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個人輸入代行の『舶来屋』がお薦めする「 迷惑 」関連の書籍をご紹介しています。


著書名 その死に方は、迷惑です―遺言書と生前三点契約書 (集英社新書)
著者名本田 桂子
出版社 集英社
ASIN 408720393X
装丁 新書
価格 ¥ 735
感想文概要:心身ともに余裕のあるあるうちに
本文: 心身ともに余裕のあるうちに備えておくことが大切ななもの「遺言書+生前三点セット」
死後のトラブルを防ぐ「遺言書」、高齢期のトラブルを防ぐ「財産管理等の委任契約書・任意後見誓約書・尊厳死の宣言書」このことを中心に本書は懇切丁寧に説いてくれている。
 最後まで自分らしく生き、周囲に迷惑をかけずにこの世に別れを告げたいものだ。 
 遺言書に関する誤解11項目の1つ「うちは家族仲がいいから、相続でもめるわけがない」これは甘い。勘違いだ。仏の予想もしなかった家族・親族間の微妙なバランスが崩れる。若貴騒動も他人事ではない。「相続」が「争続」に発展することもよくある。
 そうならないように、早めに遺言書等を書いておく大切さを勧めている。しかも、本当に使える「遺言書」であって私的な「遺言」ではない。確実に効力があって、実行されやすいものでなければならないだろう。法定相続人の順位に間違いはないか。自分の希望を最優先に考えるのがいいのだろうが、相続人や財産をもらう人の立場も考えてみることも大切だろう。
「こんなはずじゃなかったが」とあの世でぼやかないように、寝たきり・ボケ・尊厳死に直面する前に、あまり書きたくないものを書いておこうと呼びかけている。

概要:遺言書の必要性がよくわかる
本文:(1)どんな本か
 著者は、NPO法人遺言相続サポートセンター副理事長。多くの遺言作成や相続をサポートしてきた経験をもとに、本書を著している。

・ 遺言書があると、相続手続が簡単になる(たとえば、銀行預金の場合、遺言書がないと、引き出すには相続人全員の同意書や遺産分割協議書が必要。一方、「妻に○○銀行の預金をすべて相続させる」という遺言書があれば、妻はその遺言書を銀行に持参するだけで済む。)
・ 遺言書がないと、相続争いが生じる可能性が高くなる(たとえば、子供のいない夫婦の夫が死んだ場合、夫の親がすでに死んでいると、兄弟にも相続権がある。遺言書がないと、残された妻は相続財産の4分の1を渡さなければならない。)
などなど、多くの事例を解説している。

 また、遺言書は死ぬことに備えるものであるのに対して、寝たきりやボケなどに備えて「財産管理の委任契約書」「任意後見契約書」「尊厳死の宣言書」の「生前3点セット」も必要であると説明している。

(2)読む価値があるか
 「生命保険だけではダメ。遺言書と生命保険の両方が必要」、「財産が少なくても、相続の大変さに変わりはない」などの、著者の主張には説得力がある。とても参考になる本であり、ある程度以上の年齢の人は、財産の多寡にかかわらずぜひ読むべき本と思う。

概要:これで、本当に問題解決か?
本文:本の内容自体は啓蒙的でとても参考になる。
しかし、せっかく公正証書できちんとした遺言書を作っても
今わの際に
「すべてを長男に譲る。何某」
と走り書きしたら、そちらが有効になるのではないか?
という疑問は解決できなかった。

概要:父の相続手続きが済んだら私もすぐに遺言作成します!
本文:足かけ3年連続で身内に不幸があり、ただいま、いつくかの相続手続を平行してやっているところです。第1章の「相続手続は思ったよりも大変!」の記述を今まさに体験しています。ほんとに、遺言があるのとないのとでは、手続き作業の煩雑さが大きく違ってきます。
相続なんて一生に一度あるかないかの作業ですよね。だからあちこちで不慣れな専門用語にぶつかり右往左往していますが、この本を一読して、霧が晴れてきました。
今取りかかっている作業が一段落したら、母にも一読を勧めようと思っています。また、今回、親切な行政書士さんに出会えたので、いろいろな手続き作業手順が頭に入っているうちに、私も遺言書と生前三点契約書を作成しようと思いました。
「遺言なんて私には関係ないわ」と思っている方も是非、読んでみてください。既婚・未婚・財産の有無・年齢にかかわりなく、必ず得るところがあると思います。

著書名 迷惑な進化―病気の遺伝子はどこから来たのか
著者名シャロン モアレム, ジョナサン プリンス,
出版社 日本放送出版協会
ASIN 4140812567
装丁 単行本
価格 ¥ 1,890
感想文概要:私たちの体内で繰り広げられる遺伝子競争
本文: 私たちの意思などにはおかまいなく人間の体内で繰り広げられる様々な遺伝子の激しい生き残り競争。これこそ病気の実態なのである。


概要:かなり残念な本
本文:前半の進化医学に関する説明はかなり良くできている。イーワルドの主張の繰り返しもあるが、実例をしっかりあげ、論理も説明も明快で進化医学の入門書としては素晴らしい。

問題は後半にある。まず驚くのが、「種の保存のため」というナイーブな群選択説(純朴な、稚拙なとも形容される)を信じていること。群選択にまつわる議論はここ40年〜20年前のホットトピックだが、彼はその事を知らないようだ。彼の回りに種の保存論の論理的誤りを指摘してくれる人はいなかったのだろうか。種の保存論を信じていると、生物の社会性を論じるときに大きな過ちをおかすことになる。

次に突然変異に方向性があるという説。それ自体は度々主張されるから目新しくないが、本書のユニークな点は「遺伝子と形質が一対一で対応していないから」という的はずれなもの。遺伝子の多面発現性は古くから知られていたし、多面発現することと変異に方向性があるかどうかは全く別。
その後エピジェネティクスの話になるとまたまともに戻るのだか、変異の方向性と種の保存論という致命的な誤りは痛すぎる。
この二つがなぜどう間違いなのか分からないであろう初学者にはおすすめできない。

概要:糖尿病は不凍液作りだった
本文:遺伝と病気の関係なんて、いかにも面白そうなテーマである。

遺伝病のかなりは実は現在と異なる環境からの淘汰圧による進化であるそうな。書いてあった一番面白い例は、糖尿病は氷河期には有利に働いたというものだ。糖分の多い血液は氷点が低く、氷河期で凍傷にあう確率を減らす。糖尿病による合併症のリスクより、低体温のリスクの方が大きかった氷河期には、糖尿病の遺伝子は正の淘汰圧を受けて増加した考えると、糖尿病遺伝子を受け継いでいる人が多いことが説明できる。他にも鎌状赤血球とマラリアの例とか、鉄分の溜まる遺伝病と中世西欧のペストの流行の関連とか、例が豊富で面白い。

次に、病気の遺伝子と宿主の遺伝子の競争進化と言うか共進化と言うかの面白い例が並んでいる。ドーキンスの「延長された表現形」だよなあと思うのだが、お尻に卵を産む寄生虫は、お尻を痒くすることで、宿主にお尻をさわらせるとか、アリを経由する羊の寄生虫に寄生されたありは、羊に食べられやすいように牧草の葉の先端に行くとか。

伝染病の制圧を病原体と人との間の軍拡競争を起こす抗生物質に頼るのでなく、病原体の伝染経路に適当な淘汰圧を加えることで弱毒化する、なんてアイデアも思白かった。例えば、コレラが致命的なのは、宿主が死んでも強烈な下痢を起こさせることで伝染しやすいからだ。衛生観念を進めて、吐瀉物や下痢を適切に処理すれば、宿主を簡単に殺すような強毒性の菌はむしろ淘汰されて、コントロールしやすい弱毒性の菌が主流になる。そうなると、病気との共存が簡単になるという考え。風邪はなぜそんなにひどくならないか、マラリアにかかるとなぜ動けなくなるか、などが伝染経路と関係があり、そこに淘汰圧をかけるなんてプランも書いてある。

最後の方は遺伝子発現のコントロールが後天的にできる(エピジェネティック)お話とか、人類水中進化説とか、少々雑駁になってくるが、さすがは専門家とクリントン大統領のスピーチライターと共作。語り口がうまくて飽きさせない。

最近の生物学の進歩の面白さを実感させる本であった。大変お薦め。

概要:グールドが正しかったということか?
本文:従来は、人間が変異するのは偶然の結果だとされてきたのですが、最近はそうではないことが分かってきました。ある変化圧力がかかると人間の遺伝子はすさまじい勢いで変化するのです(特にそういった遺伝子を「ジャンピング遺伝子」と呼びます。つまり変異とは偶然の産物ではないのですね。

どうしてそんなことが起こるのか?

人間のDNAの少なくとも8%は、もともとウィルス由来だったと言うのです。ウィルスの中にはレトロウィルスと言って自分の情報を人間のDNAにコピーしてしまう能力を持つものがいるのです(エイズウィルスがそうです)。そして彼らは人間の細胞を乗っ取るわけなのです。で、人間はレトロウィルスにただ乗りされるだけか、と言うとそうではない。ウィルスと言うのは人間の何百万倍ものスピードで進化・変異することができるのです。で、人間と一体化した彼らは、環境の変化等で危険が迫るとすさまじい勢いでそれに対応しようとするのです。

その結果、人間とウィルスは共存共栄を果たしたということなのです。

つまりたまたま変化に対応できたものが生き残った、というのは間違いで、遺伝子が変化に応じて一生懸命はたらいた結果、環境圧に目的的に適合したということなのですよね。

以前進化生物学者のスティーブン・グールドは「パンダの親指」で、通説の「進化とは2段階(原材料であるランダムな変異と、方向付けの力となる自然淘汰)から成るプロセスで、進化的変化は一般に緩慢、着実、漸移的、連続的なものだということ。」という見方を批判して「化石記録には中間的段階を示すような重要な資料が極めて乏しい」のはおかしいと指摘していました。

ですが、本書の指摘によってグールドが正しかったことが分かります。

私たちが今あるのは、偶然の産物などではなく、残るべくして残ったんですね。すごいことだなあと改めて生命の偉大さを感じました。

概要:特異な進化論エンターテイメント,ただし誤読に注意!
本文:米国の進化医学者による書の邦訳版.一見すると病気を引き起こすための『迷惑な遺伝子』(著者自身ももっている)を紹介し,それらがなぜ存在しているのかを説明し,進化のおもしろさ,すばらしさを述べている.同時に,最近わかってきた遺伝形質の伝達や,トランスポゾンなどによる劇的な形質の変化,または外的要因による遺伝子の働きの変化(エピジェネティクス)も紹介している.難しい内容だが,ウィットに富んだわかりやすい表現を用いているため,250ページの分量も,高校生以上であれば数日以内に読破可能で,広い読者層が対象.

第一感は『おもしろい!』である.身近な不思議にはじまり,それを合理的に考察することで,一見不条理な現象をきちんと説明できることを体現しているため,全く退屈せずに知識の欲求を満たすことができる.話題も多岐にわたり,寄生虫やウイルスの不思議な性質だけでもおもしろいのに,それをきちんと説明していることでさらに満足感が得られる仕組みだ.最終的には,病気に対してどう考えるか,人類の持つ生への欲求とはどうあるべきか,あるいは合理的な思考とは何かという問いに対する著者の考えも紹介されている.たとえば,不老を最初に会得した体細胞が癌であることなどが好例である.

難点は,誤読(誤解)されそうな表現が多々見られることである.たとえば,細菌などの振る舞いを擬人化しているために,謝った解釈が起こる点を危惧する.厳しい環境におかれた細菌が『がんばって生きようと考えて』進化するかのような表現は科学者が論文でしばしば見せるユーモアであるし,そのような環境にさらされた細菌が自身を変化させるというよりは,たまたまうまく変化した個体(数億分の一か,数百億分の一か)だけが滅亡した他の個体の隙間を埋める権利を与えられていることを正しく理解しなければ,著者の全く意図しない,オカルトのような思考が広まる可能性がある(すでに勘違いしているレビュアーの方もいる).また,一部の主観的な考察も事実のように見えてしまう部分がある.一卵性双生児の一方が癌になった話などは推測もあり,注意が必要だ.

きちんと読めば,きわめて有用な書であり,今後の医学がすすむべき道,あるいは病気に対する適切な考え方を学ぶことができる.さきの問題点を危惧して星4つにするか迷うも,情報のおもしろさ,読みやすさや,参考文献がきちんと示されている点などから星5つとする.

著書名 迷惑メールは誰が出す? (新潮新書)
著者名岡嶋 裕史
出版社 新潮社
ASIN 4106102838
装丁 新書
価格 ¥ 714
感想文概要:対象読者は???
本文:メールの仕組みを専門用語を使わずに説明しよう、という試みは理解できるが、それにしても本当に全くの素人向け。多少わかっている人には回りくどいし、新しめの話題もなければ、技術的な深堀りももちろんない。パソコンに興味のある中学生ならこの程度のことはきっと知っているし、逆に特段興味がない普通のユーザはこんな本は手に取らない。とすればいったい対象読者は誰なんだろう。新書の愛好者を馬鹿にしてはいけない。メールシステムをある程度理解している人を対象にメールサーバやDNSサーバのハッキング手口を詳しく解説したほうがよっぽど啓蒙になるというものだ。

概要:丁寧すぎて、かえってわかりにくい?
本文:ものすごい初心者向けに、インターネットおよびメールの基本、そして迷惑メールの仕組みについて説く本。
一言で言うととにかく「懇切丁寧」に教えてくれます。

ただ、「懇切丁寧」だからわかりやすいかというと、そうでもないのがちょっと惜しい。
これは特にメールなどの基本システムについての説明に多いような気がしましたが、カンタンなことをとにかく回りくどく説明していくので、かえってわけがわからなくなってしまったりするのです。

本書のメインテーマである「迷惑メール」については、なるほどと思わせる箇所も多かったけど、全体的になんとも密度の薄い本、という印象でした。

でも、これは自分がパソコン中級者くらいだからそう思うのかもしれない。
本当の初心者には、とてもわかりやすい本なのかも・・・。

概要:この本題に引かれる人は多いだろう
本文:「迷惑メールは誰が出す?」
日頃迷惑メールに悩んでいる方々には非常に興味のあるテーマだと思います。

この本はその迷惑メールについて誰にも分かるように簡易的に説明した書です。
ここまで(ややこしい語句を使わずに)簡易的に説明した本はないでしょう。
図の表し方などに工夫が感じられます。

但し、仕組みは分かりやすく説明されていますが、実際の場合に於いて技術的にどのような過程を辿るのかということを追求したい方たちには少し物足りないかもしれません。
この点は実際例を掲げて説明して欲しかったと思います。

また、迷惑メールの対処法について、著者自らもっと突っ込んだ対応策を述べて欲しかった気がします。
何か投げやり的な印象を受けてしまいます。

全体を通して軽い内容になっているのが残念で、もう少し密度を高めた記述にしても良かったかもしれません。



概要:もうすこし踏み込んでほしかった
本文:

 私もメルマガを出して、ブログをやって、HPを公開していると、どこから私の
メールアドレスを集めているのか本当に多くの迷惑メールが来ます。
 私はniftyの迷惑メールの設定をして、更にniftyをくぐり抜けて来たメールを
ひとつずつ迷惑メールに登録しています。
 何故、迷惑メールを出すのかをもう少し、書いてほしかったです。
 迷惑メールの概略を知るにはいい本です。

概要:ネット音痴にもわかりやすい
本文:ネットにさほど詳しくなかったですが、どうして、こうも知らない送信者からのメールが届くのか疑問でしたが、図解入りの本書で、その仕組みが理解できました。

著書名 調査されるという迷惑―フィールドに出る前に読んでおく本
著者名宮本 常一, 安渓 遊地,
出版社 みずのわ出版
ASIN 4944173547
装丁 単行本
価格 ¥ 1,050
感想文概要:はっとさせられる内容
本文:大学・大学院生の時、同じように研究のために調査をしていましたが、実際、自分が調査したさいには、どういった迷惑をかけてしまったのかを考えさせられる1冊です。
内容も多岐にわたり、実体験者ならではの話も多く、一気に読んでしまい、何度も読み返したくなる内容です。

概要:調査地被害について
本文:『忘れられた日本人』などで知られる民俗学者、宮本常一氏の「調査地被害」という文章(1972年)を第1章とし、以後その問題意識を引き継いで、第2章から第7章まで安渓遊地氏がフィールドワークの経験にもとづいて「調査されるという迷惑」を語っている。

著者たちはこのブックレットを通して、野外調査(フィールド・ワーク)が、場合によっては調査対象となった地域の社会や資源を破壊することもあると警告している。

「おまえ、何をしに来た。なに調査だ? バカセなら毎年何十人もくるぞ」

調査地の一つ、西表島の人々から安渓遊地氏に浴びせられる言葉には、地域社会に対する学者の態度への怒りがはっきりと現れている。しかし、地域に良かれと思って行動すると今度は学者としての立場を放棄せざるを得ない事態が生じる。その問題についても安渓遊地氏は体験を語っている。

調査地被害に関しては、網野善彦『古文書返却の旅』(中公新書)も併読すると良いと思う。そこには宮本常一氏が返却していなかった対馬の古文書を約30年後に網野氏が返却する話が出ている。

概要:刃は読者にも
本文:本書を読むにあたって、私は、かなり大きな偏見をもっていました。
でも、それは誤りでした。
研究する側の利害もまたローカルな価値でしかないとすれば、かえって、「調査される」側
の利害や立場や生活といったローカルな価値と対等なものとして、研究者側に特権が成立し
ないことと同様に、「調査される」側の特権も成立しないのではないか、とか。
あるいは、同じ権利を持って並立するローカルな価値を超えて、研究する営為には、一定の
意義があるのではないか、とか。取材者側の編集権が、被取材者側のプライバシーと独立に
想定されるように。
でも、全然、間違っていました、私。

考えてみるまでもなく、私たちはみな、フィールドワーカーです。
とりわけ民俗学や人類学の学的営為にコミットしているわけではなくとも、意識的に自分の
おかれた状況を陳述的に把握している限りで、学校に通っていても、会社に勤めていても、
家族と過ごしていても、友人とメシを喰っていても、私たちはみな、フィールドワークをし
ています。
だから、本書で著者によって示される大きな警告は、私たちみんなが、毎日を送っていくに
あたっても、必要な自覚でありました。

不明を恥じる次第です。

著書名 その上司、大迷惑です。 困った上司とかしこく付き合う傾向と対策
著者名松井 健一
出版社 すばる舎
ASIN 4883996549
装丁 単行本
価格 ¥ 1,470
感想文概要:上司も部下も歩み寄って……
本文:今は自営業になっている私だが、かつては約10名の部下の上司だった。中小企業だったので、私の上司は社長だった。
その社長と、どうも相性が合わなかった。しかし私はその「溝」を埋めようとせず、
反抗的な態度を取るようになった。社長(上司)にとっては、困った部下であり、
私の部下にとっては、マネジメント能力のない困った上司だったと、今にして思う。

この本は、人事コンサルタントの著者が、部下の立場から「上司との付き合い方」を書いたものだ。
基本に流れる考え方は、「理想の上司、理想的な相性などないのだから、今の上司とどうやってうまくやるかを考えよう」というものである。

タイトルになっている「その上司、大迷惑です。」は、キャッチコピーのようなもので、
本当のタイトルは
「困った上司」とかしこく付き合う傾向と対策
というサブタイトルのほうだろう。

いろんな「ダメ上司」のケースが出てくる。私もそうだったかも……、社長もそうだったかも……
そんなことを考えながら読んだ。そしてかつて私にもう少し柔軟な、歩み寄る気持ちがあれば、上司とも部下ともうまくいっていたに違いないと思った。

上司との人間関係に悩んでいる人は、ぜひ読んでみてほしい。
必ずいくつかのヒントが隠されているはずである。

概要:人間関係はむずかしい
本文:人間関係はむずかしい。とくに上司と部下は、たいてい何かしらの不安定な要素を抱えています。
その結果、こころの病気になったり会社を飛び出したり…。
かといって、我慢して頑張れと言うことも私にはできません。
私も会社を何度か変わった。たいてい人間関係です。
この本は、上司をコケにして笑い飛ばす本ではなく、「いい関係を築くにはどうすればいいか」というノウハウが書かれています。
「困った上司」とどう付き合うかが書かれているのです。

比較的「部下の立場」「部下の視線」で書かれているためか、読んでいて違和感などはなく、納得させられることが多くありました。
「やってられないよなあ」などと思っている人には割と手軽に読めて、とてもいいと思いました。

概要:理想の上司なんかいないんですよね…
本文:いろいろな原因があると思いますが、私は何年か前から軽いうつです。
当時の職場の上司とうまくいかなかったことも、原因のひとつだと思っています。

私はこの本を、「バカの壁」みたいに、上司の駄目なところを羅列してうっぷんを晴らす本かなと思いました。
でも違いました。
「上司も完璧人間ではないんだから、問題なところはある。それをわかった上で、上司と間で困っていることをどう乗り切ればいいか」
…ということがきちんと整理されて書かれている本です。
なので、けっこう前向きになれます。

「そうそう、こんな上司だったなあ」とか思いながら、
「あのときこんなふうに接していれば、自分も少しはストレスをためずにすんだかも」
などとうなずきながら読みました。
職場の人間関係に悩んでいる人には、ぜひお勧めします。

概要:だれもがみんな、上司になる。
本文:「大迷惑な上司」をたたきのめすのではなく、
そんな上司ともうまくやっていくコツ、が紹介されております。

「上司だって、人間だ。」という帯の後ろのコピーは、
大迷惑上司でも、天敵扱いしたり、虫けら扱いしたり、バイキン扱いしないで、
なんとかそれなりの関係を築いていこう、という前向きなメッセージとも受け取れます。

ただし、大迷惑な上司を全面的に受け入れるのではなく、
毅然とモノ申すべきポイントもアドバイスされているので、
ただひたすらガマンしましょう、という本ではありません。

あの人も、この人も、いつかは上司になる。
つまり、仕事や人格の出来・不出来にかかわらずだれもが上司になるわけだから、
困った上司がたくさんいるのは、必然。
自分も上司なったら、とてもじゃないけど完璧ではいられません。

だからこそ、新人ちゃんも上司もそれなりに、双方役割を演じてうまくやっていく、
という世界が繰り広げられております。
当たり前といえば当たり前ですが、
上司の大迷惑ぶりの分析がけっこう面白かったです。

レビュー一番乗りって、緊張しますね。


著書名 住民運動必勝マニュアル 迷惑住民、マンション建設から巨悪まで (光文社新書)
著者名岩田 薫
出版社 光文社
ASIN 4334033091
装丁 新書
価格 ¥ 819
感想文概要:使えます。
本文: 最近の日本は、周りの迷惑を考えることのできない自分勝手人、迷惑住民などが増えています。
 気に入って借りたマンションで、隣の住人が夜な夜な騒音をまき散らす人だったらどうしますか?
 眺めが良かったのに目の前に高層マンションが建設されることになったらどうしますか?
 こういう場合に、警察や行政が役に立たないことが多いというのは、みなさん周知の事実でしょう(これはこれで変えていかなければならないことではありますが)。
 もちろん、警察や行政が動いて、あるいは動かして解決した例もあります。
 しかし基本は、自分が立ち上がるしかありません。ただし、絶対に1人では闘ってはいけません。
 快適な住環境を守るために、必携のマニュアルといえるでしょう。ただ、くれぐれも、地域エゴを押し通すためには利用しないようにお願いします。


概要:本来行政がこのような本を出すべき
本文:未だに「知らしむべからず」的な体質を持っている日本の行政機関に対して、結果的に痛烈なパンチを浴びせた快心の書です。
法律や条令には、住民の権利を守るための結構いい仕組みがビルトインされているのですが、その活用方法はほとんど広報されていない。情報公開制度や監査請求など、知らせれば知らせるほど役所は忙しくなるからです。
本書では各地の住民運動の実例を紹介しながら、その勝因と敗因を分かりやすく教えてくれ、泣き寝入りしたくない人々にとって大いに参考となるでしょう。

概要:説得力のある住民運動の進め方
本文:迷惑な隣人から国まで、身の回りに降りかかったトラブルとどう戦っていくか、理念ではなく徹底的に勝つための技術を指導している。

「1人で戦わない」「勝ち取るべき目標をきちんと設定する」といった戦略から、裁判の起こし方、各種データの測定、住民説明会・公聴会の進め方、情報公開など、戦うための武器の使い方まで、失敗例も含め著者の体験を基に解説している。実際に多くの住民運動で譲歩を引き出した著者だから、説得力がある。

いわゆる「プロ市民」「職業運動家」的な住民運動とは、はっきりと一線を画し、「仕事、家庭を持ちながら、やむにやまれず立ち上がるのが本来の住民運動のあり方」という著者のスタンスには好感を持てる。にしても、著者はなんでこんなたくさん戦ってるんだろうという気もするが。


著書名 いびきのことがよくわかる本―重大な病気を未然にチェックし、迷惑も解消! (名医登場シリーズ)
著者名高山 幹子
出版社 小学館
ASIN 4093044066
装丁 単行本(ソフトカバー)
価格 ¥ 1,260
感想文概要:
本文:

著書名 本当にそうなの?迷惑なO型
著者名摩弥
出版社 三五館
ASIN 4883204316
装丁 単行本
価格 ¥ 1,260
感想文概要:ややO型を誇張しすぎる
本文:著者本人がO型のせいか、同じシリーズの他の血液型の本に比べ、ややO型の長所を誇張しすぎるように思える。いかにO型の有名人が多いかを宣伝しているようだ。
しかし、内容はよく研究されており、興味が持てる。

著書名 迷惑メール規制法概説
著者名宗田 貴行
出版社 レクシスネクシスジャパン
ASIN 4841904026
装丁 単行本
価格 ¥ 3,990
感想文概要:
本文:

著書名 魔皇子の大迷惑なプロポーズ (プリズム文庫)
著者名真崎ひかる
出版社 オークラ出版
ASIN 4775512110
装丁 文庫
価格 ¥ 600
感想文概要:だめだ・・・・
本文:残念ながらつまらなかったです。。。。残念。
なんかワクワクもドキドキもしなくて、ちょっと・・気持ちが入りませんでした。
気になったのは、わたなべあじあさんかと一瞬思ってしまった挿絵。
ど、どうしてこんな絵になっちゃったの、しゅしゅしゅ先生〜!!前のがよかった!!うえ〜〜んんん!!!

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