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個人輸入代行の『舶来屋』がお薦めする「 健康書 」関連の書籍をご紹介しています。


著書名 メディア・バイアス あやしい健康情報とニセ科学 (光文社新書)
著者名松永 和紀
出版社 光文社
ASIN 4334033989
装丁 新書
価格 ¥ 777
感想文概要:懐疑主義を貫き、多様な情報や新しい情報を収集して自分自身で判断する!
本文:メディアによる情報の取捨選択のゆがみ「メディア・バイアス」
について、その状況、発生する原因、対処方法が詳しく述べる
本です。

著者は、元毎日新聞社の記者で、今はフリーの科学ライター。
過去の自分への反省、自戒を込めて、「どうしてマスコミはこ
のような報道をしてしまうのか?」という原因を丁寧に解説し
ていきます。

「悪いニュースはいいニュース」。警鐘報道が大好きなマスメ
ディアを一言で表すこの言葉が、この本の中でも最も印象に残
りました。マスメディアと付き合っていくのに必要な知恵がつ
まった本です。

概要:「メディアバイアス」良い言葉だ。啓蒙して政治的解決を。
本文: 一般の人たちがメディア(新聞・テレビ・雑誌)に躍らせれて嘘を(本当かどうか分からないことを本当と)信じさせられていたことを暴いている。私が不満に思っていることを代弁している所など痛快だが、現在進行中の科学的話題と科学ではないオカルトものを同列に論じている点や、非科学的であることを批判するのに非科学的方法で非難したり感情的な表現が多いのが残念である。ハンムラビ法典を地で行く様な感じですっきりしないが、一方からだけの情報を修正するにはよいだろう。
 筆者は最後に十カ条で真偽を見抜く方法を伝授しているが。科学者も科学論文の評価を誤ることもしばしばなのに、一般人に高度な知識と科学的洞察力を要求するのは無理だと私は思う。
 問題の政治的解決が必要だと私は思う。メディアの暴走は報道の自由を盾に容易にはなくならないと思われる。筆者は、外国では行政機関が怪しい報道に対してコメントを発表していると書いてあるが、その政治的話題はさらりと流している。でも本質は政治であると私は思います。

脱線しますが、最後のホームページの紹介が本書で最も有用な情報でした。

概要:メディアが非科学・歪曲報道する理由(わけ)
本文: 第3回科学ジャーナリスト賞受賞の松永和紀さんによる、メディアと科学の関係論である。
 京大学院農学研究科修士課程修了後、毎日新聞記者となり科学の作法と報道機関の生態を知る著者による「メディア・バイアス」の出来る理由解明本といった趣である。
 本書のテーマである日本の読者・視聴者が育てた新聞・テレビの科学報道の欠落は、日本の読者・視聴者が科学報道に求める質が、その程度であると言えよう。
 松永による「科学報道を見破る十カ条」が示されているが、「あやしさ」と「ニセ科学」を求め踊らされる消費者と商売の道具として「あやしさ」と「ニセ科学」を利用する事業者の相互依存関係の解消が望めない現状では、「メディア・バイアス」の存在を前提に身を守る術を獲得しなければならないとの事なのだろう。

概要:健康情報のいい加減さ
本文:何十年にもわたって様々なダイエット方が発表されるにかかわらず、どれひとつとして定着しないことや、ファーストフード店やコンビニで売られている食品が健康に良くないと言う一方で、それらが増加しても日本人の平均寿命が伸びていると言う事実に言及しないなど、健康に関する情報はいい加減なものだらけであると言うことを再認識させてくれる。

そう言った情報が無くならない構造に関しても触れているが、その構造は当面壊れそうもないので、あとは受け手側で自衛するしかない。それをする上で役立つ著作である。

概要:メディアを中心とした自己中心的で恣意的な情報の取捨選択・操作による「メディア・バイアス」が働く構造や実態を解き明かし、それに騙されない視点や思考を提示。
本文:世の中に蔓延する、センセーショナルで分かりやすく「科学的に正しい」っぽく見えるニセ科学やトンデモ科学者・理論、これらを自分たちに都合のいいように煽り利用するメディアや企業・組織・市民団体など、そして簡単に盲信してしまう視聴者・消費者たち。このような「科学っぽい衣」をまとった嘘や怪しげな情報を氾濫させる、メディアを中心とした自己中心的で恣意的な情報の取捨選択・操作による「メディア・バイアス」が働く構造や実態を解き明かし、それに騙されない視点や思考を提示している。
本書で問題提起された代表的な事例は、「白インゲン豆ダイエット」「納豆ダイエット」「みのもんた症候群」「中国産野菜残留農薬問題」「フードファディズム(タマネギが糖尿病にいい、リンゴポリフェノールが脂肪吸収を抑制するなど)」「食物繊維と大腸癌との相関」「環境ホルモン騒動」「化学物質過敏症」「添加物バッシング」「有機・無農薬栽培は安全か」「マイナスイオン効果」「水からの伝言」「遺伝子組み換え大豆の危険性」「バイオ燃料」など。
著者の履歴・専門から食や農業に関わる健康情報の事例を中心に論じているが、美容業界など他業界にも大いに当てはまる内容だと感じる。
メディアには自習・自浄能力はないと思っておかなければならないだろう。自分で情報の収集力と選択眼を磨くしかない。あらゆる人たちに読んでもらいたい本。

著書名 体温力 (PHP新書)
著者名石原 結實
出版社 PHP研究所
ASIN 4569702805
装丁 新書
価格 ¥ 735
感想文概要:健康への近道は高体温を維持すること
本文:たまたまブログでお世話になっている方に、現代人が低体温になっていることが万病の元になっているというお話を教えていただいた。
たまたま本書に出あったのだが、教えていただいたことがその通り書いてあって驚いている。

本書の主旨は、こちらの「商品の説明」欄にあるとおりなので繰り返さないが、たまたまこの1年自分の体調悪かったのだが、随所に思い当たる節があったので非常に感心した次第。

さっそく、湯たんぽを買ってこようか(笑)。

著書名 「健康」という病 (集英社新書)
著者名米山 公啓
出版社 集英社
ASIN 408720040X
装丁 新書
価格 ¥ 693
感想文概要:科学的根拠の重要性
本文: この本の著者は、絶対的な健康は存在しない、健康とは幻想であり、ある基準に当てはめて考えられるものではないと主張しています。外から与えられたあるべき健康像を追い求めるが故に、自分を見失い、結局は幸せな人生を送れなくなるのではないかと訴えていると感じました。その背景には、健康産業の利権が絡んでおり、自ら考え、自律した生活をさせなくさせているのではないかというのです。このような著者の主張に感銘を受けました。

 しかし、記述に、認識不足ではないかといわざるを得ない部分があったのが残念です。筆者は、「科学的な事実」、「evidence-based-medicine」(根拠に基づいた医療)ということを強調していましたが、スポーツは体にいいか、の部分は誤認とも取れるような記述が目立ちました。

 著者の記述から見えてくるのは、まずはじめに結論ありきで、自分の主張したいことを支持するデータを中心に並べて論を進めているということです。何かを主張するときに、その主張を支持する過去の文献を引用するのはいいのですが、その主張を否定する報告を無視して進めるのは問題があると思います。また、まだグレーゾーンの仮説を定説かのように言及するのも問題があります。例えば、ランナーズハイと脳内モルヒネの関係が科学的な事実のように語られていたり(因みに、ランニング時には脳下垂体からエンドルフィンが増加するのでランニング時にはハイになるという人がいるが、脳下垂体からのエンドルフィンと、脳内のエンドルフィンは別)、トレーニングによる、心拍数の減少や、肺への酸素取り込み能向上などの適応変化が、体にとって危険な状態だと言ってみたり、根拠なくすらっと言ってしまっているので疑問に感じました。

 最後に誤解のないように付け加えたいが、「運動すれば健康になれる」、という安易な考えを批判する著者の指摘は真っ当であり、私も賛同するものです。


概要:現在の健康ブームに一石を投じる
本文: メタボリックシンドロームを始めとする、いわゆる健康ブームのアンチテーゼとして読んで損はないと思います。しかも、この本が出版されたのは2000年。今読んでも全く古臭さを感じません。

 著者が言いたいのは、健康増進に繋がるいろいろな事柄(健康診断、スポーツ、薬など)は必ずしも科学的な証明なしに行われているということです。全てを否定しているのではなく、これらを唯一絶対のものとして振り回されるなと主張しています。

 著者はそれを証明するために、さまざまな客観データを駆使しています。それに基づいた主張をどう受け止めるかは読者の判断だと思います。個人的には完全に「YES」も完全に「NO」もないのではないかと思います。読者にいろいろなことを考えさせてくれる本でした。

 

概要:わからないけど
本文:この本の内容が正しいのかよくわかりませんが、自分自身で勉強して本当かどうか確かめる必要があります。この本を読んだら他の本でも調べてみると良いです。これ一冊だけ読んで「そうなんだ」で終わらず自分で調べてみるようにするべきだと思います。

概要:やっぱり! 不健康でいいじゃない!
本文:最近の、あまりにも過剰な「健康ブーム」に疑問を持っていましたが、この本を読んで「やっぱり完全な健康じゃなくていいわけだ〜!」と、確認することができました。健康ブームにちょっと違和感を持っている方にオススメです。

概要:自分自身の健康論
本文:昨今、ますます溢れかえる健康に関する情報。毎日のようにTV・新聞・雑誌から流され、十分な判断も出来ずに、踊らされていると言っても過言ではない。健康にいいから…医者がそう言ったから…などかってに自分本位に考えたかと思えば、反対にリスクのあることを平気でやるなど、非常に都合のいい話である。それもこれも、「いつまでも健康でいたい!!」という人間の欲求がある限り、増え続けるのだろう。そんな間違った健康への意識を、色々な観点から科学的に実証・払拭し、本当の意味での自分らしい「健康論」「ポリシー」を持つべきだと説いているのが、この著書であることは言うまでもない。

著書名 気象病―天候が健康を脅かす (生活人新書)
著者名村山 貢司
出版社 日本放送出版協会
ASIN 4140881895
装丁 新書
価格 ¥ 777
感想文概要:目からウロコ、でした!これは画期的な病気と気象の研究ですね!
本文:今まで僕たちは、「季節の変わり目には病気が出やすいから、気をつけましょうね。」という言葉を知らず知らず覚えてきました。

この本は、NHKの有名な村山貢司気象予報士が書かれたものですが、村山氏はここから一歩進んで、気象と健康についてのデータを元にとても分かりやすく春夏秋冬、低気圧、高気圧、梅雨等々に関して詳細に分析されています。加えてそれらと季節に関わりのある(実は気象に関わりがある事に気づく訳ですが…。)病気の指摘、そして更には予防方法まで。

特に勉強になったのは「夏場に結石で運ばれる患者が多い」ということ。また、ぜんそく予報が可能であること(秋口に。)。こうした新しい切り口で医学も進化していくのだなあ、と感嘆してしまいました。この夏休みに「超お薦め」の本です。是非、一読を!!

著書名 健康の新常識100 アルコールは太らない (サイエンス・アイ新書)
著者名岡田 正彦
出版社 ソフトバンククリエイティブ
ASIN 4797342013
装丁 新書
価格 ¥ 1,000
感想文概要:知っておきたい医学知識
本文:分子・遺伝子・免疫レベルの話、役立つ救急マニュアルから医療制度に関することまで、わかりやすい説明がなされていて、「よくぞ書いてくれた!」と称賛を送りたい。
公正な医療体制についての問題・医療費削減・さまざまな健康情報の蔓延といった我々の健康を取り巻く状況が揺らいでいる中、今後は予防医学の視点、「自分の健康は自分で守る」姿勢がますます要求されてくることは間違いない。
ここに書かれている新常識を知れば、健康・病気にまつわる偏見もかなり解消され、自身の健康に対する関心もわいてくるだろう。現時点での医療常識として、一般人も医療関係者も、ぜひ読んでおきたい1冊であるといえる。

概要:よくできてますよ。医療ネタで中高年の方と話題を持ちたい方には絶対にオススメ
本文: 最近、医療に関する昔の常識がどんどん覆されているという話をよく聞きますが、本書はそれを集大成したような本だと思います。最新の医療機器情報、医療常識などが満載です。
 個人的には、特にMRIやCTなど高度医療機器の説明についてはイラストも付いており、わかりやすい。かなり工夫されていると思います。

 それにしても、医療の最新事情を知るにつれ、日進月歩する医療技術の進展に目を見張るとともに、これまでの検証がいかにいい加減であったのかを考えてしまいます。これまでの医療は「科学」だとは到底思えません。

著書名 温泉と健康 (岩波新書)
著者名阿岸 祐幸
出版社 岩波書店
ASIN 400431173X
装丁 新書
価格 ¥ 735
感想文概要:温泉好きの方はご一読を!
本文:月に1度位の割合で近郊(東京)の温泉旅行に出かけています。
今までは漠然と熱海温泉、鬼怒川温泉と云うふうに地名で判断して、
その温泉地の泉質が何であって効能は…と考えたことはあまりありませんでした。
本書には泉質の適応症と代表的な温泉地が記述されているので
これからは温泉地の泉質まで調べて参考にしたいと思います。

それから興味深く読ませていただいたのは日本の次に温泉が多いとされる
ヨーロッパの温泉事情です。
同じ温泉と云っても日本とはだいぶ感覚が違う様。
丸々、温泉になっている湖もあるそうです。
いわゆる温泉湖ですが冬でも水温が下がらず一年中入浴可能だそうで、
風光明媚なヨーロッパで温泉湖水浴とはなんともうらやましい限りだなぁ…と思いました。

温泉好きの方はぜひご一読されてみて下さい。
とても参考になります。



著書名 健康家族新書 (1984年)
著者名アデル・デービス
出版社 健康生活推進協会
ASIN B000J6XZB6
装丁
価格
感想文概要:
本文:

著書名 健康食品ノート (岩波新書)
著者名瀬川 至朗
出版社 岩波書店
ASIN 4004307732
装丁 新書
価格 ¥ 777
感想文概要:文章が甘い
本文:視点はいいと思います。

が、いろいろと項目があるのですが、じゃあ、その食品は効果あるの?っといった答えがちゃんとでていない。証明されつつある、とか実験されている、とか。。。いや、別に個人のノートならそれでいいのでしょうが、それぞれの食品について知りたい人には、いまひとつ。自分が取材したところの思い入れが強い文章に読めますし。

坪野 吉孝 氏の書かれた「食べ物とがん予防」の方が数段科学的ですので、そちらのほうをおすすめします。


概要:健康食品を買う前に読みましょう。
本文:巷に溢れる健康食品。この中から自分に合った物を選ぶとき、宣伝文句や口コミ、テレビでの紹介などを信じて良いのだろうか。ちょっと立ち止まって、この本を読んでみましょう。科学的根拠を含めた情報が書かれており、意味のない物に手を出さないですむはずです。さらに科学的根拠に関する知識を深めたい方は、坪野吉孝氏の”食べ物とがん予防―健康情報をどう読むか”(文春新書)との併読をお勧めします。

概要:健康食品を客観的に。画期的な本!
本文:健康補助食品、あるいはサプリメントの類って、なにやらアヤシゲな雰囲気がありませんか?

言い方は悪いのですが、どこか「信じる者は救われる」みたいな空気があって。そのうえ賛成派も反対派も、なんだかこの話題になるとすぐに感情的になる人が多くて、冷静な議論が成り立たないことって多いですよね。

だから中立の立場で“イイトコ取り”したい人間には、「本当に効くものはないの?」「根拠や証拠はどうなってるの?」「もっと冷静に議論しようよ」などなど、疑問や不満が募るばかり。

そんなわけで、毎日新聞に連載されていた「健康食品ノート」のファンだったわたしは、今回の出版を心待ちにしていました。

内容は適度に増補されているうえ、堅苦しくない語り口はそのまま。最新のデータや知見!!もふんだんに盛り込まれるなど、“素晴らしい!”の一言です。

健康食品についての論議は、このレベルでして欲しいもんです。


著書名 健康病―健康社会はわれわれを不幸にする (新書y)
著者名上杉 正幸
出版社 洋泉社
ASIN 4896916832
装丁 新書
価格 ¥ 756
感想文概要:非常に真っ当な内容の本です
本文:題名にあるように、行き過ぎた現代社会の健康志向に警鐘を鳴らす、非常に真っ当な内容の本です。

述べられている内容や視点には特に目新しい部分はありませんが、それは奇を衒わずに、きちんと論証を積み重ねていることの裏返しでもあります。健康に関する本は腐る程ありますが、極端な思想に基づいて偏った内容が書かれていたり、論旨が破綻して一冊の本として成り立たないような本が珍しくありません。その点この本は読んだあときちんと納得できる内容で、お勧めできます(筆者の考えを支持するか否かはまた別の話ですが)。

なお、あとがきで、本書の一部は同一筆者の「健康不安の社会学」(世界思想社、2000年)という本と重なる旨書かれているので、既にその本を読まれている場合は気をつけて下さい。

著書名 よく笑う人はなぜ健康なのか (日経プレミアシリーズ)
著者名伊藤 一輔
出版社 日本経済新聞出版社
ASIN 4532260388
装丁 新書
価格 ¥ 893
感想文概要:笑うに勝る化粧なし。笑いは最高の健康法。
本文: 人は笑う生命体。人間は、生きていくために(進化の過程で)笑いが必要でありました。ここで、病的な笑いは含まれず、正常な笑い(本能的笑い+社会的笑い)の効用を指します。
 こんなにもある笑いの健康効果。ストレスを減らして免疫効果を高めます。笑顔は心や体に大きな影響を与え、脳の老化を防止し、若々しい表情をつくると指摘されています。「笑顔に勝る化粧なし」とも言われ、内面の美しさが「笑顔美人」をつくるのでしょう。
 著者はつらい時まで笑えと無理強いしているのではなく、笑うに笑えないときはしっかり泣こうと言っていて、なくことによって、リラックスし希望が生れ、その先には笑いが待っていると言っています。「笑いは苦しみ悩む人に与えられた贈り物」なのです。日本でも始まっている「笑い医療」として「ユーモアスピーチ」も一つの方法です。
 マザー・テレサは「笑ってあげなさい。笑いたくなくても笑わなければだめよ。人間には笑顔がとても必要なの」といつもシスターに言っていたそうです。

 現代は超ストレスの社会、心の健康が求められている時代に、「笑いの力」を見方にどんな環境にも適応するよう生き延びねばなりません。「泣き」も含めて「笑い」の情動は大切な私たちの生きゆく最高の健康法です。


概要:笑えば笑うほど寿命は延長する。「笑う門には福来る。」を科学的に証明した本。
本文: 「笑う門には福来る。」 ここで言う「福」とは健康長寿の事である。この本はピンピンコロリを目指すためのものである。我が国の平均寿命世界一は実にお目出度い事であるが、実は寝た切り期間も認知症率も日本は世界一だと著者は鋭く指摘する。最後の最後まで自分の身の回りの最低限の事は自分自身で出来る人生。それをもたらしてくれるのが「笑い」であると言う。確かに、人類史上最長寿者に認定されているジャンヌ・カルマンさん(122歳、フランス)のモットーは「常に笑っていること」であった。そして彼女に要介護期間が殆ど無かった事は余りにも有名な話である。

 本書では、最近解明されて来た「その理由」が次々と紹介される。NK細胞の活性化、副交感神経の活性化、コルチゾール、アドレナリン、ノルアドレナリンなどのホルモンの調節効果、IL-6の抑制、更には眠っている遺伝子の発現にも笑いは関わっていると言う。笑いによって実に23個もの遺伝子が動く事(epigenetics)が証明されていると筆者は言うのである。

 更に著者は「笑いはジョギングみたいなものである」とも宣う。実際に体重減少(ダイエット)効果があり、またランナーズ・ハイ状態、即ちβ-エンドルフィンの分泌を誘導する。セロトニン、ドーパミンなど脳内ホルモンの増加作用も証明されている。正に脳内革命が起こるのである。そして極めつけは「笑顔に勝る化粧なし」。笑いは「美」までもたらすのである。

 最後に、筆者は「泣き」の効用も強調する。そう、「泣き」と「笑い」は陰と陽なのだ。丁度、メラトニンとセロトニンの様に。悲しい時は遠慮せず思いっ切り泣く。それが健康長寿に繋がると言う。成る程。食事(CR+IF)と適度な運動、そして笑い(泣き)。健康に長生きしたいのならこの3本柱。(これをわたしは”LOLAS”と呼んでいる)。全ての人に一読をお勧め出来る良著である。




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