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著書名 脳が冴える15の習慣―記憶・集中・思考力を高める (生活人新書)
著者名築山 節
出版社 日本放送出版協会
ASIN 4140882026
装丁 新書
価格 ¥ 735
感想文概要:なるほど!脳だったんだ・・・
本文:パソコンに向かって長時間勤務、机の上は滅茶苦茶、睡眠時間は短くなり、人との会話も少なくなり、完ぺき主義で人をすぐに批判的にみてしまう。そのうちストレスに弱くなり、物忘れが激しくなり、食欲不振、消化不全、意欲減退、偏頭痛、手足のしびれ、不眠、呼吸不全が出るのに病院で検査すると異常なしばかり。不定愁訴の塊となりついには抑うつ状態で休職に。

当初、休職中は抗うつ剤を飲みながらただ漫然と時間を過ごしていましたが、共働きの妻に代わって家事全般を担当し、さらにウエストが気になってきたので早起きしてジョギングをするようになってからは体調がどんどん良くなり出し、ついにリハビリ勤務までこぎつけることができました。

そんなときに書店で手にとって読んでみると、なんと!だめだった時の自分の姿と原因が全て書かれており、さらにはその回復方法までも的確に解説されています。

パソコンで長時間仕事をせざるを得ない現代社会の人たちにとっては、脳の力を衰えさせずに生活するのはかなり難しいのでは?とも思います。この本に書かれているような生活習慣を意識的に身に付けることで「うつ」の予防となるばかりか、豊かな生活を楽しむことができるようになると思います。

ああ、もっと早く出会っていればなぁ… 明日も早起きしよう!

概要:☆☆取り入れたい習慣がたくさんありました。☆☆
本文:提案されている15の習慣はどれも納得の行くものであり、自分の新たな習慣として取り入れてみたくなりました。
脳の専門家であり、どの習慣も一貫した論理で展開されているため、非常に説得力もあります。

本の内容をかいつまんでみますと、
1.脳は使うことで活性化する(inputとoutput(特にこちらを重視))。
2.五感全体を使うことでさらに活性化する(写真、手・足)。
3.脳はメリハリのある生活習慣で威力を発揮する(睡眠)。
4.脳は自身の精神状態に大きく影響を受ける(意欲、身の回りの整理)。
5.自分の脳の働きを分析できる(メモ、画像検査)。

15の習慣以外にも、脳をフル活用するための習慣はまだあると思いますが、おそらく15に絞ったのだと思います。今後も、まだ未掲載部分について、別の本で別の形となって、紹介されることを期待します。また、他の様々な習慣術の本と組み合わせて読まれることをお勧めします。

概要:ていねいで具体的な提案。実践できる。
本文: 「脳が冴える」ための方法を、実生活で実行できることを念頭に、具体的に、ていねいに解説している。

 びっくりするような革新的な内容が書かれているわけではなく、むしろオーソドックスな内容が中心である。しかし、考えてみれば、頭や体のコンディションを高めることに、そんなに奇抜な方法があるはずはないわけで、著者の提案するような地道な方法を実践するしかないと思う。

 ビジネスのクォリティをあげ、より良い生活を送るために大事なことばかりが書かれており、自らの生活を振り返るよい機会になります。読んで損はない良書と思います。


概要:わかりやすい内容の本です
本文: 前作「フリーズする脳」でも思ったのですが、大変わかりやすい内容の
本となっています。
 とてもお医者さんが書いた本とは思えないほど、専門用語もわかりやすく
噛み砕いて話しています。
 また、より実践できるように書かれています。
 ぜひこの本を読んで記憶・集中・思考力を高めてください。

概要:仕事や勉強前の「儀式」を作る
本文:『フリーズする脳―思考が止まる、言葉に詰まる (生活人新書)』
の続刊でしょうか。脳を再起動させるための本です。


脳の効果的な使い方の基本は、生活の原点・リズムを作ること。
日々の雑用も、リズムを付けるものと思えば取り掛かれますかね。
また、今後の予定を書いたり、机の上を整理したりすることも、
脳の思考整理を手伝えてよいとのこと。

こうしてウォーミングアップが終ったら、いよいよ、仕事や勉強等
脳を使う取組みに着手しましょう。
このとき、時間の制約をつけて「試験を受けている状態」にすると
"脳の基本回転数"が上がります。

なかなか良さそうだな、と感じた方は、仕事や勉強前の「儀式」を
作ってみてはいかがでしょうか。

著書名 脳を活かす勉強法
著者名茂木 健一郎
出版社 PHP研究所
ASIN 4569696791
装丁 単行本(ソフトカバー)
価格 ¥ 1,155
感想文概要:これは勉強法の本ではありません!!!!!
本文:あたまのいい人の考え方(思考法・勉強法)を知りたいと思って買ってみましたが、
これは「ない」と思います。
具体的な勉強方法ではないし、何でも「脳」にこじつけていて、如何にもそれが
一般的に正しいことだと論じています。
朝起きてからが「脳のゴールデンタイム」とか、自分には当てはまらないもの
ばかり・・・。根拠をもっと記して欲しい。
雑文を集めたような構成で、残念ながらなんのこだわりも感じませんでした。



概要:脳の働きはこんなに単純ではない!
本文:著者が本で書いてるようには脳の働きは単純ではない。レビューアーは量子場脳理論の現状を理解できますし、脳内物質の種類、夫々が何処にどの様な作用をするのかも十年以上前から専門論文読んで既知です。脳の働きは現在の脳専門家の方法論では理解不可能と思っています。著者の提唱なさる考えも、既存の方法論の範疇のもので別段画期的ではない事読者は知らなくてはなりません。REDUCTIONISM では脳の働きは解明できません。生命の研究者が古き方法論を未だにお取になるのは如何なものでしょうか。 たとえ、話を勉強法に限っても、脳内物質ドーパミンには帰着できない事、著者も良くご存知のはずです。本物の研究者としての自負があるなら、こんな本出せないとレビューアーは考えます。この本も、今流行の本の一冊であるが、これを読んで単純に信じる読者が心配です。特に、子供と若きその親が・・・。まぁ、今流行の本と思い軽く読み流せばいい本です。読者には賢明さが必要な現代なのです。
Sept-masque de couleur

概要:私の脳も暴走してくれるととても助かるのですが
本文:かつて知の巨人と言われた立花隆さんも新しい知識を得ることが楽しくてしかたなかったそうですが、茂木さんも然り。勉強ぎらいの者が読んで役に立つのか、どう活かすのか、興味を持って読みました。他の勉強本にも共通する内容もありますが、この著者が特に訴えたいことは、理論というより、学問へのいざないなのだと強く感じました。人それぞれに快感を得るものは様々でしょうが、勉強で快感を得られる域に達すれば、それこそ色々な可能性が見えてくる。金儲けもいいが、学問はそれだけで価値あるものだと説きます。以下心に残ったこと。

・ドーパミンによる強化学習、脳を暴走させよう
・タイムプレッシャー(スピード、量、没入感)、鶴の恩返し勉強法
・一瞬で集中
・高いハードルを越えたとき、強い快感が得られる
・五感を総動員して記憶する。モダリティを利用する
・課題は易し過ぎず、難し過ぎないもの
・人生を変えるような経験を一回性という。脳はこれを大切に憶えようとする
・よい学習環境に身を置く(ミラーニューロンによる共感回路)
・安全基地を確保し、ときには飛び出してみよう

書物によって全てが解決するものではないが、ヒントは自分なりに取り入れることができる。毎度のことながら、こうした書籍が出るたびに、活かすも殺すも自分次第だと思います。


概要:独自の勉強法のヒントになれば良いかも
本文:ふらっと立ち寄った本屋で読んでしまいました。
勉強の方法として、1いつ始めるかではなく、思い立ったらすぐやること、2とにかく圧倒的な量をこなして、脳内に回路を構築すること、3邪魔されても気づかないくらい集中して取り組むこと、4自分の現状レベルより少し高いくらいの内容を楽しんで行うこととありました。知らず知らずのうちに実行されていらっしゃる方も多いかと思いますが、再認識するとか独自の勉強法のヒントにするには良いかもしれません。

概要:勉強法に関するエッセーだと思って読みましょう
本文:評価が微妙な本ですね。
体系だってノウハウが書かれた本ではなく、筆者の実体験に基づいた勉強の仕方エッセーですね。
これを再編集したら、読みやすいし、必要な情報が取り出しやすくなるかもしれません。
エッセーとして読めば、5つ星。ノウハウ本としては2つ星か3つ星ってとこですね。

著書名 進化しすぎた脳 (ブル-バックス)
著者名池谷 裕二
出版社 講談社
ASIN 4062575388
装丁 新書
価格 ¥ 1,050
感想文概要:読書はアグレッシブであることを痛感させる本。
本文:誰かの書評で、「読んでおかなければならない本がある」とか何とか書かれていたが
まさに同感である。
ここ数年でも最も興奮と感動を覚えた本である。
高校生に対して わかりやすく、
しかも 嘘やごまかしはせず 最先端の議論を伝えたいという著者の真摯な思いが伝わる。

読み進めるに従って 明かされる 脳の秘密は、
どれも後頭部を鈍器で殴られたような衝撃があり、
読書とは、つくづく危険でアグレッシブな行為だと 痛感した。

完全に学術的に確立されていないことでも
臆せず語る姿にはサイエンティストのなんたるかを 見せられた思いである。

多少なりともサイエンスに興味がある人なら
読んでみて損はないだろう。

この本を読んで、医学を目指した、研究を始めた という人も
相当数 出るのではないか。

難をいえば タイトルが ややベタすぎるという点であろうが
広範な内容を端的に表す 他の タイトルが思いつかないのでよしとしよう。

概要:確かに「しびれるほど面白い」本です。
本文:脳科学の研究成果を高校生に4回の講義で伝えるという形式がまず非常に面白く、先生からの質問と高校生の答えとのそのやり取りのライヴ感が、読んでいるときに気持ちいいです。今回ブルーバックスにする時に付け加えられた最終章(同じ研究室の方々とのやりとり)と池谷先生のあとがきも研究することの楽しさが伝わってきます。研究者ではない私たちは日々の地道な実験を飛ばして、このようにわかりやすい形で成果を教えていただけるわけで、ずいぶん得した気分になりました。脳の話なので、読みながら私の脳のシナプスはいまどういう神経伝達物質がどんなふうに情報を伝えたり、抑制したりしているのだろうかなどと考えてわくわくしました。印象に残ったのは、脳のしくみや働きに結構あいまいさや、いい加減さがあって、そのことがとても重要で再現性のなさや個別性を生じさせているという点。脳を知ろうとすることは、宇宙を知るのと同じくらいわからないことをわかろうとする試み。確かに「しびれるほど面白い」本でした。著者の池谷先生にならって、この本はそばに置いておきたいと思いました。
  

概要:ライヴ感がありつつ読みやすい。
本文:少人数の高校生を相手に行った、大脳生理学から心脳問題まで扱った講義録(最終章のみ自研究室の大学生・院生が相手)。
(脳)科学の語り部としても注目されている若手学者が、学生にわかり易くかつテンポよく語ったもので、ライヴ感がありつつ読みやすい内容。網羅的ではなくホットなトピックスを取り上げるスタイルだが、全体の構成・流れが良く脳科学の基礎から最前線までを見渡せる。

概要:読んでおかなければならない本がある。
本文:本書の面白さ、読みやすさについては、これまでのレビューに書きつくされて
いると思うので、別の観点から本書の価値を紹介する。

工学系に進むものの多くは、高校理科として物理と化学を早い時期に選択し、
生物を学ぶ機会はほとんどない。書評者もその一人である。
ただ、世の中を深く理解し、(大げさに言えば)人生を豊かにするためには、
生物学に対する基本的な知識は不可欠である。なぜなら、進化論やDNAの
理解なくして、人間の本質に迫る思考が出来ないと考えるからである。

本書は、脳科学分野における、そのような基本的な概念や知識を、
最先端の成果を踏まえながら、再整理してくれる本である。

私のように生物学について、十分な知識がないものでも理解できるまで、
内容が噛み砕かれて説明されていた。ここまでわかりやすいのは、
筆者のこの分野における理解力・知識が図抜けており、文章力が
優れてるからであろう。

今後、自分が思考する際、「現在私がこのような理不尽な欲求をするのは、
脳のこのような特性に支配されているのかもしれない..」、
などときっと考えるはずである。

本書を読み、自分の思考を形成する脳について、ますます知りたくなり
ました。私のように、脳や自分の思考に興味をもつ人に強く勧めます。



概要:“伝えたい・判らせたい”という思いと情熱が伝わる本
本文:ニューヨーク留学中の中高生8人を相手に、脳科学界の若き精鋭が4回にわたって行った特別講義を書籍化したもの。冒頭に「高校生レベルの知識層に説明して伝えることができなければ、その人は科学を理解しているとは言えない」という物理学者ファインマンの言葉を引用しているが、まさにその自負通り、最先端の脳科学の知見や実績、研究成果を実に判りやすく、親しみやすくレクチャーしている。糸井サンとの対談書「海馬」もかなり面白く読めたが、今回は次代を担う中高生相手ということもあって、最新の成果を“伝えたい・判らせたい”という思いと情熱が、手書きの資料等からもより強く伝わってきた。
著者自身あとがきで、今回(2007年1月)のブルーバックスでの増補刊行(初版は04年10月朝日出版社)を前に再読して「なにかこう、よい講義を受けたような、そんな得した気分になりました」と自画自賛しているが、その言葉が嫌みにならないほど知的刺激に満ちた本。

著書名 脳を活かす仕事術
著者名茂木 健一郎
出版社 PHP研究所
ASIN 4569701930
装丁 単行本(ソフトカバー)
価格 ¥ 1,155
感想文概要:もう要らないでしょ。
本文:この人は相変わらず自慢がヘタクソ。
その点だけでも読む気が失せる作家だが、内容も薄く、新知見に乏しい。
たとえば「院修了時には3月になっても就職先が決まっていなかった。」というが、結局は教授の一声でスンナリ決まったわけで、彼なりの自慢なのだろう。また、最近は、ますます原稿を書くスピードが速くなった、とおっしゃるが、ヘタな自慢であるし、読者としては彼の「斎藤孝」化を大いに危惧する部分だ。「世界に通用する学者になりたい」という抱負も、聞き飽きた。

さて、「アウトプットが大事だ」というのは昔から言われていることで、それを「運動神経」と結びつけてしまった点が、大胆な新仮説かもしれない。だからといって、まあ、どうというモノでもないし、それ以外に見るべき知見が披瀝されているでもない後半は、読むのが苦痛。
読まないほうが「仕事」ははかどるだろう。

とくに注意すべきは、パソコン・ネットのご時世だから暗記作業をなるべく減らせ、という彼の提言だ。
おそらく、限られたセオリーの知識さえあれば進歩可能な「理系世界」の人間だから、そういうことを言うのだろうが、文系世界では歴史・漢文古典・外国語・宗教などなど、あればあるだけ知識量はモノを言う。
下手をすると、体を動かしてバカになる「仕事術」であるかもしれない。
だが「仕事術」というタイトルだから、それで良いのだろう。
(ただし『私の仕事術』という書名が、よりふさわしかった)。

概要:今後は茂木先生にしか書けない本を期待しています
本文:茂木先生がどのようにして研究してきたか?
テレビでは分からない姿を垣間見ることはできたのは
読み物としては面白かった。
確かに目線や興味を一般人にまで下げてはいるが、
茂木先生の研究されていることなのか(?)、
実際に社会の仕事で役立つことはほとんどないのではない(涙)。

同時期に大量の茂木先生の著書が書店に並んでいるが、
こんなに量産している作者が心をこめて読者のことを考え、
日本の社会の発展向上のために書いた本とは思えない。
あくまでインタビュー記事を読んでいるようだった。
流行っているから依頼が殺到しているのかもしれないが、
決して作りこまれた、後世に残る名作にはならないだろう。
移り変わりの早い出版界で使い古されてしまうのではないだろうか?
今後の日本人の教育のために活かせる研究をぜひ続けていただき、
茂木先生にしか書けない名作を1冊でもいいから出してほしいと願う。
テレビで親しんでいただけにちょっと残念に感じてしまったので、
あえて辛口評価です。


概要:茂木先生の仕事のテクニック紹介ですね
本文: 脳の入力と出力のサイクルを回すのが極意とありました。実際に出力して、入力しないと仕事がうまくいったのか判断することもできないとありました。まずは行動に移し、何か形にしてみよということです。さらには自分の行動を記録にとり、自らチェックすることでその善し悪しが客観的にわかるとあります。そういえばスキーの上達のために自分のビデオを見たりしたことを思い出しました。
 以前、脳整理法という本を読んだときはかなり読みづらい印象を持ちましたが、今回は仕事術というタイトルにふさわしく、茂木先生の実践してきたテクニック紹介といった印象を持ちました。脳の仕組みも随所に紹介があり、非常によみやすい内容となっています。
 ただし「脳の情報整理術」の章はちょっと期待はずれ。整理はせずに、パソコンで検索に頼るという安易なIT化に見えました。

概要:よかったです。
本文:わかっているのにできない…。私も同じ悩みを抱えていたので読んでみようと思いました。すると、第1章にいきなり核心をつく情報がありました。脳のわかる回路とできる回路は別々のところにあって、しかも直接には連携していないというのです。だから一旦アウトプットしてフィードバックしなければ、連携は図れないということでした。
確かに、私はインプットは多い方ですが、アウトプットは少なかったと思います。しかも、いきなり最高のものを作ろうとする傾向がありました。
今後は、小さくても不細工でも、早めに形にしてインプット→アウトプット→フィードバックのサイクルを回してみようと思います。

概要:言われているほど悪くないのでは
本文: レビューではずいぶん叩かれているが、読んでみると、そんなに悪い本という気はしなかった。
 確かに「ザ・プロフェッショナル 仕事の流儀」ネタも多いことがお手軽に作られた本というイメージを助長しているのかもしれない。
 
 興味深い点は数多くあるので挙げてみたい。
 
 ・わかっているのにうまくいかないのはなぜか(善し悪しを判断できるのに、自分で実行をしようとするとうまくいかない)
  「感覚系」と「運動系」が脳で切れていて、「運動系」は日々繰り返し行いシナプスが強化されることでしか鍛えられない。
  このため推奨されるのは、「アイデアや考えを言葉にしてみる」、「入力と同じ分だけ出力する」、「実際に企画書を書き、プレゼンテーションをする」ことである。
  スティーブ・ジョブス氏はこの点について、Real artists ship(本当の芸術家は出荷するのだ)と言っているとか。

 ・イギリスの学者(ホラル・バーロー)は、郵便物を一瞥すると捨ててしまう。
  これは、脳の潜在力をフルに発揮させるためには、「情報の整理や暗記に頭を使わないこと」を重視しているからである。
  この背景には、情報が容易に即時に入手できるため、「暗記」の価値が大きく下落したことにある。
  推奨されているのは、ネットやパソコン(スケジューラーとか)を使って、「脳の記憶回路の負担を減らすこと」である。

 ・人間には、幾つかの「モード」が予め用意されているというのもおもしろい。
  確かに、仕事の時、飲み会の時、家庭にいる時に、それぞれ自然に自分の違う側面が表れるのが不思議であったが、環境に適応するため、進化上必要なものとして予め備わっているという考え方は理解できる。
  ストレスに弱い人は、モードの切り替えがうまくできていないという指摘もよく分かる。
  なお、解決は「無意識は頭で考えてもどうしようもない。実際に体を動かすことでコントロールする(脳に信号を送ってやる)」しかないとのことである。

 ・得意分野を「ホーム」、苦手分野を「アウェー」とすると、脳はアウェー戦を乗り越えたときに喜びを感じる。
  アウェー戦を繰り返しているうちに、そこがホームに変わってくるというのは示唆的(アウェーを逃げるなということか?)。

著書名 フリーズする脳―思考が止まる、言葉に詰まる (生活人新書)
著者名築山 節
出版社 日本放送出版協会
ASIN 4140881631
装丁 新書
価格 ¥ 693
感想文概要:なるほどと思う部分が多い
本文: 本書は、現代人の生活習慣は「自分の脳を使っていない」あるいは「使い方のバランスが悪い」状態になりやすく、そのことがボケの原因となりがちであると説明している。

 たとえば、(1)パソコン、インターネット、携帯電話、カーナビなどの便利な道具に頼ってしまう、(2)上司になると、これまでのように脳を使わなくなる、(3)妻など家族がついつい助け舟を出す、(4)生活や仕事がパターン化しすぎて、まるで「うわの空」状態で脳を使わずに行動する、などなどである。
 また、(5)コンピュータで仕事をする人のように偏った脳の使い方をしている人も危ない、と説明している。
 
 読んでいて、なるほどと思う部分が多々あり、ときどき読み返して生活習慣を改めていこうと思いました。良書だと思います。


概要:脳を意識的に使いましょう
本文:言葉に詰まるとき。本の内容やネットの書き込み、相手の意見をそのまま
受け入れているとき。最近多いと思いますが、脳が「フリーズ」状態です。

「フリーズ」から再起動するために、脳を意識的に使いましょう、と本書は
提言します。

意識的に五感で感じたり、問題意識・関心を持ったりすることを通じて
脳を使う。また、感情的になりすぎると「フリーズ」するので注意する。
まさに脳の自己管理が大事のようです。まずは、受け入れる前に一旦
「これは正しいの?」と問いかけることから始めてみますか。

概要:自分の物忘れを「まぁいいや」と言ってしまうようになったら、即読むべし!
本文:非常に”ドキリ”とさせられる内容です。
「脳はボケるようにできている」
という冒頭の言葉に、まず興味を引かれました。
ボケは老化現象の一つとして、避けられないものと思っていましたが、
"環境の中に脳をボケさせる要因があり”、”努力をしていなければ、人は簡単にボケます”
という点、いくつかの例で説明されていくうちに、なるほどと思えてきました。

読みながら、自分に思い当たる節がいくつかでてくることと思います。
 ”みんなが笑っている時に笑えなくなる”
 "新鮮に感じることを持っているか”
 ”日本にいながら時差ボケを起こしている”
 "思い出す努力が「検索する」に代わっている”
 ・・・・
私は、特に第七章の「クリエイティブな能力を失うとき」が印象に残りました。
忙しい人が「充電期間」をとることが、脳機能にたいしてマイナスに働くというのは、
思いもしなかった指摘でしたが、確かにボーッとしている時に良いアイデアが浮かんだ経験はありません。

日常の一こまが”ボケ”につながってくるイメージは、決して楽しいものではありませんが、
日常の簡単な心がけで、ボケに対処できそうな気がしてくるのが、本書の良さだと思います。

概要:1日1時間走れ!
本文:これだけボケやうつ病患者が増えるのを見ると、我々のストレス社会に原因があることは容易に想像がつく。本書を読むと「フリーズする脳」は結局、自然の摂理に反する我々の社会に影響を受けていることを理解できる。著者は細かくパターン分けをした後、ケース・バイ・ケースの悩みに答えている。しかし、脳を元気づけるのは、考えてみれば、一日の限られた時間の中で、いかに人間らしく生きるかに尽きるのではないか。早朝1時間ジョギングしたり、フィットネスクラブで汗を流す・・・といったことで案外「フリーズした脳」は回復するはずだ。これは自分の体験から言えることだ。生活の改善を考えている人には非常に役立つ本と言えよう。


概要:便利な道具を今一度見直す
本文:定年退職や若年無職で、一日中好きな音楽を聴いたり、好きな本を読んで過ごすのは、人がボケていく典型的なパターン。思考系が衰え、感情系の奴隷のような人になっていく。最終的に何もしない人になる。
ネット依存でいては、「やる気」を失い、意思的・計画的に行動する力が落ちて、何をするのも反射的・受身になっていく。
インターネットのお気に入りにただ追加するのではなく、フォルダを作って階層化し、何度も見直して整理すること。
検索機能に依存していては、知ってることの意味が変わり、「ネットで調べれば分かるよ。」というような会話で終わってしまう。本当は知らないのに、知ってると思い込んでしまう。
パソコン、カーナビなど便利なものが、人間の能力を鍛える機会を奪ってしまっている。
インターネットを使うすべての人に、心当たりのありそうなことが一杯書かれています。

著書名 脳と気持ちの整理術―意欲・実行・解決力を高める (生活人新書 250)
著者名築山 節
出版社 日本放送出版協会
ASIN 4140882506
装丁 新書
価格 ¥ 735
感想文概要:過去3作の中でも最も実践的
本文: 3部作といってよいかわかりませんが、一連の作品「フリーズする脳」「脳が冴える15の習慣」と比べて最も実践的だと思いました。
 科学的な論文というよりも、いわゆる自己啓発本に近いと思います。

 読んでいて、ジョン・トッドの「自分を鍛える」とい本に非常に似ていると感じました。この本は開拓時代のアメリカ人の書いた著書ですが、彼は経験から生きるための法則を編み出しています。
 一方築山先生は、科学的な見地から脳の働きを分析して生きるための法則を発見しています。
 時代もアプローチの方法も違うのに、結論に共通する部分があるというのは、非常に面白いと感じました。

概要:スランプを打破するためのヒントを得たような気がする
本文:問題解決を行う上での生産性、集中力の持続時間など、仕事やプライベートでの「自分のパフォーマンス」について、伸び悩みを感じていました。感情と思考の切り離し、難題を少しずつ着手しながら解きほぐしていく方法など、今まで漠然と取り組んでいた日々の仕事に大きなヒントをもらった気がしています。自分をせめず、開き直って仕事をした方が、難しい問題も前向きに解決できるんだ、という気づきもいただき、少しだけ自信も回復しました。

概要:題名そのまま、すぐにでも実践に移せる具体的で簡単なテクニック満載の良書
本文:私が本書を購入した目的は、感情と論理を上手く切り分け、業務での効率・集中力を向上するためでした。
題名に惹かれて購入しました。

結論から書くと、すぐにでも実践に移せる具体的で簡単なテクニック
満載の良書であり、目的に合致していました。

本書では章を次の5つの場面に分けています:
1.前向きな自分をつくる
2.思考整理し計画・実行力を高める
3.記憶を強化する
4.アイデアを生み出す
5.気持ちを整理する

上記それぞれの場面について、脳の特徴を根拠にした具体的な対処法・実践法が記されています。
どれも簡単に書いており、いろんな仕事の場面に応用が効く汎用性があります。
早速今日から仕事の仕方に適用できるものがいくつもあります。

ということで、とてもよい買い物をしました。
「いかに実践に移せるものがあるか」が私の本の評価基準ですので、これは星5つです。


概要:かなりの良書だと思います。
本文:医師ということもあり、理論には説得力があります。

記憶のメカニズムなどは、よく知られているノウハウが
書かれていましたが、それでもよくまとまっており、
記憶の基本が学べる書だと思います。

また、様々な文献の引用など、著者は本当に勤勉な方
なのだなと再確認しました。

内容的は、一般的ですが、説得力とやわらかいタッチの
文章が非常によいと感じました。

『脳が冴える15の習慣―記憶・集中・思考力を高める』や
『フリーズする脳―思考が止まる、言葉に詰まる』なども
読ませていただきましたが、それに並ぶ良書だと思います。



概要:様々なhow-toを理論づけてくれる!
本文:実践という面だけでいうと、ほかの本にも書いてあることだが、「脳」の観点から理論づけて書かれているので、「なるほどぉ〜」と納得できるものが多かった。全体的な読みやすさも「理論と実践」がはっきり書かれていることから、きているのだろう。

実践していきたいな、と感じた点は…

・自分本位は脳の観点からいうと苦である。
・自分は「毎日の私」の管理者である。
・キーワード化で読み進める読書の仕方。

理論と実践がしっかりとつながっていて、明日からでも試していきたいと思う。特に「キーワード…」の部分は、読書後、どのようにまとめていってよいか迷っていたところなので、とても役に立った。

自分自身が、追い込まれているような感覚に覚えがあったので、書かれていることの大切さがよくわかった。実践しながら脳への負担を減らしていけたら…と思う。

著書名 だれでも天才になれる脳の仕組みと科学的勉強法
著者名池谷 裕二
出版社 ライオン社
ASIN 4844062034
装丁 単行本
価格 ¥ 750
感想文概要:発見! 奇跡の脳。
本文:あなたは、脳が覚えて
すぐ忘れるってことはないよね?


じつは、
記憶を製造している場所が
「海馬(かいば)」

記憶の保管場所が
大脳皮質なんだってことを
気づかせてくれる

この本は、ファースト・クラスです!




追伸
覚えても4時間で忘れるの?

だったら夜より朝に勉強は限る^^

反復しないと1月でゼロなんだ・・・


概要:ページ数に注意!
本文:正直申し上げまして、「薄い」です。
100ページもないのですぐに読めると思います。
それ故に、どうも値段が高いように感じます。

まぁ、書いてあることはさすがにその分野の先生の話なので、
どうやって勉強すれば内容がよく吸収出来るかとか、
いつ勉強すれば能率が良いとか、はぁ、なるほどなと思うことしばしば。
ならばなおさらのこと、もっと読みたかったなぁというのが本当のところです。

概要:「だれでも」は無理!
本文:読むだけで天才にはなれませんよ〜、多分。
きっと高校生の大学受験向けに書かれた本だと思います。
こちらはダブルスコアですが・・・。

結論からいうと悪くはないです。
が、受験生向けに書かれている印象を受けるので、
もうちょっと幅広い年代向けに書いてもらえれば、と思いました。

「海馬」でも触れられていますが、
科学的勉強法よりも、池谷さんの計算の仕方
(九九を覚えてないんだとか!)の方が
印象に残りました。

受験生だったら読んでおくに越したことはないかも知れません。

概要:お勧めします
本文:脳科学の観点から、効率的な記憶方法を解説してあります。その多くが私自身、今までやってきたことではありましたが、改めて科学的な根拠を知ることでとても納得しました。本書はコンパクトにまとまり薄い本になっており、しかも易しく書かれていますので、読書好きな小学校高学年の子供であれば充分理解できるものだと思います(勿論大人が読んでも学ぶところは多聞にあります)。できるだけ早い時期にこれらの内容を知っておいた方がいいと思いますので、中学生は勿論、小学校高学年であれば勧めたい本です。
尚、他の方のレビューを拝見しましたら、本書は別の著作を抜粋したもののようです。私は本書しか読んでおりませんので、この評価はその点を度外視したものですのでご注意下さい。


概要:勉強法の本を読む前に、最初に読んでおけばよかった本
本文:脳の仕組みを理解し、それをうまく利用した効率的な勉強方法を教えてくれる本です。さまざまな勉強方法の本がありますが、まず最初にこの本を読むことをお薦めします。何て言ったって、自分の一番の資産は自分の「脳」なのですから。

著書名 <勝負脳>の鍛え方 (講談社現代新書)
著者名林 成之
出版社 講談社
ASIN 4061498614
装丁 新書
価格 ¥ 735
感想文概要:大事な場面で実力が出し切れない人の参考に
本文: 本書は頭を良くするためには、どのように脳を鍛えていくかについて、脳外科医である著
者の立場から書かれている本です。スポーツだけでなく、試験、営業活動やプレゼンなどの
人生での大事な場面で勝つための脳の鍛え方、使い方が書かれています。

 脳科学の観点から脳の使い方などが書かれているものは多くあるが、心を取り入れて科学
的に書かれている点が本書の特徴的なところです。また、「相手の弱点を攻めて勝っている
ようだと世界では通用しない。」や「勝負中にリラックスするな」など一般的に言われいる
ことは違うことも書かれているので読み物としても面白いです。

 ここぞというときに実力が出せるようにするための脳の鍛え方が書かれているので、ここ
ぞという時に実力が出せなくて困っている方は読んでみるのもいいと思います。

概要:脳のトリセツ
本文:この本、水泳の北島選手のコーチ(だったっけ?)が読んでいたとか、ビジネスパーソンにも愛読者が多いとか最近話題になっているようだ。で、読んでみて思ったのは、これはより具体的な脳の取扱説明書だなということ。

脳に関する本はずいぶん増えてきたが、これは脳の原理や仕組みを探るという学術的アプローチではなく「脳をどう使うか」という観点で書かれている。著者のスポーツ観戦者としてのレベルは高く、説明のためにとってつけたようなところはなくて説得力がある(ときおりドラマチックすぎる点が気にならないではないが)。

それから「草食動物は危機に際して身を固くする(動かないことで敵の目から逃れる)」というような話、科学的にはどうかわからないけれど、緊張する局面で身体が固まってしまうことの理由として「目からウロコ」でした。強さにも弱さにも原因があると知ることで、やみくもに慢心したり落ち込んだりしなくてすむ、というのはありがたい。後半はちょっと運動生理学的に専門的でついていきづらい箇所もあるが、お勧めの一冊です。

概要:脳関係の本として、かなり独自。面白く一気に読むことができた。
本文:脳とスポーツの関係をおもしろい角度から考察している。
ただ、ちょっと科学的じゃない書き方が多く(敢えて読みやすくと筆者は言っているが)信じていいものかどうかは疑問が残る。
この本の内容への正しいアプローチというのは、良さそうと思ったことを、自分で試してみて再び考えるというのがいいだろう。
別に科学的裏づけ云々ではなく、自分にしっくりきて、発見があればそれでいいのだろう。
目的と手段を切り離し、手段に集中することでよい結果(目的)を達成するという物事へのアプローチの仕方は大変参考になった。
頭がよい人とはどういう人のことか?という考察も参考になった。
また読み返してみてもいいと思うので星は4つ。


概要:スポーツは脳の機能である
本文:06年出版の本だが、水泳の北島君ら五輪の水泳選手に著者が講義をしたというので、話題になった本。こんな面白い本が埋もれていたのである。
スポーツやビジネスの勝負の勘どころで、いかに、ミスをせず、自分の力を発揮するか。相手がいる戦いでは、どう戦略的に挑むかを書いている。
何よりも、著者が手術時に一瞬の判断で患者の生命を左右しかねない、脳外科というストレスのたまる仕事についているので、内容に説得力がある。また、それが、意識、記憶、心は神経群でつながっていて、この神経群が気持よく動くようにすれば勝負脳ができる、など脳神経の独特の理論に裏打ちされているのも説得力の源になっている。
内容でも、ゴルフのパットでは、ホールに入るイメージを思い浮かべるのでなく、パターがボールをたたいた時の音や芝生をする音など、入る手前の動作にかかわるイメージを心に焼き付けると、それがイメージ記憶され成功につながるなど、具体的なアドバイスが効いている。著者が書いているように、運動(スポーツ)は体でするというより脳の機能なのだという視点が新鮮だ。

概要:脳科学で勝者を解析!
本文: 脳の働きを、スポーツの勝ち負けというジャンルに絞って説き起こした。特に目新しい知見が見あたらないという人もいるかもしれない。だが、勝とうという意志が脳科学でコントロールできるという主張は、非常に価値が高い。ともすれば精神論的に語られがちな「心」のメカニズムを、脳機能との関わりで説明しようとしたところが面白かった。
 勝つという戦略と、そのために成し遂げるべき戦術とを意識して使い分けろ、という主張が特に印象的だった。それと、文脈上あまり重要でない部分だが、技術や体力が勝負を決めるのではないという断言には、かなり衝撃を受けた。
 肉を食べると攻撃的になるというのは、感覚的には共感するが、少々根拠に説得力がなかった。

著書名 「脳にいいこと」だけをやりなさい!
著者名マーシー・シャイモフ
出版社 三笠書房
ASIN 4837956963
装丁 単行本
価格 ¥ 1,470
感想文概要:理由のない幸せ
本文:この本の邦題「脳にいいことだけをやりなさい!」は内容に則した非常に良いタイトルです。

しかし、タイトルも含めて訳者の茂木健一郎さんのほうに意識を向けてしまいがちなので、脳科学の本だと勘違いされてしまいがちかもしれませんが、この本が伝えようとしているポイントは、「いつでも、たとえどんなに苦しい状況のときでも幸せな気分で生活することを意識し、習慣化することであなたの世界観はどんどん良い方向へ変わり、次第に現実も良くなりますよ」という『幸せを意識する』ということだと私は思います。(原題のタイトルは"Happy for No Reason"「理由のない幸せ」です)

私はこの本に書かれていることを本を読みながらその都度実践し、そして読み終えた今も実践し習慣化するようにしています。少しの時間で高い効果を感じることができるエクササイズや日々意識することで幸福感を高めることができる考え方などを数多く紹介してくれています。ここで一つだけ紹介させていただきます。

『人の心は簡単に乾いてしまうものです。反抗期の息子、意地の悪い同僚、無愛想な店員に対して、どうすれば気分よく接することができるのでしょうか。乾いた心を潤すには、とにかく誰に対しても目をハートにして会うことです。大げさに考える必要はないのです。時には誰かの健康を願うだけで、表情が緩み、心が穏やかになる場合もあります。いったん優しい気持ちを意識すれば、脳のポジティブな回路もぐんぐん成長していきます』(本文より引用)

人の幸せのために自分が何をすることができるかを考え、習慣化することで自分自身もより幸せな気分で毎日を過ごすことができるのだと著者のマーシー・シャイモフさんは伝えています。私はこの考え方は非常に素晴らしいもので、そして、真実だと思います。

最後になりましたが、茂木健一郎さんの翻訳はとても自然で読みやすいものでした。素晴らしい翻訳をしてくださったことに心より感謝しています。

私はこの本に出合えてよかったです。「今よりも少しでも幸せになりたい」と感じている方や「毎日明るく楽しい気分で過ごしたい」と考えている方でこちらを読んでくだっさている方には心からお勧めできる本です。


概要:引き寄せ本です
本文:『脳を活かす勉強術』『脳を活かす仕事術』に装丁も似ていて、帯に『脳を活かす生活術』
とあるので、前の二つの本に近いものかと思い購入しましたが、内容は脳科学のような説明
つきの『引き寄せ本』でした。(驚きました!)

全体でいっていることは、とにかくポジティブに考えよう、そうすれば脳が喜び幸せになれる
ということです。

しかし、『引き寄せ本』『脳の本』としても水準は今一歩と思います。
最初に7つの法則が示されていますが、最初の二つは
(1)ネガティブ思考の「大そうじ」をする。
(2)プラス思考で脳にポジティブな回路をつくる。
となっていますが、これはほとんど同じ意味ではないでしょうか。(P33)

なお、著者は『引き寄せ本』のベストセラー『ザ・シークレット』に登場する賢者の一人との
ことです。

繰り返しになりますが『脳を活かす勉強術』『脳を活かす仕事術』と類似の本とは思わない
方がよいと思います。

著書名 海馬―脳は疲れない (新潮文庫)
著者名池谷 裕二, 糸井 重里,
出版社 新潮社
ASIN 4101183147
装丁 文庫
価格 ¥ 620
感想文概要:なんのための対談なのか?
本文:他のレビューアーの方もかかれていましたが、読んでいてとても苦痛でした。
理由は簡単で、糸井さんに問題があるためです。
一読すればわかると思いますが、一線の研究者と本一冊分の対談をすると決まっているにもかかわらず、事前に全く準備をしていない。それも専門書を読むどころか、池谷さんがなにを研究しているのかについてすら、おそらくほぼ知識ゼロの状態で対談が始まってしまっている。
池谷さんの、研究分野を上手に説明する能力というのは、研究者としてとても珍しいんですよ。それぐらい上手なんです。それが無駄になっている。それぐらいゼロで無関心なんです。

概要:空間の刺激
本文:他の方も書かれている通り非常に分かり易い本である。難解に思える脳の話だが、専門知識がない人間でも興味深く読むことができる。池谷氏単独の著書も非常に面白いのだが糸井氏が加わることによりベクトルが色々な方向に向けられることでさらに面白さが増している。余談ではあるが、私は人に贈与するために二冊購入してしまった。

概要:素直におもしろい。
本文:いい本だと思います。
なるほどな〜などと思いながら読み進んでいくうちにわくわくしてきます。
感心したり感動したり感激しました。
読んでいるうちに元気になってくるような本です。





概要:文句なしの良書
本文:自分は「夢」を見るとき、現実世界で知っている光景が、ゲームの世界のようなスケールの大きな世界になって立ち現れてくることが以前から何度もあった。たとえば、いつも通っている学校の校舎が巨大な要塞となって現れたり、校舎内がダンジョンのように壮大に入り組んでいたり。そのことについて長らく関心があり、フロイトの夢分析などを色々とあたってみたのだが、到底納得できるものではなかった。

本書はその謎に明快に答えてくれた。すべては「海馬」の産物だったのか!海馬については以前から苫米地英人氏の講演で何度となく耳にしており興味があったが、このような通俗本レベルで解説書があるとは知らなかった。

最初は「糸井氏との共著」というスタンスが理解できず、また糸井は他人の能力を食い物にして金儲けを企んでいるのかと思ったが、意外と参考になることを言っていて感動した。なかなかいい感じに絡んでいると思う。

概要:糸井ファン向け
本文:感想はとにかく「糸井さん、しゃべり過ぎ。」ってことに尽きます。
池谷氏が興味深い脳の話をして盛り上がってきたときに、糸井さんの
「俺って感性鋭いでしょ」的な例え(脳ってハリウッドに似てますよね、みたいな・・)
で、話の腰を折るってパターンが延々つづく。
池谷氏も本心からか気を使ってるのかイチイチそれに感心してみせて、読むほうは
シラけてしまいました。
途中から池谷氏の部分のみ読むようにしたら、そこそこ楽しめました。

難しい脳の最先端の研究を聞き上手な聞き手が噛み砕いて聞き出す、みたいな対談パターンを
期待してる人は、無理にこの本を読まなくても池谷氏の他の著作をお勧めします。
(ちなみに対談中に糸井氏は、その手の対談本にするつもりはなかったと自己弁護?してます)
その方が中身も濃いし、池谷氏は上手な聞き手なしでも分かりやすい説明が天才的にうまい人ですから。
池谷氏も自身のそういう稀有な才能を、中身の薄い対談本やら監修本やらで使い回して
才能の無駄遣いをしないよう期待したいですね。


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