみた。

まず阪本啓一の『ブランドの授業』は解り易いのがよい。本屋で
20分で読了できた。だが、残念ながら内容まで薄くなっている。
これでは雑談であり、とうてい「授業」とは呼べない。

それに比べ、田中洋の『企業を高めるブランド戦略』は中身が濃い。
そもそもブランドが何故効くのか、それを主観で述べるのではなく、
院生と一緒に実験を行なって明らかにしている。

それにケーススタディが実践的だ。「成熟した日用品市場に
海外メーカーが新製品を投ずるには、どうすべきか?」

「老齢化したロングセラー実用車がモデルチェンジするには?」
「バブル期に製品の改善を怠った調味料を再生するには?」といった、
なかなか切実で今日的な問題を扱っている。しかも新書だから安い。

石井淳蔵の『ブランド』も新書だから安い。それに、ブランドが
商品から離れて一人歩きを始める過程の説明は、独創的であり、
気に入った。

ただ、いささか変わった本なので、気に入るかどうかは読者しだい。
この本はアマゾンで買う前に、書店で中身を読んでみるとよい。


概要:日本人向けブランド論
本文:「ブランドって何?」というそもそも論+強いブランドの構築・維持などのマネジメント方法+事例、のようなベーシックな内容。はじめてブランドについて勉強する方にぴったりだが、ある程度勉強した方にとっても読む価値のある本である。

いい点は、日本人向けに書かれていることだ。翻訳ものを読むとアメリカの事例がほとんどでピンと来ないことがあるが、本書では日本メーカーの製品や、日本に導入された外資メーカーの製品の事例が多く使われており、わかりやすい。また日本の市場や消費者の特性の分析も入っているので、アメリカ製理論を補完する情報としても役立つ。日本で強いブランドが必要になった背景やブランドパーソナリティの箇所など、なるほどとうなずくことが多かった。一通り知っている方でも多くの気づきを得られると思う。

不満な点は、用語の定義の不明確さだ。例えば、新ブランドの開発要素の1つとしてブランドコンセプト(ポジショニング)と書いてある。そして、コミュニケーションの章ではコアアイデンティティという用語が出てくる。これら3つの用語はほぼ同じ事柄を指していると思われるが、それらが何で、相互に何が違うのかをはっきりした方がいいと思う。細かいことのようだが、共通の言葉で会話するために定義は明確でないといけない。また、ブランドはあいまいで感覚的なものとして捉えられがちであり、そういったイメージを払拭する意味でも重要だと思う。


著書名 ブランド再生工場―間違いだらけのブランディングを正す (角川SSC新書 45) (角川SSC新書)
著者名関橋 英作
出版社 角川SSコミュニケーションズ
ASIN 482755045X
装丁 新書
価格 ¥ 798
感想文概要:シンプルで分かり易くマーケティングの本質を解き明かす良書!
本文:マーケティングを語るとき、その全体像をシンプルに説明するのは中々できないものです。
とかく難しい議論に発展し、よく分からないマーケティング用語の羅列に終始しまいがちだったりします。

しかし、この本は違います。マーケティングの作業プロセスを工場の工程にたとえて分かり易く(つまり具体的に)説明していきます。それはまるで工場見学のように進んでいくので、とても楽しく読むことができます。

私にとっては次の筆者の言葉が印象に残りました。

  「広告は人に伝えるための手段、マーケティングは人を喜ばせるための企て」
  「マーケティングは、心理学に一番近い経済学」

マーケティング暦の長い人も短い人も、深い人も浅い人も、広い人も狭い人も、是非 一読してみてください。
全体のバランスのよさと分かり易さに、きっと心の中が整理されるような清涼感を感じると思います。


概要:本来のブランディングが学べます
本文:

 日本の経済、日本の物作りが何か違う方向に進んでいるような気がするの
は私だけでしょうか。日本経済のすばらしさは、丁寧な物作り、必要以上は
作らない、使う人が喜ぶものを作る、この3点だと思います。
 この3点の考え方が有ったからこそ、世界で250年以上続いている企業の
66%は日本の企業と著者は伝えてくれます。
 キットカットが何故、大ヒットになったか、この素朴な疑問がブランディングの
すべてと著者は語ります。
 しかし、何がヒットに繋がるか誰が大好きになった物を人に薦めてくれるか
人に薦めてくれた人の小さな一言が大ヒットに結びついた「セカチュウー」の
事例などブランディングの基本が学べる一冊です。
 物を売る方にお勧めです。

概要:ブランド再生について、具体的に理解するのであればこの本がベスト。
本文:著者はキットカットやハーゲンダッツなどのブランドを再生した実績を持つクリエーター。現在は、独立されているそうだ。本の内容の前に、構成が秀逸であると感じた。著者が読者を工場案内する仕掛けとなっていて、読者は工程毎にブランドに関する理解が深められるようになっている。ブランドに明るくない人でも、著者の表現や言葉が極めて平易かつ理解しやすいため、着実に理解を深めていけると思う。特にコトラーのマーケッティング原理でも採用されているキットカットの事例は、ブランド再生の事例として多くの示唆を与えるだろう。低価格の新書でこれだけ充実した内容であれば誰もが素晴らしいと感じるのではないか。ブランドに関わるすべての人におススメできる。

概要:ブランド構築についての良書
本文:「ブランド戦略とは何か」というテーマについて、図解や具体例を用いてとても分かりやすく書かれていると思います。

ブランド構築について、著者の実務経験を通じて得た豊富なノウハウを紹介されており、この1冊で基本的な要素から実践的な部分まで学べる良書です。広告やマーケティングは、理論だけでも足りない、感情(エモーション)だけでも足りない、その両方をターゲット顧客にあわせてどう繋げるかが課題です。この点を、「過去に消えたブランドをもう一度再生する。」という手法で、とても丁寧に書かれています。もちろん、これから新しいブランドを構築する場合にも、ブランド再生の手法は幅広く応用できると考えます。

概要:いやはや面白い
本文:マーケティングやブランディングはいまいちワカラナイと思っている人が世の中の大半を占めると思いますが、この著者は飲み屋やサークルで酒でも飲みながら話しているように、これらのテーマを具体的かつ実践的に教えてくれます。「ブランド再生工場」っていうタイトルもヒキになりますよね!なんだろうとおもって読み始めました。広告関係じゃなくても十分面白い。

著書名 ブランド戦略シナリオ―コンテクスト・ブランディング
著者名阿久津 聡, 石田 茂,
出版社 ダイヤモンド社
ASIN 4478374007
装丁 単行本
価格 ¥ 1,890
感想文概要:ブランド構造を明らかにする
本文:本書は“ブランド”という曖昧模糊な概念を、それに関わる人々の「連想の文脈」から明瞭にひも解いていくことに成功している。
「あっなるほど。ブランドってこうなっているのか」
と、思わず納得、腑に落ちる説明だ。

たとえば、そのブランドの強みとは何か?何が連想され、何が連想されていないか。
消費者のそのブランドに対する知識量と、異なる要素を関連づける文脈、その深さこそが、そのブランドの実態だ。この知識構造を明らかにすることによって、そのブランドの弱点を見出し、対策を打つことができる。

そのための方法論が本書である。
ブランディングに携わる人必携の本。

概要:ブランド本としては、現在のところ最高!?
本文:簡単に書きますが、

日本国内のプロダクトに関する事例なので頭に入りやすい。

皆さん、体系的に理解できても、いざ実践となると難しかったりしますよね。
アーカーやケラーなどのブランド本は、事例が海外だったりするので、
頭で理解できても、体では感じにくい。

その点、この本はお勧めです。

概要:ブランド構築の指針となる書
本文:ブランドに関する本は数ありますが、「ブランド連想」に焦点を当て、
いかに構築するかここまで理論的に説明して、
実例(ニチレイのアセロラ)を元に解説したものはないのではないでしょうか。

本書はコンテクスト(文脈)と言う、顧客や自社の中にある知識やイメージを
いかに結びつけて、強いブランドを構築させていくかを分かりやすく説明しています。
分かりやすくと言っても、基本的なブランドの構造が頭に入っている方が理解は進みます。

コンテクストブランディングの考え方、
そしてニチレイアセロラドリンクでの事例を通じての
具体的な進め方、プロセスの紹介。

その核となるブランドアイデンティティの構築方法、
一方で顧客の頭の中にあるブランドイメージを把握するための考察手法。

これらの分析を元にしたブランドコミュニケーションの在り方など。

実際、自身もコンサルティングをする上で非常に参考になりました。
考え方や実践方法自体は素晴らしいですが、実際に行なうには大変な負荷が想定され
推進体制などについても説明があるとよかったです。
ブランディングに関わる方はもちろん、
商品企画やプロモーションに関わる方にもおススメです。


概要:これはすごい
本文:このブランディング理論はすげぇ。
更に踏み込めば、コンテクストを創出する過程で、
広告・SP・PR・イベントなどの役割分担が相当明確になります。
それぞれの得意分野で文脈を形成すればいい。
コミュニケーション従事者必読の一冊でしょう。

概要:ブランド論の歴史を変える一冊
本文:実践的なブランド論、「理論を踏まえた実践を事例として扱っている本」、これはブランドを商売にしている人たちにとって、喉から手が出るほど欲しいものであったろう。そのど真ん中に投げ込まれた本書は、日本の全ての真摯なブランド関係者(実務・学術)に影響を与えたのではないだろうか?
実際ここで大々的に用いられた「コンテクスト」というタームは、じわりじわりと業界に浸透していき、現在国内外で「コンテクスト○○○」というネーミングは少なからず見られる。また、本書で採用されたラダリング法は、2002年夏時点では中々実務で見られないものだった。が、現在では国内の多くの代理店のプレゼンに登場するようになった。

一方に「企業視点のブランド論」(例.ブランドのEquityを数量化して企業の資産として計上)があり、もう一方に顧客視点のブランド論(例.ブランドのValueは顧客の心の中にある)がある。本書で採られた方法論は、その両者のブランド知識のズレ(企業側のブランドアイデンティと顧客側のブランドイメージ)を認識し、溝をコミュニケーションで埋めていこうとするものである。

コミュニケーションとは何か?なぜ広告会社はコミュニケーションを生業とするのか?実際業界の内側にいても、この問に自信を持って答えられる人間は少ない。
そのような中、一つの明確でシャープな回答を本書が鮮やかに示してくれたといえるだろう。

著書名 ブランドの条件 (岩波新書)
著者名山田 登世子
出版社 岩波書店
ASIN 4004310342
装丁 新書
価格 ¥ 735
感想文概要:ラグジュアリー・ブランドの知識
本文:「ブランドの条件」と大きいタイトルですが、中身は、ルイ・ヴィトン、エルメス、シャネルの3つの、ラグジュアリー・ブランドに絞っています。
それ故、この3つのブランドの価値創造の経緯については結構なところまで考察できますが、現在あふれているブランド全てに当てはまるかと言われればそうでもないかもしれません。
もうちょっと一般的なブランド論について学びたいなら、別な書籍をオススメしますが、自分はこの3社がいかなる歴史でブランドとなったか、ついでに女性がどうしてブランドにハマるか、等、知らないことを色々学べたので、よかったです、この本。

概要:帝国的快楽
本文:フランスのラグジュアリーブランドについて描かれており、いわゆるマーケティング的スタンスから書かれたブランド本とは趣が違うが読んでいて面白かった。("書かれた"というより、どちらかというと"描かれた"、という印象)。

そのためブランドについての普遍的根拠を明らかにしている、というよりフランスというローカルな場所が何を産業として成功させているか、という読み方の方がすっきりするかもしれない。

この本の最後の方に「ラグジュアリーは帝国主義を内にかかえこんでいる」という下りがあるが、ここにこの本の内容が集約されているように感じる。フランスという国の、植民地支配を含む歴史的存在がここで紹介されているブランドの背景にあるものなのだ。
なぜこうしたブランドを所有したいか。理由は、そこに帝国主義の快楽の存在をかすかに感じるからなのかもしれない。

概要:ブランドの力
本文:同じ素材、同じ手順で作られていても、それが「ブランド」ものであれば、商品の価格はグンと上がる。それが一体何に由来するものなのかを解明するために、本書ではルイヴィトン、エルメス、シャネルを取り上げて考察している。

日本人女性の44%、日本の2〜3千万人の人がルイヴィトンの商品を所有していると言われているらしいが、その数値を聞いても別に驚かないぐらい、街中でルイヴィトンを持った人を見かける。あれだけ多くの人が持っていて「ブランド」自体の価値が下がらないのだろうかと不思議に思っていたが、それは全てルイヴィトンの戦略によって上手く調整されているらしい。

本書で取り上げられている三つのブランド、すなわちルイヴィトン・エルメス・シャネルの内、シャネルの取った戦略は他の二つが取った戦略とは全く違ったものだったようで、読んでいてかなり面白かった。
ただそれは、どちらが正しいということでもなく、どのブランドも個性があって、考え方がカッコいい感じた。

新書という制限もあって、三つのブランドからしか議論を組み立てられていないところが少し残念な気もするが、この三つのブランドに関しては、なぜ価値があるのかについて知ることができるし、それをその他大勢のブランドに当てはまることも可能だと思う。

なぜブランド商品は高いのか。それを知りたい人は是非どうぞ。

概要:おフランスざんす
本文:エルメス・ヴィトン・シャネル、それぞれの歴史をたどりつつブランドオーラの起源をを掘り起こす。
エルメスが伝統志向で、シャネルはもともとマス志向である、
というのはなんとなく知ってはいたが、あまりはっきりとは意識してなかった。
ブランドオーラの起源が、最初は皇室の権威に由来し、
後に市民革命から大衆社会化の中で、デザイナー個人の神話伝説化を要請するようになる。
おそらくマルクスの価値形態論あたりを基礎とし、
ヴェブレンやボードリヤールの消費社会論に依拠した分析は、さほど新鮮というわけではない。
「偽物」に対する伝統派・マス派、両ブランドの態度・戦略の違いに注目した部分が目新しいところか。
著者自身ブランド好き女の嫌ったらしさをそこはかとなく臭わせていて、あまり好感持てず。
(合法的コピー商品を売っている店に2度も取材に行っているのに商品を買わない(笑)
…のはともかくとして侮蔑感が滲み出ている。非合法コピーをバカにするのはいいけど。)
さらにダメ押しのように、スウェットショップの第三世界搾取の話とか環境問題の話が
お約束の岩波的良心丸出しかつおざなりに付け足されていて、ちょっとゲンナリ。
まぁこの辺は個人的な偏見による感情的意見なので本の評価に反映させるのはフェアじゃないかも。
ブランド自体に縁のないダサ人種としては、常識の欠落を埋めてくれてありがとうとだけ言っておきたい。

概要:どのブランドも持ってませんが・・・
本文:所謂ファッションブランドというものには殆ど興味がないのですが、面白そうなので手にとってみました。
ヴィトン、エルメス、シャネルといったブランドの歴史についてそれぞれを対比させながら書いているせいか、飽きることなく一気に読んでしまいました。



著書名 戦略的ブランド・マネジメント
著者名ケビン・レーン ケラー
出版社 東急エージェンシー
ASIN 4884970764
装丁 単行本
価格 ¥ 6,300
感想文概要:ブランドの基礎から実務のヒントまでが凝縮されています
本文: 本書を「買おうか、どうしようか?」と迷われている方であれば、現代のマーケティングにおいて、ブランドへの理解なくして、的確な施策を打ち出していくことが困難なことはご理解いただいていると思います。

 ブランド・ビルディング、ブランド管理の意識なくしては、商品開発も、セールス・プロモーションも、広告作りも、広報も、バラバラになり、企業としての息吹をそこに与えることはできません。

 本書は、ブランドについて体系的に理解するにはおすすめの本です。ブランドに関する基礎からきちんと整理して順序だてて書かれているので、ブランドについてきちんと勉強してみたい方から、今までのブランドの知識を整理したいという方まで、役に立つと思います。

 ただ、とてもよいことが書かれているのですが、翻訳がこなれていなくて読みにくいのがとても残念。翻訳の恩蔵先生といえば、コトラーの書籍の読みやすいイメージがあったのですが、ちょっとイメージ違いでした。

 大学の教科書や学術書であれば許容されるレベルですが、実務化がビジネスに応用するにはなんだかまだるっこしい。たとえば、USPについて“ユニークな販売命題”と翻訳されていますが、すでにマーケティングの現場ではUSPとか、ユニーク・セールス・ポイントで定着しており、日本語としてもこちらのほうがわかりやすい。

 内容がとてもよいだけに、こういう言葉遣いで、けっこう頭に入りにくくなっているのが残念。300ページくらいならそれでも我慢して読めるけれど、700Pともなると、こうしたポイントがボディ・ブローのように効いて、ちょっと疲れやすくなります。

 でも、事例も豊富で、実務家がブランドビルディングや顧客ロイヤルティのアップ、ブランド管理などを考える際に役に立つ具体的なことが書かれているので、ブランド・マネージャーやマーケティングに関わっている方には一読されることをおすすめします。


概要:これがブランド本の最高峰です
本文:2nd.ed.がどのように変わったかよくわかりませんが、1st.ed.は名著です。何がいいのかというとまず第1にBRANDについてWHOLISTICであるということです。体系的であること。
第2にBrandはScienceでありしかもArtであるということを理解していること。Brandの本質をきちっと語られていること。
その点がPREFACEでKellerがROCKET SCIENTISTだった父にBrandを語るくだりで‘工場で効率的に生産するやり方はすぐに真似られるが、ブランドはすぐに真似ることができない。それはBrnadがArtであるから’と述べています。といってBrandがある特定のアーティストによるものと言うつもりはありません。
ただし、すぐれたBRANDには根っこに伝説やSPIRITSや物語があり、それが他が真似できない。その点をKELLERはちゃんとわかっている。

最近日本ではブランドブームで猫も杓子も‘ブランドが大事’といっていますがブランドの本質が理解されているとは到底おもえません。特に企業組織論や会計などをもともと専攻していた学者が無形資産の測定とか企業アイデンティティの確立だのとブランド論をぶっていますが、どうも‘まゆつば’な
印象を受けます。そのような学者のコンサルティングを受けている企業がほとんどBRANDの弱い(ない?)企業だからです。すみません。ちょっと熱くなってしまいました。BRANDはSCIENCEであり、ARTです。

本書の英語版のケーススタディが日本版でないのが残念です。

とてもいい本です。恩蔵先生&早稲田チームの翻訳もそこそこ(マーケティング実務者からするとなんだやっぱり実務知らないから、トンチンカンな翻訳だなあというところもありますが)ですが、やはり原著をお勧めします。
全部読むのは大変ですが....。


概要:これはすごい本です。
本文:アーカーのブランド論を信じながら、本当にアーカーだけでいいのか、と漠然と疑問に思っていたあなた! あなたにとって、ケラーのブランド論は、必ずや、ブランドに関する考え方の視野を広げるのに、役立つはずです。

ケラー教授の提唱する「顧客ベースのブランド・エクイティ」や、「ブランド知識構造」、「強く、好ましく、ユニークなブランド連想」などは、いずれも実務への具体的な示唆を与えてくれます。

本はかなり分厚く、その分、ブランドに関するあらゆることに及んでいます。完読するのは難しいにしても、ブランド管理で何か問題にぶつかった時、該当する個所を読むだけでも、十分参考になると思います。 まさに、ブランド戦略のバイブル。ブランド管理やマーケティングの実務に携わる、あらゆる人にお勧めの一冊です。


著書名 ブランドの達人[改訂版]
著者名ブランドデータバンク
出版社 ソフトバンククリエイティブ
ASIN 4797342439
装丁 単行本
価格 ¥ 1,575
感想文概要:マーケッターの目で読むと・・・
本文: 本書の第一版を初めて見たのは約3年前です。当時持っているブランドから人間
像を構築している点が新鮮で、マーケットリサーチの女の子に勉強になるから読ん
でみては、と貸したところ、忘れているのか、もらったつもりでいるのか、しかし
読んだ様子はまったくないまま帰ってきませんでした。 書名も定かでなかったた
め諦めていたのですが、先日書店で遂に見つけました、しかも改訂版になってい
る!読んでみると残念ながら3年前のインパクトはなくなっていました。この3年
で何が起こったのでしょうか?私の感性が鈍ったのか、日本人の画一化が進んでい
るのか、それぞれの持ち物があまりにも重なりすぎ、それぞれのプロファイリング
の違いが曖昧になってしまったのかもしれません。

 それはなぜか、データの解析方法がエモーショナル・マトリックスを中心に、
このステージの人は具体的にどんなブランドを好むのかという切り口でなく、企業
が自社ブランドはどんな人が買っているのか、ターゲットをどこにおくべきかとい
う売り手目線の切り口で無理矢理傾向を出しているからなのではないでしょうか。
そこに生き生きとした顧客像は感じられませんでした。データは客観的でもその
顧客像にリアリティが感じられないのです。

 もう一点気になったのは、デモグラフィック・データで見られた年収と持ってい
るブランドのギャップが大きすぎるように感じます。データ上の消費者像が特徴と
なるブランドを全て身につけようと思うと家計は間違いなく破綻するでしょう。
好きなものと購買行動は必ずしも一致しないのではないでしょうか。本物のマー
ケッターはリサーチ会社の売り手目線で積み上がったデータばかりをあてにするの
ではなく、消費者目線でターゲティング戦略を組み立てるべきだと思いました。

概要:コラムが面白くて役立つ
本文:この本の読み方のおすすめは、まず最初の「ブランドデータバンクとは?」
を一通り読んだ後に、全部で14あるコラムを読むこと。
エモーショナル・マトリクスを見れば、各ブランドの位置づけが概観でき、
各業界の特徴なんかも捉えることができます。
あと、例えば、若い女性の中でこれから流行りそうな服のブランドなど、
勉強になります。。。

個々の「〜な人」は自分の興味のあるところだけ読めばいいと思います。
正直、ホントにそうか〜というのもありましたが、まぁ、実際データとして
そう出たのでしょうから、一つの参考として捉える程度で。

いずれにせよ、示されているデータは客観的な数字として受け入れて
いいと思いますが、そのデータをどう見るか、という分析については
あくまで著者の考えですの、それを受け入れるかどうかは自分で判断
しましょう。
そういう意味では「俺ならこう考えるなぁ」みたいなことを考えながら
読めば、さらに楽しい&役立つと思います。

ちなみに、マンガ「ONE PIECE」の示した世界についての記述には
私的には異論有りです!
ルフィは「海賊王になる」という目標をしっかり見続けてますし、
北斗の拳のケンシロウとも仲良くなれると思います(笑)

ところで、ルフィの経絡秘孔を突いたらどうなるのだろうか・・・
そもそも経絡秘孔はあるのか???

概要:手軽に読めるデータ
本文:〜な人がたくさん載っているのが特徴の本書です。
ある種、雑学(?)に近いのでマーケティングに役立つかはわかりませんが
自分以外の人がどんなものを所有しているのかや考え方の一遍を垣間みる書籍としてはありかなと思います。
中は絵と写真で見やすい構成です。
コブクロな人はソニーのデジタルオーディオでMr.childrenな人はipodだという
そこにどんな差があるのか考えるのには参考になる書籍です。

著書名 ブランド
著者名岡 康道, 吉田 望,
出版社 宣伝会議
ASIN 4883350630
装丁 単行本
価格 ¥ 2,940
感想文概要:クリエイティブファーストの姿勢が好き
本文:岡さんの消費者に対する考え方、洞察が僕は好きなので、それだけで読めた。

やっぱりマーケとクリエイティブって狭間があるのでしょうか。
仕事では左脳と右脳を両方使うように心掛けてるから、これが一番気になり
色々と参考にもなった。

また、メディアコミッションではなく、フィーで仕事をしていくスタンスも共感します。

概要:耳が痛いひとと、痛くないひと
本文:この本を、読んで耳が痛いひとと、痛くない人がいる。基本的には、広告関係者による広告代理店批判の本であり、広告に携わっている人なら頷けることがたくさんあるだろう。耳が痛いひとの大部分は、広告関係者。そしてもう一グループ、この本を読んで耳の痛い思いをするのが、そうした広告代理店の有り様に乗っかってしまっている広告主だろう。この二者は、クリエイティブをつまらなくしているという部分では同罪である、と切っている。(ちなみに、喝采を送るのは制作プロダクションか?)あと、代理店のマーケ批判がすごい。マーケティング部門の人は、怖いもの見たさで読むといいかも。

逆に、広告の現場に携わっていないひとは、まったくぴんとこないだろうと思う。手にとらないほうがいい。ブランド戦略の本ではない。ブランド「戦術」の本である。(だから、「ブランド戦略について書かれていない」とか「ブランド論になっていない」とかは、ないものねだりというものだ。)

ちなみに、現場を知っている人なら、戦術を知らずして戦略を語るほうがちゃんちゃらおかしいわけで、机上の空論の「ブランド論」(特に、マーケ主導の本)よりよっぽど役立つと思う。

星1つ減らしたのは、値段が高いから。

概要:企業は広告のために存在するのではない。
本文: 本書は対談集で、岡氏は本質的にCMクリエイターの視点で語っており、吉田氏もそれに同調しているので、ブランドを論じるには、ごく狭い範囲からの非常に偏った視点の内容となっている。著者らが言う問題点と解決策は、会社全体というよりも広告担当者(あるいは代理店)にとって都合が良いだけで、企業全体を見た場合に広告のために企業が存在するような議論が非常に多い。
 
 それに加えて、「今の議論でその内容を引用して意味があるのか?」と思える箇所や、システマチックな手法を批判している箇所に論拠が無かったりと、議論自体が全体的に浅く、議論の密度が非常に薄くなっている。
 
 ただし、始めから偏っていることを認識したうえで読めば、興味深い議論も何箇所かあるし、頷ける部分も有る。それでも、総合して考えると金額に見合う内容とは思えない。

概要:下手なブランド本よりよほど面白い!
本文:広告業界では有名らしい、元電通の社員2人の対話形式。とりとめの
ない会話が続いているようにも思えるが、ズバリ!核心を突いた対話
もあり、なかなか楽しめます。

企業側に「What to say」がないままに、広告に「How to say」を求
めるために、いい広告にならない!というのはまさにその通りなのだ
ろう。が、裏返して言うと、広告代理店は所詮広告屋であり、「ブラ
ンドマネジメント」は出来ません!と言っているようなもの。
広告屋の限界ですね。彼らに過大な期待は禁物。


ただ、やはりこの2人はただ者ではない、と思う 。とても勉強してい
るし(当たり前か)、評論家的な話に聞こえつつも、企業側としては
とても参考になる事例が多い。

力のあるCMプランナーがいれば、クリエイティブディレクターはいら
ない、という辺りも、企業に置き換えればブランドマネージャーとデ
ザイナーやクリエイター、という関係だろうか。ブランドマネジメン
トの観点から考えると、決して他人事ではない。

概要:ブランド病
本文:人が着てる服のブランドを目敏く発見しては薀蓄を語る、ものすごく怖いチンピラ女を紹介され、精神的に打撃を受けたことがある。
この本の目次にある通り、「つまらない自分を価値ある人間に見せてくれるハズ」という信仰がブランド購入の陰には存在する。
しかし、そのブランドのコンセプトが好き、使い勝手が良い、似合うから、といった理由で購入する私には、「ブランド品で自分の人格が立派に見える」とは絶対に考えられないのである。

著書名 つまりこういうことだ!ブランドの授業 (日経ビジネス人文庫)
著者名阪本 啓一
出版社 日本経済新聞出版社
ASIN 4532194687
装丁 文庫
価格 ¥ 680
感想文概要:物事を“賢く”見ることができるようになる
本文:これは掛け値なしに素晴らしい本です。
ブランディングの基本的な考え方をとてもよく理解できました。

生徒と講師の講義形式で話は進み、
具体例がふんだんに盛り込んであるため、
自社に置き換えたら?と、
想像力を膨らませながら読み進めることができました。

この本でブランドにおける「パッケージ」という考え方を知ってから、
カフェやレストラン、デパート、オフィスなど、
あらゆる場所を見る目が変わりました。
以来、物事を“賢く”見ることができるようになった気がします。


概要:“検索”時代のビジネスに不可欠な「とんがり」養成講座
本文:私がブランディングについて考えるとき、必ず読み返す本があります。
阪本啓一さんの「もっと早く受けてみたかった「ブランドの授業」」です。

あなたの会社、商品、そして自分自身をとんがらせるために、
ぜひ!ご一読を。

著書名 図解でわかるブランドマーケティング―顧客に支持される価値を生み出すブランディング手法の基本書 (SeriesMarketing)
著者名博報堂ブランドコンサルティング
出版社 日本能率協会マネジメントセンター
ASIN 4820715445
装丁 単行本(ソフトカバー)
価格 ¥ 1,680
感想文概要:おすすめできる
本文:右のページに文章(1ページ1トピック)、左のページに図。とっつきやすい雰囲気、気楽にページをめくれる雰囲気があります。
「本書はブランドマーケティングのほんの入り口を図解したにすぎません」と書かれている通りの内容。
いきなり他の「当社はこうしてます」「このブランドはここがいけない」などの「味がついちゃってるブランドの本」を読む前に基本を押さえる意味で読んでおくと良いかもしれません。

概要:広告的視点のみの一面的な議論
本文:ブランドマーケティングとは何か、ブランドのメンテナンスや再構築、ブランド開発、ブランド体系の構築、コミュニケーションをいかに実行するか、調査やデータの活用法、ブランドマーケティングの運用法を、90の見開きページで詳説。右のページで解説し、左のページにチャートが入るというフォーマットで、分かりやすく説明していきます。

ブランドのポジショニングをどう確認し、次へのアクションプランをどう組み立てるかに関して、多くのページが割かれています。ただ、意図したわけではないのでしょうが、博報堂が持っているブランド調査のデータベースの紹介や、博報堂のブランドマーケティングの能力の紹介がかなり目に付きます。また、広告会社によるブランドマーケティングの解説書であるためか、俯瞰的、広告的な視点での議論に終始し、具体的に営業戦略をどうするか、流通戦略をどうするか、収益構造はどう組み立てるか、というブランドの実務担当者向けの議論がまったく欠けています。

広告会社がクライアント企業の広告戦略を組み立てるうえで有効なフレームワークはいくつも提示されていますが、継続して収益をあげることを目標とするブランド企業の実務者にとっては、広告的視点のみの一面的な議論にしかなり得ていないのが残念です。これでブランドマーケティングと題をつけるのは少々大げさに思います。


概要:意外と分かりやすい
本文:ブランドをどうやって作っていくかが、広告だけでなくマーケティングやマネジメントとの関係も含め具体的に説明されている。ブランドの戦略から実践まで、コンサルティング会社のブランド論と広告会社のブランド技法の全体像を理解するのに最適。

商品やサービスをもっと売りたいと思ったら、最初に手にとるブランドの入門書としてお勧め。


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