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個人輸入代行の『舶来屋』がお薦めする「 大野 裕 」関連の書籍をご紹介しています。


著書名 こころが晴れるノート―うつと不安の認知療法自習帳
著者名大野 裕
出版社 創元社
ASIN 442211283X
装丁 単行本
価格 ¥ 1,260
感想文概要:回復期や再発予防に認知(行動)療法を実践する為の学習ノート
本文:これは、「薄くて手軽に読める本」ではありません。
題名にあるように、「自習帳」。 認知(行動)療法を実践する為のノートです。
テキストの指示に従って、書き込んでいくことが必要です。
それは自分自身を見つめ直し、自分自身と対峙することになります。
ダメな自分を認識することは、うつの治療中の人が真剣に取り組むには荷が重過ぎます。
これから復職しようと考えている人にお勧めします。
どうしてダメだと思うのか、その根拠を考え、さらにその反証を搾り出す。
ここまでの作業で結構、こころのエネルギーを消費します。
この作業に耐えられる程度に回復していることが、復職に必要な条件だと思います。
ここからさらに、自信が持てる「より良い考え方」をひねり出せる柔軟性が付いたら復職です。
本書に注文をつけるとしたら、ノート部分のボリュームを増やして欲しかった。
或いは、テキストとノートの2部構成になっていると更に良かったと思う。


概要:ある程度の好況に入ってからやるべき
本文:基本的に「うつ」はエネルギーが足りない状況です。
そんな状況で、この本が指図する通りに認知療法を進めていくことには、かなりエネルギーが必要な作業と思われます。
出だしの目次を見ただけで心が折れる人も多々いるのではないでしょうか。
私も「これからこれだけのことやるのか・・・」と逆に陰鬱な気分になりました。

概要:中等症以上のうつ病や不安障害の方はカウンセラーと相談しながら
本文: この本は「軽症のうつ病や不安障害、もしくはうつ病ではないけれどもうつ状態になりやすい人、不安になりやすい人」と「中等症〜重症のうつ病や不安障害の人」では評価が分かれてしまうかもしれません。 確かに内容的には正統的でかつわかりやすい認知療法の優れた自習帳そのものです。そういう意味では文句なしの★5つなのですが、しかしだからといって、「すべて」の人が「この自習帳だけ」でうつや不安を解消できるかといえばそうはいかないのです。「本を読むだけで自分のうつや不安を何とかしたい」という方は少なくないでしょうが、「中等症〜重症のうつ病や不安障害の人」はこの自習帳「だけ」に頼らずに、きちんと認知療法ができるカウンセラーや医師に診てもらう必要があります。それはこの本の内容が良いから/悪いからといった次元の問題ではなく、「認知療法の自習帳」という存在の根本的な限界でしょう。

 雑駁に言えば認知療法は、うつや不安を惹き起こしていく考え方(自動思考)を修正する「練習・トレーニング」を通じてうつを軽快させていく方法です。
 さて「練習・トレーニング」なのですから、それをしていこうとすれば当然ある程度の心理的負担はかかりますし、人によってどの部分をどこまで「練習・トレーニング」した方がよいのかというのは違ってきます。これが認知療法のカウンセラーとのカウンセリングであれば、カウンセラーが
「この人にはここをしっかり理解してもらった後でないと、この練習はできない」
「ここまでするとこの人には大きな負担になってしまうので、ホームワークはこのくらいにしておこう」
「この人はこの部分の練習をもっと繰り返さないといけない」
と見立てることができるのですが、この本のような自習帳だけで認知療法に取り組む場合には、どれくらいのペースでどの程度練習していけばいいのか、ということを相談できる人がいません。
 確かに「軽症のうつ病や不安障害、もしくはうつ病ではないけれどもうつ状態になりやすい人、不安になりやすい人」であれば、この自習帳を読んで練習するだけで、どんどん練習が進んでうつや不安が軽快していくことが十分期待できると思います。それだけのことができる、内容がしっかりしたわかりやすい自習帳です。
 しかし「中等症〜重症のうつ病や不安障害の人」だと「とてもこの先を練習していく気力が起きない。こういう練習ができないほど自分はダメ人間なのだ!」と逆に落ち込んでしまう虞もあります。また肝心な部分がよく理解できずに先に十分進めないということも起きてくることもあります。ですから「中等症〜重症のうつ病や不安障害の人」の場合は、認知療法のカウンセラーと相談しながら、この自習帳のどの部分をどれくらいのペースでしていけばよいのか、という相談をしていく必要があるかと思います。
 逆に言えば、そういう相談が認知療法ができるカウンセラーや医師とできれば、大変強力で有効な自習帳になると思います。「中等症〜重症のうつ病や不安障害の人」であれば、まず認知療法ができるカウンセラーや医師と相談しながら、この自習帳を使っていくのがベストではないでしょうか。

概要:良書です。
本文:日本にも認知療法が浸透してきた昨今、
内容が非常に分かりやすく、
読みやすい本書は良書だと思います。

認知療法の入門書として、本書で概要を掴み、
そしてさらに
「うつ病の認知療法 (認知療法シリーズ)」
「認知療法入門」
といった専門書を読むと良いかもしれません。

しかし、本書を読めば自分自身で認知療法ができるようになるというものではなく、
また、専門家が本書を用いて認知療法を実践できるかというと難しいかもしれません。

日本には認知療法(認知行動療法)の教育機関がほとんどなく、
実践できる能力を身につけるのはまだまだ難しい状況かと思います。
より実践的な良書が刊行されることを期待しています。

概要:薄くて何度も読み返せました。
本文: 結論からいって、認知療法についての知識を今以上にもっと深めたいと思っている人には、
少々物足りないかもしれません(その薄さゆえに)。
けれど、私は自分がうつ病になってから、大野先生の「うつ」と「認知療法」に関する本を
いくつか買ってきましたが、最初から最後まで読破できたのはこの本が初めてです。

 うつで苦しんでいる最中に、そんなに厚い本は読めません。字を目で追うので精一杯で、
頭に知識として吸収されませんから。そういった意味では、この本は薄くて読みやすくて
「手ごろ」だと思います。

 何度も読み返していると、
“分かっているようでいて、肝心なとき(うつのとき)に思い出せない言葉”
が結構見つかります。

 例えば・・・
 「うつで辛いときは、“今の状況はこのまま変わらない。この辛い気持ちは一生続くだろう”
と考えます。
そう考えると、それが本当のように思えますが、
この自動思考が描く将来は、いくつかの可能性のうちの1つに過ぎないのです」

・・・みたいな、うつで辛い気持ちをほぐしてくれる言葉が、いろんなところに
書いてあります。


 私は、この本の中の言葉で心に響いた言葉は、でっかく紙に書いて部屋の壁に
貼ってあります。辛いとき、壁の言葉を見て、気分を楽にするよう、心掛けています。

 「うつ」や「不安」で苦しんでいる人の手助けになる、という点では十分だと思います。
ただ、認知療法をとても詳しく知りたい人、
例えば・・・認知(=ものの見方や考え方)のゆがみを修正するのに役立つ
“自分への問いかけの言葉”などをもっと多く知りたい、とかいう人
にとっては、少々物足りないかな?と思います(薄いから仕方ないのだけれど)。

ということで、ひとつ減点で星4つにしました。

著書名 こころのエクササイズ つらい気持ちを楽にする38のアイデア (こころライブラリー)
著者名大野 裕
出版社 講談社
ASIN 4062594927
装丁 単行本
価格 ¥ 1,365
感想文概要:読みやすい!でも心に効きます!
本文:大野先生の本はいろいろ拝見してきましたが、一番「読みやすくて要点がまとまっていて、実戦的だ」と感じました。
つらい時に、そこの項目だけ読み返すってのもアリだと思います。
大野先生の本が気になるなぁ、でもいっぱい出てるしどうしよう・・・と悩んでいる方にはお勧めできる一品です。

でも、この本の「まえがき」にもありますように、既出の本とかぶる内容も多いので、すでにいろんな大野先生の本をお持ちの方は、その点にお気を付けください。
自分は「本当につかれたとき」にこの本を読んで、打開策を考えたり、癒されてます。
大野先生のよりそい型の語り口調はご健在です。

著書名 こころの自然治癒力―自分を回復させる力の高め方 (こころライブラリー)
著者名大野 裕
出版社 講談社
ASIN 4062594595
装丁 単行本
価格 ¥ 1,575
感想文概要:予備知識は、いりません。
本文: 大野先生といえば、「うつ」とか「認知療法」という言葉がすぐに浮かんできますが、
この本に関しては、うつ病の知識・認知療法の知識などは一切必要ありません。
どなたが読まれても大丈夫なように書かれています。

 読み終えてみて、特に印象に残ったのは、

(a)「一歩離れて自分を見る目」の大切さ
(b)怒りの感情を上手にコントロールする方法

です。

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(a)自分がつらくて苦しんでいるとき、どうしてもその先に見える自分の将来(抱えている問題のゆくえ、
など)も、悪いほうへ行ってしまいそうに思えます。自分の立場から自分のことを見つめている限り、
どうしても主観的で偏った考え方にとらわれてしまいがちです。
 ですから、「今の自分」を遠いところから眺めているもう一人の自分を作り出すことが大切なんだ、と
おっしゃっています。
 
「もし、※※さんが今の自分と同じような問題を抱えて、悩み苦しんでいたら、
 それを見た私は、※※さんに、なんてアドバイスするだろうか?」
 
 そう考えて浮かび上がった「アドバイス」は、客観的に自分自身を眺めた上でのアドバイスだから、
偏りの少ない現実的・適切なアドバイスで、役に立つはずです。

---------------------------------------------------------------------------------
(b)怒りをコントロールする仕方までは期待しないで買ったので、これは私にとっては予想外の
ラッキーでした。

 相手に対する怒りの感情は、どうコントロールしたらよいか。

・思いのまま怒りの感情を相手にぶちまかす
・自分の中にしまいこみ、相手には一切伝えない

上の二つは両極端ですよね。怒りの感情の伝え方、という点で。この二つの中間を探そう、というのです。

・怒りからくる気持ちを相手に伝える(ただし落ち着いて、適切な言い方を工夫して)。
・自分で伝えるのが苦手・難しいなら、
 誰かに相談してみたり、
 間に立ってくれる人を探してみる、など。

 私も、抑うつ気分からくるイライラで、親にキツく当たったりして後で後悔する、
といったことが今までに何度もありましたが、この本を読んで、

「とにかく、怒りなどで感情的になってしまったら、心の中で「ワンクッション」と唱えて、とりあえず
 一呼吸おこう」

と思いました。怒りの感情をぶつけられたりしても、即応戦せず、数時間・ひと晩時間をおくことが
大切なのだと、大野先生はおっしゃっています。

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 最後に、この本はイラストも何も入っていない、文字だけの本ですが、とても読みやすいです。
読みやすさという点では、今まで読んできた大野先生の本の中でも一番だと思います。

概要:読みやすくわかりやすい「回復」のコツ
本文: 物の見方考え方を振り返って、怒りを溜め込まず、「つらい気持ち」になる悪循環を防ぐ。そのためのコネタの引き出しを増やそうという、読みやすくわかりやすい本。
 何と言っても、第5章が好き。「自分自身からのメッセージ」をいかにして聞き取るか、感じるかという事がメイン。自己中心的にならずに、「自分軸」をとるという事は、実は難しい。つまり、「自分へのケアの仕方」は読んでみると意外と易しく簡単に見えて、周囲に遠慮したり仕事中心・滅私奉公だと実践しにくい事ばかりだと、改めて気づかされる。
 自分を回復させる事は、自分らしく生きる事。当たり前の事が暖かい視点で描かれていて、ほっとさせられる。

概要:読みやすかった。
本文:人間つらい気持ちや不安な気持ちに陥ると物事や考え方に対する
視野が狭くなってくる。そうなってしまった場合には、
早めに親しい人や家族などに相談をして、自分ひとりだけで考えて
ないで、とにかく行動に移してみる。行動することによって
何か他の考え方が浮かんできたり、自分を客観的にみつめられるように
なることもある。

この客観視が著者の伝えるべき「こころの自然治癒力」そのものと感じた。
最終章の第6章は、著者の体験談も語られており読んで損はないだろう。


著書名 「開き直る」こころのセラピー (新講社ワイド新書)
著者名大野 裕
出版社 新講社
ASIN 4860812379
装丁 単行本
価格 ¥ 900
感想文概要:楽
本文:本屋さんでたまたま手に取った本です。
購入してよかったです。
心が楽になるので、ちょっと苦しいな・・・という時に読み直したりします。
この本に書いてあるように生きていけたらとても楽です。
簡単にしますと
・上手くいかないことはやらない
・結果は同じだから悩まない
・楽しむ ・忘れる ・いい(よい)加減
です。素敵ですよね。


著書名 うつ・不安に効く~7つのステップ 気持ちを軽くする携帯式認知療法
著者名大野 裕
出版社 大和書房
ASIN 4479792457
装丁 単行本(ソフトカバー)
価格 ¥ 1,260
感想文概要:認知療法入門!実践向けです!
本文:うつ、不安・・心の不具合。そんな状態に悩む人。この本を一読する価値アリ!私のように悩んで、安定剤の世話になってる人間にも役にたつと思う。物事の受け止め方、思考のクセ。その辺へのアプローチを考えさせられる本。薬物療法だけじゃない!!悩める人、是非一読を!! 星4つは、本書のアドバイスをまだ実践してないから・・真面目に取り組めば、星5つ間違いなしかも!! (ここから先はこのレビューを以前に書いた筆者の追記です) 私は不安障害でクリニックに通い、投薬治療を受けて六年・・。自分で選んだ仕事を続けたくて薬を飲みつつ悩み、現状に抵抗しながら日々奮闘してます。ここ最近amazonさんで精神療法、心理学、自己啓発の本を買い集め読み漁りながら不安克服と自己実現の日を目指しています。今回レビューに"参考になった"を初めていただき、私と同じ悩みを供にする方々がいらっしゃることに触れて、勇気づけられました!悩める方々、一緒に頑張りましょう!!負けるな!!

著書名 うつと不安の認知療法練習帳
著者名デニス グリーンバーガー, クリスティーン・A. パデスキー,
出版社 創元社
ASIN 4422112694
装丁 単行本
価格 ¥ 1,890
感想文概要:わかりやすい
本文: うつや不安で苦しんでいる方へのセラピーをするに当たって購入しました。どうしてもくよくよ悩みがちな方、薬が効きにくい方、ひたすら傾聴してもらえるカウンセリングを受けても堂々巡りな方、今は苦しんでいないけどまたうつが再発してしまいそうで予防をしたい方などに向いているのではないかと思います、
 表を埋めていくのは結構難しいですが、この本は書き込み方のガイドがうまいので取り組みやすいかと思います。また、冒頭のこんなことで困っていた人がこんなふうによくなりましたという事例は、具体的な成功イメージをつかむことができていいなと思います。
 ただ、この分厚さ、文章の多さは、うつや不安がひととおり落ち着いた頃で、なおかつ読書が好きで、時間もあって、よっぽど高いモチベーションがなければ読破できないでしょう。読むことができれば、絶対役に立ちます!専門家のもと活用するといいかもしれません。

概要:疑問は残るところです
本文:基本的に「うつ」はエネルギーが足りない状況です。
そんな状況で、この本が指図する通りに認知療法を進めていくことには、かなりエネルギーが必要な作業と思われます。
出だしの目次を見ただけで心が折れる人も多々いるのではないでしょうか。
私も「これからこれだけのことやるのか・・・」と逆に陰鬱な気分になりました。

概要:読破するのは大変。調子のいいときに読んで。
本文: うつ状態や不安である人は、現実を、ありのままの現実よりも悲観的に・破局的に
捉えてしまい、苦しみます。認知療法では、その悲観的・破局的なものの捉えかたを
修正して患者の気分を楽にすることが目的です(決してネガティブシンキングを
ポジティブに変えるわけではありません)。

 本書では、悲観的な見方を裏付ける根拠と、逆に悲観的な見方を否定する根拠(=反証)を
見つけて集める方法を紹介しています。
例えば、ヒゲが濃いことで悩んでいる高校生が、

・悲観的な思考:ヒゲが濃くて恥ずかしい。学校でも同級生の視線が気になってしまう。
・根拠      :実際にヒゲが濃い。男子からもそのことで冷やかされる
・反証      :一部の女子からは「男らしい、ワイルド」と言ってもらえた。

 上記のように、(パッと脳裏に浮かぶ自動)思考、それを裏付ける根拠、自動思考を
否定する反証を書き出します。そして最後に、現実をありのままに見つめる「適応的思考」
として、

“一部の男子からは冷やかされているが、男らしいと言ってくれる女子もいる”

という考え・ものの見方を自分で導き出すのです。


 ただ、私個人の意見としては、“うつ病”と診断されて薬物療法を行っている方は、
認知療法を始めるにあたって、主治医とよく相談されたほうがいいでしょう。こういった
書物だけで認知療法を身に付けようとするのはオススメできません。挫折する可能性が
高いし、挫折することにより一層落ち込み、うつがひどくなるからです。

とはいえ、この本はよく出来ていると思います。

概要:ちょっと使用するのがめんどくさい・・・かな。
本文:認知療法を利用する際に必要な内容が、
平易な文章で書かれており、読みやすい良書です。

しかし、どうにも使いにくい感じを受けるのはなぜでしょう。
翻訳書だからでしょうか。
レイアウトが悪いからでしょうか。
読みやすく、心理教育用には良い感じなのですが。

私はあまり利用していません。

概要:即効性の高い対うつの本です。
本文:ワークブックです。気分の落ち込みというより「強迫観念的な不安感」にとても良く効く本です。
「フィーリンググッドハンドブック」も良い本だと思いますが、不安感に押しつぶされそうな時にあの量を読むのはちょっと難しい・・・。
藁にもすがるような気持ちでこの本をやって何回も救われました。

著書名 「うつ」を治す (PHP新書)
著者名大野 裕
出版社 PHP研究所
ASIN 4569610846
装丁 単行本(ソフトカバー)
価格 ¥ 693
感想文概要:読みやすく、内容も充実しています。
本文:この本を読んで新たに分かったことをまとめてみます。

・うつ状態が少し回復傾向にあるときの患者の気持ちと、
 その患者をそばで見守る他の人の考えとが食い違いやすいんです。
 周りの人は、患者の回復の兆しに敏感なため、期待や希望を込めて
 「だいぶ良くなってきたね」と声を掛けがちですが、
 患者は、うつ状態がどん底のときの苦しみを忘れられず、
 尾を引きずっていたりするので、だからそんなときに
 「だいぶラクになってきたんじゃない?」などと言われると
 患者は(ああ、やっぱり自分の苦しみを分かってくれる人は
 いないんだ)と、絶望的になって死を考えることもあります。

・うつ状態でも出来る趣味があるなら、その趣味で楽しい時間を
 作ることも治療のひとつです。
 何もしないで悶々としていると、どうしても色々考えて
 うつ状態を悪化させがちです。
 一時凌ぎでも、つらい気持ちを忘れて何かに熱中することができれば
 それは立派な治療です。

・うつ状態でつらいときは過去を振り返っても楽しかったときのことは
 なかなか思い出せません。だから、楽しく過ごせたときは、それを
 記録しておくといいです。
 つらくて“今までもこれからも苦しいことばかり続く”と絶望したとき、
 その【楽しく過ごせたときがあったことの記録】を読み返すと
 “決してつらいことばかりじゃなかった”と
 思いを変えることもできます。

・(家族だから、親なんだから、私のつらさを分かってほしい)
 (分かってくれるべきだ)
 と思うと、患者の思い通りに考えたり動いてくれない家族にイライラし
 どうしてもネガティブな気持ちでいっぱいになり非常につらくなります。
 そんなとき
 “いくら家族でも、生んだ親も育った環境も異なるのだから、
 「患者である自分が望むように考えて動いてくれ」というのは無理な話だ”
 と、良い意味であきらめると、少しラクになるかも。

概要:うまくまとまって、理解しやすい本。
本文:大綱は以下2つ。
★うつ病はどんな病気か
★うつ病の治療法(心理的治療、薬物療法、社会的治療)

うつ病とうつ状態の違いや、具体的な症状といった入門的なところから、
抗うつ薬の作用の仕組み、少し特殊なうつ病などまで、幅広く説明してあるため、
これ1冊でかなりうつ病に対する理解が深まるはず。
うつ病がどういった病気か知ると、当事者は気持ちの整理がつき、
周囲の人も適切な接し方ができる。

1点、認知療法のところで、認知の歪みを改善するために
「根拠を探す」とか「代案を考える」などと書いてあるが、
常に頭を使うようなロジカルな方法が多く、うつ病で気分が
落ち込んでいる人間にはかえって酷ではないかと感じた。

ともあれ、分かりやすく、読みやすい1冊であることには間違いない。
(※2000年に刊行されたということで、
 統計や資料が90年代と、少し古めです。)



概要:平易な文章で必要十分な内容を書いた良書
本文:著者はDSM-IVの訳者の一人。
これまで読んだ精神医療系の本の中でもダントツの良書だった。

2000年発行なので、パキシルなど一部のSSRIやSNRIトレドミンなどについて最新の記述はなく、中身もDSM-IIIに基づいているが、
うつ病の内因性や、原因でなく症状による分類などが非常にわかりやすい表現で書かれている。

病気についての基本的な知識のほか、心理的治療、薬物治療、
社会的治療についてもコンパクトにまとめられている。

ベック質問紙なども付いていて簡単なチェックもできるので、
うつ病が疑われる人はもちろん、家族や周囲の人にもぜひ読んでもらいたい本。

概要:うつ基本書。とくに家族にはお勧めです。
本文:それまで「医学書」のコーナーにしか無かった「うつ」の本が
初めて一般書として新書コーナーに並んだのがこの本だったように思う。
認知療法の第一人者だけあり、主として認知療法に多くページが割かれているが、
うつの基礎知識や薬物療法についても言うことがないぐらいにしっかりと書かれている。

その後世の中は「数人に一人がうつ」という時代になり、うつ関係の本も多く出された。
しかし、基本をおさえるという意味ではこの本を超えるものはまだない。
うつ初期の人、あるいは軽症で長引いている人はとくに一読をおすすめする。
家族など周囲の人にとっても、読んでおくべき本だと思う。


概要:初めて、この苦しみをわかってくれる人がいた。。。
本文:この本の中に書かれてあることは、適応障害の私のこと、そのものです。
今まで、どう表現したら良いかよくわからない、その苦しみを、
この人はわかってくれる。そう思えました。

火事の時に、映画館などから逃げる時、人はパニックになるとその時ドアを
押しても開かないと引くことを考えられないそうです。
うつの状態とはそのように、うまくいかない時に自分の考えを変えて
他の方法でやってみるとはせずに、なぜうまくいかないかと自分を責めてしまう、
この感覚こそ、まさに苦しみそのものです。

うつの人は前半を飛ばして後半の部分から読んでもいいということにも
著者の深い愛情を感じます。
ああ、この本の著者のやさしさに何と感謝すればいいのでしょう。
苦しみとはそれを理解してもらうことで、かなり楽になります。
本書と出会えてよかったと思います。

著書名 不安症を治す―対人不安・パフォーマンス恐怖にもう苦しまない (幻冬舎新書)
著者名大野 裕
出版社 幻冬舎
ASIN 4344980174
装丁 新書
価格 ¥ 756
感想文概要:不安障害入門編
本文:心配性や日常的な不安、更には治療が必要な社会不安障害についてわかり易く、やさしく書かれています。ページ数も少なくあっという間に読めるので、手軽です。ただ、その分それぞれの項目について、あっさりしているのが少し残念です・・。けれど、「不安」というネガティブで暗くなりがちなテーマを、著者の大野先生は優しく、人間味溢れる語り口で解説してくださるので、内容は専門的ながら冷たい感じがせず、暖かい。とくに感銘を受けたのが、一番最後に「不安は、私たちにとってそんな大切な宝物でもあるのです。」と締めくくられてるところ。不安障害で苦しんでる人、治療を受けてる人も、この本を読み、最後にこの言葉に出会う時、なんだかホッと心が前向きになるのを実感することと思います。著者の人間愛が感じられます。

概要:現実を過大評価
本文:多くの人が現実を過大評価して不安神経症に陥る。

どれだけ自分の感情を客観視できるかが勝負だろう。

日本は建前社会なだけにやっぱり多い問題なのだろう。

小学校の頃は学校で排泄することが極度に厭だった時期があったが今は気にしない。

神経質になった時にこの気にしない精神になれるヒントはあまりこの本に見受けられなかあったが、現代における研究や不安に対する薬があるなど、こんなに進んでるんだなと感心。


自己の精神状態や感情の種類を自分で把握することが大切なのだろう。



概要:大野裕の寄り添い感覚
本文:私も対人不安症に悩んでいる一人ですが、大野裕先生の本は「患者への寄り添い感覚」があって好きです。鬱・不安に悩む人に一番辛いのは「批判」「アドバイス」です。私たちが大野先生の本は何より「寄り添い感覚」そして「共感」があって好きです。「寄り添い感覚」と「共感」。この二つが大野先生の本に必ず在るので、私は安心して読めます。大野先生も対人不安があったということをこの本で読んで、ますます大野先生の著作への信頼感が増しました。お勧めです。

概要:わかりやすくていねいな本
本文:大野先生の本はたいてい読んでいるが、新書という形では
2冊目だろうか。きちんとまとまっており、「うつ」だけでなく
多くの不安障害について触れてくれている。
対人不安や、適応障害に苦しんでいる人には必読だと思う。


著書名 こころの健康学―がんばりすぎずに生きてみよう (日経ビジネス人文庫)
著者名大野 裕
出版社 日本経済新聞出版社
ASIN 4532193974
装丁 文庫
価格 ¥ 700
感想文概要:読むとなぜか心が軽くなる……
本文:日経新聞夕刊連載の「こころの健康学」を再構成して文庫化したもの。
単に「うつ」だけでなく、ストレスや不安やイライラなど、
さまざまな「こころ」のトラブルを乗り切るための考え方が、
押しつけのない優しい文章で書かれている。

帯に「読めば気持ちが ふっと 軽くなる」とある。
まさにその通りの本だ。
いろんな不安を抱えている人、うつに悩む人、その周囲の人……
多くの人に読んでほしい。

私自身軽症うつなのだが、読んでいて何度、「そうだよなあ〜」とうなずいたことか。
単純に連載を並べただけでなく、それなりの編集もされているところもいい。
決して期待を裏切ることはない本です。

著書名 こころが軽くなる気分転換のコツ (だいわ文庫)
著者名大野 裕
出版社 大和書房
ASIN 4479302069
装丁 文庫
価格 ¥ 600
感想文概要:うつの人も、うつでない人も日常生活の中で対人関係につまずいたときに読むと何か答え見つけさせてくれる本。
本文:私が初めてこの本を購入したときは、うつの症状がかなり重く、
「うつ発作」というのにも襲われていた頃で(20代前半など
で夜勤やほかの理由で夜にきちんと睡眠がとれていなかった女性
におおい症状だと心療内科の先生はおっしゃってました)、

漠然と理由もなく

「もうだめだ〜」という気持ちに襲われたりすることが
よくありました。これは少しの時間がすぎればおさまるとわかって
きたのでちゃんと乗り越えられますが、そんな状況の中でこの本は
自分には向いてない、って思ってました。

大野さんの別の本「うつを治す」が読んでいてしっくりしました。

しばらくして落ち着いてきた頃もう一度この本を読み返してみた所
日常生活での人間関係でのトラブルの対処の仕方や、自分の行動へ
のアドバイスが細かく、時には例をあげてわかり易く説明されてい
てとてもためになりました。会社で働いてる場合は、本人だけでな
く周りの人達がその人への対応をどうするべきか、なとも書かれて
おり、うつ病の人も、うつっぽくなりかけの人も、人間関係を改善
したいと思っている方も、またうつの人や、気持ちの沈んでいる人
への接し方を知りたい人などたくさんの人に読んで欲しい本だと思いました。

一番印象に残ったところは、落ち込んだ時、自分の性格や人格を否定
して、「自分はだめな人間だ」と自分を責めるのではなく、
自分の行動がどうで、行動に改善点があるなら改善をしていく。
問題点があるなら、性格をかえようとするのではなく、行動を変える。
といった内容が書かれている部分に興味を覚えました。
性格はなかなか変えられないけど行動なら変えやすい。

ということで自分を責めることが問題解決に
役立たないということがわかってよかったです。

落ち込んだり、うつっぽくなりやすい人は失敗してしまったことや
だれかに何かを言われたことを気にして、悩んで、考えて、空想を
膨らまし、視野が狭くなり、そうなるとそれが原因で、周りとの関
係がスムーズに行かなくなる。とかかれています。
私自身がそうなのでここもすごく役に立ちました。










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